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吉村昭著『高熱隧道』(新潮文庫)を読みました。今春プロジェクトXが新たにはじまり、過去の傑作選として黒部ダムの回が再放送されたり、ゴールデンウィークの観光のオススメ場所としても黒部ダムが紹介されたりそこで、長らく積読にしてしまっていたこの作品を思い出し、読むことに昭和11年、黒部峡谷では黒部第三発電所開発工事が進められていました。ダムで堰き止めた水を水路トンネルで下流に送り、一挙に落水させて電力を生み出す、国家を上げてのプロジェクト水路・軌道トンネルの掘鑿場所は人間の侵入を阻む急
3日(金)の夜に数名の方から電話やメッセージをいただいて知ったのだが、テレビの人気番組(ザワつく!金曜日)で、石原良純さんが黒部ダムの新ルート(キャニオンルート)を紹介していたという。1月の「ブラタモリ」での紹介に続いてである。私はそのタイミングで視聴できる環境になかったため、翌日TVerで見せていただいた。黒部と石原家といえば、良純さんの叔父である故・石原裕次郎さんが壮絶な苦労を経て「黒部の太陽」を映画化し、観客動員数730万人という大ヒットさせたというつながりがある。東日本大震
先日地元・福島市内にある大型店ではない書店に行って品定めをしていたところ、平積みの棚に思い入れのある文庫本を発見。接近してみよう。吉村昭さんの「高熱隧道」(新潮文庫)である。装丁は新しいデザインもものだが、人気の流行作家たちの小説の中にある(もちろん吉村昭さんは大作家であるが)ことは嬉しい。ちょっと推理小説っぽい帯であるが。1月に人気番組「ブラタモリ」で2週に渡り黒部川第四発電所(通称・クロヨン)が紹介され、高熱隧道のことも語られたこともあって、傾斜角47°20|寿建設社長ブロ
こんにちは。1月にNHKブラタモリで黒部ダムが紹介されました。夏にはダムからの美しい観光放水が有名ですがこのダム開発は、凄まじい困難を伴うものだったそうです。https://www.kurobe-dam.com/黒部ダムオフィシャルサイト黒部ダムの観光情報、アクセス情報を掲載。迫力の観光放水や大破砕帯、北アルプスを眺めながらのアルペンクルーズなど黒部ダムのみどころをご案内します。www.kurobe-dam.com父と、ブラタモリ見た?なんて話をしていたら本を貸してくれました
気がつけば、静岡マラソンまで、もう、2週間しかありません。申し込むときは、ずいぶん先のことのように思いますが、必ずその日がやってきますね。で、毎週のように繰り出される、皆さんの大会レポを拝見するにつけ、その先、どうしようか、と迷っておりました。サロマ湖100kmは、昨年の経験から、故障した場合、9月のベルリンに間に合わないかもしれないので、今年は諦めました。もう一回くらい、フルマラソンを走りたい、と今から申し込める大会を探していたのですが、こちらにしました。黒部名水マラソン
先週の人気番組「ブラタモリ」は黒部ダム特集の2週目で、当社の創業者である祖父・森崎鼎が工事に従事した高熱隧道(祖父が担当したのは今回紹介された箇所とは別の箇所だが)、インクライン、岩盤を掘って造った発電所本体などが紹介された。好評だったようで、放映後に吉村昭さんの小説「高熱隧道」の予約が増えたようなコメントがSNSに出ているのを見た。番組では約160℃と伝えられた岩盤温度であるが、小説の20年後に祖父が担当した新黒部川第3発電所工事での高熱隧道では最高175℃に達したと書いた記録を私は4年前
来ていただいて、ありがとうございます。今日の文字は20日の「ブラタモリ」は「秘境!黒部峡谷」お題は「黒部の絶景は電源開発の軌道にあり?」今回の「ブラタモリ」は先週に引き続き「黒部峡谷」北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」から50㎞黒部ダムまでの道のりを電源開発の軌道を観ながらの旅です。そこから見えてくるのは先人たちの激闘。昨日は黒部川峡谷の絶景が楽しめる人気のトロッコ列車「黒部峡谷鉄道」で欅平駅まで。ここからは工事用ルートとして掘られたトンネルが2
