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「出雲」といえばもちろん島根ではありますが、京都にも「元出雲」があるそうです。京の都に古の怨霊。「出雲」を巡るフィールドワーク・シリーズ三作目。元出雲の神社を巡りながら、朝廷に背く者朝廷に虐げられた者、その敗残の歴史を繙いていく。そのフィールドワークを経て、すべてが逆であるという閃きのもと、ひとつの「大胆な仮説」に行き着きます。また、例によって巻き込まれる(なかば首を突っ込む)殺人事件。今回は「言霊」に関して示唆的な事件でした。前巻まで同様、民俗学門外漢にはやや難しい部分もありましたが、京都
2022年6月11日に高田崇史「鬼統べる国、大和出雲古事記異聞」を読了しました行ったことのある神社だらけで、大コーフン大神神社、狭井神社、長谷寺、素盞雄神社、十二柱神社、白山神社、石上神宮・出雲建雄神社、そしてそして、大神神社の奥の院の雄神神社(金銀銅鐵社)。行っていない率川神社、綱越神社、久延彦神社、素盞嗚神社、玉列神社、行ってみよう!そして、これで一応、出雲完結??この後、伊勢編が出てくるのだろうか…。しかし、私は鏑木団蔵に、放置して良い素人レベルの観光客と見做されるか、中途半端
そうだ奥出雲、行こう。大学院生・橘樹雅(たちばなみやび)が日本神話の謎に迫る。そんな『古事記異聞』シリーズ二作目であり、今回は「奥出雲」におけるフィールドワークです。素戔嗚尊・奇稲田姫・八岐大蛇伝説、それらと製鉄の関わり、そして殺人事件に巻き込まれと云うか首突っ込み気味になりつつも、随所に散見する「櫛」の真実を見極めてゆくというストーリー展開が面白く、始終楽しんで読めました。自分は日本神話に関しては門外漢ではありますが、それでも素人なりに楽しめたと思います。出雲に坐す数多の神様に畏れや崇仰の
先月引っ越しましたが、近所に割と大きい書店があるのが有難いです。前に住んでいたところには、徒歩圏内に本屋が無かったので。2022年6月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4502ページ■LiketheFlowingRiver:ThonghtsandReflections6月2日著者:PauloCoelho■地獄の楽しみ方17歳の特別教室6月4日著者:京極夏彦■ゲゲゲの女房6月6日著者:武良布枝
出雲ウォーカー(神社限定)。大学院生・橘樹雅が、研究と己が良縁のため、出雲をフィールドワークするこのシリーズ。主人公の視点で神社を巡り、古史古伝に見る神様とそこにまつわる謎について思惟を巡らすのは、実に楽しいものがあります。第一巻では謎を解き明かすと云うより、知れば知るだけ新たに謎が増え、そしてようやっと「最大の謎」を見極めたような具合です。加えて殺人事件も発生。「櫛」をキーワードに据えた殺人事件。これがまた人の心に鬼が棲みついたような顛末でした。それにしても、主人公の道行きを読んでいると、自
高田崇史さんの『QED』シリーズは「百人一首の呪」「六歌仙の暗号」を読みましたが、シリーズの他の作品も読みたいと思い何気なく手に取ったのは『竹取伝説』。文庫版の解説(細谷正充さん)を読むと、この前作『QED式の密室』(未読)と続けて読んだほうが、より楽しめるとのことだったのですが、『竹取伝説』単体でも十分面白かったです。QED竹取伝説(講談社文庫)[高田崇史]楽天市場902円楽天市場で詳細を見るAmazon(アマゾン)で詳細を見る内容紹
皆さん、ごきげんいかがでしょうか?43才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。今回はミステリー小説(推理小説)のレビューです。「ネタバレなし」なのでご安心ください。今回取り上げる作品は高田崇史(たかだたかふみ)「QEDベイカー街の問題」です。私はQEDシリーズを読むのは3冊目です。以前に読んだのは「QED式の密室」と「QED~flumen~月夜見」です。個人的には前に読んだ2冊よりもこの「QEDベイカー街の問題」の方が面白かったです。ということで
