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音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「あの人の演奏はつまらなかった」「あの先生のレッスンはつまらなかった」と言ったことがよく言われます。そんな評価を聞くと、私は「なんてつまらない評価なんだ」と思います。その人が、つまらない部分にロックオンしているからです。私たちの脳には、何かに注目(ロックオン)すると、それ以外の情報を遮断(ロックアウト)してしまう性質があります。自分が注目した以外の情報は、盲点になってしまうのです。例えば、誰
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「プライドを捨てなさい!」とは、教わる現場でよく聞く言葉です。「プライド」という言葉を辞書で引くと、「自尊心や自負心」と書かれています。「自尊心」とは「自分の人格を大切に思う心」であり、「自負心」とは「自分の才能や仕事などを誇りに思う心」のことです。どちらも持っていたほうが良いように思えますが、「プライドを捨てなさい!」と一般に言われる時は、「自尊心や自負心を捨てなさい」という意味ではなく、「他者の話(特に
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。夢というのは、恋に似ています。最初は、キラキラと輝いて見えます。手に届かない時が、一番欲しいのです。ですが、近づいてみると色んなことが見えてきます。恋愛では、「付き合いたい」と思っていた相手と実際に付き合ってみると、それまで知らなかった色んなことが見えてきます。良いことも、悪いことも(笑)それを踏まえて、「付き合い続けたい」とか、「別れたい」などと考え直す人がいます。夢だった仕事も、最初は「
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。今日は、競争に必ず勝つ方法をお伝えします。それは、「勝ち」を譲ってあげることです。「相手が勝つこと」を自分にとっての「勝ち」にすれば、あなたは簡単に勝つことができます。目の前に「勝ちたい」と思っている人がいるなら、あなたはその願い事を叶えてあげる神様になってあげれば良いのです。人を喜ばせる神様になるほうが素敵じゃないですか?「勝てなきゃ嫌」と思っている人は、「勝てなければ自分には価値がない」という信念(ブリ
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。今日は、自分が持つべき基準について、お話をします。自分が生み出す結果や、自分の成長するスピードは、「今の自分が持っている基準」で決まります。例えば、同じサービスで起業したばかりのAさんとBさんがいるとします。Aさんは、「私は起業したばかりだから、サービスの質は低くて当然だ」と考えます。Bさんは、「私はプロなのだから、プロとしてのサービスを提供して当然だ」と考えます。Aさんも、Bさんも、見た目は同じ起業を
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。今日は、「あなたの現実は、あなたが作り出している」というお話です。人間の身体は、毎秒数千万ビットの情報を知覚していると言われますが、それらの情報のうち、私たちの意識に上がるのは数十ビットほどだそうです。私たちが知覚した情報は、フィルターにかけられて意識に上がっているのです。そのフィルターは、あなたが重要だと思う情報や、あなたに関心のある情報しか通さないフィルターです。あなたが重要だと思わず、関心を持たな
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「何かを成し遂げよう!」と思った時に、必要な知識や技術を身につけることは大切なことです。例えば、「音楽の道に生きよう!」と思ったら、音楽の知識や技術を身につける必要があります。ですが、その知識や技術を身につける過程や、その知識や技術を生かす場面で、マインドの違いによって大きな差がついてしまうことがあります。例えば、何か分からないことがあった時に、どんどん他人に聞いたり、指導者にしつこいくらいにぶち当たって、多くの
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「好きなことを仕事にして食べていけるほど、世の中は甘くない」こんなことを言う人がいたら、その人が実際に自分の経験でそれを確かめたのかどうか確認してみて下さい。実際に自分で確かめた経験のない人の意見には、あまり説得力がありません。実際に自分で好きな仕事をしてみて「うまくいかなかった」と言う人でも、それを「ちゃんとやった」のかどうかは分かりません。もしかしたら、単に勉強不足や情報不足であっただけかもしれないからです。
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「好きなことを仕事にして食べていけるほど、世の中は甘くない」と言われます。そう結論づける前に、考えてみて欲しいことがあります。それは、あなたにとっての「好きなこと」と「食べる」の定義です。「好きなこと」と言っても、その範囲は人によって異なります。例えば、「音楽が好き」なAさん、「クラシックが好き」なBさん、「オーケストラが好き」なCさんがいたとします。Cさんは、オーケストラに入れなければ、好きなことを仕事に
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。これまで数回の記事では、世間一般で正しいとされる価値観に、あえて逆らうような内容を書いてきました。もしかしたら、私のことを天邪鬼だと思った人がいるかもしれません(笑)なんでこんな面倒くさい文章をいちいち書くのかと言うと、それは、「正しさによって傷ついている人が多い」からです。「こうすべき」「こうした方がいい」「これが正しい」などと、一つの方法やあり方を受け入れてしまうと、それをしないことやできないことが「
