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去年の5月に福知山線廃線敷ウォーキングに行ったのですが、そもそもの目的は、旧松本邸の特別公開でした。その時のお話。廃線敷ウォーキングがめっちゃよかったので、旧松本邸が随分あとになってしまいました。JR生瀬駅から、東へ。有馬街道を通ります。おお妻入古民家です。これはいわゆるひとつの、摂丹型民家というやつでは。ウヰルキンソン記念館ウィルキンソンって、外国発祥だと思っていました。日本製だったんです。残念ながら、工場は解体されていますこ
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本井上靖『猟銃・闘牛』(新潮文庫)〈井上靖〉1907
芦屋浜近くの閑静な住宅街図書館や美術館など文化的施設のある一角に佇む「谷崎潤一郎記念館」関東大震災後東京より関西に移り住んだ谷崎潤一郎3年間住み「細雪」の舞台にもなった芦屋は特に深い縁のある土地と言えるでしょう当記念館では谷崎の自筆原稿や書簡、愛用品などの収蔵、展示を通して谷崎の作品やその生涯が紹介されています展示自体は小規模ではありますが関西での最後の住居京都潺湲亭の庭を模して造られた庭園は見事でとっても落ち着いた品の良い谷崎らしい記念館です耽美な谷崎文学が大
🏛レトロ建築巡り阪神間(大阪市と神戸市の間の地域)には、明治後期から昭和戦前期にかけて、阪神間モダニズムと呼ばれる文化を形成した企業家たちの住居がいくつかあります。滴翠美術館もその一つ。山口財閥3代目・山口吉郎兵衛が蒐集したコレクションを、財界引退後に住んだ芦屋の邸宅で公開しているものです。●門現在美術館となっている邸宅が建築されたのは1932(昭和7)年、設計は大阪倶楽部などを手がけた安井武雄です。車寄せがあり、かつて表玄関として使っていたと思われます。モダンな洋風建築ですが
「そろそろお散歩に行くかな~」と4時半頃にお外に出てみると、雨が降って来ました。「あら~、降り出しが思ったより早かったな~」と思っていると、雨の中アプローチをとことこやって来たそら。夕べ、KFCで買って帰ったポットパイボックスのオリジナルチキンの骨を1本やりました。昨日目にした記事。先ず強く惹かれたのは、11月21日付ダイヤモンドオンラインにノンフィクション作家の野地秩嘉(のじ・つねよし)さんがトヨタの問題解決技法の一端についてお書きになっていた下記の記事でした。「結論か
作者の原点とも言える、すべてが凝縮されたデビュー作1979年に群像新人文学賞を受賞した作者のデビュー作です。29歳になった僕が70年8月の18日間に起きた出来事を小説にしたとあり、40の断章とあとがきから成ります。時代的には学生運動の最も激しかった69年が過ぎて、70年大阪万博が始まり世の中が高度成長期に移行しつつあった頃の物語です。作者は20代最後の年に、その激動が終った時代の夏休みに何かに取り憑かれたように「ジェイズ・バー」でビールを飲む僕と鼠の姿を回想するように小説にしています。
週末は神戸女学院大学音楽学部のアウトリーチ活動、「子どものための七夕コンサート」へ🎋阪神間モダニズムのヴォーリズ建築も愉しめて、中々女学院の敷地に入れるなんて稀有なこと。有意義な時間でした。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラクラリネット、声楽など女学院の学生さんが演奏して下さいました。阪急今津線門戸厄神駅から徒歩15分ほど。熱くなければ門戸厄神にも行きたかったのですが断念。来年は小学生になるので阪急電鉄のゆめまちコンサートにも行ける!是非行ってみたいです〜。あまり
~文化財散歩(61)~旧宝塚ホテルは、大正15年(1926年)に阪神間モダニズムを代表する建築家・古塚正治の設計で建てられたホテルです。2005年に、県指定景観形式重要建造物に指定されましたが、残念ながら、2020年、惜しまれながら100年の歴史の幕を閉じました。【写真:旧宝塚ホテル】古塚正治は、雲雀ヶ丘にある正司家住宅も設計しています。古塚正治-Wikipediaja.wikipedia.org『文化財散歩~正司家住宅~』~文化財散歩(59)~兵
