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楽しみにしている番組のひとつ貴重な映像資料により、歴史の重みにいつも押しつぶされそうになるそこへ、加古隆が覆い被さる暗く深い海の底から押し寄せてくるうねりのような、静かだが力強い音楽が、別次元へと誘うので毎回見終わると、ふ~っとため息をついて、現実に戻る前回の放送は「人間国宝女形に生きた男たち」歌舞伎役者の中でも、女形を演じるのは、それは宿命五代目中村歌右衛門白粉の鉛毒により健康を蝕まれるも、発色が美しいからと違う白粉に買えたりせず、身体の自由
菅原伝授手習鑑BプロAプロは、席取りそこねてしまった。車引松王丸芝翫梅王丸松緑桜丸錦之助時平又五郎杉王丸廣太郎思ったほど面白くない。稚気がないからかなあ。廣太郎は、神妙につとめていた。賀の祝白太夫歌六松王丸彦三郎千代新悟梅王丸萬太郎春種之助桜丸菊五郎八重米吉梅王丸と春の萬太郎、種之助がとても良かった。彦三郎には落着きを、新悟にはおさえた演技を。菊五郎は、辛抱の役。美しくあわれをさそう。
松王丸菊五郎千代時蔵源蔵愛之助戸浪雀右衛門六代目菊五郎、舅吉右衛門の当たり役でもあった松王丸。八代目は、吉右衛門の役をたくさん演じてきた。今回は銀鼠の衣装。吉右衛門の松王丸の衣装はよくおぼえていないが、17代勘三郎(初代の弟)の銀鼠が印象的。音羽屋の寺子屋というと梅幸の千代。菊五郎の千代がみたかった。菊五郎の松王丸は、子を思う気持ちと菅丞相への思いが交錯しているところ、野辺送りになって伝わってくる。黒い着物のなかに喪服である白装束を着ていて、気持ちを
大木戸勢揃いが好き。今回は、獅童左近彦三郎種之助坂東亀蔵精四郎吉之丞菊史郎菊市郎松江男女蔵席取り間違えて、正面全員見られなかったのは残念。本舞台にでてからじっくりと。種之助がよかった。彦三郎、獅童、男女蔵は、声ですぐわかる。勘九郎の松藏がめっぽう良い。江戸前の粋な頭。6代目追善のときは、海老蔵(11代團十郎)で、粋で鯔背だった。今回の勘九郎は、それに勝るとも劣らない。江戸弁の粋なことこの上ない。どの場面もとても良い。松緑の梅吉。お祖父様の二代目に雰囲気が似
引き続き「十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台」夜の部です。「義経千本桜/鳥居前」右團次/児太郎/九團次/廣松/廣太郎/男寅/玉太郎夜の部の皮切りは様式美を楽しめる「鳥居前」。佐藤忠信は右團次で、荒事としてとっても良かったです👏右團次は水を得た魚というのか、何か楽しそうにのびのびとお役を演じているように見えました。花道に現れた勇ましい姿が大きくて立派。軍兵との立ち回りにも力がみなぎっている。二代目猿翁さんに教わった型で演じているそうで、例えば、最後の花道では、2人
2016年4月「幻想神空海」という題名で上演されたものの再演みたことあるようなないようなというあやふやな記憶。歌舞伎会の購入記録をみたら、夜の部4/20にチケット買っていました。幸四郎の空海松也の橘逸勢が今回は吉之丞。主要メンバーはほぼ変わらない。初演はよく覚えていないので今回のに絞って。吉之丞がとても良かった。吉右衛門の弟子として、師匠のそばに常にあって、ですぎず目を光らすみたいな印象から、一転して、軽妙洒脱若々しく面白い。吉之丞は、思っていたより若い方だったのかしら
あっという間の4時間。エンターテイメントに徹した構成なのにしっかりと歌舞伎の通し狂言の要素が詰まっている。序幕の松永弾正館の場において信長と光秀の対立の予感。本能寺では馬盥の光秀のエピソードを挿入。愛宕山では、信忠と光秀妹のお通とその子の三法師をめぐる陰謀と戦い。紅葉狩のような華やかな席が突然刺客に襲われ、お通は三法師とともに秀吉を頼って落ち延びる。中車の松永がよい。中車は所作事でもしっかりと踊って見違えるよう。廣太郎がしどころのない服部弥兵衛一役とはちょっと可愛そう。一
