ブログ記事48件
『長屋紳士録』は、小津安二郎監督が1947年に撮った戦後第一作目の長編映画です。占い師の笠智衆(役名:田代)、鋳掛屋の河村黎吉(役名:為吉)、宝くじ売りの飯田蝶子(役名:おたね)は、空襲被害を受けた東京の長屋に暮らしています。或る晩、笠智衆は河村黎吉と同居している家に、茅ケ崎から来て父親とはぐれた青木放屁演じる’幸平’少年を靖国神社から連れて来ます。笠智衆は少年に一晩寝床を与えたいと言いますが、河村黎吉は子供が苦手と言って断り、笠智衆に道路の向こうの飯田蝶子に少年を連れて行って貰う様に
どうも。人の生死がかかった案件で仕事をしない責任者が非難されるのは社会常識です。震災対応がお粗末な政府と石川県(というか馳浩県知事)をデマや屁理屈で擁護する連中は社会不適合者でしかありません。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『東京の合唱』です。会社の同僚の解雇に抗議して、自分も解雇されたサラリーマンの悲哀を描く。1931年公開作品。監督は小津安二郎で、出演は岡田時彦、八雲恵美子、菅原秀雄、高峰秀子、斎藤達雄、飯田蝶子、坂本武。小津安二郎が戦前に監督した白黒サイレン
『出来ごころ』1933年日本映画100分監督:小津安二郎原作:ジェームス・槇[小津安二郎]脚色:池田忠雄撮影:杉本正二郎美術監督:脇田世根一編集:石川和雄監督補助:清輔彰、原研吉撮影補助:長岡博之、星井秀雄舞台装置:大谷弥吉舞台装飾:星野武衣裳:斉藤紅結髪:芳賀治江撮影事務:高山傅配光:中島利光現像:納所歳巳、阿部鉉太郎タイトル:藤岡秀三郎タイトル撮影:日向清光出演:坂本武(木村喜八)伏見信子(春江)大日方伝(次郎)飯田蝶子(おとめ)突貫小僧[青
「石中先生行状記」「石中先生行状記」全編1950年1月22日公開。成瀬巳喜男監督の三船敏郎初出演作品。青森を舞台にしたオムニバス映画。原作:石坂洋次郎脚本:八木隆一郎監督:成瀬巳喜男出演者:宮田重雄渡辺篤堀雄二進藤英太郎木匠久美子藤原釜足出雲八重子杉葉子中村是好池部良三船敏郎若山セツコ飯田蝶子あらすじ:第一話「隠退藏物資の卷」岩木山麓のリンゴ園に、軍がドラム缶のガソリンを埋蔵したいう、青年の河合(堀雄二)の証言をもとにし
長屋紳士録★★★★長屋紳士録Amazon(アマゾン)1947年(昭22)5月20日公開/モノクロスタンダード/72分/松竹蒲田製作-久保光三脚本-池田忠雄・小津安二郎監督-小津安二郎撮影-厚田雄春美術-浜田辰雄音楽-斎藤一郎出演-飯田蝶子・青木放屁・河村黎吉・笠智衆・坂本武・吉川満子・小沢栄太郎小津はシンガポールで終戦を迎えている。以下Wikiより転載--------------------------------------------------------
【タイトル】長屋紳士録【Podcast】ApplePodcastsはこちらGooglePodcastsはこちらSpotifyはこちらAnchorはこちらStandFMはこちら【概要】1947年の日本映画上映時間は72分【あらすじ】田代は親とはぐれた少年の幸平を連れて帰ってくるが、長屋の連中は皆が世話を嫌がる。仕方なくおたねが引き取ることになるが…。【スタッフ】監督/脚本は小津安二郎音楽は斎藤一郎撮影は熱田雄春【キャスト】飯田蝶子(おたね)青木放屁(幸平
祭文は、渋谷実監督と清水宏監督は、近い将来、ニッポン人が自分たちの先人たちが創ってきた素晴らしいニッポンの文化を再発見するようになった時に、ニッポン映画の偉大な匠として再評価されると思っておりますそんな渋谷実監督の名作映画『十日間の人生』(1941年)は、人生にとって、くだらないものと大切なものがあるという事を暖かく教えてくれます渋谷実監督は、世界の一流の監督たちがそうであるように本物のフェミニストなので、この映画『十日間の人生』の田中絹代さん、東山光子(三浦光子
20230412夕小津安二郎監督の名画「一人息子」をめぐるコラム動画です。映画の映像、音源等は、使っておりません。↓をタップして下さい。小津安二郎監督の映画「一人息子」(1936年)をめぐって(映画の映像、音源等は、使っておりません。)2023年4月12日藤谷蓮次郎・製作#小津安二郎#小市民#飯田蝶子youtu.be藤谷蓮次郎2023年4月12日
『或る夜の殿様』映画トーキー113分白黒昭和二十(1946年)七月十一日封切製作東宝製作清川峯輔脚本小国英雄撮影河崎喜久三美術久保一雄録音空閑昌敏音楽鈴木靜一演出補佐藤原杉雄照明横井総一音響効果園田芳一編集後藤敏男現像フィルムラボラトリー特殊効果円谷英一出演長谷川一夫(書生)藤田進(書生筋の男)大河内傳次郎(江本逓信大臣)山田五十鈴(おみつ)高峰秀子(妙子)飯田蝶子(おくま)吉川満子(里野)志村喬(北