黒部峡谷鉄道の終点「欅平」と黒部ダムを結ぶ約18Kのルート。トロッコやインクライン(傾斜したレールを上り下りする車両のこと)を乗り継ぎ、高熱隧道など地底に造られた様々な電源施設を見学できる。ダムファンや秘境ファンにはとても嬉しいニュースだ。吉村昭著の『高熱隧道』は、黒部ダム建設工事の中で、岩盤最高温度165度という高温地帯に掘削されたトンネル「高熱隧道」を舞台にした人間ドラマ。過酷な労働や事故も描かれている。その中で泡雪崩(ホウナダレ)の事故が印象に残っている。チューリップTVのH
今日少しは記すか~と思ったらもう夕方。明日は試験。これから複線図の復習です。ではネタです。11月読んだ本です。等身大の僕で生きるしかないのでさらけ出したら、うまくいった40の欠点等身大の僕で生きるしかないのでさらけ出したら、うまくいった40の欠点【電子書籍】[内間政成]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}スリムクラブ内間さんの本です。図書館に無かったので、久し振りに購入した本です。中々面白かったです。でも買うほどかな?ま
ここひと月くらいでねこ太(中2)が読んだ吉村昭さんの本。たまってしまったので一気にいきます。この中で私が読んだのは、「高熱隧道」のみ。今私には、戦争ものを読む気力体力がありません。「高熱隧道」石原裕次郎とか三船敏郎とかプロジェクトXの黒四ダムじゃなくて、黒三ダム建設時のお話でした。黒三は、昭和11年(1936年)に建設開始。2.26事件があった年です。岩盤最高温度165度という高熱地帯に、隧道(トンネル)を掘鑿するという難工事をいかにやりとげたかという
高熱隧道吉村昭著いつぞやに、ブログに記載を致しましたが、来年、黒部宇奈月キャニオンルートが開設されますが、高熱隧道と呼ばれる周辺では多くの作業員が亡くなられているので、心から喜べるような、来られて嬉しいという感情にはなれないような気がします。全工区での犠牲者は300名を上回り、この高熱隧道と呼ばれる工区では、233名が犠牲となった。著書はノンフィクションということもあり、淡々と背景、作業の様子、事故の状況などが書かれており、笑える箇所は1箇所もありませんでした
ご来訪ありがとうございます✨富山県での旅…こんな旅は他所では出来ません…お勧めします…https://bunshun.jp/articles/-/66872山中を垂直に上る「巨大エレベーター」、最高温度166度を記録した「高熱隧道」、傾斜角34度の斜坑の先には…!?“黒部ダム”行きの“新・工事用ルート”がすごすぎた|文春オンライン富山県、黒部川上流の山岳地帯に位置する発電専用ダム「黒部ダム」。貯水量は2億立方メートル、堤体の高さは国内のダムでは最も高い186メートルに達する。こ
数年前、縁あって幻のルートにて黒部ダムへ行ったことがある。(家族でもワタシ只一人だけ)宇奈月から黒薙までトロッコに乗り、その先は作業車両のトロッコ。初めて知り乗ったインクライン、竪坑エレベーター。高熱隧道をバスで通ったり。テンション上がったのは中島みゆきさんが紅白で歌い泊まられた部屋でお弁当食べたこと。もう何年も経つのに未だに覚えてる。そんな絶景ポイントいっぱいあるのにスマホ持ってなくてカメラも忘れ、記憶の中だけに。来年には黒部キャニオンルートとして6月か
こんにちは師走のマラソンにむけて、練習強度を上げ始めました今日は、鎌倉界隈をトレランして、藤沢にて地元銭湯の先輩とお食事会3SホテルHIRATSUKAに宿泊して、朝晩サウナを堪能したロベルト本郷三丁目です山登りを始めた時、いくつか行きたい温泉があったどれも登山と温泉を楽しめる場所にある温泉高天原温泉湯俣温泉そして、阿曽原温泉過去の記事は、高天原温泉『高天原温泉(番外編富山県)』12月上旬にトレラン大会(70km)に出走することになり、急ピッチでコンディションを
今年9月に開催された歴史ある土木学会の令和5年度全国大会における、学会会長・田中茂義様(大成建設会長)の基調講演「土木の魅力を伝える~次世代に向けてイノベーションを起こす~」がYoutube公開された。ご担当の方から早速この公開の情報をいただいたのは、講演内容に私も少しだけ関わらせていただいたからである。実は講演の中で、昨日も紹介した当社の前身が施工に携わった黒部川第四発電所のことが紹介されていて、その事前情報収集に協力させていただいたのだ。そして早速その講演を動画で見せていただくと
