ブログ記事292件
■個人文学の全集が売れない時代だとは聞いています。まず第一に置く場所がない人もいるだろう。そして本を読む人が減少している事実。価格そのものが高い。理由は沢山あるが、いい本に出会うとスマホを弄る時間さえも勿体ないと思う。今日から私は何処へ行くにも先日間違えて買ったイタガキの鞄にこの全集の一冊を入れて持ち歩くだろう。そうして例えば病院の待ち時間誰かとの待ち時間にふと何ページか読めれば、1ヶ月で1巻は楽しむことができます。これは何という贅沢でしょう。私はこの全集もいつもの「日本の古本屋」という
須賀敦子全集全9巻買っちゃいました。(今日)■私は旅をしている移動の中で「本を読んでいる人」を見るのが好きである。最近は少ないけれど、欧米の人は良く読んでいる、当然、ある程度の年齢以上である。何を読んでいるかは判らないけれど、日本のような小さな文庫はないから大きな本である。飛行機の中、列車の中、自分もその中の一人で人ありたい。■「須賀敦子」の本、これは奥さんの本であるが、暇つぶしに手に取り読んでいたら、どんどん嵌っていった。英国、この時差ボケ中が反対に有難い、真夜中か
ふと、気がついた。本をワクワクしながら読めなくなっていることに。いや、本を読むのは好きです。文章が、文字があれば読まずにはいられない活字中毒者なのは、変わらない。マンガは、ワクワクしながら読めるな。この間、読んだ須賀敦子の,エッセイも分析しながら読むときも、分析せずとも読むときに同じようにワクワクしたな。でも、小説を読むと、特に純文学系はストーリーを追わないから、ワクワク感は感じられない。作者の意図や、伏線の回収具合を確認してしまう。この作者の、癖は,何?文体の特徴は?その
読みやすく、解りやすく、著者の心象風景が伝わってくる本は、読書が楽しくなり、読みたいという気持ちになります。読書から伝わる心は、スマホやパソコンとは、また別物なのかもしれません。そんな本の一つは、須賀敦子さんの著書、そして、最近では、皇族の一人である彬子女王の著書。中でも、『京都ものがたりの道』は、これまでにない視点で書かれた、解りやすい京都ガイドブックとして、一読の価値あり。
昨日は、緊張する慣れない仕事を1日やって、帰宅後、夕食を食べたら、すぐ寝ました。早く寝過ぎて、真夜中に目が覚めて、逆に寝れなくなりました。笑また、今日もその仕事があるので、副交感神経が興奮状態なのでしょうね。昔の、別々の職場の知り合いの方々と再会して、一部お話をしました。かつ情報交換と。今日は、そのお一人に詩集を献本しようと準備。優れた方なので、きっとコツさえ掴めば、文学作品を次々と書けるのではないかとも期待しての献本です。さて、もうじき、出発なので、簡単に。休憩中に、多
第6回須賀敦子翻訳賞授賞式PremioSuga-sestaedizioneに行ってきました(2025.10.30)@イタリア文化会館2025年10月30日(木)第6回「須賀敦子翻訳賞」授賞式に行ってきましたイタリア語の著作の優れた日本語への翻訳を評価広く紹介することを目的とし隔年で開催されている第6回須賀敦子賞の受賞式がイタリア文化会館アニェッリ・ホールにて厳粛な雰囲気の中で行われました5名からなる選考委員会では2022年10月から2025年3
母が大好きな、須賀敦子さんの本を初めて開きました。1929年生まれ。20代と30代をイタリアで過ごし、日本文学のイタリア語翻訳、イタリア生活を綴ったエッセイ本を多く出版している方です。母が、須賀敦子さんの書く文章が好きってよく言っていて、読んでみたいとは思ってました。初めて開いた須賀敦子さんの本はこちら。遠い朝の本たちこちら、Amazonにある本の説明人生が深いよろこびと数々の翳りに満ちたものだということを、まだ知らなかった遠い朝、「私」を魅了した数々の本たち。それは私の肉体の一部と
