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2025年は、一言で言えば「駆け抜けた」1年でした。空港内を猛ダッシュして、ギリギリセーフでトランジット便に飛び乗ったり、長距離フライトで成田空港に着いたその足で、スーツケース転がしながらバスと電車を乗り継いでリハーサル会場やゲネプロ会場へ向かったり、物理的に「駆け抜けた」のはもちろんのこと、ぎっちぎちで余裕の無いスケジュールの中、それぞれの演奏会に向けての勉強と終演後の体力回復に、例年以上のスピードアップと効率化が求められた、、、そんな1年。言い換えれば、
Youtubeの画質と、特に音質が良いものが多くなりました。家のオーディオに、TVからの接続ができる装置を買いたしまして、たまに聴いています。10月・11月と仕事が忙しく(書類作り!!)休みも殆ど仕事してる有様でしたが、やっと少し落ち着きましたので、ブログを再開!!Youtubeで聴けるクラシック、今回はHr交響楽団です。Hr交響楽団は、昔は「フランクフルト交響楽団」といっていたオーケストラで、ドイツでも有数の放送局所属のオーケストラ。Youtubeでチャンネルを持っていま
○2025年9月7日(日)マチネ(14:00-)ヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」(椿姫)藤原歌劇団公演(共催:新国立劇場・東京二期会)於:新国立劇場オペラパレス全3幕イタリア語上演、日本語字幕付2ヶ月ぶりのフルのオペラの舞台観劇は、久方ぶりの「椿姫」。正直国内プロダクションの「椿姫」はしばらく良いかなと思っていましたが、ヴィオレッタを演じるトリプル・キャストの1人が森野美咲さんと知り、これは聴いておこうかと馳せ参じた次第藤原歌劇団の主催で、新国立劇場と東京二期会が共
カオス昔、まだ私が高校生だった頃、当時NHK交響楽団の首席クラリネット奏者だった親戚の横川晴児さんが「大体8年ごと位にスランプがやって来て吹けなくなるんだよ」とおっしゃったことがあった。のんきな学生だった私にはこの言葉の重みがピンと来なかった、というか、尊敬する偉大な叔父さんですらスランプに苦しんだりするという事が信じ難かった。が、気づけばいつの間にやら当時の叔父さんの年齢に自分が達しており、ふと歩んで来た道を振り返ると、確かに私にも何年間か毎に定期的な「プロセスの波」があったし、
「音楽の友」8月号が発売されました。13ページ(カラー)に小澤征爾水戸芸術館館長・室内管弦楽団総監督お別れ会のレポートを書きました。その他コンサート・レヴューは、4/27小泉和裕指揮都響(3p)5/14ドミンゴ・インドヤン指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管(9p)5/18阿部加奈子指揮神奈川フィル(11p)5/19小泉和裕指揮新日本フィル(11p)の4本を書きました。お読みいただけたらうれしいです。
神奈川県立音楽堂で神奈川フィルを聴く。指揮/阿部加奈子ヨーロッパで相当のキャリアを持ち、特に現代音楽のスペシャリストだとか。今日は、残念ながらみなとみらいホールとの掛け持ちで前半のみ。武満徹/弦楽のためのレクイエムラッヘンマン/塵ベートーヴェン/交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」氏の棒は鋭角的にしっかり振る。特に塵は注目だったよう。曲自体はさっぱりだが、客席からはブラヴォーが飛びメンバーからも拍手が。来年、氏への委嘱曲をかなフィルが演奏するらしい。興味がある。
新日本フィルとの共演(チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」)は都合で聴けず、神奈川フィルとの初共演でやっと聴けた阿部加奈子の指揮。委嘱されたドイツのオーケストラから《第九》演奏の前座としてはタイトルが不適切として初演拒否の憂き目に会った特殊奏法満載のラッへンマン「塵(ちり)」は演奏機会も少なく、今回初めて生演奏で聴けた。阿部加奈子の作曲家ならではの掘り下げた指揮に、神奈川フィルが文字通り懸命についていく白熱の演奏に20分間耳が釘付けになった。ベートーヴェン「交響曲第3番《英雄》」