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「頭でっかちは良くない」なんて言われます。「頭でっかち」とは、他者から得た知識や情報ばかり持っていて、実体験や実践が乏しい人のことを言います。ですが、前々回の記事にも書いた通り、私たちは誰もが自分に必要な行動をしています。ご参考:「行動力に悩まなくていい」その人にとって、本当に必要な体験と実践だけをすれば問題はないのですから。「実体験や実践が乏しい」というのは、見る側の主観でしかありません。その人
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「行動力なんか気にしなくていい」とお伝えしました。ご参考:『行動力に悩まなくていい』「行動しなきゃ」と思わなくても、心から望むゴールを設定し、コンフォートゾーンを設定すれば、必要な行動を自然にするからです。要するに、行動力は結果なのです。とにかく、世の中には「もっと動きなさい!」と言う人が多くいます。そして、そのように言われるたびに、「私は行動が足りないのかも」と自分を悪く思う人がいます。
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。世の中には、「私は行動力がないからダメ」などと、自分のことを悪く思っている人が多くいます。「私は行動力がない」と言うときには、必ず誰かと自分を比較しています。その誰かは必ずしも特定の人物とは限らず、想像上の平均的な存在かもしれませんが、とにかく比較をしています。人の能力における「ある」とか「ない」といった評価は、何らかの「基準」を前提とします。その「基準」を超えたら「ある」になり、その基準を超えなければ「ない」になる
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「夢を叶えるためには、とにかく行動し、とにかく努力する」これは古い教え方であり、間違った精神論です。痩せたい人が、とにかくダイエットをすると、リバウンドします。運動したい人が、とにかく運動を始めると、三日坊主になります。なぜなら、私たちの無意識はコンフォートゾーンを維持しようとするからです。コンフォートゾーンとは、自分が快適で安心でいられる範囲です。私たちの無意識は、一定の体温を維持し、一定の呼吸
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「権威を盲信してはいけない」とお伝えしました。ご参考:「ホンモノに振り回される人」自分のパフォーマンスを下げないためにも、権威の意見に囚われ過ぎないことは大切です。なぜなら、人それぞれにその人らしさがあり、権威の言うことがどんなに正しくても、自分らしくないことは、なかなか実行できないからです。世の中には、「こうしなさい」「ああしなさい」と言われないと動けない人がいる一方で、「こうしなさい
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「多くの人が他者評価を気にし過ぎている」とお伝えしました。他者評価においてもっとも強烈なのが、「権威」と言われる存在です。特に、アマチュアの音楽家は、プロの言葉に弱い。そして、プロの音楽家でも、師匠や先生の言葉には弱い。「こうした方が良い」と言われると、多くの人が「経験が長い人の言うことだから正しいのでは?」と無批判に信じ、異論があったとしても、「結果を出した人に従うべきでは?」と考
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。前回の記事では、「自分の成功は自分で定義する」と書きました。読者のみなさんの中には、「そんなの自己満足じゃないか?」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。そうです。本質的には、自己満足です。ただし、コーチングのゴール設定には、「現状の外側にゴールを設定する」という重要なプリンシプルがあります。すなわち、今の自分を思い切り変えなければ達成できないようなゴールを設定します。でも、「自分が心から望んでいる」と
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。「音楽家としての成功」といった時に、あなたはどのようなイメージを持っていますか?もし、「有名になること」や「お金を稼げるようになること」と思っていたらヤバイと思って下さい。それは、過去に誰かから聞いた成功の定義ではないですか?あなたが心から望んでいるのではなく、なんとなく「そういうもの」「そうあった方がいい」と思い込んでいるだけではないでしょうか?自分が心から望むわけではなく、他者から「こうあるべき」と洗脳
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。私はこれまで様々なコミュニティに属して、ビジネスやコーチングなどを学んできました。その中で、ずっと感じていた疑問があります。それは、どのコミュニティにおいても、結果を出す人と出さない人がいるということです。同じ場所で同じ知識やノウハウを学んでいるのに、その内容を生かせる人と生かせない人がいるのです。それは、何故なのか?これまで様々な仮説が、私の頭の中を通り過ぎていきましたが、今思っているのは、「センス