若い頃心惹かれた作家は、河合隼雄と須賀敦子だった。そして福岡伸一…エッセイが好きで、「心」や「感性」、物の見方や感じ方を知り、共感を覚える。ヨーロッパに行ってからは、建築や住まい方に興味を持つようになり、惹かれる建築家は、コルビュジエ、村野藤吾、安藤忠雄、磯崎新、伊東豊雄、SANAA(妹島和世、西沢立衛)…作家や建築家の視点や考え方に興味があるが、やっと図書館で予約していた★「天使も踏むを畏れるところ」(松家仁之)の下巻がまわってきて読み終わった。松家氏は、元編集者で須賀敦子の紹介でお名前
今ならわかるよシリーズ10カッコつけてた、実は読んでなかった、理解してなかった。今ならわかるかも、やり直しシリーズ。その10森有正「バビロンの流れのほとりにて」大学時代、法学部ゼミ(政治社会学)の他に、哲学のゼミに参加していた。本書は、その読書会で使っていたテキスト。20歳そこそこの私には、知らない作家・哲学者や芸術家の名前だらけ。1、2行(頁ではない)進むにも苦労した。担当の加藤武先生はアウグスティヌスの研究者。私は、絵の見方、美術品の見方、本の読み方、物事の考え方を教えていただい
須賀敦子さんが翻訳したウンベルト・サバの詩にこんな一節があります。==========「ミラノ」石と霧のあいだで、ぼくは休日を愉しむ。大聖堂の広場に憩う。星のかわりに夜ごと、ことばに灯がともる。人生ほど、生きる疲れを癒やしてくれるものは、ない。「須賀敦子全集」第一巻より引用==========人生は時に私たちを疲れさせるけれど同時にその疲れを癒やしてくれるのもまた“人生”そのもの。生きること自体が、時に疲れや苦しみを伴うものだけ
9月も終わろうとしています。月日が経つのは早いものですね。次の花音朗読コンサートまでの期間は、打ち合わせ等の準備期間になるのですが、私は少し個人の時間を作って旅に出ました。一度行ってみたいとずっと思っていた北陸です。そして、ずっと気になっていた石川県立図書館にも行くことが出来ましたので、ご紹介させてください。石川県立図書館の正面皆さんは行ったことがありますか?日本には話題となる図書館がたくさんありますが、こちらの図書館は「日本一美しい図書館」と言われているそうです。
9月27日(土)とりあえずアルバム発売もツアーも発表されませんでしたが、月末の『3月のライオン』発売は間違いないので、読書強化週間と銘打っていたのに、またまたドラマを一気見してしまった。『セトウツミ』は、東京に住んでいた時、次男からのおすすめで見始めたドラマ。次男がおすすめしたときは、ただ男子高生2人が河川敷の土手でくだらない話をしているだけのドラマだったのです。それもそれで面白くはあったのですが、最終回ひとつ前で話が急展開。あんまり急すぎて、一週間飛ばしてしまったかと思ったく
東京都写真美術館の「総合開館30周年記念TOPコレクショントランスフィジカル」展(すでに会期は終了)で、”初めて目にするけどよく知っている写真”に出会いました。その写真とは、マリオ・ジャコメッリの《自分の顔を撫でる手もない》という作品。神父の卵たちが輪になってスケートをしている構図です。ああ、これか~、見たことはなかったけれど、すぐにわかりました。須賀敦子さんが「コルシア書店の仲間たち」<銀の夜>の中で参照している作品(のシリーズのうちのひとつ)です。<銀の夜>
時々、絵本の会に参加しているが、先日の会で★「DarkBlueそして光へ」(葉祥明)を読んだ。帰ってから葉祥明の大好きな絵本というか画集★「トスカーナの祈りーイタリア、光と風の旅」を久々に読んだ。トスカーナから広がるなだらかな丘、聖堂が浮かび上がり、鳥や羊…獅子座流星群…アッシシの聖フランチェスコ…イタリアの緑の♥️…学生時代のゼミや初めて訪れた時の感動、須賀敦子の描写等を次々思い出す。何年も前にEテレで安野光雅のアルザスのスケッチ旅行の講座があったが、安野光雅の絵本も好き♥️旅
