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イキって本を読んでみようと思い67冊目に入りました。今回読んでみたのは「鵼の碑」(京極夏彦作)。百鬼夜行シリーズの9巻です。ちなみにこのタイトルは「ぬえのいしぶみ」と読むそうです。やっと最新刊に追いつきました。長かった……。太い本を読んでイキりたいという動機で読み始めましたが、ここまで長い付き合いになるとは思ってもみませんでした。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ5人の人物が巻き込まれた奇妙な出来事。殺人の記憶を持つ女、失踪した男、20年前の未解
私が敬愛の念を込めて「なっち」と呼称する、京極夏彦大先生。氏の代表作である「百鬼夜行シリーズ」の17年ぶりの新刊として注目していた「鵼の碑(ぬえのいしぶみ)」を、先日、晴れて読了致しました。全829頁(二段組なので実質1658頁)の超大作ゆえ、読み応えは十分すぎるほど。本作も、過去作同様、沈爆絶麗な筆致は他に類を見ないレベルで、読み進めるほどに京極ワールドに引き込まれていきました。怪談に準えたミステリアスな事件が、京極堂の憑き物落としで解決を見る。
日本流にいって昭和二十九年というこの年には、すこぶる陰惨な事件が多く、警視庁の調べによると、年間の殺人件数は、未遂を含めて三千八十一件、一日あたりほぼ八件という未曾有の新記録を樹立している。──つまり、このとし、この日本では、それだけの人たちが本気で誰かを殺そうと考え、企み、実際に試みたのである。ちょうど「鵼の碑」(昭和二十九年の話)を読み終えたので、こちらを読み始めるにはよい頃合いかなと、二十年ほどの積読だったけれど(`_´)ゞキリッ終わることで始まる呪縛は、今も持続している。
日光には輪王寺の前身となる四本龍寺観音堂があり、「法華経」にある早離と即離の幼い兄弟の説話(*1)を知ってからは、まずはその四本龍寺観音堂にお参りをして、その後に東照宮に参拝することにしていた(ー人ー)中禅寺湖までは足を伸ばしたことはないけれど、日光へは五、六回ほどお参りしたかな輪王寺のひとつ谷をはさんだ山の頂には毘沙門堂があり一度だけ登拝、そこから望む裏山の紅葉は、日光の名に相応しい美しさ...閑話休題一日一夜に月は照らずとも悲傷しみに鵺鳥鳴く川井憲次
「メモには寒川と云う固有名詞が複数記されていたようなんですよ。笹村と云う人は、最初は地名かと思ったようなんですけど──」「まあ、慥かに寒川と云う苗字はそれ程平凡なものではないですね。そうは云っても極端に珍しいと云う訳でもないですしね。驚く程に少ないとも思えませんけどね」鵼の碑/京極夏彦神門を通ったあとの本殿を真正面に据えて見る景色は明治神宮のそれを模したかのよう一方神門手前の狛犬は見た目は新しいけれど、獅子(角なし)との対になっており古式ゆかしく✨寒川
西日本で行ってみたい場所は?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう西日本といわれるところの範囲を厳密にはわからないので、フォッサマグナのあたりを東西の分かれ目とすると、長野県より東は制覇したものの、西はさ~っぱり。山形は、東京に住んでいた時一人旅で行ったものの、泊まらず日帰りで帰ってきちゃったんだよね。三重は友達の結婚式で松阪に行っただけ、奈良は修学旅行のほかに10さんと明日香・斑鳩に行きましたな。岡山は倉敷に行ったけれど、姫路に長男が住んでいるので、この先も岡
雑記チ。-地球の運動について-#19迷いの中に倫理があると鵼の碑相変わらず心がザワザワするチ。ヨレンタさんは生きていたノヴァクはそれを知らない組織長は前歯がないと聞かされ間抜けだなと笑うノヴァクの知らないヨレンタの姿ヨレンタさんはノヴァクが生きていることを知らない愛するヨレンタが信念のため手を汚していることを知らない25年の時を経て交錯しそうな親子の縁もうどう見積もってもウツ展開じゃないですかでも最後まで見なきゃなバテーニが残した
