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変な映画だ。何がしたいのかわからない。阪本順治監督、こんなパンチのない映画作る人じゃなかったと思うんだけど。「冬薔薇」監督・脚本:阪本順治出演:伊藤健太郎、河合優実、毎熊克哉、小林薫、伊武雅刀、余貴美子、石橋蓮司、永山絢斗、真木蔵人、坂東龍汰冬薔薇と書いてふゆそうび。伊藤健太郎主演。それもこういう状況を招いた時のような人生舐めた甘い考えの男を演じている。ある意味ハマり役。伊藤健太郎に間違いを気づかせるために書いて、彼の再起の場を用意するために作ったような映画だな。「RoOT/ル
年間193本目(4月17本目)2022年公開邦画51位全104本中通算邦画8,991本洋画7,232本合計16,223本阪本順治監督と言えば低予算の事もあったが、ほぼ主人公をセミドキュメンタリーで追ってく映画が多くセットも組まずロードムービー的な作りでの即興的な映像つくりが多かったのですが、元々は、大島渚が好きであったらしく、どうしても撮っておきたかった一本だったらしいのであるが・・・まず監督作品ではおおよそセットなどを作り込まないのに本作では昭和
🌳『半世界』🌴2019年2月15日122分🖊字幕あり🇯🇵日本映画スタッフ■脚本・監督:阪本順治■製作総指揮:木下直哉キャスト■稲垣吾郎■長谷川博己■池脇千鶴■渋川清彦■竹内都子■杉田雷麟■菅原あき■牧口元美■信太昌之■堀部圭亮■小野武彦■石橋蓮司⭐ストーリー40歳目前、諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる。人生折り返しの炭焼き職人。不器用で無神経なダメ夫にしてダメ父の希望という名の物語。「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」とい
【2024年映画鑑賞】④⑤『どついたるねん』『AKAI』連続録画鑑賞(WOWOWシネマ)録画してからなかなか観る機会がなくやっと一気観。『冬薔薇』でのご縁で阪本監督作品をと思い、昨年同時上映で鑑賞済みの『団地』とこれで4作め。ただただ無心にボクサー人生を突き進む赤井英和さんから目が離せなくなります。形は変わっても永遠のボクサーなんだと思いました。門外漢なのでこのような感想しか出てこず失礼します。
このところの当ブログで、「第97回キネマ旬報ベストテン」(2023年公開映画対象)で日本映画第1位になった『せかいのおきく』(2023阪本順治監督)について書いています。江戸時代の貧乏長屋を舞台に、厠から糞尿を汲み取り農家に売る「下肥買い」の青年(寛一郎さん)と声を失った娘(黒木華さん)の恋を瑞々しく描いています。当時の下層で懸命に生きる者に、「モノクロ」「スタンダード」という映像がピッタリで、こういった人たちにもそれぞれの「せかい」があり、また「世界」はこのような小さな「せかい」を抱えた人
ひとつ前の当ブログの続きです。2月18日(日)に観に行った「第97回キネマ旬報ベストテン表彰式」(オーチャードホール)で、ベストワン作品になった『せかいのおきく』(2023阪本順治監督)で脚本賞に輝いた阪本順治監督はスピーチで、この映画の当初のタイトルは「江戸のウンコ」だったと打ち明けました。さすがにそれでは……と、最終的に『せかいのおきく』というタイトルになったわけですが、これは劇中の佐藤浩市さんの台詞によるものです。佐藤浩市さんが演じるのは、元・武士ですが今は落魄し長屋の住人になってい
ひとつ前の当ブログで、4年前の2020年に「文京シビックホール」で観た「第93回キネマ旬報ベストテン表彰式」のことを書きました。監督作の『火口のふたり』(2019荒井晴彦監督)がベストワンに輝いた荒井晴彦さんですが、監督賞は若松プロの後輩・白石和彌さん、脚本賞はかつて『大鹿村騒動記』(2011阪本順治監督)を脚本共作した阪本順治さんと、後輩ふたりにさらわれました。特に、荒井さんの本業である「脚本賞」が獲れなかったことが悔しかったらしく、阪本さんに「脚本の書き方を教えてもらおうかな」と冗談ま
