ブログ記事26件
今日は春らしい天気であったので、車で米沢まで足を延ばした。ブックオフに寄ったら、高坂正堯の『歴史としての二十世紀』があった。久しぶりに高坂の軽やかで親しみやすい語り口を聞きたくなり、スターバックスで珈琲を飲んでいる。歯切れのよい文章を読んでいると、なぜか安心するからだ。高坂が論じているテーマは重い。戦争、恐慌、共産主義、大衆の時代、異なる文明の遭遇などである。ベルリンの壁が崩壊したのは、一九八九年のことであった。予測不可能な未来を語るにあたって、二十世紀を回顧したのだった。「共産主義の
国際ジャーナリストの落合信彦さん(84)が1日に老衰で亡くなられたとのこと。僕は若い頃には国際政治とかに興味を持っていました。大学では、当時おそらく日本で最も著名な国際政治学者(高坂正堯・京大教授)から教わるという幸運にも恵まれたりしましたよ。そのきっかけを作ってくれたのがノビーこと落合信彦さんだ。高校時代、彼の国際情勢に関する本を読んでワクワクした。そして、大学で政治学を学んでみようと決意した。僕の師匠の1人は高坂正堯先生の最初のゼミ生で、僕はその先生の1期ゼミなので、高坂先生の孫弟子と
私が、昨今の自称保守を信用できない理由なのですよね。彼らは口を揃えて、「愛国」「日本ファースト」「強い日本」を口にするのだけれど、都合の悪い問題には目を瞑るのならまだ良いのだけれど。それらの報道を、オールドメディアと誹謗するのである。かねてから、「統一教会」の問題はありました。ここに来て、高市首相の統一教会との近いしい関係が報道されています。というか、囁きだされて、慌てたような唐突の解散総選挙。日本ファーストなら、「統一教会」の件を何故に蓋をするのであろうか。さらに、何度も
高市総理の苦しい立場を知ってか知らずか、あえて立憲や共産、公明は言いたいことを口にしている。トランプがベネゼエラのトップを逮捕し、武力行使を行ったことは、いかに麻薬の問題があろうとも、国際法上は批判されても仕方がないが、高市総理が同盟国であるアメリカの行動の善悪を論評することは、日米同盟の絆を強化することにはならないからである。それでいて、我が国の脅威となっている中国が、同じような行動を取ることのないように牽制しなくてもならないのである。まず、私たちはアメリカの国民性を知らなければならない
(承前)第三部現代アメリカの苦悩第一章戦後アメリカの都市の衰退いくつかの点でアメリカは1960年代と70年代に変化し、重要な転機に差し掛かっているアメリカの旧都市の多くの部分がスラム化した、それに代わり黒人とスペイン系国民が流入した重要な時に公共善のために私的利益を犠牲にすることができる美徳があった、伝統と慣習を尊重せず、しばし敵意を持ち、利益を求め、快楽を愛する都市化住民のメンタリティは公民精神の逆のものとみなされた人口の都市集中は人々を不健康にし、スラム
高坂正堯「文明が衰亡するとき」(新潮選書、1981年刊)を読んだ、著者は執筆の目的を「比較的軽い気持ちで書いた、衰亡の原因を解明しようとする大それた気もないし、現在の衰亡の兆しに警鐘を発しようということでもない」と述べ、「日本が隆興したのは、日本がモデルとした西欧諸国において近代工業文明が深刻な問題を抱えるようになったときだということになる、その西欧との交錯現象が何をもたらすのか、そういうことを考えて衰亡論に関心を持った」としている何だか最初から「逃げ」や「言い訳」を聞いているような気
中国共産党と公明党のオンゴールである。元々、公明党の斉藤鉄夫代表は、高市早苗自民党総裁に中国の意向で反対であった。高市早苗さんは、保守リアリストであるが、右派ではないから国益に喪失することはしない。学問的にいえば高坂正堯、永井陽之助の現実主義でもある。中国が怖れるのは高市早苗さんは、国の究極の使命というのは、国民の皆さまの生命と財産を守り抜くこと、領土、領海、領空、資源を守り抜くこと、主権と名誉を守り抜くことだ述べております。日本を守り抜く未来を創る#高市早苗さんを総理大臣に‼️こ
