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非破壊検査員時代、出張に行っていない時は千葉県の市原市内や袖ヶ浦市内の石油・石油化学・発電所・ガスなどといったプラントの現場に行っていました。そうすると国道16号を毎日のように運転したり4ナンバーの狭い後部座席に座って移動したりしていたわけですが、ちょっと気を付けた方が良いことを急に思い出したので書きます。市原市、袖ヶ浦市の区間によくあるのですが……右折後、右折先の信号が青になるまで待つ。中央分離帯が広いのでボーっとしていると勘違いして逆走するかも?昼間は交通量が多いの
駒沢大学のキャリアデザイン応用で、2つの会社から自社のことをご紹介頂きました。1社目は電子磁気工業さんです。磁気に関する機器を作っておられる会社で、一般の方が使うものではないため馴染みが薄いのですが、携帯や家電を作る際に必要不可欠な着磁・脱磁装置、車や飛行機の部品の目に見えない傷を見つける非破壊検査装置等、私達の生活に欠かせない製品を作っておられます。2社名はRayArcさんです。ITの会社で、119番のシステムといった重要なシステム開発にも従事されています。入社2年目まで
これまで138記事を投稿してきた「テーマ『非破壊検査のこと』」の集大成として学生と求職者向けの記事を書きます。今の時代に学生さんがこんな長い文章が書かれているブログを読んでいる率ってかなり低いと思いますが、何かをキッカケにこのブログや記事に辿り着いて読んでもらえたらいいなと思います。内容に関して、実際には会社や部署によって異なります。例えばプラントの非破壊検査といっても現地ではなくメーカーなどの屋根のある工場内での検査ばかりをやる人も居ますし、持込検査といって会社に届いた部品を検査
大きな現場に行くと必ずと言っていいほどあるのが現場のパトロールです。安全パトロールとか品質パトロールとか色々あるのですが、ほぼほぼ安全パトロールばっかりです。安全パトロールというのは、現場で働く作業員がちゃんと保護具を着用してルールに則った安全な方法で作業をしているかどうかを確認したり、作業指示書・着工許可・各種チェックシートなどを確認したりするパトロールです。発注元の○○石油などの人たちがパトロールをしたり、元請などの上の会社の人がパトロールをしたり、自社の安全担当の人がパトロー
覚えている範囲で紹介します。どういう風に紹介するのか悩みましたが、都道府県別に紹介することにしました。写真とかは残していないので、詳しく知りたい方は食べログのリンクを貼っていますのでそこから見てください。もしかしたら私が行った当時と現在では色々と変わっている可能性もあります。北海道・おふくろの味|食べログここは民宿兼飲食店で、苫東厚真火力発電所に出張で行った時に1ヶ月程お世話になりました。朝夕は民宿の食堂、昼間は飲食店として営業しているスタイルでした。特に夕食は品数が非常に
私は原子力発電所の再稼働に向けた工事で数年単位とかで長期出張によく行っていたのですが、資材の校正関係の管理で面倒だったことがあったので書きます。校正というのは「校正について」という記事を読むとなんとなく分かるかと思います。校正有効期限大体のものは1年間、新品の透過度計は初回のみもっと長かった気がします。有効期限を迎えるまでの期間が長い資材を確保すれば年に1~2回新しいものに交換すれば良いだけなので、これに関しては別に良いのです。3ヶ月ルール私が行っていた原子力発電所では透過写
このブログは自分の人生経験を発信するような内容であり、最終的には本にして家に置いておくという目的でやっているのでアクセス数とか広告収入とかそんなものは全く気にせずに記事を書いています。とはいえ、なんか気になるのでここ30日間のアクセス解析をじっくり見てみました。アクセス数何かしらの記事にアクセスされた数です。同じ人が同じ日に複数の記事を見たり、複数回アクセスするとその度にどんどんカウントされます。この30日間だと66~287/日で、総アクセス数は4377でした。ラブホの記事の
プラントの現場での作業中、プラントメーカーの工場内や内作場での作業中、詰所内などで客先の人が近付いてきて作業に関してのやり取りをすることがあります。その時に気を付けた方が良いことを書きます。・1日どれくらいできる?って聞かれた時ちょっと少なめに答えましょう。少なすぎると「え?」って思われるので、実際に無理なく終わらせられる量よりもちょっと少なめ程度が良いです。準備、移動、片付けの時間も含めて作業ですし、機材トラブルが起きることも想定しておかなければなりません。RT(放射線透過
私の部署は基本的には始業時刻が8時30分、終業時刻は17時30分で、土日祝日は休日扱いでした。あとは出張先の客先に合わせた時刻とか、夜勤だったらその時刻とかで9時間(実働8時間)が基本でした。土日祝日に出勤したり、残業をすれば手当が支給されました。ここまでは良いのですが…「なんだかなぁ…」って思うことがありました。始業時刻、終業時刻現場部隊は自宅を出て会社に出勤する会社の車に乗って現場に行く現場で仕事をする会社の車に乗って会社に帰る会社から自宅に帰る毎日こんな感じ
