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引き続き春の奈良旅行。今回、ひっさ~しぶりに法隆寺へお参り!朝8時台の法隆寺は人少なで、閑静で、とても癒されました……(あと俗世っぽいこと言っちゃうと、春の秘仏公開期間で夢殿の救世観音まで見られるのに、ぜ~んぶ回って1500円の拝観料は安い気がする)で、本題。私、正直言って仏像って興味ないの(!)歴史好きのくせに興味ないの!(2回目!)大きな声では言えないけどね~(仏像なら建築のほうがまだ興味あるけど、建築もそんなに興味あるわけじゃない)し
大宝蔵院(続き)九面観音菩薩像(国宝)本面と頭上面8面を合わせてお顔は9面。お経と共に唐から来たといわれています。外来のものは国宝になりにくいそうですが、この像の技術には圧倒されます。一本の木で作られているのにいろいろと細かい飾りがついているのです。香木の白檀で日本には自生しません。粘り気があって彫りづらいそうです。今でも香りは残っているのでしょうか。↓の写真は模刻ですが、超絶技巧は伝わります。観音菩薩立像(九面観音像)(模造)文化遺産オンラインbunka.nii.ac.jp塑像の
五重塔現存する最古の五重塔(国宝)で再建された金堂よりは若干建立時期は新しいそう。心柱の下にある心礎に、仏舎利の容器があることが確認されました↓このサイトに包括的な説明があります。法隆寺五重塔|AONIYOSHI奈良の情報と写真、御朱印を掲載しています。eich516.com耐震構造になっています。現在の建築基準法には合致しないようです。実は、こういう塔は、一般に地震に強いようです。確かに、落雷で焼失という話は時々、耳にしますが、地震で、倒れたという話は聞いたことがありません。頻
中門を入ると五重塔(国宝)と世界最古の木造建造物、金堂(国宝)、これは本堂にあたります。周囲には回廊(国宝)が巡らせてあって、その中に鐘楼(国宝)もあります。この銅鐘(重要文化財)は世界遺産に決まった時に鳴らされたそうです。門のある回廊の中に、西に塔、東に金堂、これは法隆寺式伽藍と呼ばれる建築スタイル。塔というのは仏舎利(釈迦の骨とされるもの)を収めるためのもので、お墓と同じ。中門と金堂の模様は卍(まんじ)崩しと人字型割束。これは日本では根付かず、法隆寺と宇治の萬福寺(1661年、基本
永井陽子『ふしぎな楽器』より高麗尺は二十世紀の月光を土ふかく浴み鳴りそめにけり現代という傲慢な発想法あらあらしくも日輪まはるなう飛鳥仏よ二十世紀を見る刹那その杏仁の目も潰れなむさて、むずかしいですね。高麗尺、傲慢な発想法、杏仁の目、そして前提にあるのが「二十世紀」という言葉。検索してみると、高麗尺(こまじゃく)とは、7世紀に朝鮮半島の高句麗から伝えられた長さの単位。しかし701年の大宝令で建築には唐尺を使うことが決められ、高麗尺は使われなくなって
本日、東京さくら満開満開=卒業のイメージはいつから?Yahoo!ニュース一方、昭和後期における卒業はどんなイメージだったのでしょう。実は、“卒業”がテーマの曲に、満開のさくらは、ほぼ間違いなく登場しないのです。新たな史観で描かれる戦国時代歯ごたえのある文体と巧みな小説作法Yahoo!ニュース弱肉強食の戦国時代を描破する歯ごたえのある文体、武将たちの心にふと一瞬宿る人間らしい思い、固定観念を破る新たな史観を打ち出す洞察力――それらを..TVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」第1期
いつも読んで頂き、ありがとうございます。台風が上陸し、強い雨が降っているところもあるようです。皆さまのところは如何でしょうか。夫のお盆休みは今日まで。風も心配でしたが、午前中は何とかなる目論見で、MIHOミュージアムへ出かけました。5月の賑わいがウソのよう。風が強く、枝も飛んで来るとのことで、特別なバスに乗せて頂きました。業務用トンネルを通っていきます。いつも不思議だったのです。大きな美術館の建材を運んだルートがどこかにあるはずだと。台風のおかげで貴重な経験でし
おはよーございますまだいい天気継続中です。夏休みの朝みたいな感覚です。今日はこれから出勤ですが・・・昨日は予定どおり義母のお墓参りに行き、お昼をファミレスで食べ、その後行きたかった奈良斑鳩のお寺をまわりました。斑鳩、いかるが、といえば、聖徳太子太子といえば「法隆寺」がチョー有名どころですが、他にも見所あります。太子の子、山背大兄王が父の病気平癒を祈り建立した、と言われる「法輪寺」、太子が法華経を講じた岡本宮跡を、太子没後寺にした、と言われる「法起寺」です。昨日はこの2寺を廻りま
『上方漫才大賞』の翌日、娘と以前から約束していた『木×仏像展』(於大阪市立美術館)に出かけた。一部を除き奈良・大阪・京都など関西一円に残存する、飛鳥仏から円空までの期間につくられた木の仏が一挙集められている。上の写真は当日求めた目録に入場券を乗せて写したもの。入場券やポスターに、展覧会の象徴として掲載されているこの像は、京都西往寺所蔵の『宝誌和尚立像』で、平安時代(11世紀)に造られたもの。宝誌和尚とは、中国南北朝時代(5世紀)南朝を生きた高僧で、その行為や言動は神がかり的なもので
北浜文楽講座はこちらから行ってきました。「木×仏像」飛鳥仏から円空へ日本の木彫仏1000年会場は大阪市立美術館でした。三津寺さんの3月の仏像公開を見に行ったときにこの展覧会のチラシが置いてあったんです。1枚もらってきて手帳とニラメッコで行く日を決定。テーマ「日本×木×仏像」で4月29日(土祝)14:00~15:30齋藤龍一さん(大阪市立美術館主任学芸員)が講演をされるので、4月29日の予定を大阪市立美術館のために空けておいたのでし
新聞で、「木×仏像(きとぶつぞう)-飛鳥仏から円空へ日本の木彫仏1000年」という特別展の予告記事が出ていました。会場は、大阪市天王寺の大阪市立美術館です(上掲の画像は公式HPより拝借)産経新聞2017.2.5より※※※本展覧会は日本の木彫仏の魅力を再発見することを目的とし、素材である「木」に注目しながら鑑賞していただく企画展です。一本の樹木にこだわり、由緒ある古材にこだわって造られた仏像。その造形に親しみ、楽しむ空間を提供いたします。何の木で造られたの?