ブログ記事369件
おもだか屋の四ノ切と違って、音羽屋の四ノ切は、ケレンも少なくじっくりと芝居する。冒頭川連法眼と妻の飛鳥の会話を徹して、義経の現在の状況が観客にわかるようになっている。東蔵の法眼は、歩くの危なっかしいと思っていたら、階段の手すりに袖が引っかかって転んでしまった。すぐ起き上がって持ち直したが、手は震えているしちょっと痛々しい。門之助の飛鳥。法眼の妻たる格式あり。腰元していても威張って見えるの難だったが、このような役なら大丈夫。時蔵の義経は、悲劇の御曹司の哀愁が漂う。その中にもう少し
出雲阿国七之助名護屋山三猿之助中心に若手花形が華麗に踊る華やかな舞台。衣装の美しさが目を引く。美しい七之助。自信たっぷりな(ドヤ顔の)猿之助。踊りの間は外さない。佐渡嶋左源太愛之助佐渡嶋右源太勘九郎の軽妙さ。息があっているのは、次の弁天、南郷でも。門之助は独特の存在感猿弥は上手い。その他壱太郎、玉太郎、笑也、笑三郎、廣太郎、虎之介、男寅、鷹之資、染五郎など。歌舞伎俳優最高齢の寿猿が、元気。台詞も適当だが馴染んでいて、花道を元気に退場したときは大きな拍手。
猿之助/笑也/男女蔵/巳之助/笑三郎/尾上右近/門之助/猿弥/青虎/男寅/歌六/梅花7月に観られなかったので配信を視聴しました。猿之助としては11年ぶりの上演で、あのときはまだ亀治郎だったんですね。そして小栗判官と浪七に加えてお駒もという3役だった。本来なら4時間以上ある物語を、今回は半分以下に短縮。カットされた「発端」では、照手姫の父の横山郡司が大膳に殺され、そのときの小柄が証拠として残され、重宝の「勝鬨の轡」が盗まれていて、照手姫が大膳親子にさらわれるなど、キーポイントが結構ある。こ
🌟歌舞伎座の第一部が、急遽、コロナによる中止の日でしたが、二部と、三部の「弥次喜多リターンズ」辛くも上演。切符を忘れて取りに帰ったにもかかわらず、上演されて、ちゃんと観られました。🌟三部は、ハチャメチャなパロディ「弥次喜多道中」の第5弾。このシリーズは歌舞伎(だけでもない)名作のチラ見せパロディ・メドレーで、最後はキリストが出る、アマテラスが出る、今回はザビエルが出る、と「デウス・エクス・マキーナ」な仕掛けにもなっています。主要人物は四人。左・幸四郎(弥次郎兵衛)右・
三代目で何回も観た小栗判官。最近では、菊之助の小栗判官も。今回は、正味2時間半ほどに短縮。碁盤乗り浪七お槇大団円と主要な場は押さえている。二人乗りの宙乗りも。場内は、大きな拍手大きな笑いに包まれていた。三代目の小栗判官に比べるとやや、楽屋落ちみたいなセリフが多い。横山館は、古典の風格があって、猿弥の大膳は、立派。青虎の次郎も台詞が際立つ。男寅は、女形になるのかと思っていたが、今回は赤っ面の前髪。台詞をもっと勉強してほしい。猿之助の小栗判官は、声も姿も
12月は、第一部のみの観劇。3階1列10番ゴールド会員でいるのもあと僅か。4時間以上かかるものを2時間に短縮。それでも、御殿はたっぷり時間を取った。政岡猿之助八汐巳之助千松市川右近栄御前中車笑也、笑三郎の沖の井、松島。まず、中車の栄御前に違和感がまったくない。山名さまの奥方になっている。猿之助は、本役と言っても良い出来。猿翁とは、この辺が違っている。海老蔵、幸四郎が伊達の十役を演じているが、猿翁に一番近かったのが海老蔵で、違和感な
