関裕二「海峡を往還する神々〜解き明かされた天皇家のルーツ」読了。まず非常に読みやすかったのが好印象だ。関氏曰く「考古学の発展により古代史はここ20年で劇的な変化を向かえた。今迄の通説はもはや通用しなくなってきたのである」。戦後の史学会を席巻したと言われる江上波夫氏の<騎馬民族征服王朝説>があるが(無知はワタクシは知らなかったが💦)、ワタクシのバイブル手塚治虫の<火の鳥~黎明編>もこの説を元に描かれていると言う。なるほど、井沢氏、梅原氏の論説ともまた違う、今迄の古代史の常識をひっくり返すような新説