こんばんは🌠今日は朝からシトシト雨降りでもお洗濯はしました昨日の外出、かなり疲れました。名古屋に行くといつもこんな感じ電車を乗り継いで行くのがかなりシンドい階段多し地下鉄苦手地下鉄以外でも明るい電車、、、路面電車じゃなくて良いので電車があったらいいのに。地下鉄には若者や外国人しか乗っていませんね。大人、シニア層は皆さん車なんですね〜っと言う事でお昼寝=2時間してしまいました最近、片付けなくちゃと思っています、、、色々まずはCDと本そんな時家族が持ってきてくれ
須賀敦子著作「ヴェネツィアの宿」を読んだ。
女性作家による時代小説を読むのが、楽しみになっている。ほんの数か月前から始まった新たな趣味の世界だ。それまでは、イギリスやアメリカの女性たちが書くミステリー作品一辺倒だったのが、どういう風の吹き回しか、方向転換していた。英語の原文で読む小説に飽きたと言うのでもないが、美しい日本語で描写される江戸時代の人物、家庭、風景、事件、日常生活に触れるのは、新鮮な喜びを与えてくれる。嬉しい発見だった。特に傾倒している作家は、宇江佐真理さん。残念ながら10年ほど前に、病死された。私より2歳年下、同じ
ミラノで話題のお店、「Trattor(トラットリア)iadel(デル)lCiumb(シアンビア)ia」。「シアンビア」は、英語読み。「チウンビア」がイタリア読み。イタリア語は「ローマ字」だから簡単だと、よく言われるが。発音が結構やっかい。この店、昼夜で異なる業態(ぎょうたい)に変わるハイブリッドなスポット。午後の時間帯は、本格的なミラノ料理を提供する洒落(しゃれ)た雰囲気のトラットリア。夜が深まるにつ
夏至が近づいてきた。日本は梅雨の期間中で長い昼の光を楽しむことは難しいのだが、今週は中休みで週末の夏至の日の陽光が楽しみ…✨夏至はフランスでは「音楽の日」🎵街中に音楽が溢れ、人々は1日中✨と🎵を楽しむ…✨初めて学生時代にヨーロッパを旅した時、イタリアやフランスの大聖堂を見上げ圧倒された。天から降り注ぐ光✨とパイプオルガンの音、絵画や彫刻の装飾…確かに美しく素晴らしいのだが、私の感知出来るヒューマンスケールを超えている…祖父は神主だったし、クリスチャンではないが、幼い頃は叔父にキリストの話
もう本を増やすのはやめようと軽く決意していたが、その軽さゆえ、古書店の棚で見つけて抗えなかった。決意は明日からにしよう。須賀敦子「遠い朝の本たち」遺著のようだ。須賀敦子ってどんな人?と問われた時に、なんと答えたらよいか、考えていた。(問われたことはまだない)装丁の舟越桂作品をみて閃いた。須賀敦子、「本を愛した、まなざしの美しい人」https://books.bunshun.jp/articles/-/9128
これまでと全く異なる切り口の新説を聞くと、その斬新さに感銘してしまいすっかり共感してしまうことがあります。が、少し時間を経て冷静になると、これまで自分が見聞きしてきたことと照らし、やはり持論を放棄するわけにはいかない、そう思えてくることも。イタリア文化会館で、「隔離か/共生か―近世ヴェネツィアのゲットーとユダヤ人―」という講演会を聞いたのは今年1月末の事。話者は講演会の題名でもある「隔離か/共生か―近世ヴェネツィアのゲットーとユダヤ人―」という書を著した鹿児島大学教授の藤内哲也先生です
こんばんはさくら🐕️ママ宅のウコン桜🌸綺麗に咲きました。お江戸は晴れていたようですね。こちらは午後からザザっと大雨が降りましたよ。校庭がずぶ濡れお正月に見る『たなくじ』普通でもやっているんですね1年後の自分に思いをはせると吉
ザ・ルーム・ネクスト・ドア原題は’WhatAreYouGoingThrough'(あなたはどんな思いをしているの?)で、映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』の原作である。著者はシーグリッド・ヌーネス。桑原洋子訳。死期が迫り安楽死を望む友人に寄り添う女性の物語で、この二人が語る老いや死にまつわるエピソードがたくさん盛り込まれ、結末も映画と同じではない。主人公の作家の、場面場面での思いが細かく語られているし、二人の温かさやユーモアが素晴しい部分もあるのだけれど、
