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音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「指導者のメンタル」についてお伝えしました。指導者のメンタルに問題があると悪影響を受ける、というお話でした。ご参考:『師匠のメンタルが弟子に影響する』「有名な先生に習いたい!」「優れた実績のある先生に習いたい!」と思う方がいらっしゃると思いますが、突き抜けた結果を出す人には、おしなべて非常識な人が多くいます。その性格が、結果を出すことには最適なのですが、それ以外の面では問題になる場合がある、
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。メンタルを育てる上では、どんな師匠に習うかが意外に重要です。師匠のメンタルが悪いと、弟子のメンタルにも悪影響を及ぼすからです。例えば、自己愛の強い指導者につくと、不必要に傷つけられたり、利用されたりします。自己愛の強い指導者とは、以下のような特徴を持つ人です。・自分のことを特別な存在だと思っている・経験・実績・地位をひけらかす・自分の短所や過ちを認められない・自分の成果のために他人を利用する・共感性
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「完璧主義の弊害」についてお伝えしました。完璧主義が行き過ぎると自分の望みすら見失ってしまう、というお話でした。ご参考:『完璧主義の末路』今日はそれと関連して、無気力についてお話します。「やりたいことはあるけど、気力が湧かない」という人がよくいます。心理学では、「コントロール不可能性を学習した状態」を無気力と読んでいます。コントロール不可能性とは、「自分の力ではどうすることもできな
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「べき論が人を不幸にする」とお伝えしました。ご参考:『「べき論」で不幸になる』「べき論」に近いものとして、完璧主義があります。完璧主義は、「完璧であらねばならない」という一種の「べき論」です。完璧主義は、5つの段階を経て、メンタルに深刻な問題を引き起こします。最初の段階は、怒りの段階です。「なんで私はダメなんだ!」と、完璧になれない自分に対して怒りをぶつける段階です。それを通り過
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「善悪感情が多いほど結果を出しづらい」とお伝えしましたが、善悪感情と関連して、「べき論」についてお話しします。ご参考:『善悪感情が結果を遠ざける』「べき論」とは、「~すべき」「こうあるべき」といった強迫的な考え方のことを言います。例えば、「年上は敬うべきだ」とか、「ビールを注ぐ時は、ラベルを上にすべきだ」とか。「べき論」が多い人の中には、自己肯定感が低い人や、精神的に不安定な人、自信がない人が多く
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「自己否定してしまう人はまず自己受容をしよう!」とお伝えしました。「自己否定してしまう自分はダメ」という自己否定をしてしまってはいけないのです。ご参考:『自己受容から始めよう!』今日は、自己否定の話と関連して、善悪感情についてお伝えします。「こうすべき」(これが善)「こうあるべき」(これが善)「これをしてはいけない」(これは悪)「こうあるべきではない」(これは悪)このような善悪感情が多
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、自己肯定感についてお伝えしました。ご参考:『自己否定していませんか?』自己肯定感が高い人は結果を出しやすく、自己否定感が強い人は結果を出しづらいというお話でした。とは言え、今までずっと自己否定してきた人が、「自己肯定感を高めたほうが良い」と言われたとしても、「はい、そうですか。じゃあ、これから自己肯定します」と簡単に自己肯定できるようになるなら苦労はしません。今まで自己否定をしてきた人ほど、
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。今日は、結果を出すメンタルの要素として、「自己肯定感」についてお伝えします。自己肯定感とは、自分を肯定する感覚であり、自分を「価値ある存在」として積極的に評価できる感覚です。自己肯定感が高い人は、前向きで、少々の不安があっても行動し続けます。また、自分の気持ちを開示できるので、人のアドバイスや手助けを快く受けることができ、どんどん結果を出すことができます。自己肯定感の反対は、自己否定感です。自己否定感が
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回、前々の記事では、結果を出すメンタルの要素の一つとして、「欲の強さ」についてお話をしました。ご参考:『結果を出すメンタルの要素』『努力ができないのは』欲が強い人ほど結果を出しやすいし、欲が弱い人ほど結果を出しにくいというお話でした。とは言え、望むことがあっても、その望みにフタをしてしまう人が多くいます。「自分はそこまで業績を上げなくていい」とか、「生活に必要なだけのお金があればいい」とか。心からそう思
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。プロゴルファーのジャック・ニクラスは、「成功の90%がメンタル、技術は10%」と言いました。音楽の世界では、成功の何%がメンタルなのか知りませんが、プロの方ほどメンタルの話に関心を寄せます。シビアな世界を生き抜いていくには、ある種のタフさが必要だからでしょう。どんなに音楽的な才能があっても、どんなに優れた先生から教わっても、途中で潰れてしまえば成功しません。そういう意味で、音楽の世界でもメンタルの要素は大きいと思