このところの当ブログで、5年前の2019年2月10日に観に行った「第92回キネマ旬報ベストテン表彰式」(受賞対象は2018年作品)のレポートを書いています。その翌年の2020年、「第93回キネマ旬報ベストテン表彰式」が同じ「文京シビックホール」で行われ、僕はこれも観に行きました。このとき、日本映画1位に輝いたのは『火口のふたり』(2019荒井晴彦監督)です。荒井晴彦さんが編集長をつとめる「映画芸術」誌も当然ながら?1位なのですが、今年は何と、2位の『半世界』(2019阪本順治監督)、3位『
映画「せかいのおきく」の阪本順治監督が国内公開を記念して韓国を訪れ、24日から25日までGVに出席した。特にポン・ジュノ監督は今回GVに出席し、大きな注目を集めました。「せかいのおきく」が第97回キネマ旬報日本映画BEST10賞で1位を獲得。阪本順治監督は、プロデューサー兼アートディレクターとして作品に参加した、原田光雄とともに、24日に韓国の観客と会見した。24日午後2時、2人はエミューシネマで初めて韓国の観客に会い、「こんなに多くの若者がいてびっくりしました。
またまた大変ご無沙汰してます😅こちらは昨日ご本人がインスタにアップしたお茶目な写真です(笑)阪本順治監督が新作「せかいのおきく」を引っ提げ来韓しました。昨日の上映後にジテ氏との対談が予定されていたので楽しみに待っていたのですが、写真や動画が中々あがって来なくて💦やっと今日いくつかアップされたので、ご紹介します。阪本監督に久しぶりに会えて、ジテ氏も嬉しそうですね❣️残念ながらYouTubeには字幕がありません
今日は肺のレントゲンを撮ってきた。いちおう異状なし。引き続き、強めの咳止めもらう。年が明けてから、なんだか三日に開けず、主治医の尊顔を拝している。1日だけ躁転した日、吉祥寺のジュンク堂書店でキネマ旬報を立ちよみした。ベスト10発表号。邦画1位は、阪本順治監督の「せかいのおきく」下肥のはなしである。なんと製作日数、わずか12日。上映にこぎつけるまでは紆余曲折を経た由。60代後半の阪本監督がこんな苦労をしなければならないとは…。いのちをかけて造っているとはこういうひとたちのことで
2月23日(金・祝)、秋田県北秋田市にある北秋田市文化会館で映画上映会が開催されます。上映作品は『せかいのおきく』と『うんたろうたびものがたり』の2本です。『せかいのおきく』は阪本順治監督の青春時代劇で、同作にインスパイアされて描かれた絵本をアニメ化したのが『うんたろうたびものがたり』です。何にインスパイアされたかと言えば、『せかいのおきく』には池松壮亮が演じる下肥買いの矢亮が登場し、糞尿を肥料にする江戸の循環型社会が描かれていることでしょう。すなわち、今回の映画上映会のテーマは
映画賞レースも終盤。映画雑誌「キネマ旬報」のベスト・テンと個人賞が発表された。日本映画第1位は「せかいのおきく」で、同外国映画は「TARター」が選ばれた。↓↓以下、ネットニュースから。キネマ旬報社が選出する「2023年第97回キネマ旬報ベスト・テン」が発表された。日本映画第1位は、阪本順治監督の青春時代劇「せかいのおきく」。江戸時代末期、厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、墨絵のように美しいモノクロ映像で描いた。外国映画第1位はトッド・フ
『冬薔薇』2022,阪本順治うまい!うますぎる!うますぎてどう批評すればいいかわからない。そのぐらいうまいと思いました。気を衒ったショットは全編1ショットも無かったんじゃないでしょうか。例えば平坦な道と分かれて坂道になる実に映画的な絶好の地形。なのにそれを実に素知らぬ顔してさりげなく従兄弟二人の静的な明暗をくっきり対比させて、なおかつ、急坂を下ってくる自転車の動的なアクションを全て同時に同一画面に端的に収めてしまう熟達したスキルにただただ舌を巻いてしまうのです。しかもそれが伏線になる。
第一位『半世界』(2018)★★★★★★★(7/10)第二位『顔』(2000)★★★★★★★(7/10)第三位『せかいのおきく』(2023)★★★★★★(6/10)第四位『冬薔薇』(2022)★★★★★★(6/10)第五位『団地』(2015)★★★★★★(6/10)第六位『エルネスト』(2017)★★★★★★(6/10)第七位『魂萌え!』(2006)★★★★★★(6/10)第八位『北のカナリアたち』(2012)★★
