奇蹟的に残っているバンツマの独立第一作目。活弁がついているので非常に見やすいのとラストの大捕り物の殺陣が見事で活弁がいらない状況になる。「世に無頼漢と称する者、そは天地に愧じぬ正義を理想とする若者にその汚名を着せ、明日を知れぬ流転の人生へと突き落とす、支配勢力・制度の悪ならずや」は、検閲でカットされているが、松田版では、この字幕が活弁で蘇る。1925年の大正デモクラシーの風潮を受けてかなり反体制的な話。あまりの剣劇のすさまじさが、イデオロギーを凌駕してしまい感動する。文献等で写真で観たことがある