今回は私がなぜ非破壊検査が好きなのかというお話です。そうですね…「非破壊検査」という名前目に見えないものを目に見えないもので見えるようにする原理が意外と単純といったところですかね…。まず「非破壊検査」という名前が好きですし、あとは非破壊検査員時代に他人に何の仕事をしているのかを聞かれた時に「非破壊検査っていうのをやってる」って言うと「何それ?」って返ってくるのも好きでした笑次に、目視で見えるきずは別として、微細なきずや内部のきずを見えるようにするというところも好きです。
非破壊検査員時代は基本的に会社のツナギを着て作業をしていました。原子力発電所の放射線管理区域では電力さんのツナギに着替えて作業をしていました。いずれにせよ作業はツナギを着て行っていました。ツナギというのは上と下が分かれていない服です。両足を突っ込んで両手を袖に通して股下から首元までチャックを上げて着ます。小便をする時は股下からチャックを上げて行います。ただ、大便をする時は面倒臭いです…。ちょっとだけ大きいサイズのツナギを着るとめっちゃ動きやすくて良いんですよ。会社のツナギ
今思えば結構無茶苦茶でしたね。寮に居る時ほとんど出張に行っていて寮に居なかったことが多かったのですが、自分の部署の現場のSDMに入っている時や出張に行っていない期間が長い時は寮の食事をとっていました。夜勤の日は冷凍させておいた宅配ピザを昼に食べたりしていました。日勤の日の昼食は現場の仕出し弁当を食べたり、普段行かない小口の現場ではコンビニに行ったり外食をしていました。出張時日勤の日は宿の朝食と夕食を食べたり、食事の無い宿の場合はコンビニやスーパーで買ったものを食べていました。
プラントの非破壊検査をやっていると色んな姿勢で作業をします。立って作業、胡坐をかいて作業、寝そべって作業、クッソ狭い場所でアクロバティックな姿勢で作業など…。結構しんどい姿勢で作業をすることが多々あります。長時間膝を地面について作業をしたり、足場板の上を機材を持って赤ちゃんのハイハイのように移動をしたり、腕の力だけで思いっきり全身を引きずって移動をすることもあります。とにかく膝に圧がかかったり、膝が擦れたりする機会が非常に多いです。そうするとどうなるのかというと膝が黒くなります
立会検査を受ける時は、まず事前に社内的に検査をして、もし不合格となるきずがあったら研削したり溶接の手直しをしたりして合格の状態にします。その上で後日立会検査を受けます。それは良いのですが、工程や現場の都合、立会の予定の都合など、色々と重なって社内的に検査を行ってから立会検査を受けるまでの間がかなり空いてしまったことがありました。そうするとどうなるのかというと検査の範囲が錆びます。屋内で耐候テープを巻いていても形状によっては完璧に貼るのは難しいので徐々に錆びてしまいます。それ
久しぶりのRTシリーズです。・RTの思い出エックス線編・RTの思い出ガンマ線編・RTのフィルムについて前編・RTのフィルムについて後編・RTのフィルムに写し込むもの・RTのフィルムの濃度について・RTのフィルムの取扱注意事項・IPとFPDの話・RT作業時の管理区域・立入禁止区域・「根拠を示せ!」管理区域の設定に用いた計算なんかRTに関する記事だけ随分と多いですね…。とりあえず今回は配管におけるRTの撮影手法を紹介します。図を作る気力があまり起きなかったので、分
先日、Amazonから荷物が届きました。それで段ボールを見ると…「10N16」という文字が書かれていました。これはAmazonにおける段ボールの種類を識別する記号なわけですが、私はそれを見て「探触子の記号みたい…」って思ってしまいました。探触子の表示記号これは非破壊検査員でUTをやる人やUTの試験を受験する人にとってはお馴染みの記号で、「JISZ2350超音波探触子の性能測定方法」に書かれていますので興味があれば調べてみてください。探触子は特殊なものを含めるとめっちゃ色
プラントの非破壊検査員をやっていると色んな図面を持ち歩いて現場をウロウロして検査箇所を探し回ります。配管の検査の場合、どこに何のプラントがあるのかが書かれている構内の全体図を見て、プラントの機器配置図を見て、配管がどう通っているかが立体的に書かれているアイソメ図を見て検査箇所を探します。たまに、プラントを真上から見た平面図と真横から見た平面図を頼りに探したり、時には場所の特定が非常に難しい配管計装図というものだけを渡されて一生懸命探したこともありました。図面上に書かれている寸法
私は入社1年目の冬~入社3年目の春くらいまで?はほとんど新潟県にある某原子力発電所に出張で行っていました。原子力発電所には必ず放射線管理をする人が居ます。電力さんには「放射線管理課」などといった部署があったり、電力さんから委託された放射線管理員が居たり、元請会社の放射線管理員などが居ます。よく略して「放管」と呼んでいました。電力放管とか東芝放管とか言っていました。それで、その元請会社の放管と雑談をしている時に大学の話になって、「近畿大学です」って言ったら「一緒じゃん」ってなって
