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祭は大賑わいだった。今日ばかりは島の全人口に近い数がこの小中学校に集まる。お年寄りから乳飲み子まで実に色んな年齢層の島民でごったがえしていた。「祭があると分かってれば甚平を持ってくるんだったな」あんず飴を舐めながら羽生田が呟く。もう片方の手には焼きそばの皿が乗っていた。「浴衣ギャル浴衣ギャル…」茹でトウモロコシをかじり、トッキュウジャーのお面を額に当てながら神宮寺は浴衣ギャルをリサーチしている。だが素朴な島の女の子が何人かいるだけで彼の求めるような人種はいなかった。岩橋はとっくに呆れて倉
「いてて…焼けすぎたなこれは…嶺亜に日焼け止めを借りるんだった」脱衣所で服を脱ぎながらすでに腕がヒリヒリし始めていることに羽生田は目を細めた。調子に乗って太陽の下で何時間もいたせいだ。とりあえずぬるめのシャワーで済まそうと思ってコックを捻ったがお湯が出ない。昨日は問題なく出たのに何故かぽたぽたと雫が落ちるだけだ。どこをどういじってもお湯も水も出てくれない。「え?そうなの?ごめん、父さんに言って明日直してもらう。今日は俺の家のシャワー使って」ホテルに隣接する颯の家のシャワーを使わせてもらっ
すっかり仲良くなった10人は日が暮れ始める頃にホテルへの道を行く。肩を組んで歌を歌う岸くんと神宮寺と羽生田、その一歩後ろでそれをうらやましそうに見る颯と岩橋、倉本は相変わらず弾丸のように一方的に瑞稀に話しかける。「ギャハハハハ!大丈夫か谷村!?」岩場で思い切りこけて擦り傷を作った谷村に容赦なく恵が患部を刺激する。「痛い!!やめてくれ…早く消毒したい…」「どんくさいねぇ谷村ぁ。普通あんなとこでこけるぅ?」「ギャハハハハ!!こいつ真性のドMだから!れいあ試しに弄ってみ?」「ほんとにぃ?え
「凄いね。こんな綺麗な星空が見られるなんて。同じ東京なのに」岩橋は感激してずっと夜空を眺めている。同室の神宮寺はそのロマンチストぶりの方が面白い。ついその横顔をスマホに収めた。一方で、隣室の嶺亜は頭を悩ませていた。「どぉしよぉ…忘れてきちゃったよぉ」携帯電話の充電器を忘れてきてしまった。コンセントに挿し込める変換機器を抜いてしまってUSBでないと充電できない。圏外だから電話やメールなんかはハナからするつもりがないか、写真を撮り過ぎてバッテリーの残量が厳しいことになっていて一日一回必ずやる
「そんでさー、瑞稀ってさ、島の小さい子の面倒も見てやってそれから自分もアクロバットの練習してんだって!凄くね?そんでそんで…」夕飯の時間になってやっと到着した倉本はご飯粒を撒き散らしながらずっと瑞稀の話ばかりをしていた。相当に気に入ったらしく、目が輝いている。「俺さ、引っ越しが落ち着いたらまたここに遊びに来よっかなー。あ、瑞稀に来てもらえばいいのか!」「郁ぅ、これは郁の送別会なんだって忘れないでよぉ。僕達の立場ないよぉ」嶺亜が冗談めかすと倉本は照れ笑いをする。「確かに自然がいっぱいでぇ
「あのさ、俺転校するんだわ、夏休みの終わりに」一学期もそろそろ終わろうかというある暑い夏の日、いつものように屋上でだべっていると急に倉本郁がそう呟いた。「は?転校って?」神宮寺勇太が食べかけのスナック菓子を吹きながらそう返す。「ちょっと待ってよぉ、郁ぅまたなんかの冗談?」中村嶺亜が倉本の顔を怪訝な表情で覗きこむ。「そんなこと言って…また『ハイ騙されたー』とかって言うんでしょ、どうせ」岩橋玄樹が呆れ気味に浅い溜息をつく。「だったら具体的に聞かせてもらわないとな。ほれ、言ってみろ、ど
変わらないものなどない。変化を受け入れて我らは明日を生きる。そう呟いたのはいつだったか…まさに今、それを噛みしめている真っ最中です。「神7」というネーミングは某国民的女子アイドルグループの人気投票の上位7名に与えられたものですが、当時新進気鋭のジャニーズJrだったれあたん達にそのファンがそのまま引用しました。SexyZoneがデビューした頃の話ですので、実に10年ほど前になります。彼らのメインバックダンサーとして活躍していた我らがれあたんこと中村嶺亜様を筆頭に(れあオタはれあたんが筆頭と