年末年始の休みは通年12月31日から1月3日までなのですが、今年は30日の月曜日が休めて、5日の日曜日まで、長い休みが取れました。昨年9月に買いましたが、あまりに分厚くて、通勤時には持ち運べない「鵼の碑」をこの休み中に読もうと思い、読み切りました。久しぶりの京極堂過去最多のページ数とのことですが、独特な感覚は変わらず、冗長には感じません。様々なことが最後に繋がっていく感じ面白かったです。
今月読んだのは…ミステリー「鵼の碑」京極夏彦ホラー・アンソロジー。「ジャンル特化型ホラーの扉八つの恐怖の物語」ミステリー。「墓地裏の家」倉野憲比古の3冊。続けて京極夏彦を読もうかと思っていたんですが、さすがにシンドかったんで残りは軽めに読めそうなのを選択。まずは「ミステリー」2冊から。「鵼の碑」京極夏彦ミステリー。『百鬼夜行』シリーズ。
買ったまま読んでいない本があって、無職の今がチャンスと、読み始めましたまずは141ページと薄めな物から。京極夏彦さんの「地獄の楽しみ方」です。京極夏彦さんの小説は、かなりページ数が多い、分厚い物がほとんどです。この本は、15歳~19歳の聴講生に向けた特別授業を本にした物です。「言葉」についてお話されています。久しぶりの読書なので、ゆっくりしか読み進めず、3日目でようやく第一部80ページを読み終えました。次は何を読もうかな?ちなみに「鵼の碑」は買ってあるのですが、百鬼夜行シリーズを
京極夏彦ディスコグラフィー30年。『姑獲鳥の夏』から始まる『百鬼夜行シリーズ』の一冊一冊、もちろんスピンオフも含めてそれぞれに解説が加えられており、こうして眺めてみると実に壮観です。ほかにも『巷説百物語』『書楼弔堂』『虚実妖怪百物語』『「」談シリーズ』を取り上げており、各小説の発表当時の反響やシリーズでの位置づけ、シリーズどうしの相関などが窺えるようになっています。そして本書のハイライトは若き日の綾辻行人氏との対談、さらに師匠である水木しげる大先生の対談・インタビューであると言わざるを得ない
・単行本:2023年9月講談社・文庫本:2024年9月講談社文庫<内容紹介>百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。読了日:2023年10月12日"ぬえ"を漢字にすると、夜+鳥
取り寄せた邪魅の雫京極夏彦講談社文庫先日購入した鵼の碑を読もうとしたところ、どうやら塗仏の宴までを読んでいるっぽいので陰摩羅鬼の疵邪魅の雫を読んだ覚えがなく邪魅の雫を発見できたのでこちらから読むことにそれにしても相変わらずの弁当箱サイズなんだったら鵼の碑より厚い🫠楽しみでしかないー
一難さってまた一難。今度は👺🐵。片付けができない🐵。隙を見ては、ゲームと携帯する🐵突然キレる👺おかげで週末最終日に行こうと思ってたミニチュアライフ展行けませんでした。(行きました、じゃなくてすみません。おまけに、公式インスタにうまくリンクできず…画像お借りしています)先週行きそびれて…最終日でいいや、と近くまで行ってたのに他を優先してしまったのが敗因です。自分の親業での失敗にも気づいてしまい…またドップリ逆戻り。いや、もしかすると、不順というよりなんかもうタイミングがあるの
久々購入京極本文庫版鵼の碑パックされてるけど傾いちゃってるゼスプリグリーンも笑っちゃう厚み😆もっと厚いのあったけれどもねオレの愛するクラッカーに後少しに迫る厚みぬえひらがなかわゆ鵼でいきなりぬえとは読めんわなー来週の3連休用に開封待っておこうかな🩵
