相応の禄を貰って対応しなければならない人が、徐々に財産を増やして五常を失うのは、必ずその身に突然危険が起きることがあり、普段から怠りやその計画が拙いことから生じている。あるいは、定まった禄もなければ、父母や親類は黙っていられないだろうし、金遣いの荒い人は一様には言い難い。こういうのは、敵に囲まれて、食い物も力も尽きて運命を天にかませるような状態である。こういうときでも志を忘れず、正しく守る人は少ない。確実に殺されるところに生きようと思って入っていけば死ぬし、死のうと思っていけば生きるというように