阪神間モダニズムとは?人が集い、文化が生まれる。そんな土壌が阪神間にあったのですね。兵庫県が制作したPR動画だそうです。私が現在取り組んでいる作曲家・大澤壽人も紹介されています。2022年3月現在、おかげさまでレッスン会員様が増えてきています。レッスンでは音楽を共有する喜びと充実感を大切に、豊かな時間になるように取り組んでいます。木田陽子のピアノのレッスンについては↓をクリック!『レッスン会員を随時募集中です』2021年10月2日更新木田陽子のピアノ個人レッスンを
神戸、塩屋海岸を臨む高台に建つ『旧グッゲンハイム邸』で開催のブリランテピアノ練習会に参加させていただきました。ピアノはディアパソン。象牙の鍵盤。現代のピアノとは音質が少し違い、音がまろやかでした。2階にはエテルナピアノや足踏みオルガンもあってヴィンテージものばかり。素敵な異人館でピアノが弾けて、嬉しい〜❣️と力み過ぎたのか弾き始めると違和感を感じて弾き直しばかりしちゃいました。『モルダウ』を前日のレッスンでアドバイスいただいたように最初をもっと音を控えめに弾いて
子供の頃に過ごした神戸という街の、特に建物の記憶について、今でも妙に思い返してしまうことがある。最近、常宿にしている元町のホテルも旧居留地に所在しているため、周囲はレトロな建物が多く、それだけでも神戸の特徴を物語っていると思う。過去の空襲や震災でダメージを受けた割には保たれている方なのかもしれない。それで、色々調べてみると、1900年代から1930年代(特に大正期から昭和初期にかけて)、大阪市と神戸市の間を指す「阪神間」を中心とする地域において育まれた、近代的な芸術・文化・生活様式とその
いささか、煮詰まってきていた奥様。うーーん。これは気晴らしが必要❗️😞ということで、建築鑑賞がご趣味の友人が薦めて下さっていた、ヨドコウ迎賓館まで見学に行ってきました。🍀ヨドコウ迎賓館は、旧山邑家邸宅とも言われます。灘の酒蔵の櫻正宗の8代目、山邑太左衛門の別邸として、20世紀のアメリカの巨匠フランクロイドライトが1918年に設計したもの。実際の建築は、ライト帰国後にお弟子さんの遠藤新・南信氏らによって建設され、国の重要文化財に指定されています。
石阪春生(IsisakaHaruo)女のいる風景<こわれた窓>石阪春生略歴1929年神戸に生まれる1951年関西学院大学経済学部卒業小磯良平に師事1958年新制作展に入選1966年新制作展にて協会賞受賞1971年大阪フォルム画廊にて個展1974年金山賞受賞2019年肺癌のため死去小磯良平と阪神間モダニズムを代表する神戸っ子神秘的な女性像で有名神戸画壇の重鎮竹中郁(神戸の代表的詩人)は石坂春生の叔父上父の弟
こないだ、西宮市の夙川公園をチャリと徒歩でスル~お花見ノー密お花見🌸していて気になった夙川の河口にある回生病院🏥南側の旧病棟に足場がかけられていまして街の噂や諸説によると解体されるのではないか…とかこの建物のすぐ北側の、つまり、新しい病棟の以前に建っていた阪神間モダニズムの象徴とまで言われた趣のある建物でしたが足場を架けられたこの南側の建物も無くなってしまうんですかね~。建っていた物が無くなる。少し寂しくなりますが。この辺りの景色が少しだけかわるかもしれません~
今日の「兵庫つながるニュース」はおまめちゃんこと優木瑛美ちゃんが登場♡是非ご覧ください!#兵庫つながるニュース#金曜号#生放送#今日はこのコンビでお届け#おまめちゃん#優木瑛美ちゃん#みんなの人気者#阪神間モダニズム#ヨドコウ迎賓館#三木産山田錦使用の日本酒#宝塚市テイクアウト情報などなど#地域情報満載