こちらめちゃくちゃ気になっていましたがハードカバーでした芦辺拓さんの『明治殺人法廷』2年前に拝読した『大鞠家殺人事件』が面白かったですのでhttps://ameblo.jp/puccini-verdi/entry-12754205577.html『大鞠家殺人事件』芦辺拓さんの『大鞠家殺人事件』読了いたしました。未読の方は、ネタバレにご注意くださいハードカバーの上下段で時代小説本格ミステリ凄く凄く読み応えありました半分を…ameblo.jp今回も楽しみです『カササギ殺人事件』の作者、
京極夏彦さんの『鵼の碑』読了いたしました。未読の方は念のため、内容にお気をつけてくださいノベルス版(上下段)で830ページありましたが文庫版になると、どんな分厚さになるのでしょうか私の大好きな栃木県の日光が舞台になるということからしてテンション上がりっぱなし今回も、太平洋戦争中の日本軍の闇の部分がテーマになるのも大変興味深かったです。ヒトラー率いるナチス•ドイツがそれを研究、開発していたというのは存じておりましたが(成功してなくて本当に良かったと思います。ヒトラーみたいなサイコパ
2024年9月新刊昨日トンボを見かけたのだけれども夏にもトンボいるの?まだまだ酷暑でスイカ喰いが止まりまへん9月の新刊チェックしたところ以下の3冊のみかな文庫に関してはジャケ買いというか、書店店頭でチラ見買いもあるので増えるか?漫画も書籍扱いのものはチェックからモレがちいい感じにバラけて発売なので読み返しとかしてしまいそう📚📖09/04📕SPY×FAMILY14遠藤達哉ジャンプコミックス09/13📗文庫版鵼の碑京極夏彦講談社文
クロスケさん✖️HIROKOオフ会後に帰阪する予定だったのですが東海道新幹線が止まっていることが発覚北陸経由や飛行機など、他の帰り方も無いわけではなかったのですが宇都宮でもう1泊することを決意しオフ会の翌日、一人で日光に行ってまいりました日光には2020年にも行っていますが、もう一度行きたかったんです良いお天気でしたが、緑が豊かで大阪に比べて涼しいなぁと感じました平日でしたので、そんなに混んでないのも有り難かったです日光と言いますと只今絶賛拝読中の『鵼の碑』の舞台『鵼の碑
ほぼ1年積読して、もうすぐ文庫版が出そうなこちらの作品京極夏彦さんの『鵼の碑』いよいよ拝読開始します旅するミシン店さんのブックカバーは、鵼もバッチリ入ります鵼が入るのは、コミック、児童文庫サイズだったと思います普通の新書サイズには入りませんhttps://tabisuru.base.ec/categories/513322ブックカバー|旅するミシン店通販部poweredbyBASEこの「旅するミシン店通販部」は東京都台東区谷中・朝倉彫塑館の並びにある手づくりブックカバー
鵼の碑【電子百鬼夜行】Amazon(アマゾン)今日の1冊日光へ行きたくなる日光を舞台に、いつものメンバーが謎解きに挑む物語です。日光の旅情がたっぷりと描かれていて、久しぶりに訪れたくなりました。特に大きな事件が起こるわけではなく、物語は淡々と進んでいきます。映画というより、連続ドラマのような感じです。とにかく長いので、隙間時間に少しずつ読むのが良いかもしれません。私は通勤途中や休憩時間に少しずつ読み進めました。おかげで通勤時間が楽しくなりました
17年ぶりの、百鬼夜行シリーズです。『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)京極夏彦『鵼の碑』(京極夏彦)製品詳細講談社BOOK倶楽部【単行本】百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。シリーズ最…
残業とか熱中症ぎみとかで結果的に、次の予約図書の取置き期限ギリギリとなってしまった百鬼夜行シリーズの最新作レビューは酷評だったがまあやはり大衆の意見などあてにはならないものだ大衆の求める探偵ものとかミステリーとか言うものはやはり愛憎渦巻く血生臭い殺人事件とか難解なトリックなんだろーな久しぶりの長編新作とあって前作での不満(笑)いつもながら京極堂の出番が少ない!を解消すべく?中禅寺先生(元教師)の蘊蓄が嫌と言うほど披露されます京極夏彦初心者、またはシリーズをご理解い
