ブログ記事50件
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字山川の音にのみ聞くももしきを身をはやながら見るよしもがな詞書うたをめしけると支に多てよみて於く尓可支徒け天たてまつりける伊勢歌をめしける時に、たてまつるとてよみて、奥にかきつけてたてまつりける,伊勢歌を召された時、奉るとしてその奥に書き付けて献上した伊勢さんは、醍醐天皇から和歌をいただいた。彼女は、その紙の隅に和歌を書きつけて提出した。なお、彼女は、宮中の女房の職を辞しており、今の宮中の様子を知らない
高野切第三種初稿今日は水曜日。先週先生から高野切の自分で選んだ部分を一度書いて来てください。もしかすると、全部終わらないかもしれないけど、それが宿題です。そう言われて、昨日書き始めた。なぜ1週間放ったらかし?と言われるかもしれないが、毎日働いてる私には時間がない。割とない。でも、時間は作るものである。で、時間を昨日と今日作ったのでした。笑昨日書くこと2時間。結果がコレ。(下の写真)約70%終了。で、負けず嫌いの私。絶対終わらせてやる!と本日1時間ちょっと再びカキカキ。
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字非としれ春於もふこゝろゝはる可春み多ちてゝ支み可めにもみえ奈ん人知れず思う心は春霞立ち出て君が目にも見えなん人知れず思う心は、春霞のように立ち表れて、君の目に見えるようであって欲しいものですIhopethatthesecretthoughtsinmyheartwillemergelikeaspringmistandbevisibletoyou.この和歌は、作者の藤原
高野切第三種TheFirstTakeさて、今節(5〜8月の講座)に入って私は自分のやりたい書道と並行して、受講している講座のメインの課題は仮名(かな)である。先週のクラスでは、先生から高野切第三種(伝紀貫之筆)のどこを書くか決めてきてと言われた。高野切第三種とはこんなもの。※ちなみに、この書籍、昨年は品切れになっていて、先輩の何人かは買えなくて困ったみたいだ。なお、真偽は不明だが、昨年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で自分も見てみたいとか、自分も書いてみたいという人が
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字草書習字解説者曰く、『コメ価格は三極化するでしょう。』するとこういうことかな?①金持ちは、新米5,000円超えを食う。②そこそこ生活できる人は、備蓄米(古米)+新米の3500円を食う。③貧乏人は備蓄米(古米)の2000円を食う。テレビみてたら、インタビュー受けてたにいちゃんが、「2000円の備蓄米、味が心配だなあ。」あなたは、お金もってそうだから、①でしょ。Accordingtothec
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字あし多つのひとり於くれてなくこゑはく毛能うへ万天きこ江つ可那む葦田鶴の一人遅れて鳴く声は、雲の上まで聞こえ継がなむ葦の間に一人遅れて鳴く鶴の声は、雲の上までとり継いで届けてもらえるであろうか。(雲の上の天皇や殿上人よ、一人残された僕に気付いて、どうか国司にしてちょうだい。)Willthevoiceofthecrane,cryingoutaloneamongthereeds,becarrie
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字多いしら春よみひとしら須よの那可はいつれ可さしてわ可那らむゆきとまるを曾やとゝさたむる題知らず詠み人知らず世の中はいづれかさしてわがならむ行きとまるをぞ宿と定むる世の中はいったいどこを我が宿とすればよ良いのでしょうか。行きどまった場所を我が宿とさだめることとしましょう。WhereintheworldshouldIcallmyhome?I'lljustmaketheplace
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字二条みなもとのい多るのあ曾むのむすめひとふる春さとをいとひてこしかともならの美やこもう支那ゝ介利人ふるす里をいとひて来しかども奈良の都もうき名なりけり人を古いものとする里を嫌って、奈良の都にやって来たのだけれど、思えば、その名称もも気鬱となりそうなうっとうしい名であったIcametothecapitalofNarabecauseIhatedthevill
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字習字を始めると、必ず邪魔に入る。白髪が増えて、おばあちゃんになっちゃって。WhenIstartedpracticingcalligraphy,mycatalwaysgotintheway.Herhairwasturninggrayandshewasbecominganoldlady.【草書字体】微毛毛毛母与餘羅里累流禮毛⇒も与⇒よ禮⇒礼
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字わひゝとの春むへ支さとゝみる那へ尓な介きくくはれることのね曾春るわび人の住むべき宿と見るなへに嘆き加はる琴の音ぞする良岑宗貞寂しく暮らしている人の家だと思って見ていたところ、嘆きが加わるような琴の音が聞こえたよ。AsIwaslookingatit,thinkingitwasthehouseofalonelyperson,Iheardth
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】「美」が「み」に、「末」が「ま」に、変化したんだね。"Bi美"changedto"miみ"and"sue末"changedto"maま".