先週、当社のOBである大分県在住のGさん(84歳)が福島にお越しになった。Gさんは当社の原点の一つともいえる、黒部川第四発電所工事(通称クロヨン)の高熱隧道施工の時に当社の前身・森崎工務所に入社られ、以来福島と米沢をむすぶ東栗子トンネル、そして会社設立時もご一緒いただき、前社長である父が現場所長時代はずっと作業長として現場を支えて下さった方である。私も子供の頃は同じ現場宿舎で育ったので、家族同然の方だ。話も記憶もしっかりしているので、昔の当社の話をいろいろ聞かせていただいた。東栗子トンネ
2023年8月31日(thu)富山県は来年から始まる旅行商品「黒部宇奈月キャニオンルート」4コースを発表した。2024年6月30日から10月31日までの間、前泊する第1便(定員30人)は毎週水・木曜日を中心に34日間、後泊が可能な第2便(定員20人)は原則毎日123日間行われる。なお、11月も延長する予定で調整しており、フルで実施できた場合、延べ8,000人強が参加できるという。【宇奈月発第1便コース】宇奈月温泉(前泊)→宇奈月駅→欅平駅→≪キャニオンルート≫→黒部ダム(解散)
割と本好きで中には何度も読み返す本が有ります。(装丁が変わり同じ本を買ってしまう事もたまに有ります。)その中の1冊がこちら高熱隧道。吉村昭氏の著書。高熱隧道-Wikipediaja.m.wikipedia.org一部抜粋するとこんな内容。黒部第三発電所昭和11年8月着工で昭和15年11月完工。人間の侵入を拒み続けた嶮岨な峡谷の岩盤最高温度165度という高熱地帯に隧道を掘鑿する難工事。犠牲者は300余名を数えた。トンネル貫通への情熱にとり憑かれた男たちの執念と予測も
日経トレンディという情報誌の最新号を購入。目的は何かと話題のChatGPTではなく、下部に記載の『得する「旅」裏ワザ40』という特集である。「最新旅行トレンド」として、インフラツーリズムという言葉と共にトンネルの写真が掲載されているのだ。先月日本経済新聞のトップ記事にも掲載されたように、インフラツーリズムの人気が上昇中のようだ。『インフラツーリズム1.4倍』一昨日の日本経済新聞のトップに「インフラツーリズム」という言葉が出ていた。「データで読む地域再生」という題で、冒頭にダムや
先週、大成建設グループ創業150周年の広告に当社施工の工事が紹介されていたことを書いたが、『150年の歴史に刻まれる』先週の日本経済新聞に、大成建設グループ創業150周年の広告が2面ぶち抜きで掲載されていた。その中に「大成建設グループ150年の歩み」という図表があって、長い歴…ameblo.jp実はこの年末年始、それ以上に貴重な記録を発見したのである。正月休みはコロナ陽性で隔離生活となり私はひたすら読書に没頭した合間にインターネットでいろいろ調べものもしていた。その中で、興味深い資
三毛別羆事件を書いた「羆嵐」津波の恐ろしさを後世に伝えた「三陸海岸大津波」何度も脱獄を重ねる実在した受刑者が主人公の「破獄」今まで読んだ吉村昭の小説はどれも面白い。このリストの中に、今回この「高熱隧道」が加わりました。タイトルの通り、掘るべきトンネルが温泉脈に当たってしまい熱くて熱くて犠牲者は数百人にのぼるし、発破のためのダイナマイトは勝手に爆発するし、というストーリーです。実話ベースなの?って信じられないくらいとんでもないことが次から次へと起こって、そこに吉村昭独自の作られた人間描
今回の『駅【簡易版】』シリーズは、富山県東部山間部、黒部峡谷鉄道の欅平駅と「くろよん」こと黒部川第四発電所を結ぶ事業用路線・関西電力黒部専用鉄道の駅で、仙人谷ダムの下流で黒部川を渡る橋梁上に設置されている、仙人谷駅(せんにんだにえき。SennindaniStation)です。尚、写真は2007年に黒部ルート見学会に参加した際のものです。関電より撮影許可が下りています。また、関西電力黒部専用鉄道を含む欅平~黒部ダム間は一般の移動ができませんが、2024年にも「宇奈月黒部キャニオ