最終巻です。今回は奈良が中心の舞台になります。古代史に関しては謎が多いですし、そこを面白く読ませてくれる作家さんは大好きです縁結びの神様というお気楽なテーマを選んだために、出雲だけではなき京都や奈良へ足を運ぶことになった橘樹雅。出雲とは、大国主命や素戔嗚との関わりは、最後の舞台となる大和にはどんな答えが待っているのか。『古事記異聞鬼統べる国、大和出雲』高田崇史著まず歴史は勝者のものです。ですから、勝者に都合の悪い敗者のものは残りません。
本日は髪を切ってきました。で、たいていおしゃべりしてしまうのですが、お供の本を持っていきます。今回はこちらの2冊。『鬼統べる国、大和出雲』とフォロワーさんの感想を読ませていただき、読みたくて手に入れた『10の奇妙な話』です♪ほとんどドラマの話(月9の『元彼の遺言状』)とか、担当の美容師さんの息子さんが昨日、凧あげがあったとか、食品の値上げの話とかしてましたけどね。主婦だわ、二人とも(笑)高田崇史さんは友人から『QED』シリーズをずっと借りてまして、こういう話
著者高田崇史大阪に穴師村があるから、何か繋がりが出てくるのかと思った。諏訪神社の蘊蓄は良かったけど、事件の真相は素人の同人誌みたいな・・・。会話文多過ぎて嫌になる。笑ファンの方も「いつも通り事件は付け足し」とコメントしていたので安心した。この著者は、編集者やマンガ原作の方が向いているのでは。蘊蓄も事件もおもしろかった北森鴻さんって実は凄かったんだな。諏訪神社に関する所だけ斜め読みすれば充分でした。近所の図書館に諏訪神社の本が殆ど無くて、フィクションに手を出したのですが、やっぱり
10年以上ぶりの、再読です。出張で、鎌倉の近所に行ったので、読み返しました🤓やっぱりこのシリーズは良いですね。見てはないのですが、ちょうどNHKの大河ドラマで、鎌倉幕府を開いた頃の話をされているので、タイムリーでもありますね😁初めて鎌倉に訪れたとき(20年以上前ですが😅)、1日かけて、鎌倉の街をウロウロしました。しかし、この作品を読む前でしたので、読んでから、もう一度行きたいなとの思いが募りましたね😔多分、この作品を読んだ後では、同じところをウロウロしても見方が変わると思います🤔別に
8.源平の怨霊-小余綾(こゆるぎ)俊輔の最終講義-高田崇史・講談社文庫4月6日〜4月18日平治の乱の後、敗れた源義朝の嫡男・頼朝は六波羅に軟禁され斬罪を待つ身だったが平清盛の義母・池禅尼(いけのぜんに)が頼朝の助命を嘆願する。後に必ず憂いとなる源氏の棟梁の命を清盛はなぜ救ったのか。平氏滅亡後、非業の死を遂げた源義経は怨霊になったのか。二つの謎が解ける時、源氏と平氏の真の姿が現れる!というお話。大学で民俗学を研究室している小余綾と助教の堀越誠也出版社勤務の加藤燈子が
朝からかき揚げ蕎麦といか天丼を食べてからのクマザワで書架渡背表紙の題と高田崇史他の文字で手に取る表紙の共著一覧を眺めて書架に戻す。二巡りして雑誌のMacFanやキャンプ場のムック本を我慢して『読んで旅する鎌倉時代』をレジに出す。春の温かい日差しのweekdayこの本片手に回っている自分が一瞬頭を過ぎったのか子供の頃の消えかけた実在するのか不確かな「鎌倉のオバサン」という言葉が不意にひらめいたのか自分でもワカラナイまま購入。血みどろなんだよなぁ時間は優しく漂白し
高田崇史さんの『QEDシリーズ』の第2作『六歌仙の暗号』を読みました。初版が1999年ということで、今読むと登場人物の行動などに多少の古さは感じるものの、内容は濃く、深く、広く、知的好奇心を十分に刺激され、大変興味深く、面白く読むことができました。六歌仙といえば、平安時代の優れた歌人として「古今和歌集」の序文に記された六人の歌人。僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主。本作の最初にも、紀貫之による「古今和歌集仮名序」の一部が記載されています。わたしも学生時代