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。仕事においても、目標達成においても、結果を出すための要因は様々ありますが、その中で大きなウェイトを占めるのがメンタルです。どんなに才能があっても、行動し続けられなければ結果は出ませんし、どんなに環境に恵まれていても、行動し続けられなければ結果は出ません。行動できるかどうかは、メンタルで決まります。才能を生かすのも、環境を生かすのも、メンタルなのです。結果を出すメンタルの要素はいくつかあるのですが、その一つは「欲の
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。誰の言葉だったか忘れましたが、若い頃にこんな言葉と出会いました。「再読する価値のない本は、一読する価値もない」本当に価値の高い本は、何度読んでも学ベることがあるので、そういう本を選んで読んだほうが良い、ということですね。本に限らず、音楽でも、美術でも、価値の高いものは何度触れても新しい学びや気づきを得ることができます。そして、面白いことに、様々な分野で優れた結果を出している人の中には、繰り返し学習をしている人が多
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。あなたには、心酔するほどの表現者がいますか?あるいは、私淑している人がいますか?私は、数年に一度くらいの間隔でそういう対象に出会っています。そして、その人の動向をウォッチし、その人の作品を味わい、その人が関心を持つことに自分も関心を持つ、ということを繰り返してきました。意識してそうしてきたというよりは、「つい、そうしてしまった」という感じです。まるで、その人に取り憑かれたかのように、のめり込んでしまうのです
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回・前々回の記事では、歴史と繋がることや座右の古典を持つことについてお伝えしました。ご参考:『オリジナルを目指す前に』『座右の古典はありますか?』今日は、その話に関連して、「センス」についてお話をしたいと思います。音楽に限らず、仕事にはある程度のセンスの良さが要求されます。「センスの良さ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力のことを言います。「くまモン」や「ドコモのiD」などで有
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「歴史に繋がろう」というお話をしました。ご参考:『オリジナルを目指す前に』イタリアのクリエイターやアーティストは、誰もがダンテの『神曲』を読んでおり、『神曲』の中の好きな場面を言えるそうです。『神曲』からイタリア語が生まれたと言われるように、この本はイタリア人にとってはルーツの一つと言える本です。また、『神曲』を題材として、ボッティチェッリは『地獄の地図』の絵を描き、ロダンは『地獄の門』の彫刻を創って
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「オリジナルの表現をしたい」「オリジナルの作品をつくりたい」という表現者の方は多くいます。オリジナルとは、独創的という意味です。模倣によらず、独自の発想で生み出したものがオリジナルです。ということは、それは必然的に「新しいもの」になります。すでに誰かがやったことであるなら模倣であり、独自の発想ではないからです。自分がどんなに「新しい!」「オリジナルだ!」と思っても、過去に誰かが同じことをやっていたら、
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。今日は、情報を得る際の視点の取り方についてお伝えします。これは、音楽のレッスンを受ける上でも重要なことです。本を読む時に、あまり良くない読み方は、自分の視点で本を読んでしまうことです。「そうだ、そうだ」と答え合わせをするかのように、自分に共感できることや納得できるところだけを拾って終わらせてしまうような読み方です。こういう読み方は、自分を成長させません。それどころか、自分の思い込みをますます強化してしまいま
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。何かの課題や問題を解決したい時に、「どうすれば良いか?」と考えると思いますが、「どうすれば良いか?」と考える時には、自分の頭の中の記憶にアクセスしています。頭の中にある情報を参照したり、組み合わせたりしてアイデアを出そうとするわけです。ですが、その頭の中にある情報の質が悪ければ、出てくるアイデアの質は悪くなります。その頭の中にある情報の量が少なければ、出てくるアイデアの数も少なくなります。良い料理をするには
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。機能脳科学者の苫米地英人博士のところでコーチングを学ぶ人たちは、「お酒を飲んではいけない」と言われています。苫米地博士によれば、お酒を飲むことで、IQが下がるのだそうです。詳細な因果関係については、私はきちんと調べていませんが、私の体感としては、お酒を飲むと頭の働きが悪くなり、仕事の質が落ちるので、最近はあまり飲まないようにしています。お酒を飲む時間が増えるほど、クリエイティブになれない時間が増える、というのが私の実
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。近年では、「脳をアイドリング状態にする」ことが良いとされています。何もしないで、ボーッとする時間をあえて作ったり、課題に取り組むことを一旦やめて、他のことに没頭することが良いとされているのです。2-3時間集中して何かに取り組んだあとに、何もせずにボーッとする時間を20-60分とることで、脳が活性化されるという研究について、少し前に耳にしました。将棋の羽生さんは、休みの日に5-6時間、ボーッとする時間を作っているそ
