都会の喧噪を避け、過去から逃げるように山小屋で静かな生活を楽しんでいる高介(永岡佑)。ある昼下がり、リアカーを引き海辺を歩いていた高介の横を自転車に乗った若い女が横切る。その女・汐里(間宮夕貴)は、高介の目の前で海に突っ込み、今晩泊めてくれと交渉を仕掛けてくる。話しを聞こうともしない高介に、汐里は濡れた肢体をおしげもなくさらけ出し「5000円でいいよ」と告げ、高介に野良犬のようにまとわりつくのだった。生命力と性欲を持て余し、野性味溢れる魅力を放つ汐里との出会いによって、いつしか高介は欲望の渦に巻