春分Marchラヴェルの『ボレロ』Ravel:Bolero/LeonardBernsteinラヴェル:ボレロレナード・バーンスタイン★『ボレロ』(仏:Boléro)は、フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ曲である。同一のリズムが保たれている中で、2種類の旋律が繰り返されるという特徴的な構成を有しており、現代でもバレエの世界に留まらず、広く愛される音楽の一つである。2016年5月1日、本国フランスにおいて著作権が消滅した。作曲の経緯
春分Marchガーシュインの、「ラプソディー・イン・ブルー」GeorgeGershwin-RhapsodyinBlue-LeonardBernstein,NewYorkPhilharmonic(1976)★『ラプソディ・イン・ブルー』(RhapsodyinBlue)は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲、ファーディ・グローフェが編曲したピアノ独奏と管弦楽のための音楽作品である。『ラプソディ・イン・ブルー』というタイトルは「ジャズの語法によるラプ
イタリア語音読講座Adaltavoce(Inaloudvoice)第22課※イタリア語を勉強する時、英語というフィルターに通すと理解が深まる気がしています。英語の勉強にもなりますしね。どちらの言語もまだまだ未熟なので、誤りなどのご指摘大歓迎です!イザベラ先生:Leggiamoinsiemel'italianoadaltavoce.(Let'sreadItalianaloudtogether.)石田先生:今回のテーマは音を味わおう。そして
春分MarchEPOさんの『う、ふ、ふ、ふ、』EPO-う、ふ、ふ、ふ、(lyrics)▾カルチャーラジオ文学の世界-NHK【100歳になる三島由紀夫】「演技を生きる」、面白い。プレーヤー|NHKラジオらじる★らじる★美しい星(小説)-Wikipedia『美しい星』(うつくしいほし)は、三島由紀夫の長編小説。三島文学の中では異色のSF的な空飛ぶ円盤や宇宙人を取り入れた作品で、執筆当時の東西冷戦時代の核兵器による人類滅亡の不安・世界終末観を背
春分March大貫妙子の「シャルウィダンス?」大貫妙子/TaekoOnuki-ShallWeDance?(SymphonicConcert2020)29年前の映画。キャスティングで印象は変わる。OriginalSoundtrackRecording映画「王様と私」"ShallWeDance?"from"TheKingandI"『須賀敦子のローマ』(文/写真大竹昭子)、読了。素晴らしかった。線を引きまくって読んだが、中でも
啓蟄Marchスピッツの「ルキンフォ―」スピッツ/ルキンフォージャケット素敵ガーシュインの「アイガットリズム」も、今の季節の気分10levelsof"Igotrhythm"ジョージ・ガーシュウィン-Wikipedia「ラプソディーインブルー」も大好きラプソディー・イン・ブルーバーンスタイン1976NHKラジオFM朗読の世界須賀敦子『ミラノ霧の風景』(16)「ガッティの背中」「舞台の上のヴェネツィア」プレーヤー|NHKラジオらじる
啓蟄March春先に聴きたくなる、ラジオスターの悲劇バグルス-ラジオスターの悲劇★「ラジオ・スターの悲劇」(ラジオスターのひげき、VideoKilledtheRadioStar)は、イギリスのニュー・ウェイヴ・グループ、バグルスの1979年の曲。テレビの出現により仕事を奪われた歌手の話から、ラジオの黄金期を賛美する。数々のチャートで1位に輝き、カバーも多数された。MTVで放送された最初の音楽ビデオであり、人気メディアで広くパロディ化され、利用された。★TheBug