『無法松の一生』映画トーキー109分カラー昭和三十三年(1958年)四月二十二日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝製作田中友幸原作岩下俊作『富島松五郎伝』脚本伊丹万作稲垣浩撮影山田一夫音楽団伊玖磨美術植田寛録音西川善男整音下永尚照明猪原一郎編集黒岩義民スチール吉崎松雄製作担当者川上勝太郎助監督丸輝夫出演三船敏郎(富島松五郎)高峰秀子(吉岡良子)芥川比呂志(吉岡小太郎)飯田蝶子(宇
一人息子★★★★一人息子Amazon(アマゾン)300円1936年(昭和11)9月15日公開/82分/モノクロスタンダード・トーキー/松竹蒲田原作小津安二郎脚色池田忠雄荒田正男監督小津安二郎撮影杉本正次郎美術浜田辰雄録音茂原英雄出演-飯田蝶子・日守新一・葉山正雄・坪内美子・吉川満子・突貫小僧・笠智衆・浪花友子1934年の「浮草物語」以降、小津は1935年に「箱入娘」「東京の宿」、1936年に最後のサイレン
1月3日の当ブログに、今年久々に浅草に「初詣」に行ったら、外国人の姿が目立ったという話を書きました。「行動制限」がないのは3年ぶりということで、今までの分も取り戻そうとお店の人たちも張り切って対応されていて、「仲見世通り」でもお土産を求める外国人観光客相手に英語の表示など準備してありました。「東京五輪」を見こんで簡単な英語を練習してきたのでしょうか、接客もスムーズにいっている感じでした。かつては、外国人のお客さんに話しかけられるだけで臆してしまう、なんていうのが映画なんかでも描かれていました
淑女は何を忘れたか?(1927年=昭和12年日本松竹)日本を代表する小津安二郎監督作品の「コメディ!」なんだそうです。古すぎて、どこが笑うツボなのか、ほとんどわかりませんでした。(もしかして、ここが笑うところ?)と察しながらの鑑賞で、笑うポイントが分からなくて「うーん、これは困ったぞ」という作品でした。私の母が昭和8年生まれ、この映画ができた当時3歳です。昭和12年というと、先に感想を書いた映画「オーケストラの少女」(米国のコメディ)が発表された年です。同じ年
どうも。第8波が来て重症者や死者が激増したら、脱マスクだの反ワクチンだの戯言をほざいていた連中は、どう落とし前をつけてくれるのでしょうか。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『浮草物語』です。旅役者一座の座長が昔子供を産ませた女のいる田舎町へ興行に行くのだが、それで現在彼の女である一座の主演女優が嫉妬をして…(松竹映画データベースより引用)。1934年公開作品。監督は小津安二郎で、出演は坂本武、飯田蝶子、三井秀男、八雲理恵子、坪内美子。小津安二郎が戦前に監督した白黒サ
小津安二郎監督お久しぶりの小津さん♡もう86年も前の作品だけれども映画の内容は舞台をそっくり現代と置き換えても少しも変わることのない親と子のストーリーです。1923年(大正12)信州・長野県。おつね(飯田蝶子)息子・良助(葉山正雄)成績が良く中学に進みたいと思う良助だが母一人・子一人の貧しさを思うとなかなか口には出せない。そんなある日良助の担任・大久保先生が訪ねて来る。大久保先生(笠智衆)「これからの人間は学
映画『伊豆の娘たち』(1945年)はシングルファザーとしっかり者の娘たちの結婚話を軽妙に描いたラブコメディですプライドの高いお嬢様役のイメージがある三浦光子さんが男嫌いを標榜する恋愛下手なヒロインをしっとりと美しく演じておられますが、なぜヒロインがそのようなキャラクターなのかと考えてみると、河村黎吉さん演じる陽気なお父さんにファザーコンプレックスを持っていることが読み取れますニッポンは戦後アメリカのスポック博士の育児方法の影響などで子供をできるだけ早く親から自立させる
1972年に肺がんのため75歳で死去した、女優の飯田蝶子さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。飯田さんには、名誉、利益共に得るが、自我が強い。災難、病難、逆境に注意。浮き沈みに注意。五行の三才配置は、大吉。といった暗示があります。引き続き飯田蝶子さんの本名、茂原てふさんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。茂原さんには、成功するが、家族縁や無理な企てに注意。引き立てがある。非難や不和に注意。五行の三才配置は、大吉。といった暗示があります。引き続き飯田蝶子さんの本名の旧姓名、飯田て
