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前の記事で取り上げた、石牟礼道子著「食べごしらえおままごと」…。何やら興味深いことが書いてあった。しかも、これは最初に刊行されたのは1994年なので、かれこれ30年近く前の話。水俣病に向き合った作者ならではの鋭い感性…。------------ここからここ5,6年思いつづけていることだけれど、鰯を尾引きして皮をとるとき、妙な気持ちわるさをおぼえる。尾引きというのはここらの言い方で、包丁を使わずに頭をとって、そのつけ根から骨にそって尾の方へ、指でさきおろす。そのあと
6月は何かと忙しい。今年はついでに仕事も忙しい。今日は仕事がちょっと一段落したところで、あわてて梅仕事。梅修行ともいう。修行とはいえ、梅の香りにも、しその香りにも癒されるし、塩をまぶした梅がみるみる梅酢に浸かっていくのを観察するのもまた楽し…で、こんな良い修行は無い…と私は思う。(まあ、量が少ないからだわね…)今日は梅酢が十分上がってきたところで、赤じそを入れて本漬けに。本を見ながらの作業です。新聞紙の上は乾かしている赤じそ。最近は老眼鏡が無いと、レシピも読めない…と
本日は書籍紹介をいたします。2019年最初に取り上げますのはこちら、石牟礼道子『食べごしらえおままごと』中公文庫、2012年作家の石牟礼道子さんによる、食にまつわる珠玉のエッセイです。元は鹿児島県出水市のマルイ農協グループの広報誌に連載され、ドメス出版というところから1994年に刊行されたものが、2012年に文庫されたということのようです。さて、本書は食のエッセイといっても、レシピ本やグルメ紀行といった類のものではまったくなく、そこで描かれるのは、食の背景をなす農山漁村の歳時