先日から申し上げております通り来週の火曜日にはこの本を図書館に返却しなければいけないのであと3日くらいで600ページくらい読む計算になる訳じゃまあこの土日でなんとかなるやろ今回珍しく読む前に偶然?一般庶民のレビューを読んでしまった先入観ってのは兎角、客観的にも主観的にも冷静な判断を鈍らせてしまうもののように感じていただがしかしあえて鈍らせても良いのでは?などと考えた(笑)そもそも客観など主観の平均または権力者に都合の良い捏造に過ぎないことは議論の余地もない体制が個人を
ヌエ鵺とも書く頭が猿胴体がタヌキ手足が虎シッポが蛇の妖怪身体が狸って言うのがイマイチわかりにくい顔が猿に見えないものもある身体も猿にしか見えない実際の鳥にトラツグミがおり別名ヌエ妖怪の鵼は鳥のヌエに似た鳴き声である事から妖怪はヌエと言う名前になったのかも知れない本作の構成も鵼で始まり蛇虎狸猿と続き鵺そしてまた鵼で締めくくられています目次も素晴らしいデザインです作家がここまで考えてって言うか美しいレイアウトのために構成を決めてるとしか思え
文庫本1400ページに(邪魅の雫)対してノベル本830ページの厚さ明らかに一枚の厚さが違うことが理解できるいつものように難しい?古典の引用からはじまり4箇所くらいで違う場所、違ういつものキャラがそれぞれ無関係にエピソードを重ねながら、いつのまにか同じ場所、同じ事件に集結し、最後に京極堂が出てきてあっという間に解決って言う展開か?今回、珍しく事前に口コミを読んだがいつものような爽快感や豪快感はないのがオールドファンには不満なようだった所見は人それぞれだからそこら辺も含めて検証
百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)の最新作となる賛否両論の本作さっそく図書館のデジタルサービスで予約して借りてみためちゃくちゃ対応が速く予約した翌日にはメールが来てたが毎日数100件くるメールにいちいち確認などできない不用メールを拒否すれば良いだろう?と詳しい人は思うだろうがAmazonやYahoo!とか拒絶すると稀に必要なメールも対象に含まれる可能性も否定されない為に出来ないでいるまあどっちでも良いレベルって事だ今回は830ページとなり前回に比べかなり少ない印象であるが
今昔百鬼拾遺鬼今昔百鬼拾遺河童今昔百鬼拾遺天狗鵼の碑(ぬえのいしぶみ)をまだ読んでいないので図書館で探す事とする勝手に京極堂シリーズとか言ってたが正式には百鬼夜行シリーズと言うらしいまあ要するに、京極堂が出るやつだ(笑)鉄鼠の檻あたりまではブックオフとかで100円で買った記憶がある塗仏の宴は図書館で借りた記憶がある陰摩羅鬼の暇は忘れたが読んだ記憶があるじゃ
南側からみた近江大橋。こうしてみると結構長い。今日の投稿ネタは「#今の時期に混んでいる場所は」です。梅雨なので休日は屋内施設がいつもより混むかもしれません。馬は出かけるなら混んでない晴れた平日がいいなと思います。あと昔は6月はJuneBrideで結婚式場が忙しいと聞きましたが、今はどうなんでしょう?ただ、馬はその時期の結婚式に呼ばれたことはないので、今も昔も本当なのかはわかりません😅「その辺で関口でも苛めてればいいじゃねえかよ。」17年ぶりらしい百鬼夜行シリー
『鵼の碑』📚作品感想:京極夏彦の小説『鵼の碑』は、日本の伝奇文学を継承しつつも独自の世界観を築いた作品です。古典的な要素と現代的な解釈が見事に融合し、読者を奇想天外な物語の世界に誘います物語は、鵼(からす)と呼ばれる妖怪と人間との交流を軸に展開されます。京極夏彦独特の描写によって描かれる鵼の姿や性格は、読者を引き込む力があります。また、物語の中には歴史や伝承、そして人間の欲望や葛藤が織り交ぜられています『鵼の碑』は、京極夏彦の作品としては一風変わった雰囲気があり