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字わび人の住むべき宿と見るなへに嘆き加はる琴の音ぞする良岑宗貞詞書ならへま可りけるときにあれ多るいへ尓をむな能ことひ支介るを支ゝてよみ天いれ多りける。(奈良)へまかりける時に、荒れたる家に女の琴弾きけるを聞きて、よみて入れたりける奈良に行く途中、管理の行き届かない貴族の荒れた家の中から、女性が琴を弾いている音が聞こえたので、和歌を詠み、その女性に届けた。Onhis
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】漢字の「波」がひらがなの「は」に移行する途中の草書字体がある。こういうもの見つけるのは、結構楽しい。Thereisacursivescriptwherethekanjicharacter"nami波"(wave)istransitioningintothehiraganacharacter"haは"(ha).It'squitefuntofindthing
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字りにあひてうらみ介れ盤よめる美を須てゝい尓やし尓けむおもひよりほ可那る毛のはこゝろ那りけ利(人をとはでひさしうありけるを)りにあひてうらみければよめる凡河内躬恒身を捨てていねやしにけむ思ひより外なるものは心なりけり女を訪問しないで久しくなっていた時、彼女から恨みごとがあったので、その返事を詠んだ。私のあなたを思う気持ちは、体を離れて勝手にどこかに行ってしまった。ようだ。思いの外にあって制御できない
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字王春忘れて(は)ゆめ可と曽於もふお毛ひ支やゆきふみわ介てき美をみむと者忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとは作者は、雪深い山奥の庵を訪ねて行き、これまで親しく交流していた天皇の第一皇子・惟喬親王と面会する。作者は、家に帰てから、雪深い庵で親王を見たことは、すべて夢の中の出来事ではなかろうかと思うのだ。Theauthorvisitsahermitagedeepinthesnowym
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとは詞書④(ま可りい多)りてを可みけるにつれ~として毛の可那しくて可へりまうてきてよみて於くりける(まかり至)りて拝みけるにつれづれとしてもの悲しくて帰りもうてきて詠みて送りけるやっと庵に辿り着き対面できたのだが、彼は心が晴れずとても物さびしそうな様子であったので、私は帰ってから彼に詠んでおくった。WhenIfinallyreachedthehe
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】春春数所所曽處堂多多知千ひらがなに移行する少し前段のような草書体の字形があっておもしろい。曽とか知は、「そ」、「ち」でもよさそうだが、あえて草書体を用いるのは、文字遊び?It'sinterestingthatthecharactersarewrittenincursive,likethecharactersjustbeforethetransiti
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】久遣介期斜散佐志漢字のはしょり方。やや無駄があると思えるが、見た目をよくするせいか。Thewaykanjiareshortened.Itseemsalittlewasteful,butmaybeit'stomakeitlookbetter.
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとは詞書③やまもとな利介れはゆきいと不可ゝ利けれとしひて可のむろにま可りい多利て(比叡山の)山麓で雪がとても深く、やっとのことでその庵に到着してThesnowwassodeepatthefootofthemountainthatIbarelymanagedtoreachthehermitage.当時の最高権力者藤原良房の
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字【草書字体】阿愛有憂江於可賀閑幾
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとは詞書②はべりけるときにむつき尓とふらわんと天ま可りてはべりける尓ひえ能はべりける時に、睦月(むつき)にとぶらわんとて、まかりてはべりけるに、比叡(ひえい)の(突然出家された惟喬親王のところに)、一月にお伺いしようとして、出かけました。比叡の(ImperialPrinceKoretaka,whohadsuddenlybecomeamonk)
読み方白雪の共に我が身はふりぬれど、心は消えぬものにぞ有りける。大意白雪の降ってくるように私の体も年老いてしまったけれど、(風流を愛でる)その心までもは(雪とは違って)消えて無くなって終うことも無いのだよ。大変共感できる素敵な内容であった。季節を味わえることも、仮名の醍醐味。「降る-古る」を掛けている。「白雪」はまた、白髪のイメージを表しているのであろう。【里映RIEプロフィール】6歳より、書道を学ぶ日本習字をベースとして、多くの流派多学び、
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとは詞書①これ多可能みこのもとに可よひけるを可しら於ろしてをのといふところにこれたかのみこのもとにまかりかよひけるを、かしらおろして、おのといふところに惟喬親王の元に行き親しく交流していたのだが、親王は剃髪して小野という所に住むようになったのでIvisitedPrinceKoretakaandhadacloserelationshipwith
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字あしひき能やまの万尓ゝ可くれなむう支よの那可はある可悲毛なしあしひきの山のまにまに隠れなむうき世の中はあるかひもなし山の中に遁世したい。この世は生きる甲斐もなし。Iwanttoretreatintothemountains.There'snopointinlivinginthisworld.「まにまに」とは、成り行きに任せてという意味らしい。この世にしがみついておれば、良い時
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字い可那らむい者ほのな可に春まはかもよのう支こと能きこえこさらむ如何ならん巌の中に住まばかも世の憂きことの聞こえこざらんいったいどんな深い山奥の洞窟に住めば、世間のいやなことが聞こえて来ず、この憂き世から逃れることが出来るであろうかWhatcavedeepinthemountainscouldonelivein,whereonecouldescapethisworldlyso
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字よにふれはうさこ曾まされみよしのゝい者の可けみちふみならしてむ世にふればうさこそまされみよしののいはのかけみちふみならしてむこの世に長く生きたので、嫌なことばかりが増してきた。吉野山の岩場の道を踏みつけて、山奥にはいってしまおう。Ihavelivedalonglifeonthisearth,andthethingsIdislikehaveonlyincreased.Iwillt
『書道技法講座10高野切第三種』(植村和堂編/二玄社)より選句、習字みよしのゝやま能可那た尓いへ毛可那よ能うきと支のかくれ可尓せむみよしのの山のかなたに家もがな世の憂きときの隠れ家にせむ奥深い吉野の山のかなたに家がほしい。世の中が嫌になった時の隠れ家にしたい。IwantahousedeepinthemountainsofYoshino.IwantittobemyhideoutwhenIdon'tliketheworldanymore.