開演150年で賑わう上野公園で、藤原歌劇団の創立90周年公演を観てきました。小池修一郎の大劇場演出家デビュー『天使の微笑・悪魔の涙』は『ファウスト』のミュージカル化だったのを懐かしく思い出す公演でした。ファウストがさえないオッサンから美青年への早変わりとか、メフィストフェレスの耽美な色気とか、美青年ファウストとマルグリートとのいけない恋とか、ロマンス要素がタップリの作品ですが、今回は「衣装付きコンサート」のような上演だったのでそのあたりは……やる気なし。今回、周年公演だけど客席は半
○2024年1月27日(土)マチネ藤原歌劇団公演シャルル・グノー作曲「ファウスト」全5幕仏語上演字幕付き於:東京文化会館久々のエントリーはオペラ観劇、いわゆるグランド・オペラの傑作と言われている「ファウスト」ですが、映像も含めて全くの初見、ほぼ予備知識ゼロでの鑑賞となりました😅標題どおり、かの文豪ゲーテの「ファウスト」の第一部をベースにしたオペラですが、残念ながら原作の方も読んだことはなく^^;この際オペラ鑑賞で粗々なところを理解してしまおうという魂胆です💦藤原歌劇団と
首藤康之さん@yasu_shutoが踊るコトリンゴさん作曲「ツバメ・ノヴェレッテ」観てきました。相変わらずキレキレでかつしなやかなダンスを踊る首藤さん。ツバメも鳥だから、スワンレイクを思い出したり、白い衣装だからドンキのエスパーダを思い出したり。一挙手一投足にキャリアがにじみ、感動しながら拝見しました。BRAVO!!またの機会も楽しみにしています!(カーテンコールの撮影OKでした!)#首藤康之#ツバメノヴェレッテ#コトリンゴ#湯山玲子#爆クラ#阿部加奈子#パシフィック
2023年名古屋銀行チャリティーコンサート愛知県芸術劇場コンサートホールで名古屋銀行チャリティーコンサートを鑑賞しました。名古屋銀行チャリティーコンサート【日時】2023年11月9日(木)18:45開演【会場】愛知県芸術劇場コンサートホール【出演】阿部加奈子(指揮)コンスタンチン・シェルバコフ(ピアノ)名古屋フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)【曲目】ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27アンコールラフマニノフ:
神奈川フィルの2024~2025シーズンに於けるコンサートスケジュールが発表に。2024-2025シーズンコンサートスケジュール-お知らせ|神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期会員新規お申込みはこちらラインナップチラシはこちらみなとみらいシリーズ定期演奏会神奈川県を拠点にする唯一のプロのオーケストラとして、クラシック音楽の真髄と最先端の潮流を伝える全10公演のシリーズ。2017-20…www.kanaphil.or.jp私が関心を寄せるのは次の辺り。みなとみらいシリーズ定期演
ご訪問いただきまして、ありがとうございますやはりまだ冷房を入れてしまう毎日ですが、お変わりありませんか?写真は先日30日に行ってきたコンサートのポスターです☆以下コンサートの備忘録と十五夜の記録となります☆どうぞご覧くださいねすみだトリフォニーホールにて、阿部加奈子さんが指揮する新日本フィルハーモニー交響楽団と三浦謙司さんのピアノです。クラシックのコンサートは久しぶりです☆とても楽しみでワクワクして会場に向かいました。なんと席は前から5列目です☆お昼に台湾料理をいただきました💖紹興
2023年09月30日(土)14:00-すみだトリフォニーホール錦糸町□ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ(管弦楽版)□ラヴェル/ピアノ協奏曲ト長調□チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調「悲愴」指揮:阿部加奈子ピアノ:三浦謙司新日本フィルハーモニー交響楽団阿部加奈子の指揮を、初めて聴く。ヨーロッパで現代音楽の指揮者として活躍しているようだが、日本ではあまり知られていない指揮者だろう。チャイコフスキーの演奏がかなり良かった。最初は、ラヴェル亡き王女のための