劇場が再開されると混雑すると思い、週末やっと行ってきました!鱧が食べたくて、和食『彩羽』で懐石料理を頂いてきました宝塚ホテル、初めて中に入りました!正直、私は旧ホテルの建物の方が趣きがあって好きですが、調度品など前のものも飾られていて阪神間モダニズム(←最近覚えた言葉)の雰囲気もでておりましたよ。レストランは満席でスタッフが忙しそうにしており、料理やお酒や器のことなど聞けず少し残念…こういう場で食事するの、私には特別なことなので、お店の人からもう少し食材のこと等いろいろお話も伺
皆さま、こんにちは。今日は一日中雨降りでしたね…河川の増水や、低い土地の浸水にはご注意ください。と、こんな時には出歩けませんよねそれなら気分だけでもお散歩をお楽しみ頂きたく、今日は「阪神間モダニズム」のお話をお送りいたします。苦楽園店、神戸駅店のある阪神地域には明治〜大正時代に建造された洋館が多く現存・復元されております。西宮市の「夙川カトリック教会」小説家・遠藤周作が幼少期によく訪れていたとか。遠藤周作はキリスト教の影響を受けた作品を多く残してお
おはようございますいつもご訪問・いいねフォローありがとうございます宝塚南口駅からすぐにある、『宝塚ホテル』1926年(大正15年)開業で、開業約93年の歴史があります。大正ロマン漂う、クラシカルなデザインなホテル建物の外壁を特徴づけるドーマー窓や、半円形屋根、アーチ付き天井の回廊、階段の手すりに施された装飾など「阪神間モダニズム」を代表する、ひとつのホテルでした。多くの宝塚ファンが、足しげく通った場所でもあります。残念ながら、老朽化の為今日2020年3月31
「宝塚ホテルは、1926年(大正15年)に開業し、93周年を迎えました。永きにわたり、多くの文化人や地域の方々に愛され続けてまいりました。」1926年(大正15年)に開業した宝塚ホテル。現在の宝塚ホテルは、阪急宝塚から今津線で一駅の宝塚南口駅前にあります。宝塚ホテルの歩みには”Modanism”として、以下のように書かれています。「ヨーロッパの伝統的なモチーフとルネッサンス風の建築が織りなす美しさが宝塚ホテルの華やかな印象を作り出しています。建築は地元の建築家・古塚正治氏によるも
阪神間エリアには、観光スポットがたくさんあるのですが、その中でも私の大好きな場所をご紹介します。初めての記事にふさわしい場所だと思っています。芦屋市にある、「ヨドコウ迎賓館~旧山邑家住宅~」こちら設計者は、なんと、あのフランク・ロイド・ライト。ライト建築はアメリカに多いようですが、東京だと自由学園、そして兵庫県だとこのヨドコウ迎賓館。(あとは、兵庫県西宮市の甲子園大学があります。)ライト建築、私、好きなんです。建築はそんなに詳しくないのですが、ライトの建築って、小窓にも
またまた2並びの、令和2年2月22日!神戸はポートピアホテルのキーノーツにて、チェロ界のマドンナのお一人水谷川優子さんと演奏させていただきます優子さんとはティーンの頃からのお友達!なのですがこれまで共演はほぼなかったのです(朝日カルチャーセンターの優子さんの講座にちょこっと友情出演させていただいたのみ)。高校時代から他楽器友人の伴奏をしまくっていた私としては珍しいかも?!このたびは、以前からソロでのコンサートにお呼びくださっていた「阪神間モダニズムの会」さんからのお声がけで共演が実現。
旧甲子園ホテルの見学会に行ってきました。戦前にフランク・ロイド・ライトの愛弟子、遠藤新の設計で建てられた甲子園ホテル現在は、武庫川女子大学のキャンパスとして利用されています。事前に電話申し込みが必要ですが、無料で見学ができますしかも、ガイドさんの説明付で建物内を案内して頂けるのでとっても面白く、興味深いお話がたくさん聞けて嬉しかったです素敵過ぎる建物でしたが、写真をブログなどに上げるのはNGとの事でした替わりに(?)以前、見学に行った(こちらは、有料&申込み不要