昨日も東京での展示会会場にいたのだが『SDGsWeekEXPO』昨日より東京ビックサイトで開催の「SDGsWeekEXPOforBusiness2022」の主催者行事の一環として、今年も写真家・山崎エリナさんが撮…ameblo.jp17時の終了後、私は東京都荒川区にある「吉村昭記念文学館」に向かった。東京ビックサイトからだと地下鉄等を何度か乗り換え、歩き、最後は初めて乗った都電荒川線にて(素敵な電車だった!)荒川二丁目で降りると、ほぼ目の前にある「荒川区立図書館ゆいの森あら
こんにちは!!さあ昨日11/4(金)の長野日帰り旅の続き3部作の、その②です♪『長野日帰り旅①』こんにちは!!連休2日目の11/4(金)は母親と嫁さんを連れて車で長野県へ♪3時すぎ出発~!遠足前寝れないタイプの私は睡眠時間1時間半……ameblo.jpこちらは、その①まだの方、どうぞ♪さて墓参りを終えたら今度は約1年ぶりの田舎の家に行きます🏠門から玄関まで東屋では子供の時に花火をやっ
パノラマ展望台のトレッキングから帰ってきてトンネルの中へ戻ってきましたトンネルの中は涼しくて気持ちがいいです。階段で上がらなければならないほどの急勾配にもトロッコ軌道が敷かれています。こんな急坂をトロッコが・・・・登る姿を見てみたいものです。線路わきに敷かれた鉄板の上を歩いて戻ります。ポイントの信号機もありますね。所々は素掘り状態でコンクリートが吹き付けてありました。線路内にいるのは工事関係者です、私たちは鉄板の上を歩きま
久しぶりの…旅行〜*\(^o^)/*この夏、わたしたちは富山に行きました。ずっと行ってみたかった上に近すぎず遠すぎず、いろいろ気をつけつつ行動するのに丁度良い場所だったので選びました!たまたま天候も悪くなかったタイミングだったので、きれいな写真もたくさん撮りました(^.^)***さて、出発は東京駅。お盆ラッシュとか帰省ラッシュとか聞きますが、普段から新宿や東京駅にも仕事で良く行くわたしからすれば全然でした。なんかもうねぇ、密がどうのってなんのこっちゃな混雑の中にいますから
とある企画の準備を進めている過程で、何名かの知人に土木関連本を推薦いただいた。どれも魅力的な推薦の言葉があって順次読んでいこうと考えているところだが、最初に入手して読んだのが「土木への序章―連結路路、渡る橋」(田中輝彦/鹿島出版会)。高知の宮内師匠がおススメ下さった本である。参考)答えは現場にあり!技術屋日記「土木初心者のための教科書としてはどれがよいか?」土木初心者のための教科書としてはどれがよいか?-答えは現場にあり!技術屋日記SOS!という発信が某SNSであった。いわく、「この
吉村昭『高熱隧道』読む。日本電力黒部川第三発電所建設のために、高熱の断層に隧道(トンネル)を掘る技術者と人夫たちの壮絶すぎるノンフィクション。<ネタバレあり>トンネル工事は30メートル進んだだけで、岩盤温度は摂氏70度を超えたが、この先は温度が下がるという学者の仮説とは裏腹にその温度はだんだんと上がっていき、しまいには140度を超える。ダイナマイトは自然発火で暴発し、多数の人夫が命を失う。さらには、安全な場所に建てたはずの宿舎も泡雪崩で吹き飛ばされてしまう。
こんにちは。富山県滑川市の運送会社の代表者で下道(国道、県道など)ドライブ大好きなシンです。さて、立山黒部アルペンルートと黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)は何度か訪れたことがあります。しかし、両者をつなぐ「黒部ルート」には未だ行ったことがありません。そこへは基本的には関係者しか入ることができず、唯一のチャンスは見学会。(北日本新聞ウエブンさんより。黒部ルートは2024年から一般公開されますが、出来ればその前に
今回の立山行では室堂からトロリーバスで立山直下を進み、大観峰まで行きました。忘れない内にその写真を。立山の真下を行くトンネルは頂上から700m下を行く。ここが黒部川をせき止めて作られた黒部第四ダムによってできた黒部湖を望むところです。黒部川の向こうは後ろ立山連峰で、長野県側になります。両側を高い山脈に囲まれた黒部川が、いかに秘境だったかが分かります。ダムは見えませんが、左の方にあります。黒四ダムに行く経路は、宇奈月からトロッコ電車で入るルートもあります。黒部ダムの管理社であ