昨日(9月30日14時)に錦糸町トリフォニーホールで新日フィル演奏会を鑑賞。同時刻に東響のコンサートがオペラシティ(メインブラームス交響曲第4番)であったが、2019年ロン・ティボーで優勝した三浦謙司のラヴェルピアノ協奏曲ト長調が聞けるということでこっちにした(特任コンサートマスター:伝田正秀)。指揮者の阿部加奈子、WHO?オランダ在住でヨーロッパ中心に活躍し日本でも指揮しているが、私は全くノーチェックだった人。1973年3月23日生まれらしいが50歳。ポスター写真はかなり若い時のものだ。現在
平日昼間の公演、この頃多くて助かります。9/29(金)於すみだトリフォニーホー阿部加奈子指揮ピアノ三浦謙司プログラムラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調アンコールドビュッシー:忘れられた映像チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」阿部加奈子さんは小学校の校長先生って感じの貫禄。パリ音楽院の指揮科に日本人として初めて入学した方で海外で活躍されている指揮者です。三浦さんは2019年のロンティボーの覇者。ラヴェルピアノ協奏曲。コミ
昨日はこちらへ凄い演奏でした‥良好な人間関係も垣間見る事が出来ましたぁ…で…今日はこちらへえっ‼️亡き王女~はレント?🤔より遅っ!優雅な音…眠くなぁるzzz😟チャイコop.74-3で思わず👏拍手する人いるよね~🤨🙄👩おみ
今日は「名前」についてのお話を。皆さんは、自分の名前の由来についてご存知ですか?名前って、肉親や近しい人などによって「生まれてきた赤ん坊が幸せな人生を全うするように」との祈りを込めてつけられるものですよね。授かった「命」が最初の贈り物なら、「名前」は2番目に大事な、私達が生涯を共にする「アイデンティティー」の贈り物。私の名前は「阿部加奈子(あべかなこ)です。普段はヨーロッパに住んでいるので、KanakoAbeって呼ばれることが多いの
みなさま、ご無沙汰しております忙しくてブログを書くどころではなかったため、更新がエラく遅れてしまいました昨年末よりあちこちを転々としながら仕事をこなしているうちに、、、気がつけば世の中は、桜やチューリップが咲き乱れる「春盛り」の真っ最中ではないですか!2023年ももうすでに4分の1終わっちゃったワケですな。。。。何はともあれ、今のところ無事に一つ一つの本番を終えることが出来ているワタシ。とりあえずはホッとしておりますですよいやぁ〜、もうねぇ〜〜、、
今日はだんだんと冷え込んできました。こんな日は温かいおうどんですよね。と言う事でいつもの丸亀製麺に行ってきました。今日は少し贅沢して、卵あんかけうどんです。ネギとショウガをたっぷりのせて、しっかりと温まりました。さて今日かかりつけのお母さんがコンサートのチラシを持ってきてくださいました。今度の土曜日です。クラシックのコンサートですが、少し違う点があります。それがこちらです。クラシックコンサートとなると、それこそ咳一つしただけで睨まれそうな雰囲気です。当然赤ちゃんの泣き声なんて
謹賀新年旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます年初めにつき、今日はいつもよりはマジメな日記書きますんで...あしからず(笑)普段から「考える人」な私ですが、、、昨年は、例年にも増して「思索に耽る」1年、でありました。コロナ禍が未だ収束しないまま幕を開けた2022年。年始早々ロシアとウクライナの間に緊張が走り、1月の時点でウクライナの友人達から「もしかしたら、このまま戦争になるかもしれないと我々は覚悟して
いよいよ年の瀬が迫ってきましたね〜!みなさんお元気でしょうか?私は、間も無くの長期日本滞在に向けて、只今鋭意荷造り中、でございますここ2日ほどは穏やかになったのですが、、、つい先日までヨーロッパは大寒波到来で、めちゃ寒かったのだ道が全部スケートリンク化して、あちこちでスリップ事故多発私も2回「スッテーン」とやらかしましたしかしまあ、、、クリスマスシーズンは、寒〜くないと気分出ないですよねっ完全凍結してスケートリンク化した道