会社として普段から毎日行っているような製油所での話をします。OSIOSIというのはプラントの運転中に行う検査でそんなに人は必要ないので、責任者常駐の検査員非常駐の検査員といった感じの構成でした。責任者はその現場における会社の窓口、常駐検査員はその現場のある作業における窓口とでも書きましょうか。非常駐検査員は各現場の需要に応じて日々あちこち行く人です。責任者が朝礼を行ったり常駐の人とやり取りをして人の割り振りを行って、常駐の人は客先の監督とやり取りをしたり非常駐の人に指示
原子力発電所の思い出シリーズです。・原子力発電所の思い出・原子力発電所の思い出その2・福島第一原子力発電所の思い出(前編)・福島第一原子力発電所の思い出(中編)・福島第一原子力発電所の思い出(後編)私が何年も行っていた某原子力発電所でのPTの思い出です。原子力発電所以外でのPTは、普通に道具を持って現場に行ってサッと作業をして戻ってきて終わりです。でも、原子力発電所は違いました。申請・許可・確認PTの探傷剤って危険物なわけですよ。基本的に危険物って危ないの
今回は、簡単操作でコンクリートなどに設置されたアンカーボルトの引き抜き耐力を非破壊で検査が可能な非破壊テスターDPG100をご紹介します。非破壊テスターDPG100の特長非破壊検査:構造物を破壊することなく、アンカーの耐力を確認できるため、保守点検に最適です。デジタル表示:測定した荷重をデジタルでリアルタイムに表示します。軽量・コンパクト:軽量なため、高所作業や天井、壁、床面の検査など、さまざまな現場で一人で手軽に使用できます。幅広い測定範囲:アンカーサイズM6から
非破壊検査員をやっていると色々な書類を作成します。書類というのは生データや報告書だけではありません。例えばその現場や客先で初めて作業をする時には作業員名簿を記入しますし、資格試験の各種申請書類を作成したり、RT(放射線透過試験)を行う際には事前に各所に届出を行ったりします。特にガンマ線によるRTを行う際には、まず客先に提出して承認を得た後、原子力規制委員会と労働基準監督署と消防署に各種届出を提出して受理されて返ってきて初めて作業ができるので、かなり前から準備が必要です。それは
現場の責任者をしておきながら1人で勝手に限界を迎えて逃げるという無責任な行動をとって色んな人に大迷惑を掛けてから3年が経ちました。早いですね。本当にあっという間です。・2022年8月2日失踪・あれから1年・あれから2年読み返してみたら本当にヤバいですね。自分でも思います。では、この1年での変化を書きます。メンタルメンタルが大きく落ち込んだのはこの1年では1~2回ですかね。落ち込んでも2日くらいで回復したので、かなりメンタルが安定しています。「メンタルを病んでいな
夏のプラントの現場はめちゃくちゃ暑いです。ただでさえ気温が高くて暑いのにアッツアツの機器や配管が作業場所の周りにあったり、タンクでの作業をする時なんかはヤバいです。重装備での作業も地獄です。でも、現場の中には涼をとれる場所も存在します。エアフィンクーラーの下側エアフィンクーラーっていうのは空冷式の熱交換器と書けば良いのでしょうか。デッカいファンを回転させて風を起こし、その風をチューブに当ててチューブ内を流れているものを冷やすという装置です。これの下が案外涼しかったです。日
報告書シリーズです。・非破壊検査の生データに記載すること・非破壊検査の報告書についてあるんですよねー…基本的なフォーマットはあって、記入は全て手書きという客先があります。要はプラント名や年月日、使用機器、合否などなどを空欄に手書きで記入して、図も手書き、自筆でサインをして印鑑を押して提出するみたいな。更に場合によっては色んな人に上覧してサインや印を貰って提出されるみたいな。立会検査では手書きで完成させた報告書を現場に持って行って、立ち会った発注元の会社の人に「立ち合いま
プラントの非破壊検査をやっていると検査で使用する機器が突然不具合を起こすことがあります。落下させてしまったりどこかにぶつけてしまったりして不具合が発生するだけではなく、普通に使用していても突然不具合が発生します。他にも報告書の作成で使用しているPCが突然電源が入らなくなったり、データが破損して開けなくなったり、共有サーバーに保存していたデータを誰かが誤って削除したり…。これらは十分起こり得る話というか、実際に起きましたよ。こういうことに備えてバックアップというのが重要になってきま
今回は作業そのものとは直接関係が無いのですが、船に関する思い出を書きます。石油、石油化学、ガス、火力・原子力発電所など…プラントの非破壊検査員になると海沿いの現場に行くことがかなり多いです。そうすると船を見る機会が多くあります。原油タンカー、LNGタンカー、LPGタンカー、ケミカルタンカー、コンテナ船などなど…いっぱい見ることができます。京葉工業地域の話私がよく居た京葉工業地域だと…まず原油タンカーが京葉シーバースという所に原油を運んできて、そこから4箇所の製油所