高田崇史さんの『鬼門の将軍平将門』を読みました。そういえば、高田氏の『古事記異聞』のシリーズも、最初の『古事記異聞鬼棲む国、出雲』から続きをまだ読めていないし、O.E.Dシリーズも読んでいきたいと思っているのですが、とりあえず今回はタイトルにある平将門に惹かれて手に取りました。平将門と言えば、わたしの印象も<怨霊>でした。ところが、この作品を読むと、実は、将門は怨霊ではないことに気づかされます。ミステリー小説ながら、歴史の謎をも解き明かしてゆく、高田作品ならではの内容で、楽しめま
皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?42才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。今回はミステリー小説のレビュー(感想)です。取り上げる作品は高田崇史「QED式の密室」です。ネタバレはありませんのでご安心ください。高田崇史(たかだたかふみ)先生の「QED」はシリーズ化されています。「QED式の密室」は「QED」シリーズの1冊。QED式の密室(講談社文庫)Amazon(アマゾン)454円「QED式の密室」では陰陽師や安倍晴明(あべのせ
源平の怨霊小余綾俊輔の最終講義(講談社文庫)Amazon(アマゾン)1,100円高田崇史さんの文庫新刊『源平の怨霊』頑張って読んでます!面白い(≧∇≦)難しいけど面白いです(*^^*)摩擦抵抗の大きい床をズリズリと進むような感じがする事もあるくらい難しいです💦大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が始まりタイムリーな本としてもオススメします。高田崇史さんの話は『全ての歴史に疑問を持つ』事から始まり多くの歴史が歪められたものであるという前提で進められます。それがま
高田崇史さんの【QED】のシリーズ。魅力的なタイトルが並んでいて非常に惹かれるのですが、すでに多くのシリーズ本が発行されているので、どれから手を付けてよいかわからず、怖気づいてなかなか手を出せずにいました。このたび「百人一首の呪(しゅ)」を手にすることができたので読んでみたところ、面白くて一気に読了。百人一首という馴染み深いアイテムが、どのようにミステリーと絡んでくるのか…高田崇史さんのご本は何冊か読んでいますが、歴史(それも取り上げる題材が魅力的)と謎解きの塩梅が絶妙ですね。「百人
※※この本を読んで一言※※こういう作品を受賞作にするメフィスト賞の懐の深さに感服いたしました!※※※※※※※※※※※※※※※昨年、私の大好物のメフィスト賞受賞作を何冊かまとめ買いしたので、令和4年の最初に読むのはそのうちの一冊である高田崇志さんの「QED百人一首の呪」にしました。この本を選んだのには特に意味はなかったですが、新年らしく百人一首を題材にしたものになったかなと思います。この作品は高田さんのデビュー作ということで、荒削りとも思えますが読者を圧倒するような力強さを
今日のおやつミルキーはママの味〜ファミマの新製品です。NoelaniTaekoのmyPickAmazon(アマゾン)神の時空前紀女神の功罪(講談社文庫)660円高田崇史氏の「神の時空」シリーズ番外編。日本の神々を巻き込んでの戦いにハラハラドキドキ。Amazon(アマゾン)神の時空鎌倉の地龍(講談社文庫)704円高田崇史氏の「神の時空」シリーズの始まり。この1冊から高田ワールドにハマっています。Amazon(アマゾン)神の時空嚴島の烈風(講談社文庫)7