高坂正堯・勝田吉太郎両教授の教えを受けた、関西生まれの京大法学部出身者(馬渕睦夫・島田洋一・垂秀夫・米村敏朗…)が日本を救う(かもしれません)?[2025・7・30・水曜日]島田洋一氏の『世界は利権で動いている』(扶桑社新書)を読みました。大変面白い本です。島田さんはいまや国会議員(保守党)。議員「特権」というと大袈裟かもしれませんが、時には質問主意書を駆使して政府を追及もしています(そのやりとりも収録。ネットでも見ることができます)。国会議員になるまでは、論客として活躍して
現実的な視点から国際政治を読み解き、日本の針路を説いたことで保守派の論客として知られた著者の講演録。眠っていたテープから文字起こしし、読みやすいように編集したという。著者は約30年前に亡くなっていて久々の著者名義の新刊でもあり、巻頭の「はじめに」と巻末の「解題」を寄せた慶應義塾大学の細谷雄一教授は「幻の名著」と絶賛している。本書に収録された講演は1990年1月〜6月、東京・紀伊國屋ホールで6回にわたって開催された。前年にベルリンの壁の崩壊、米ソの冷戦終結宣言があり、同じ年には東西ドイツが統
第8章大衆第1節人民の現前性と非組織性C.シュミットは『憲法理論』という著作のなかで、人民の現前性と非組織性ということを述べている。「憲法に先立ち憲法を超える人民民主政においては、人民は憲法制定権力の主体である。民主政の考え方では、すべての憲法は、その法治国的構成部分においても、政治的に行動能力のある人民の具体的な政治決定に基づく。すべての民主政的憲法は、かかる行動力のある人民を前提している。(36)」「……憲法律的規律と並び存する人民(公論)。人民の憲法
今日のことば高坂正堯さんの言葉明るみに出ていることの裏にも重要な事実があり、原則には例外があり、できごとには背景がある。ものごとはすべて条件附きのものである。(政治学者)
高坂正堯「歴史としての二十世紀」を読む。30年前の講演の記録一代の碩学...歴史としての二十世紀(新潮選書)Amazon(アマゾン)現代史の中で考える(新潮選書)Amazon(アマゾン)TV朝日、日曜日の朝にサンデープロジェクトという番組があって今や既に、老害とまで言われている田原総一郎氏が主宰で、高坂正堯先生の発言を聴いた記憶がある。当時、何冊かご著書も買ったはずだが、実家に不在の期間が長く、家屋の老朽化で雨漏りがひどかったせいか、置いておいた本の類は、グッシ
保守のリアリズム天才国際政治学者、高坂正堯(こうさかまさたか)氏がお亡くなりになられてからもう27年。高坂氏は、田原総一朗氏司会のテレ朝「サンデープロジェクト」でレギュラーコメンテーター(1989~1990年代)をしておられ、私もちょくちょく観ていたので、お顔はよく知る人であった。没後20年目、2016年に、「元・京大政治学教授高坂正堯なら、現代政治をどうみるか。」(大川隆法著)が発刊され、高坂氏は、2020年代に「第三次世界大戦勃発」のリスクを語られた。今回は
社会人になってから、読書をするペースがとみに落ちた気がする。学生時代は課題やらで読む本がそれなりにあったというのを差し引いても、なんだか全然本読んで無いなあと何となくの危機感を覚えたのである。僕の学生時代にはKINDLEのような電子書籍、あるいはシステムなんてものは存在しなかった。だからなのか、本を持ち歩く事をさほど億劫に感じる事はなかったなと思う。でも電子書籍の普及で用意に持ち歩ける様になったせいで、とりあえず買ってDLして置いとけばいいや的なモラルハザードとセールだからとりあえず買わ