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。最近、アメリカのトップビジネスマンの間で、MFAの取得が人気のようです。MFAとは、MasterofFineArtのことで、美術学修士(芸術系修士)のことです。それまでは、MBA(経営学修士)を取るのがスタンダードでした。MBAは、ビジネスに必要な知識や能力を持っていることの証しだからです。では、なぜ今はMBAを差し置いてMFAなのか?・急激な世界の変化に、過去を分析する従来のビジネス思考が通用しなく
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。これまで様々なビジネスマンやアーティストにお会いしてきた中で、「ビジネスマンとアーティストの気質の違い」について考えることが多くありました。色んな方がいますので、一概に「こうである」と断言することはできませんが、大まかな分類(あるいは私個人の偏見)として読んでみて下さい。ビジネスマンの判断基準は、「損得」に集約されます。すなわち、「お金になるかどうか?」です。大事なのは、プロセスよりも結果。そうでなければ、困って
音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。コーチングは、ゴール(夢や目標)の設定からスタートします。そして、そのゴールは「自分が心から望む」ゴールである必要があります。ところが、「心から望んでいる」つもりでも、実際には「そうでもない」場合が多くあります。私たちの思考は、他人によって作られているからです。私たちの思考は、生まれてから今日まで、たくさんの他人の言葉を受け入れて作られています。特に、親や学校の先生など、身近な人間の影響力は大きいです。
他人と比較をするから一喜一憂してしまう。自分には自分の成長の仕方やペースがある。誰かが軽く超える所を、自分はつまづくかもしれない。その逆だってあるかもしれない。自分のたどる過程は全て、自分にとって必要なこと。他者がどう進んでいようと関係ない。脳は外側からの強制を嫌うので、「haveto」で行動させればパフォーマンスが下がる。それは本人のためにも、周りのためにも良くないこと。客観的な意見を伝えることは大切だが、最終的にその人が決めた進み方やペースを尊重し、その人の「w
良い指導とは何か?あなたの生徒が望む結果を出せた時、「それまでにしたことが結果的にその人にとって良い指導であった」ということです。指導とは結果論なのです。勿論、細かい点を見れば改善すべき点はあるでしょうけど、結果として「生徒が喜んでいるかどうか?」が大事なのです。様々な観点から見て、うまくいく確率が高そうなやり方はある。コーチングの理論から見て良いこと、結果を出した人の経験則から見て良いことetc.けれども、そこに絶対の正解があるわけではない。指導論
「あれをやった方がいい」「これを毎日やりなさい」と言われても、その通りに実行し続ける人は少ない。ノウハウを学んでも、ノウハウを言われた通りに実行できる人は少数派。いきなり行動しても3日坊主になる。行動するよりも先にセルフイメージを変える必要がある。私たちの無意識は、今まで通りの自分を保とうとする。無意識の力に比べると、意識の力ははるかに非力。だから、ダイエットしてもリバウンドするし、勉強しようとしても三日坊主になるし、アドバイスされても「できない」言い訳ばかりしてしまう
ゴールは、エネルギーの創造性の源です。ゴールがあるから変わろうとし、行動やアイデアが生まれます。ゴールが遠くにあるほど、変わろうとするエネルギーは高まります。ゴールを失うと現状維持がゴールとなり、自分を守るモチベーションが働き、自分を守るアイデア(言い訳)が出てきます。ゴールは、エネルギーと創造性の源です。ゴールが近づくと、エネルギーと創造性が弱まります。ゴールが無くなると、エネルギーも創造性は無くなります。ゴールを達成する前に、新しいゴールを次々と設定していく人は
「それは知ってる」「それは学んだことがある」と思うことで、それ以上の学びが盲点になってしまうことがあります。よく学んでいる人ほど陥りやすい盲点です。成長しているなら、以前とは違う受け取り方をするはず。「偉人は基礎に飽きない」と言われます。「このことはもう知ってる、分かってる」と思って軽視し、スルーするのか?「まだ知らないことがあるかもしれない」「もっと深く学べるかもしれない」「勘違いしてることがあるかもしれない」と新鮮な気持ちで触れるのか?大きく成長できるか
コーチングでは、相手が決めたゴールに対して良い・悪いの評価をしない。その人が決めたゴールを応援するだけ。そのゴールが、その人にとってどれだけ切実であるか?本人以外の人間に分かるわけがない。切実とは、「それがなきゃ生きてる意味がない」ということ。やりたいことをして、失敗したとする。でも、人生はそこで終わりではない。そこから何かを掴んで、新しいスタートを切れるかもしれない。やりたいことをしないで、失敗もしない。でも、あとになって「やらなかったこと」を失敗だと思うかも
収入を得られるようになれば経済的成功。優れた作品・演奏ができるようになれば音楽的成功。成功の尺度は、その他にも無数にある。資本主義社会は経済的な側面のみ評価しますが、あなたはあなたに必要なものが必要なだけ揃った、あなたの成功を目指せば良いでしょう。人は簡単に他人のことを「ダメ」などと言ったりしますが、確定的に「ダメな状態」なんてありません。「この時点でこれができてなきゃダメ」という、人それぞれの思い込みや、その場その場の基準があるだけです。他人
わざわざメンタルトレーニングなんかしなくても、たくさんの本番を経験していれば慣れによって自然と本番で力を発揮できるようになります。ただ、本番の機会が少ない人や、オーディションやコンテストなどアウェイな状況での本番を迎える人にとってメンタルトレーニングは有効です。必要ない人には必要ないものです。メンタルトレーニングは、大事な本番で力を発揮するための準備です。「何とかなる」「たくさん練習したから大丈夫」などど安易に楽観的に考えて本番を迎えるのではなく、「誰でもアウェイの空