第18回北川圭一杯ミニバイクレース2022走行タイム上限が設定されているB耐久に対しA耐久は上限無し、準改造マシンも可能なレース。全日本選手が一番多く参加するメインレースだ。長尾兄弟が主宰する2チームが1-2フィニッシュを飾った。A耐久優勝けんけんch見てねBチーム/YZF-R15/長尾健史/関野海斗/中村竜也組長尾健史選手B耐久が3位となり2クラス制覇は成らず…。ピットロードはマシンから降りて押すレギュレーション。押すのを手伝うのはOK中村竜也選
アムとレイアがカミセブン号一行達の元に向かう前夜のディナーで、レイアは国王と王妃に自分の意志を伝えた。カミセブン号のメンテナンスが終わり、出発が三日後になったと知らせを受けたからだ。「そうか…レイア、もう一度問う。気持ちに変わりはないのだな?」神妙な面持ちで国王が訊ねると、レイアは首を浅く縦に振った。「はい。僕はぁカミセブン号でまだやり残したことがあるのぉ。仲間とも離れたくないし、まだ半人前なのに船を降りるのはキャプテンにも恩を仇で返すような気がするからぁ」アムは黙って聞いていた。ナイフ
IKKAN出演舞台【公演概要】■公演名舞台『「福」に憑かれた男』・原作小説『「福」に憑かれた男』喜多川泰(サンマーク出版)■あらすじ突然他界した父親に代わり、実家の長船堂書店を継いだ秀三。店舗を大きくすることを夢見ていた彼に訪れたのは、集客が激減するなどのピンチに次ぐピンチ。「もう、やっていけない......」と意気消沈した秀三は、ついに店を閉めることを決意。しかし、実はこれらの出来事はすべて秀三に憑いている“福の神"の仕業だった――!?■スタッフ【脚本
「びっくりしたー!!本当にそっくり!」カオルとミズキが二人して顔を見合わせる。フウも頷き、キシも顎に手を当てて「想像以上だな」と呟いていた。「皆さま、強運の持ち主でいらっしゃいますよ。王妃様と王子様がご一緒のところに巡り合えるなんてなかなかないことです。長い間行方不明でいらしたレイア王子が見つかったのも奇跡ですしまさかお会いできるなんて」ガイドが興奮気味に話している。そう、王国は行方不明の王子が見つかったという話題で持ち切りだった。公表はしていないようだがそれでも人の口に戸はたてられない。
チコちゃんに叱られる!onSTAGE~そのとき歴史はチコっと動いた!~2022年10月7日公開NHKのバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」の舞台公演を映画化あらすじある日、いつものように大人たちに素朴なギモンを投げかけていたチコちゃんとキョエちゃん。そこに突然、タイムマシンが出現する。「チコちゃん、助けて!歴史を元に戻してほしいんだ」。現れたのは、“タイムパトロール”と名乗るダイゴとミライ。過去の偉人たちがボーっとしてしまい、歴史がねじ曲がってきていると言うのだ。すると、キョエ
そこはついさっきまで誰かが暮らしていたかのように綺麗に整っており、空き部屋という感じは一切しなかった。「いつ帰ってきてもいいようにちゃんと毎日手入れされてたんだ。母上も時々は模様替えをしたり、手作りのものを添えたり…こっちのクローゼットには毎年の誕生日プレゼントが保管されている」クローゼットを開けると、そこには16個の大小様々な手作りの人形や雑貨が置いてあった。豪華なプレゼントというよりは母親が息子のために一生懸命作った…といった感じのものが並んでいる。古びているものもあった。「…」レイ
キシが目覚めて階下に降りるともう皆が朝食を取っている最中だった。キシは朝が弱いのだ。誰かが起こしてくれなければ起きられないが、寝ている最中の自分は人格が変わるらしく起こそうとすると怒鳴るらしい。それで誰も起こしてくれなくなった。「おっはよー…あれ、レイアとケイは?」食事を取るロビーにはレイアとケイの姿はなかった。訊ねると、皆さあ…と小首を傾げる。「二人で早起きして散歩でもしてるのかな…」ゲンキがそう呟くと、そのケイがロビーに現れる。外から帰ってきたようだった。「ケイ、どこ行ってたんだよ
レイアは、夢を見ていた。まず始めは深い海の底…光も届かぬ暗い水の中に自分はいた。コポコポと側で音をたてるのだけが微かに響いてくる。耳も口も目もどこにあるのかすら分からなかったが。そして次第に周りが明るくなり始めた。そこでようやく気付く。隣に誰かいる。見えたのは今だが、その存在はずっと感じていた。だから気付いた…というよりは確信が持てた、といった感じである。暫く二人でその水の中を泳いでいた。魚というよりはくらげに近い気がした。ゆらりゆらりと漂って、時には左右に揺れ、時にはどちらか一方が先に