ミスを訂正しました💦7日・昼の部、行きました。何度か申し上げましたが、今まで、仁左衛門丈の出演芝居は、ほぼ観ています・・・気がつけば「おっかけ」のようになっております💦💦京都、大阪までは行きましたが、名古屋の御園座には、まだ行ったことがありません。三演目目に仁左衛門丈登場余裕がありましたので外看板撮りました~一演目目の「菅原伝授手習鑑(寺子屋)」。これは、よくかかる演目で、今まで何度観たでしょう。長い演目ですが、今回は、山場と言われている「四段目
〜昼の部〜一、當辰歳歌舞伎賑(あたるたつどしかぶきのにぎわい)五人三番叟英獅子◎若手五人が、令和六年の幕開けを寿ぐ三番叟。◎続いて、江戸情緒たっぷりの芸者を雀右衛門、鳶頭に又五郎と鴈治郎の踊り。他人の年齢が気になるのは齢をとったせいであろう。いまの雀右衛門は?鴈治郎は?ウチにかえってwiki…を開いてみると…なんと68歳、67歳、64歳。もう立派なジイサンではないか。自分の齢が恐ろしい。ニ、赤穂義士外伝の内荒
<1月20日>歌舞伎座での初めての歌舞伎鑑賞。開演前の探検を終えて、自分の席に戻りました。席から右手前方の眺めです。左手側の眺めです。目の前の座席の裏に謎のコンセントのようなものがありました。劇場スタッフの方に聞いたら、「聴覚障碍者用ディスプレイ」の接続機器とのことでした。この日の演目です。「第二部」なので、「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」。簡単なストーリー説明もありました。演目と演者の一覧です。「壽恵方曽我」は、幸四郎、猿之助、雀右衛門、白鸚な
じっくりお芝居を観る季節になりました。歌舞伎座の九月公演のトリは「一本刀土俵入り」でした。初めて観る作品。才能がないからと部屋をクビになった相撲取りの茂兵衛に、お金やかんざしを与えて立派な横綱になるように励ます酌婦のお蔦。10年後、飴売りとして貧しく暮らすお蔦の窮地を救う茂兵衛だったが、横綱としてではなく博徒だった、というほろ苦い人生模様が描かれているのですが、「ああお蔦さん、棒ッ切れを振り廻してする茂兵衛の、これが、十年前に、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんに、せめて、見て貰う
夜は「車引」から。又五郎、歌昇、種之助の親子共演。大柄ではないのに、隈取りに童子格子の着物の所作の一つ一つが歌舞伎ならではの花やかさ大きさ力強さ、稚気を感じさせる演目。3人それぞれに良いのだけれど特に歌昇さん。播磨屋の伝統をしっかり守って行ってくれそうな活力を感じました。梅王丸(歌昇)と桜丸(種之助)の編笠をかぶってのやり取りを観ていたら、平成22年1月の舞台を思い出しました。芝翫さんなんと初役の桜丸。その運命を感じさせる味わい深い桜丸でした。しかも吉右衛門さんが梅王丸、なんて贅沢な配役だっ
幸四郎/雀右衛門/錦之助/松緑/染五郎/吉之丞/東蔵/廣太郎/錦吾/芝のぶ分かっていて観たんだけど、やっぱり、申し訳ないけどダメだった🙇♀️いわゆる新歌舞伎の、義理や人情を謳い憐憫や涙を誘う感傷的なだけの作品、ホント苦手だ~💦(もちろんネット上では感動した!泣いた!の嵐)。ずいぶん観てなかったので、もしかしたら大丈夫かな……と油断してしまった。分かっているんだったら観なければいいのにね、自分よ(←自戒、と言い訳→)。8月は歌舞伎座での公演を観なかったので、そろそろ歌舞伎座に行きたくて
め組の喧嘩前回みたのも、海老蔵。今回は、一段と良くなっているように思えた。主要メンバーは辰五郎團十郎四ツ車右團次子分市蔵、九團次などは一緒。女房お仲は雀右衛門違和感なく、釣り合っている。喜三郎は、又五郎。兄貴分の風格あり。喜三郎女房の萬次郎尾花屋女房の魁春など、ベテランを贅沢に使って場を引き締めている。新之助が、前回は辰五郎の息子だったなあと、成長早い。芸者の芝のぶは相変らずきれいだし、京妙の茶屋の娘も可愛い。大詰めの神明社内の喧嘩場も鳶のものの鮮やか動
由良助は仁左衛門、おかるは雀右衛門、そして平右衛門が海老蔵(襲名前最後の出演)。孝夫ちゃんはお年を召されましたが、昔のままの若々しさ。雀右衛門さんが先代に似てこられ、こういうお役も立派になさっていることが嬉しくてなりません。そして成田屋さん。最初出てこられた時から姿勢がおかしい、顔もヘン。こんなお顔でしたっけ、20年ぐらい前はそれは綺麗だったのに。楽屋で孝夫ちゃんからお小言があったそうですが、声も通らないし、平右衛門の型が出来ていない。これがご自身のおっしゃる「リア