「高坂正堯とは誰か?」没後四半世紀以上が経過し、このように問う人が多くとも、不思議ではありません。この鼎談では、今なぜ高坂が読まれるべきか、存分に語っております。https://t.co/nKsTjU5Ou4—YuichiHosoya細谷雄一(@Yuichi_Hosoya)November15,2023高坂正堯氏の27年ぶりの新刊『歴史としての二十世紀』刊行を機に、高坂氏をこよなく愛するお三方の鼎談が実現しました!「冷戦終結なんて大したことはない」――なぜ高坂正堯は「
民主党のジョー・バイデン大統領は再選を狙い立候補を表明。対する共和党は、ドナルド・トランプ氏やフロリダ州知事のロン・デサンティス氏らが共和党指名争いに名乗りをあげた。米国の大統領選挙の日本での報道は、CNN、ニュヨークタイムズ、ワシントンポストという民主党支持の左派リベラル派の主張を報じているだけである。島田洋一福井県立大学名誉教授のような米国の保守派の考えも知り、語る識者は少ない。今は亡き、国際政治学者・高坂正堯の門下生であるから保守であり。リアリストでもある。北朝鮮への食糧支援は、日
高橋杉雄氏をテレビで見かけると必ず最後まで、その番組を見てしまう。戦後の一時期は、平和真理教のような教条主義が論壇やメディアは占拠された。その時、現実主義の国際政治学者の永井陽之助、高坂正堯が登場をした。いま、ウクライナ戦争や、台湾有事が話題になる時代に、忽然とテレビに登場をした高橋杉雄氏は、防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長で、国際安全保障、現代軍事戦略論、核抑止論の専門家としての、主張に嬉しくて拍手をしています。権威主義と対決をして民主主義をも守ろうという考えに共鳴。
島田洋一氏の保守思想は、京都大学法学部では高坂正堯が指導教官で大学院では高坂とともに勝田吉太郎にも師事したことが大きい。高坂正堯は自分の教え子に大学教授のポストがない。‼️そんなことで愚痴っていたということを本で読んだことがある。1992年福井県立大学助教授、2003年、同教授だが、リアリストで自民党政権のブレーンだった高坂正堯の門下生は、左翼全盛時代には、厳しい状況だった。中西輝政京大名誉教授等の保守派はいるが、だから、島田洋一福井大学名誉教授は苦労人。最高裁の判決は、性自認を主張する
安倍晋三元総理のお別れの会に参加するために、何としてでも上京したいと思っている。古希を迎えた身ではあっても、まだまだ青年の心を失ってはいない。国を憂うるパトスも消え去ったわけではない。背筋を伸ばして若者のような顔をして、遺影に花を捧げてきたい。そこに行けば同じ思いを持った多くの同志と出会えるに違いない。会話は交わさなくても、互いに何か熱いものがこみあげてくるはずだ。戦後民主主義の教育を受けた私たちの世代は、祖国や愛国という言葉を口にすることはタブーであった。歴史の連続性は断ち切られ、日本の
今日は、整った綺麗な文体で書かれていると感じた本を4冊シェアしたいと思います。これからは今回のように、言葉一般に関する内容のことも時々書いていこうと思います。ジャンルが多岐に渡っていますが、今回は文学的な美しさと知的興奮の両方を味わうことができたものを選びました。<概要>①志賀直哉随筆集(岩波新書)②懐かしい時間長田弘著(岩波新書)③外交感覚高坂正堯著(千倉書房)④物語アメリカの歴史猿谷要著(中公新書)まず一冊目は「志賀直哉随筆集(岩波新書)
『宰相吉田茂』高坂正堯著中公クラシックス自由主義者たる現実主義者、吉田茂今でこそ吉田茂は歴代首相ランキングでは上位の常連ですが、1954年に鳩山一郎によって首相の座を追われた頃は傲岸不遜、ワンマン宰相として、その評価は散々なものだったのです。私が「国葬」という言葉を知ったのは彼が亡くなった1967年でした。「宰相吉田茂」はその翌年に中央公論社から刊行(中公叢書)。この本を契機に吉田の再評価が進み、当時30代初めの著者もオピニオンリーダーとしての地位へと駆け上がることになり