「隣の八重ちゃん」「隣の八重ちゃん」全編1934年6月28日公開。日本のトーキー初期作品。キネマ旬報ベストテン第2位。原作・脚本・監督:島津保次郎キャスト:父・服部昌作…岩田祐吉母・浜子…飯田蝶子娘・八重子…逢初夢子姉・京子…岡田嘉子父・新海幾造…水島亮太郎母・杉子…葛城文子長男・恵太郎…大日方伝次男・精二…磯野秋雄真鍋悦子…高杉早苗ガラス屋…阿部正三郎あらすじ:東京の郊外。隣り合う二軒の家に、八重子(逢初夢子)と恵太郎(大日方伝)が暮ら
★★94分東宝監督:古澤健吾出演:加山雄三、星由理子、田中邦衛、イーデス・ハンソン、有島一郎、飯田蝶子若大将シリーズの第7作目。若大将シリーズを見るのは初めて。シリーズは全18作あるらしい。舞台はスイス・ジュネーブから始まる。若大将は青大将(田中邦衛)と教授と共に欧州の学界会議に参加。そこでPANAMのローマ支店勤務の日本人女性澄子(星由理子)と知り合う。若大将は大学スキー部のキャプテン。舞台は、マッターホルンのふもとのスキー場であるツェルマッ
正木ひろし原作今井正監督1951年(昭和26)単独犯だった犯人が罪の軽減を目的として知人4人を共犯者に仕立てた実際にあった八海(やかい)事件をモデルとしている。『ここに泉あり』『にごりえ』『キクとイサム』『また逢う日まで』『青い山脈』『米』・・・まだまだある、今井監督の名作の中ファンによる人気投票で常に一位の映画です。お話。昭和26年・山口県の小さな村で小金を貯めていると噂される老夫婦が殺害され現金が略奪された残された指紋か
本日の映画『アルプスの若大将』bs録画若大将シリーズは見たことが無かった。アルプスやローマで撮影していて、1966年ではまだ日本人が気楽に海外に行く時代ではなかったでしょう。この映画を見て海外への憧れを抱いた人がいっぱいいたのだろうね。映画も若さがピカピカしていた。懐かしの飯田蝶子と有島一郎、イーデスハンソンも若い!パンナムのひょ~しよ~じよ~のジョーンズさんも出てる。こんなに丸々した人だったんだ。
『にっぽんのお婆あちゃん』題名別表記『喜劇にっぽんのお婆あちゃん』映画トーキー95分白黒昭和三十七年(1962年)一月三日公開製作国日本製作M.I.Iプロダクション製作市川喜一脚本水木洋子音楽渡辺宙明撮影中尾駿一郎出演北林谷栄(くみ)ミヤコ蝶々(サト)飯田蝶子(花)浦辺粂子(わか)原泉(はつ)岸輝子(かく)東山千栄子(末野)斎藤達雄(安西)
アナザー・ヤスジローもおもしろい。ちと大味だけどね。今回は「男性対女性」(1936)なのですが……こないだとりあげました、「家族会議」(1936)の宣伝が手持ちの「懐かしの復刻版プログラム映画史大正から戦中まで」に載ってたのでちと、みてみます。こんなです↓↓色々おもしろいです。おもしろいのは……誰がどう見ても高杉早苗たんメインの映画なのに↓↓下賀茂スター!!現代劇特別出演高田浩吉と、高田浩吉メインの宣伝をしている、ということか。スチール写真も、
『妻として女として』1961年成瀬巳喜男監督DVDで再鑑賞。出演高峰秀子飯田蝶子森雅之淡島千景星由里子大沢健三郎仲代達矢水野久美淡路恵子丹阿弥谷津子中北千枝子坂下文夫関千恵子藤間紫十朱久雄中村伸郎賀原夏子~感想~面白かった!!森(ダメ男)×高峰(愛人)コンビの成瀬映画は他にもありますが、私はこれが一番面白いと思う。●ラスト、舞台劇のような高峰×淡島×森の修羅場シーンがすごい迫力。私はどうしても2号である高峰秀子に一番共感するが、3人3様そ
『或る夜の殿様』映画トーキー113分白黒昭和二十(1946年)七月十一日公開製作東宝製作清川峯輔脚本小国英雄撮影河崎喜久三美術久保一雄録音空閑昌敏音楽鈴木靜一演出補佐藤原杉雄照明横井総一音響効果園田芳一編集後藤敏男現像フィルムラボラトリー特殊効果円谷英一出演長谷川一夫(書生)藤田進(書生筋の男)大河内傳次郎(江本逓信大臣)山田五十鈴(おみつ)高峰秀子(妙子)飯田蝶子(おくま)吉川満子(里野)志村喬(北
謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。黒澤明監督お話、さらっと。盛り場の裏手にはゴミ捨て場のような沼地があり夏の夜はそのほとりから誰が弾くのかギターの音が流れてくる。この一角の薄汚れた医院の医師真田(志村喬)無精ひげに、汚れた白衣、時に、消毒用のアルコールまで飲んでしまうという彼自身もゴミ捨て沼と同様、薄汚い。この医院にある日、鉄砲傷を受けた男がやってくる。男は今、この辺りの盛り場を押さえている若き顔役・松永(三船