この作品は、日本映画史上類をみないクソ映画(映画を観た人には「ここで笑うとこだぜ」と言おう)。阪本順治監督30作目にして初めてのオリジナル脚本作品はケチをつけることが難しい秀作。江戸時代末期、日本がまさに世界と向き合う前夜、身分の格差のある若者が互いを「世界で一番好きだ」と認め合う、池松壮亮演じる矢亮の言葉を借りると「青春だなあ」という作品。時代劇でありながら現代に通じるテーマを扱っているというメッセージは、そうした考証を敢えて無視したセリフにも表れている(「汲み取りサボってやろうか」
来週2月5日に発売されるキネマ旬報の2月増刊号は2023年の「ベスト・テン」発表号となります。すでにその一部は事前に報道各社にリリースされていますが、個人賞はさほどの違和感はないものの、日本映画の第1位が『せかいのおきく』か~というのが、個人的な素直な感想です。当日は昼休みに書店に行って、キネ旬買うでしょうけど…。にほんブログ村
毎日映画コンクールが発表された。日本映画大賞は阪本順治監督の「せかいのおきく」。同作品と「月」が作品賞では強いなー。最多ノミネートだった「怪物」は無冠なの?是枝監督はこれまでに何度も受賞しているから、今回はいいか〜っていう雰囲気があるのかな。俳優部門では「エゴイスト」が頑張ったね。↓↓以下、ネットニュースから。「第78回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が発表され、阪本順治監督の「せかいのおきく」が日本映画大賞、脚本賞、録音賞の最多3冠を獲得した。日本映画優秀賞は「ほかげ」(塚本晋也
極私的2022年ベスト10〜日本映画立志編〜「隆之」という2つの文字を3回繰り返して書くことになった年の瀬です。加えて、最終ラウンドギリギリで三宅唱のシャープなカウンターに狼狽す。■第一位『焼け跡クロニクル』原まおり、原將人比較対象の無い孤高の作品。鑑賞者の眼に対して作者と作品の境界線がどんどん消失してしまう奇妙奇天烈な体験を強いる。正に映画革命であり、観る者は作者の映画になりたいという荒唐無稽な欲望の発露を具体的に目撃する。最早そこでは「映画とは何か」などという陳腐な設問すら無効
高崎映画祭の受賞者・作品が発表された。阪本順治監督の「せかいのおきく」が最優秀作品賞に輝いた。↓↓以下、ネットニュースから。高崎映画祭委員会(須藤賢一委員長)は第37回高崎映画祭の受賞者・作品を発表した。最高賞の最優秀作品賞には阪本順治監督の「せかいのおきく」が選ばれた。江戸時代末期に厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちを描いた青春時代劇で、日本人の心や生きる力を美しく描いた点が評価された。最優秀主演俳優賞は「茶飲友達」の岡本玲に決まった。◇高
冬薔薇/日本2022年製作109分NETFLIX2024年3本目☆3.3ある港町。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男だ。両親は埋立て用の土砂を運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ましながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件
阪本順治監督脚本作品「せかいのおきく」鑑賞ずっとせかいのきおくと言い間違えたw安政期を舞台にしたモノクロの時代劇。武士の娘と下民との恋模様江戸時代の若者青春群像劇と表現が適切だろうか。〇〇まみれの話なのに、エンドロールの美しいことよ。刺さりすぎて動けない。「せかい」「青春」という概念の解釈ふくめ、この圧倒的なオリジナリティ。佐藤浩市と息子の競演というのもすごい。三国廉太郎も驚くに違いない。情報量多すぎて、もう、しばらく休みたい。先日は映画ベストテン作ったばかりだが早すぎた。
