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最近「馬鹿道」については続きを書いていないが、3年前に書いた馬鹿道⑧で紹介した高橋のぼるさんの漫画「劉邦」はまだビッグコミックで連載中であり、馬鹿道のよい参考書だと思う。高橋のぼるさんと言えば、実写化もされたビックコミックスピリッツ連載中の「土竜の唄」が思い浮かぶが、それとほぼ同じノリで描かれた「劉邦」も一応史実に沿ったストーリー展開で、登場人物のキャラが異常に立ちすぎではあるが読みやすくて面白い。絵の好き嫌いはあるかもしれないが、劉邦という男の馬鹿っぽさがうまく描かれている。
昨日あるエンジニア系の弟子と久しぶりに話をしていて、2年前にブログにも書いた「情報のアウトプット率」の話を思い出したのでその関連記事をリブログしておきたいと思います。堀江貴文さんが、2015年に近畿大学の卒業式で行った有名なスピーチでも、情報の入手だけではなく発信し続けることが大切であることを冒頭で述べています。このスピーチは秀逸ですので、見ていない人はYoutubeで検索して見て下さい。以下に一部を引用させて頂きます。「自分で出来るだけ多くの情報に接することがまず大事で
「馬鹿道(ばかどう)」は、来るべきAI社会において、失われる可能性のある我々人類の価値を見直すためのひとつの考察である。馬鹿はどこまで行っても、徹底した馬鹿でなければならないので、「賢い馬鹿」というのがいたとしてもそれは食えない。しかし馬鹿道は、その人間の本来の知能の低さ基本条件とするものではないので、頭の良いひとであっても、馬鹿道においては完璧な馬鹿でなければならない。どれくらいIQの高い人であっても、記憶や計算、統計的な分析において、AIに敵うことはないだろう。つまり、ひ
「馬鹿道」とは、AI(人工知能)が人類の活動の大半をコントロールするかもしれない来るべき30年後の未来において、人間らしく人間の尊厳を持って、よりよく生きるため、また失われつつある人間の価値を見いだすためのひとつのバカげた考察である。無神経は奴のことを馬鹿という場合があるが、馬鹿道における馬鹿は無神経であってはならない。自分の事に関しては馬鹿で良いのだが、相手に対しては敬意を表し、できる限り気を遣うべきだ。無神経な奴というのは、基本的に自分中心で、他人のことを気にかけない。
馬鹿道とは、AI(人工知能)によって支配されているかもしれない30年後の世界を人間が人間らしく生き抜くための究極のアンチAIメソッドである。恋愛感情というものは、ひとという動物の人間的な部分を象徴するような非論理的な感情だろう。そこには間違いなく、アンチAI的馬鹿道の極意が隠されているはずだ。男も女も、馬鹿は恋愛にハマリやすく、そして相手に入れ込むあまりに振られた場合の壊れ方も半端ではない。馬鹿道における「馬鹿」は、魂の純粋さを持った一途な馬鹿であるべきであり、そんな馬鹿
馬鹿は遊びが大好きで、心の赴くままに遊んでなければならない。そして誰かが広めた遊びに加わるのではなく、常に新しい遊びを提供する側でなければならない。クリエイティブの世界は、自ら何かを生み出す「アート」と、クライアントの依頼によって何かを作る「デザイン」に分類されるそうだが、仕事においてもアート的な仕事とデザイン的な仕事があると言えるだろう。馬鹿道の世界では、ひとに言われてする仕事ではなく、自発的に自分の意志で仕事を生み出す「アート的な仕事」に注目したい。仕事を作り出す
ひとが誰かを愛するという行為は、動物的な本能に基づいてはいるものの、高度な知性を要求し、心のエネルギーを消費する、決してなまやさしくはないハードな行為だといえる。ラブラブで自分たちのふたりだけの世界に陶酔しているカップルは「バカップル」と呼ばれ、世の中では白い目で見られがちの痛い行為という印象があるが、この「バカップル」の世界は、「馬鹿モード」と「ラブラブモード」が見事に融合した「スーパー馬鹿LOVEモード」であり、愛の力によって増幅された馬鹿パワーは強大なものとなっている。一般的に
馬鹿道においては、常にどのような状況でも馬鹿でいられる正真正銘の「フルタイム馬鹿」を推奨しているわけではない。必要なときにいつでも瞬時に馬鹿になれる馬鹿スイッチが必要だ。それは、まるで多言語を自由に操る人が、言語の切り替えスイッチを脳の中に持っているのと似ている。私の実体験に基づくものだが、人間の脳には脳内の回路が破壊される恐れがあるような極度の緊張やストレスに対して、思考回路を遮断し、時には意識を失わせるような機能が備わっている。医師だった今は亡き父は、ストレスが殆どの
それでいいのだ~馬鹿道を習得するにあたって、「天才バカボンのパパ」は言わば師匠のようなものだ。大抵のことは、バカボンのパパの行動によって無茶苦茶にされてしまうが、それでも結果は「それでいいのだ!」となんだかハッピーに終わる。世の中は、いくら深く考えても「それで良くない」事だらけだ。にも関わらず、全てのことを「それでいいのだ~!」で終わらせてしまうバカボンのパパは、殆どの良くないことも受け留めた上で、自分なりに馬鹿なことを正直に行い、結果がどうあれ、「それでいいのだ~!」で終わ
待望の?「馬鹿道シリーズ」第一弾!「馬鹿は頭を使っちゃいかん」馬鹿が下手に頭を使ってあれこれ考えるとろくな事がない。馬鹿は頭を使ってはいけないのだ。では何を使うのか?「心」と「体」を使って欲しい。具体的には、直感による予測と、無意識の反射能力を鍛えて使うことになる。考える能力で人間はAIには勝てないので、考えて結論を出してから行動する勝負では人間に勝ち目はない。なので考えないで動く。考えないで直感と反射で動く人間を、AIは理解できないはずだ。あ