高校時代の級友男子氏とそのご一家と18年ぶりの再会を宝塚ホテルで果たしました。お互いが家族を連れての再会です。我が家の父ちゃんと彼は中等部から一緒。ちなみに私は高校から入学しました。時間制限バイキング×子連れ×18年ぶりとかハードル高すぎて、写真も撮り漏れ、おしゃべりも話3分の1くらい。息子もなんかわからんけれどもハイテンション。テンションが振り切れて級友になつく(笑)。約束の時間より早めに着いて来年閉館する阪神間モダニズムの近代建築、宝塚ホテルを息子と見学しました。息
阪神間には、三つの鉄道会社(阪神・JR.・阪急)が並行して走っております。私の独断と偏見ですが、★甲子園球場を持つ阪神電車は、庶民的(オレンジ色の線)★サラリーマンが多いJR西日本は、真面目(真ん中の黒)★山の手を走る阪急電車は、ハイ・ソサエティ(ブルーの線)なメージがあります。中でもマル―ン色の阪急電車は、阪神間モダニズムの申し子のようなおしゃれな電車で、沿線には、それらが生みだした伝統的で個性的な私学(含・国立)が数多くあります。(首都圏以外では珍しい)朝夕は学生
今年(2019年)2月に修復工事を終え現在公開している阪神間モダニズムを代表するヨドコウ迎賓館もともと灘の造り酒屋(櫻正宗)で財を成した山邑(やまむら)氏の豪邸。あの近代建築家フランクロイドライトが設計し住宅建築物としては唯一日本で現存している元邸宅。先日栃木県の大谷石資料館にてその石材を勉強したばかりの大谷石(おおやいし)をふんだんに使用された国指定重要文化財の建築物!!!!そこらかしらにロイドさんのこだわりが散りばめてあります
阪神間は戦前建築や洋館が広く建ち分布してるけど意外と少ないのが国指定重要文化財です。全国的に見ても広い地域に洋館が建ってるのも珍しいけど、重要文化財が少ないです。施設・関連施設すべてが重要文化財指定を受けた布引ダムや神戸女学院は置いといて、純国宝ともとれる重要文化財。阪神間にある個邸宅の重要文化財をいつもよりもお写真多めでじっくりご紹介します。移情閣・孫文記念館1915年(大正5年)竣工ひょうごの近代住宅100選国指定重要文化財地元では「舞子の六角間」の愛称で呼ばれ
旧甲子園ホテル内観です。館内には至る所に甲子園ホテルのモチーフ、うちでの小槌のレリーフがあります。見付けながら歩くのも楽しいです。ライト様式の幾何学的マヤ模様も重厚感とモダンな雰囲気たっぷりです。そして、創業当時はホールで大阪タイガース結成激励会で”六甲おろし”がはつお披露目したと言う、”六甲おろし”が生まれた場所だと言うのも驚きでした。ガイドさんも楽しい方で、朝ドラ「まんぷく。」のロケに使われてそこの椅子に生田斗真が座ってたと言うと、見学参加者のマダム方が黄色い声援を上げて座っ
東の帝国ホテル、西の甲子園ホテルと並び称されたホテル施設。1930年(昭和5年)竣工国登録有形文化財設計はフランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新。外観内観共に幾何学的マヤ洋式アール・デコ。もう、圧巻としか言いようがないホテル建築でした。褐色の石積みやテラコッタが並べられた外観。鹿を際だたせた2本の煙突や、幾何学模様のタイル張り。フランク・ロイド・ライトの意匠を引き継いだ遠藤新の技術が半端なく発揮された建物です。
JR甲子園口から程近く。この辺りも大きな屋敷が多く建ち並びます。景観も良くて、のんびり散策したくなるような住宅街です。そんな住宅街にとても美しいスパニッシュの洋館があります。松山大学温山記念館1928年(昭和3年)竣工木子七郎設計国登録有形文化財松山大学の創設にかかわった新田長次郎の私邸で、平成元年に松山大学へ寄贈されました。
西宮の六甲山の丘陵地にはヴォーリズが手掛けた大学建築が3つならんでます。聖和大学は3つの大学の中で一番規模の小さな大学です。神戸女子神学校に起源を持つ幼児教育で有名な大学です。現存する創設時の建物は現在4号館と呼ばれている旧本館と旧宣教師館の2棟があります。旧宣教師館は幼稚園・保育園側にあり、行けそうにはありませんでした。聖和大学4号館1932年(昭和7年)築W.M.ヴォーリズ設計関西学院大学と同じ様なスパニッシュスタイル。大きな改修などはされてない様で、ほ