尖閣諸島を含む東シナ海上空。手前から南小島、北小島、魚釣島が見えた。海上自衛隊の哨戒機P-3Cから=沖縄・尖閣諸島、2011年10月13日(鈴木健児撮影)平成7年、「海の日」は、海の恩恵に感謝し、海洋国である日本の繁栄を願い制定された。以来、25年がたつが、日本を取り巻く海の情勢は、厳しさを増すばかりだ。北方領土返還交渉は遅々として進まず、竹島は奪われたまま韓国による支配体制が確立されている。北朝鮮の暴走は止まらず、軍事的脅威に対する備えを怠ることはできない。そして、日本の周辺海域には、中
『高坂正堯』(服部龍二著中公新書)を読む。高坂正堯のお父さんはカント学者だった。お父さんから歴史の話をきいたり『ポエニ戦役』を読んだりした。学者になってから吉田茂論を書いた。佐藤栄作首相のブレーンになった。ウィーン会議も論じている。「会議は踊る。されど進まず」というのはメッテルニヒにとっては批判ではなかった。しかしそういう外交ゲームはもはやなくなった。高坂正堯―戦後日本と現実主義(中公新書)Amazon(アマゾン)73〜5,350円
朝まで生テレビで保守派の論客として知られた国際政治学者による入門書で、1968年の初版から続くロングセラー。とはいえ、僕が若いときから中曽根康弘元首相をはじめ自民党政権のブレーンを長く務めた「御用学者」という印象が強くて敬遠してきた。1年ほど前、京都大で薫陶を受けたという服部龍二氏による評伝に触れて少し考えを改め、いつか読もうと思いつつようやく手に取った。僕ごときが言うまでもなく、我が国の国際政治の入門書として「古典」の筆頭格というのが読後の第一印象。もちろん古臭くて過去のものという意味で
恩師の評伝服部龍二『高坂正堯』を読むhttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/08/post-12717.php
初版が1966年、もう50年以上前の本ですが興味があったので読んでみました。国際政治-恐怖と希望(中公新書)821円Amazonまず、序章で国際政治に取り組むための三つの指針を提示しています。「力の関係」「利害の関係」「正義の関係」の三つに沿って話を進めていきます。第一章「軍備と平和」の「I勢力均衡」では、第一次世界大戦を主なモデルとして「力の関係」について説明しています。また、国家と戦争について今までどのように考えられてきたか、思想史的な部分もあります。講和を
『文明が衰亡するとき』/高坂正堯/新潮選書ローマ帝国、ヴェネツィア(ベニス)、アメリカ3国の衰退の経過と原因を探った名著。日本の針路についても最後で少し触れられています。発売以来40年近く読み継がれています。私は日本衰退論者なので、大いに興味をもって読みました。私は内容の評価や是非を判断するほどの見識の持ち主ではありませんが、著者の主張には説得力があります。そして、世の中に対する視野を大きく広げてくれます。衰退の原因として、政治や経済が挙げられていることは言うまでもありませんが
副題は戦後日本と現実主義。朝まで生テレビへの出演などでお茶の間にも親しまれた高名な国際政治学者であった高坂(1934~96)の評伝。政治外交史の研究者である著者は京大時代、直接の門下生ではないものの講義や著書を通じて高坂の薫陶を受け、直接言葉を交わしたこともあるという。高坂は1963年、28歳で「現実主義者の平和論」で論壇にデビューし、現実主義の立場から日米安保体制を容認し、当時論壇の主流だった安保体制や自衛隊に批判的な「理想主義者」への対抗軸となっていく。佐藤栄作、大平正芳、中曽根康