江戸時代の長屋が舞台の阪本順治監督作品主演黒木華さんの和服のもっちり感が良い。トイレには女神様がおるんやで「せかいのおきく」2023年公開/90分/日本(米題:Okikuandtheworld)監督/脚本:阪本順治製作:近藤純代製作総指揮:原田満生音楽:安川午朗撮影:笠松則通編集:早野亮制作会社:ACCA製作会社:FANTASIAInc./YOIHIPROJECT配給東京テア
「亡国のイージス」(監督阪本順治127分)話の内容は、某国の特殊工作員にイージス艦を乗っ取られて、東京を壊滅できる特殊兵器を積んだ爆弾を撃ち込むぞと脅かされる話最初は、中井貴一達が正義で勝地涼の方が悪なのか?それとも中井貴一達が悪で勝地涼が正義なのか?よく分からないという演出が印象に残った(結局は中井貴一達が悪)戦艦うらかぜが沈む時の、遠くの海上に炎が上がり、レーダーからうらかぜのマークが消えるという撮り口が印象に残ったお偉いさん達の会議だけでなく、マスコミや国民が事態に気づいて騒ぎ
監督:阪本順治出演:黒木華寛一郎池松壮亮江戸時代末期、厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、美しいモノクロ映像で描いた青春映画。武家育ちのおきくは寺子屋で子どもたちに読み書きを教えながら、父と2人で貧乏長屋に暮らしていた。ある雨の日、厠のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次と下肥買いの矢亮と出会う。辛い人生を懸命に生きる3人は次第に心を通わせていくが、おきくはある悲惨な事件に巻き込まれ、喉を切られて声を失ってしまう。江戸時代のラ
「神戸ニニンガ日誌」(第3,027号)○映画館。昭和40年代にはまだ予告編に「ニュース映画」があった。ニュースで溢れ返っている現代にニュース映画はない。CMと予告編、映画泥棒などで本編までに10分以上かかる。○予告編では、勧善懲悪ものや恋愛譚が多い。善のために争い、恋のために奪い、闘い、裏切る。結末に「それでもこの世は素晴らしい」というドラマも多い。○それにしても映画にはなぜこんなにも「銃」が登場するのか。みんなが銃を持ち、撃ち、殺る。或いは爆破シーン。アジトが爆破される。銃や爆破
「神戸ニニンガ日誌」(第3,026号)○映画「春に散る」。原作は沢木耕太郎。これまでボクシングをテーマにした映画はたくさんあった。「ロッキー」「レイジング・ブル」「チャンプ」「ミリオンダラー・ベイビー」そして「どついたるねん」「キッズ・リターン」。○「どついたるねん」は、赤井英和が本人役で躍動する阪本順治の監督デビュー作。劇場ではなく公園にテントを張っての上映だった。様々な部分に衝撃があった。○「春に散る」のボクシングは、素人(私)から見て「本物」だった。佐藤浩市がトレーナーとなっ
#阪本順治監督作品『#せかいのおきく』を#伊勢進富座で鑑賞☆この映画凄いですね!なんと豊かな表現の数々。貧乏長屋で暮らす人々の、それでも生き生きと描かれる暮らし。江戸で糞尿を買い取り農村に売る下肥買いの矢亮。紙屑買いから下肥買いになる中次。下肥買いの仕事のキツさ。現実の厳しさに打ちひしがれながらも、いつかと夢を持つ矢亮#池松壮亮さんと中次#寛一郎さん。なんて強く逞しい命の輝き☆そんな彼らが実は江戸の人々の生活を、せかいを回してるんだな。彼らがいなければ、江戸は糞
第22回NewYork&アジア映画祭で阪本順治監督がスター・アジア・ライフタイム・アチーブメント賞を受賞これは「長年優れた作品にて何世代にも渡る映画制作者と観客に影響を与えて来た特別な才能の人物に与えられる賞」ということです素晴らしいですそして納得です受賞作は「せかいのおきく」心からの拍手を
ある日、東京湾沖で訓練航海中のイージス艦"いそかぜ"が乗っ取られた。それは、副長の宮津と某国対日工作員ヨンファが共謀して実行したものだった。すでに艦長は殺害され、乗務員たちも強制的に退艦させられる。さらに宮津は政府に対し、全ミサイルの照準を東京・首都圏内に合わせたことを宣言するのだった。初公開:2005年7月30日監督:阪本順治海上自衛隊のイージス護衛艦いそかぜの副艦長・宮津が、某国のスパイと共謀して艦を乗っ取り、最新兵器で首都東京を狙う。彼の行動の理由は何なのか?東京壊滅までに残さ