QED出雲神伝説(講談社文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,040円QEDシリーズ。次に旅行に行きたいところのモノを読んで気持ち高めるそんな目的で選んでたシリーズなのですが、こちら、シリーズでも結構最後の方の作品で、以前の作に登場した某さん、常連の某さん、あれこれあったよねーって件が沢山あって、…やっぱり順番に読めば良かったのかな。としかも、島根、鳥取で出雲大社メインの旅行したいなぁと思ってたら、舞台は、奈良県の出雲という地名のトコロ…最近の本選びでこういうちょっと間違
QED~ventus~御霊将門(講談社文庫)Amazon(アマゾン)1〜2,662円高田崇史の歴史ミステリー「QEDシリーズ」の一冊。このシリーズを初めて読みました。というか、高田崇史の著作そのものが、初めて。初めて読むのが、全22巻あるシリーズの12作目、しかも外伝って、どうなのよ。なぜ、こんな中途の位置にある巻を読む気になったかというと、もちろん、題材が平将門だったから。将門研究の一環なのでありました。文庫裏表紙に記されているあらすじ:靖國神社を皮切りに
皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?42歳Mrガチぼっちの「ありのこ」です。ミステリー小説(推理小説)の感想を書いていきたいと思います。今回は高田崇史(たかだたかふみ)先生の「QED~flumen~月夜見」という作品を取り上げたいと思います。ネタバレになる部分もありますので、未読の方はお気をつけください。「QED~flumen~月夜見」は京都で起こる連続殺人事件のミステリーです。ただし連続殺人事件について感じるところはあまりありませんでした。
久々の関西国際空港2階のレストラン街「煉瓦灯路」は全部クローズ「街屋小路」は半分以上クローズTSUTAYAも閉めてるし…3階もクローズが目立ちます。551の豚まんも買えなかった。寂しい限りです。😭でも帰りの飛行機はかなり混んでいました。半数近くは外国人らしき人々。???何故?ジンベイ機富士山に雪は無かったです。今年はまだまだ暑いのね。久しぶりにPualaniに再会。何だか懐かしい。こちらも久々に神戸新聞読みました。NoelaniTaekoのmyPickA
日枝山王大学の民族学研究室に所属する橘樹雅は、研究テーマ「出雲」についての見識のなさを担当教官・御子神伶二に指摘され、現地に旅立つ。出雲国四大神とは何なのか、伊弉冉尊を偲ぶ「神在祭」とは?雅が向かう黄泉比良坂では、髪を切られ、左眼に簪を突き立てられた巫女の遺体が発見される。知られざる歴史の真実を描く新シリーズ!新シリーズといいながら、三年前ぐらいに発行された作品です。殺人事件が起こりますが、今作では「出雲国風土記」についての歴史ミステリがメインです。素戔嗚尊の見せ場として
続き、楽しみにしておりました。橘樹雅は『出雲』をテーマに研究する春から大学院生になる学生。テーマに基づいて、今回は京都にある『出雲』に関わる寺社へ。そして、相変わらず殺人事件に関わることに(-"-;A...アセアセ『京の怨霊、元出雲古事記異聞』高田崇史著出雲は古代史において特別な場所です。一応、古事記、日本書紀だけではわからないことが多いので、風土記を読まないと理解できないという感じでしょうか。(因みに私は風土記にまでは手を出してません、無理ー!)
2021年9月20日に高田崇史「京の怨霊、元出雲古事記異聞」を読了しました丹波の出雲大神宮、行きましたよ〜!本来の社名が大八洲国国祖神社だとは知らなかったけど…(写真にはあったけど…)そしてもちろん、黒太夫社と祖霊社には行っていない…磐座も、参道が立ち入り禁止になっていて、行けなかった…続いて、賀茂御祖神社(通称下鴨神社)に、出雲井於神社に、出雲寺に、出雲路幸神社。河合神社を中賀茂あるいは下賀茂と呼んでいたとか…。冒頭のエピソードに、またまた彰良先生を思い出す。こちらも民俗学