今回は、御茶ノ水から赤門前まで道玄の所業にスポットを当てたもの。道玄芝翫松蔵梅玉お兼雀右衛門伊勢屋左團次道元女房梅花ちょっと残念なことがふたつ。第一は私この加賀鳶という芝居けっこう好きなのだが、それは、大木戸勢揃いが好きだから。襲名や追善などみんなで祝う、偲ぶものに最適今回梅玉の人間国宝認定のお祝いの意味のある第三部だから、ぜひともこの場を付けてほしかった。第二粋な鳶頭の梅吉と下品な小悪党の道玄をひとりの役者が兼ねることでそ
吉右衛門の一周忌追善。仮名手本忠臣蔵七段目。由良之助仁左衛門平右衛門海老蔵おかる雀右衛門力也千之助美しい。良かった。三人侍橋之助鷹之資吉之丞斧九太夫橘三郎ちょっと大きい伴内松之丞適役仲居筆頭は京妙(上手い)吉之丞は、もっと老けているかと思ったら、若々しい。吉右衛門の舞台を一番近くで見ていただろうから、感慨は一入ふぁろう。仁左衛門の由良之助はねりあげられた完成形。主君の逮夜だからつつしんでいたのに、よくも魚肉を食わせ
芝居が面白いのは何よりも台本がおもしろいから。夏祭浪花鑑を最初にみたときは、衝撃だった。役者が良ければ、さらに。17代目勘三郎が団七とお辰をかわって。歌右衛門のお梶、三婦は、12代目仁左衛門だったと思う。今回は、海老蔵の団七。お辰は、雀右衛門。お梶は、児太郎三婦は、左団次。義平次は、市蔵。児太郎が予想以上に良い出来。しっかり女房になっている。雀右衛門は、最近好調。先代を彷彿とさせる。火箸を押し当てたあと、うちの人がのは、顔じゃなくて心だと胸をたたくところ、あまりわ
歌舞伎座、第二部、第三部を見ました。通して見てまず思ったことは、海老蔵も菊之助もそれぞれに年を重ねたなぁということでした。長町裏の殺しの場、海老蔵が着物を脱いだ姿がどこか壮年の逞しさ。そして、ナウシカを米吉が演じ、貫禄の白き魔女クシャナの菊之助を見ると、やはりこっちの方が自然かもと思えてしまいました。彼らの子息たちも大きくなった!当たり前なのですが、このコロナ禍の日々に追われているうちにも、時間は変わっているんだなぁという感慨。カンカンの市松はもはや大きくてはみ出す感じ。子役の大役に早く挑戦
信康でしんみりしたあとは、華やかな勢獅子。梅玉、松緑の鳶頭扇雀、雀右衛門の芸者。莟玉の手古舞。坂東亀蔵、種之助、鷹之資、左近の鳶の者亀蔵と種之助の獅子舞がすごい。圧倒的な上手さ。キビキとした動き。息もよくあって、後ろ脚大変だろうに合わせているし,獅子頭の動きも見事。莟玉の胡蝶とのカラミも楽しい。楽しませていただきました。梅玉の風格、松緑のキレ、このコンビも良かった。雀右衛門はきれいになったし、扇雀の目もよく効いていた。左近、鷹之資もキビキビ。京妙の手古舞も目立って
「金閣寺」松緑/雀右衛門/愛之助/坂東亀蔵/左近/吉弥/福助大型連休最終日に観てまいりました。歌舞伎らしい趣向がいろいろあって、割と好きな作品です。松永大膳が刀を瀧にかざすと瀧壺から龍が現れたり、雪姫が桜の花びらでネズミを描くと本物の白ネズミが現れて雪姫の縄を食いちぎったり、その白ネズミが最後にパッと桜の花びらになって散ったり……、しかもその龍や白ネズミの小道具が可愛いくてね☺️松緑の松永大膳は今回で3回目だそうです。大膳は主君である足利義輝を殺して天下を狙う極悪人で、パワハラ
金閣寺福助の慶寿院尼は、初日こそ緊張した感じがありましたが、5日には足利将軍の母に相応しい品格を感じさせました。松緑の松永大膳は、最初の方で雪姫に竜の絵を描くか我に随うかと迫るところから「色よい返事を聞くまでは…」辺りまでの国崩しの大悪人、そのギラギラした感じがよく。どこかチャーミングな松緑大膳。(ほめてます!)此下東吉実は真柴久吉が、今回は愛之助。捌き役、知勇を兼ね備えた颯爽とした武将ぶりが際立ちます。姿形が美しく、声にも張りがあります。碁立ての間も周囲をうかがう感じがとてもよく分かりま