「ケイ、少しは食べなよ。全然手をつけてないじゃん」ゲンキの指摘を受けても、ケイは何も口にする気になれなかった。カオルに「やる」と言ったがいつもなら飛びつくはずのカオルも遠慮する。「気持ちは分かるけどよ、レイアを信じて待とうぜ。あいつだって言ってただろ。すぐに帰ってくるって」ジンの励ましに、キシも乗る。「そうだよ。他でもないレイアがそう言ってるんだから帰ってくるよ。ふんわり笑顔で『お待たせぇ。お腹すいたよぉ』ってさ」「あの…えっと…」タニムラは、何か声をかけようとしたが、言葉がもつれて
翌日、朝も早くからカミセブン号一行は城下町の中心街に買い物に出かけた。大賑わいの街の喧騒が少しだけ憂鬱な気分を和らげてくれる。レイアはケイと一緒に色々なお店を見て回った。「あ、見て見てケイぃ。サクラソフトだって、美味しそぉ」「お、ほんとだ。帝国名物だってよ。食っとくか」二人で一本ずつ買い、綺麗な薄紅色のソフトクリームに口をつけると冷たさと共にほんのりした甘さと花の香りが広がる。いい気分で店を出ようとすると激しい泣き声がすぐ側であがった。「うわぁあああああああん!!僕のソフトクリームぅうう
「レイアがトキオ帝国の王子!?嘘だろおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」一足先に宿に戻っていたキシ達は、城での出来事を聞いて皆晩ご飯を吹きだす勢いで驚いていた。だがしかし、次々にその可能性が浮上する。「城に飾ってあった王妃の肖像画がレイアそのものなんだ…親子なら似てて当たり前だよね…」ゲンキが真剣な顔で腕組みをする。ミズキも頷きながら続いた。「王族には身体のどこかに蝶みたいな形のアザがあるんだって。タニムラがオンセンでそれをレイアのお尻のあたりにあるのを見たって…」「あの…見たとい
城の見学がそろそろ終わりに近づく頃、カオルが大きなメロンを抱えて嬉しそうにやってくる。相変わらずレイアとケイはどこに行ったのか分からない。「どうしたの、そのメロン?」キシが訊ねると、カオルは得意げに胸を張った。「昨日オンセンでミルクの取り合いになってさ、結局そいつにミルクは取られちまったんだけど代わりにメロン引換券もらったんだよ!城の直営農場みたいでさ、こんな立派なのもらった。早く食おうぜ!」「城の直営農場って…なんでまたそんなどえらいところのメロン引換券なんて持ってるの?偉い人?」ゲ
大人たちに素朴な疑問を投げかけていたチコちゃんとキョエちゃんの前にタイムマシンで現代にやって来た「タイムパトロール」のダイゴとミライが現れる彼らによると、過去の偉人たちがボーッとしてしまい、歴史がねじ曲がってきているというやがてキョエちゃんにも異変が起こり、チコちゃんたちは歴史を元に戻すべく過去へと向かう…NHKの人気バラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」を劇団ヨーロッパ企画の全面協力により、2022年3月に舞台化した公演をスクリーン上映あのテレビ番組をよく舞台化しましたねえまあ
「おいレイア、いつまで王子様特集読んでんだよ。もういいだろ。トランプしよーぜ」宿に戻ってそれぞれの部屋に落ち着く。ケイはレイアと同室だったがレイアがずっと王子様特集のテゴシ王子のページに魅入っているので面白くない。「トランプなんて二人でできるのあるのぉ?ババ抜きだってすぐ終わるし面白くないよぉ。あぁテゴシ王子かっこいいよぉ…次はニウス共和国に行きたいなぁ」レイアは夢見る乙女の顔になる。俺といる時はそんな顔したことないのに…とケイは拗ねた。そうするとようやくレイアは雑誌から目を離した。「何
夕暮に染まる港はロマンチックだ…とジンはガラにもなくキザな思いでその景色を眺めていた。実に絵になる…今の俺は世界で一番カッコイイだろうと自分で自分を評価しながら。「ジン何してるの?早く船に戻らないと夕ご飯始まっちゃうよ」「ゲンキ…いいから手を出せ」「え?何?なんで手なんか…」首を傾げながらゲンキが手を出すとジンはそっとその指に嵌めた。「これは…?」「お前に似合うと思って買った。気に入ってくれればいいけどな…」小さな翡翠の指輪をジンはゲンキのために買ったのだ。お揃いにしたかったが一つ