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。心理学者のキャロル・S・ドゥエックは、あらゆる目標は「学習目標」と「遂行目標」の2つに集約されると言っています。「学習目標」とは、知識を増やしたり深めたりして、技能や見識を高めるような目標です。学習することや、練習することそれ自体を楽しむことがゴールになります。「遂行目標」とは、良い成績をとって競争に勝つことや、報酬を得るような目標です。何らかの成果や社会的評価を得ることがゴールになります。学習目標
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「良いアイデアが思い浮かばない」「解決策をなかなか思いつけない」そんなことはありませんか?私は毎日、新しいアイデアがポンポン出てきます。たくさん出すぎて、書き留めきれない時もあります。アイデアを思いついてもすぐにメモができない時は困ってしまいます。私たちの脳には、比較的アイデアが生まれやすい意識状態と、そうではない意識状態とがあります。ウンウンと頭を捻って何も思い浮かばない時もあれば、ある時にふと何
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。何らかのゴール(自分が望む状態)に向かうには、さまざまな課題や問題をクリアする必要があります。そのためには、IQを上げる必要があります。冷静に物事を俯瞰し、整理できるようになったほうが良いわけです。私たちの脳は、コンフォートゾーンの内側にいる時にIQが高まり、コンフォートゾーンの外側にいる時にIQが下がります。例えば、スポーツの試合では、アウェイで試合をするよりも、ホームで試合をするほうがパフォーマンスが高まります。
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「クリエイティビティのはたらき方」についてお伝えしました。ご参考:『言い訳がクリエイティブに出てくる理由』クリエイティビティは、「コンフォートゾーンに戻る力として働く」というお話でした。クリエイティビティが、コンフォートゾーンに戻る力として働くのなら、コンフォートゾーンをゴール(望む状態)の側へずらせば、ゴールに向かう力としてクリエイティビティが働くことになります。コンフォートゾーンをゴー
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。目標を達成したり、課題や問題を解決したり、仕事で新しいアイデアを生み出すためには、クリエイティビティ(創造性)を高める必要があります。そこで重要になるのは、マインド(脳と心)の使い方です。クリエイティビティ(創造性)は、コンフォートゾーンに戻る力として発揮されます。私たちの無意識は、常にコンフォートゾーンを保とうとするので、コンフォートゾーンから外れると急いでコンフォートゾーンに戻ろうとします。そのコンフォートゾ
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。私は数年間、音楽家向けに情報発信をしていて興味深いことに気づきました。それは、プロとアマチュアの情報に対する反応の違いです。アマチュアの人や、初心者に近い人ほど、「○○ができるようになるコツ」などの具体的なノウハウ(knowhow)情報に反応します。それに対して、プロの人や、経験を重ねた人は、マインドの理論や結果を出す人の考え方などの抽象的なノウホワイ(knowwhy)情報に反応します。これは、ビジネスでも同
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「自由が欲しい!」「自由になりたい!」という言葉をたまに耳にします。また、「経済的自由、時間的自由を得よう!」と謳った本やセミナーなんかも、たまに目にします。こういう言葉を聞くと、私は不思議に思います。日本に住む私たちには、さまざまの自由が保障されています。たくさん稼ぐ自由もあれば、ゆっくり過ごす自由もあります。選ぶ自由が保障されているのに、「自由が欲しい!」「自由を得よう!」と言っているのです。お
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。日々、色んな方の悩み事を聞く機会が多いのですが、「それって、別に悩まなくて良いことなのでは?」と思うことがたまにあります。本人にとっては切実な問題なので、その悩みを軽んじているわけではないのですが、「思い込み」が悩みの原因になってしまっている場合があるのです。悩みは、自分が持つ信念から生まれています。「こうあるべき」「こういう状態が望ましい」と思っているのに、現実にはそうなっていないから不愉快になったり、落ち込んだりす
コーチングを学びたい人向けに、オンラインの講座を開講しました。全12回のマンツーマン・レクチャーにより、仕事や音楽生活において、コーチングを活用できるレベルを目指します。オンライン・コーチングレッスンは、3つのステップを踏んで行います。STEP1信頼関係を高め、会話を円滑にするSTEP2相手の望みを引き出し、相手を動機づけるSTEP3結果を出すマインドの使い方を学ぶ全12回のうち、第1回から第4回までがSTEP1第5回か
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。少し前の記事で、「好き」と「食べる」の定義についてお話ししましたが、ご参考:『「好きなことで食べる」とは?』今日は、「お金持ち」の定義について考えてみたいと思います。皆さんにとって、年収1億円はお金持ちでしょうか?これは、比べる相手によって変わります。日本の中では、年収1億円はお金持ちに見られますが、世界の富豪から見ると、1億円はプライベートジェットの燃料代にしかならない、はした金です。たか