3月最初は忙しくて、更にコロナ感染症が忍び寄る気配もあり、まさかと思ったら花粉症で済んだよう。たぶん急にあたたかくなったせいもあるのか、昨日は頭が重く、体はだるく一日、家で休んでいたり、季節の変わり目、油断禁物です。今月は三部から。信州川中島合戦輝虎配膳近松門左衛門作初めて見たのは平成26年8月納涼歌舞伎でした。その時も輝虎は芝翫(当時は橋之助)でしたが、今回の方が、断然良かった。(当然かもしれないけれど)武将としての大きさ、声の深み、力強さ。息子勘助のために断固として態度を貫く母
仁左さまの1日も早い回復をお祈りしつつ🙏そして、回復されたらゆっくり休養してください🙏🙏🙏信州川中島合戦「輝虎配膳」芝翫/魁春/雀右衛門/幸四郎/孝太郎時代物らしい味わいがある作品で、ちょっとお話がユニーク。芝翫がタイトルロール(輝虎)を演じているけど、これは越路(魁春)を見るものなんですね。作品自体を東京で観る機会があまりなかったから、越路がどんなお役なのかすっかり忘れている。以前に、やはり芝翫で観たときの越路は萬次郎で、完全に記憶が消えてるわ💦越路は「菅原伝授手習
菊之助/歌六/巳之助/新悟/雀右衛門/彦三郎/坂東亀蔵/米吉/権十郎/吉之丞/橘三郎/橘太郎/丑之助初日に観てきました。SNS上では、面白い!すごく良い!と一様に好評ですが、個人的にはあまり……でした💦もちろん、特に菊之助が好きな方はきっと大満足のはず。以下、簡単な感想ですが、全くの個人の意見なので悪しからず🙇♀️音羽屋ゆかりの作品だそうですが、今回は菊五郎による1993年国立劇場での上演以来で、それだって大正14年以来68年ぶりの復活通し上演だったらしい。こんなふうに、あまり
十世坂東三津五郎七回忌追善。主な役は工藤菊五郎十郎時蔵五郎巳之助大磯の虎雀右衛門少将梅枝朝比奈松緑鬼王左団次幕が開くともう、工藤は、定位置に座っている。菊五郎の足を考慮したのか、時間の関係か?全てにコンパクトな感じ。喜瀬川も、舞鶴もでない。ならびの大名も少なめ。時蔵の十郎は、流石だ。巳之助は、若々しい五郎。お人形のよう
幸四郎の盛綱歌六の微妙雀右衛門の篝火米吉の早瀬小四郎は丑之助小三郎は亀三郎和田義盛錦之助北条時政又五郎信楽太郎隼人伊吹藤太歌昇コロナ感染の隼人も復帰している。幸四郎は、仁左衛門路線着々という感じ。声がつぶれることもなく、無難に。教えたも教えたり、おぼえたのもおぼえたりという最後の名台詞は、誰がやってもすこし泣きすぎ?座ったとき、下半身がさびしく、重心が上にみえる。袴をもっと広げて座れないかしら。持ち役になるであろう。あってい
ひさしぶりに面白い歌舞伎をみた。猿之助の代役の巳之助は、代役とは思えない良い出来。多賀大領バカ殿様ふう御台所梅の方殿様に冷遇奴伊達平忠臣望月弾正悪人安田隼人さばき役っぽい岩藤の霊幽霊の役を早変わりで。鮮やかすぎて、ここで替わるとわかっているのに、鮮やかでかわり
初役でしかも6役早変わりで巳之助が演じる代役(猿之助の)を観てきました。大乗寺花見の場の多賀大領からスタートして、次から次への早変わり。梅の方、安田隼人、伊達平くらいまでは、するりと変わる感じで、望月弾正の最初の出は、紫の裃に白の着物。意外とペラっと見えて、大丈夫?と思ったけれど、変わって出て来る度にどんどんスケールアップして行く弾正。舞台の場数を踏むことで、変わって行くんだなぁということを実感した2時間半でした。巳之助ならきっと演ってくれるだろうなぁという姿を味わうことができて満足です。勿
今朝の横浜の空、上空はよく晴れて明るいです。中空から低空にかけてはもくもくと分厚い雲に覆われ、不安定な状態です。関東地方は昨日ようやく梅雨入りしたようです。平年より7日遅れだとか。さて昨日はパラパラの雨の中、JRで歌舞伎座に行って参りました。第一部の演目は「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)加賀国安宅の関の場」と「夕顔棚(ゆうがおだな)」です。通称「芋洗い勧進帳」は歌舞伎十八番の「勧進帳」よりも成立が早く、武蔵坊弁慶が勇猛かつ稚気のある役柄として描かれているのが特徴とのこと。確かに中村芝翫