いよいよ師走に突入ですね〜2022年は皆さんにとってどんな一年だったのでしょう?私は今、音楽監督を務めるドーム交響楽団との今年最後の演奏会のため、再びオーヴェルニュ地方におりますが、、、フランスは、コロナの第8波が押し寄せて来て結構大変な事態になっとりますです今のところ演奏会は開催されそうですが、私が演奏会前にコロナをうつされては大変つうことで、、、ここ数日間は友人宅の離れ家にて、たった1人で自主隔離中、なのでありますさびしいよぉ〜〜人恋しいよぉ
「稀に見る天才」「才能溢れる若者」「天賦の才」芸術家や、ある分野のエキスパートへの賞賛としてよく使われる表現ですが、、、果たして「才能」って一体何なのでしょうね?かくいう私も、小さい頃から、わりに「すごい才能!」だとか「天才」だとか言われつつもてはやされて育ってきた方だと思うので、「人は、一体他者のどういう面を見て「才能」を感じるのだろうか?」ということについては、結構真剣に考え続けておりました。月日は流れ...ふと気づけば私の齢も、も
オーヴェルニュでの演奏会を無事盛況のうちに終え、いよいよ今回のフランス滞在の最終目的地であるアットンシャテル村に向かいますこれがねぇ〜、、、結構遠いんですよ。。。っていうか、オーヴェルニュからだと、どこへ行くにもめっちゃ遠い何でも、オーヴェルニュにTGVが開通していないのは、オーヴェルニュ出身のジスカールデスタン元大統領が、任期中に「絶対にTGVは通さない!」って言ったからだそうで。。。まあ、そのおかげで、あんなに雄大な自然がそのまま綺麗に保存されているわけで
さてっ首都パリ、南仏トゥーロンでの仕事を終えた後は、、、フランス中部のオーヴェルニュ地方にあるクレルモン=フェラン市に移動ですオーヴェルニュ地方は、フランスで最も開発の遅れた地域と言われていて、フランスの中で唯一TGVが通っていないのですだから、、、どこから行くにも遠いのよとりあえず、トゥーロンからリヨンまで2時間かけてTGVで移動その後、急行列車に乗り換えて、、、3時間ほど揺られてようやくクレルモン=フェランに到着〜駅に降り立った途端、澄んだ空
毎日忙しくてなかなかブログを書く時間が取れぬまま、気がつけばもう10月も終わりこうやって、あっという間に人生は過ぎ去ってゆくのね。。。などとしみじみしつつ、、めげずに続きを書きまする数日間のパリ滞在を楽しんだ後、TGVに4時間ほど乗って、最初の目的地、南仏のトゥーロンへ向かいました今回トゥーロンへ赴くことになったのは、私が作曲家として携わっている新作オペラ「パドレ」の打ち合わせのため。トゥーロンは、マルセイユとニースのちょうど中間に位置する、
はいっ怒涛の2022年−2023年シーズン、いよいよ開幕でござる最初のお仕事は、、、フランスって事で...先ずはロッテルダムからThalys(タリス)という新幹線でパリへ。所要時間は、、、たったの2時間半そう、、、オランダのロッテルダムとフランスのパリは、東京–新大阪間と大体同じ感覚で移動できちゃうのですよそのまま電車を乗り換えてさっさと仕事場の街に現地入りしよっか、とも思いましたが、、、今回パリでどうしても訪れたい場所があったので、2日間ほど
私が今こうして指揮者として活動を続けられているのは、お世話になり、また、応援し続けて下さった多くの方々のおかげなのですが、、、中でも、パリ国立高等音楽院の「理論クラス」に入学したての頃、フランス語もろくに喋れず、クラスの片隅に隠れてずーーーっとうなだれてた、なさけない私を、なぜかとても可愛がって下さり「よしっ!指揮科も受験してみよう!」と決心する勇気まで与えて下さった恩師がいます。ミカエル・レヴィナスという「楽曲分析クラス」の先生。オリヴィエ・メシアンの門下生で、作曲家
丸新本家、湯浅醤油有限会社の新古敏朗です。東京2020のパラリンピック旗手を務めた、岩渕幸洋選手2022年9月25日東京帝国ホテルで、パリ五輪金メダルに向け壮行会が行われました。湯浅醤油(有)は、魯山人醤油(農薬肥料を一切使わない原料を使った原料で木桶で熟成)を筆頭に食支援で応援させていただくことになりました。私は、醤油醸造をしてまさかオリンピックに関係するとは思いもよりませんでしたが、岩渕君の夢と思い、ここまで来るまでの実力と運とサポーターすべてがそろった人であることが、