船が陸地に着くと、足早にキャプテンと幹部船員は町の船員斡旋所に向かって行く。ケイ達はそれぞれの仕事を終えて束の間の滞在を楽しむべく城下町の中心地に向かった。「けっこう大きな町だね。学校がたくさんあるみたい」町の至るところに生徒募集の看板や各種学校の宣伝チラシが配られている。どうやら学問が盛んな町のようで学術書や専門書などの書店も軒を連ねていた。「僕ね、大学に入るのが夢だったんだ。勉強は得意じゃないけど、何かを学んでみたいから」「そうなんだぁゲンキ。僕も読み書きくらいしか知らないし、何か役
海はいつも穏やかとは限らない。ひどいしけが襲うと舵が思うようにきかず、航路もそれてしまう。安全が最優先であるから船内の緊張感は増してくる。「すげーなこの雨風…台風ってヤツだな…」窓の外を荒れ狂う暴風雨を見ながら、キシが呟いた。「予定では明日着くはずなんだろ?着くかなーこれ」りんごをかじりながらカオルが呟く。その横でミズキが呆れ顔だ。「カオル、また食糧庫からくすねてきたの?レイアに見つかったらおしおきされるよ?」「そういえば、レイア君いないね。ゲンキとジンとケイ君も」本を読みながらフ
「ミズキ大丈夫かな…やっぱり俺も行って…」「待てカオル。お前じゃ体重オーバーだったんだし行ってもどうにもならない。ミズキを信じよう」「けど、キシ…」脱出口である井戸にミズキが降りて行ったのはちょうど三時間前。上手くいけばそろそろレイアがゲンキと共に地下水路を伝ってこの下に来るはずだ。だが問題が幾つかあった。まず引きあげるための装置が意外と脆くなっており、ミズキの体重でギリギリ耐えられるくらいだった。そしてジンの記憶によると地下水路は元々人が通ることを想定していないため、途中ひどく狭くな
「大丈夫かな、レイア…いきなりひでーことされてねーかな…」「落ちつけよケイ。信じて待とうよ」心配で落ち着かないケイをキシとフウが宥める。ジンはただ一点を見つめていた。屋敷の方だ。「ゲンキ…」切なさいっぱいの囁き声でジンはゲンキの名を呟く。彼もまた、ゲンキの身を案じている。不安に押し潰されそうになるのを、食料を持ってやってきたカオルが和ませてくれた。「お前らとりあえず食えよ!腹減ってるとロクでもないこと考えがちだからな。衣食足りて礼節を知る、ってどっかの国の格言にもあったろ?」「なん
「…俺は捕まって折檻されて屋敷の地下牢に放り込まれた。ゲンキはそのままあんにゃろうの部屋に連れていかれたけど…抵抗したんだ。それで、怒りを買ってあいつも地下の独房に入れられた…」喘ぎ喘ぎ、ジンは語る。時折痛みで顔を歪ませながら。「どうやって逃げてきたの、ジン君?」フウの問いに、ケイも続いた。「しかも俺らの船よく分かったな。確かお前、レイアの話だと港までの道も知らないはずだろ?」「…」ジンはそこできつく目を閉じた。ほとんど消え入りそうな、涙まじりの声でこう答える。そこには決して小さくな
「しかし世の中色々あるんだな。ほんと勉強になるよ」デッキをブラシでこすりながらキシがしみじみ呟く。それを側で聞いていたカオルが厨房からくすねてきた干し肉をくちゃくちゃ噛みながらうんうんと頷いた。「ほんと生きるって大変だよなー。食わなきゃいけないし」「…カオルは食べ物さえあれば何があっても耐えられそうだね」「あ、心外だなそれ。俺を食欲の権化みたいに言うなよ、キシ.。俺にだってな、どんなご馳走積まれても飲めない条件だってあんだよ」「え、何それ?カオルに食べ物より大事なもんとかってあるの?」
「良かったねケイ君とレイア君仲直りできて!空もこの通りいいお天気で喜んでくれてるよ!」フウが大げさに天を仰ぐ。彼の言うとおり、頭上の大空は雲一つなく澄みきっていた。「フウ大げさぁ。そんな大きな喧嘩とかじゃないからぁ」「いーやレイアすっげー怒ってたし。俺もう許してもらえねーと思ったし」「ねえねえ俺銀の首飾り欲しいんだけどこの店行きたい」「なーミズキ、今日は新鮮な果物とか食いてーなー。昨日肉食いすぎたし」「カオル、そろそろ食べ物から離れようよ」皆で空いた時間に再び観光していると、キシの
「やっべえ…迷った…」啖呵を切って飛び出したはいいが、馬車から降りて間もなくケイは道に迷った。元々方向音痴だし、キシ達の施設へは彼らが案内してくれたから何も考えず歩いていたので道順はほとんど記憶になかった。でたらめに進むとやはり見たこともない路地に迷い込む。陽はとっぷりと暮れているし街灯もまばらでガラが悪そうな区画だ。ケイはほとんど手ぶらで来たから追剥ぎや強盗には今のところ目をつけられてはいないだろうがきょろきょろしていると狙われるかもしれない。一旦引き返すことにした。「あり…?ここどこ…