仁左衛門と千之助の連獅子。まず、仁左衛門の若々しさと、大曲を踊りきる体力は素晴らしいと思う。この踊り前半の方がすき。端正な仁左衛門に釘付け。登場すると、万雷の拍手。その若々しさに対する拍手なのだろう。千之助は、仁左衛門の動きが少ないぶん、代わりに動くようなかんじ。それが、後半、獅子になってから著しい。毛振りも、早く、大きく、何回も。対して、仁左衛門は、ゆっくりと、回数も少なめ。千之助のがんばりには、目を見張るものがある。最後には、二人揃って、大きく、早く。千之助の成
ひさしぶりに面白い歌舞伎をみた。猿之助の代役の巳之助は、代役とは思えない良い出来。多賀大領バカ殿様ふう御台所梅の方殿様に冷遇奴伊達平忠臣望月弾正悪人安田隼人さばき役っぽい岩藤の霊幽霊の役を早変わりで。鮮やかすぎて、ここで替わるとわかっているのに、鮮やかでかわり
通し狂言雷神不動北山櫻お約束の説明がはいる。先ほども書いたが、二年ぶりの歌舞伎座という海老蔵の挨拶に感無量。簡単に言うと毛抜と鳴神を結びつけたものだが、実によくまとまっていて、配役もよい。残念なのは、時間の関係ではしょっていること。(このことは、海老蔵も挨拶のなかで言っていた。時間の制約は時節柄仕方ないか。)毛抜からいつも、お家の重宝をなぜ小磯に渡してしまったかということが、よくわからなかった。今回は、春風が、自分の子を身ごもった小磯に書き付けとともに渡した(
熊谷直実仁左衛門相模孝太郎義経錦之助堤軍次坂東亀蔵藤の方門之助弥陀六歌六昨年の顔見世とほぼ同じ密を避けるためか四天王が二人だけ。私たちがよくみてきた熊谷陣屋とずいぶん違う。仁左衛門の直実は、桜になぞらえた義経の制札に従い敦盛のみがわりに息子の小次郎を殺したことを隠さない。武将であると同時に、父であることを私たちにかんじさせる。関東風の熊谷陣屋においては、直実は、相模
6世歌右衛門の薫陶をうけた魁春の八重垣姫。わたしにとっては期待通り。御簾ごしに絵姿にむかい供養している姫の後ろ姿の可憐さ、美しさに感動。すこしふっくらしたみたいな魁春だが、それが若々しくて。化粧については何も言えない。魁春にとって歌右衛門は絶対なんだと思う。孝太郎の濡衣は本役。ちょっと控え目すぎ?門之助の勝頼は、おもったより品があり、じっと動かない姿もよい。赤と紫の着付けだが、わたしは、梅幸のように、鴇色に浅黄色の方がすき。でも、梅幸以外ではみたことがない。驚いたのは、錦
「本朝廿四孝」魁春/孝太郎/門之助/錦之助/松江/男女蔵魁春の八重垣姫は襲名披露公演以来なんですね。第一声「もうし、勝頼さまー」(だったかな?)の声の調子が歌右衛門と重なってびっくりでした。そのあとも時々歌右衛門を彷彿とさせる。個人的には、魁春ってあまり感情をセリフに載せない役者さんだと思っているけど、ここではそれが気にならず、亡くなった許婚が目の前にいると知った驚き、愛しさ余って見せるクドキなど、派手ではないけど、流れるような所作や型の美しさでその想いを十分に表していた。個人的には可愛さ
今朝の横浜の空、快晴です。上空にハケで掃いたような薄い雲が漂っています。昨日とは一転暖かくなりそうです。昨日は風が冷たかったですね。北風でした。9時過ぎに家を出てJR駅に向かいました。行き先は歌舞伎座です。歌舞伎に行くには早い時刻。なんと第一部の開演が10時半です。コロナの影響で緊急事態宣言が発せられ、第三部の終演時刻を早めるために各回の開演時刻も繰り上がりました。最初の演目は「本町廿四孝」、義太夫狂言の名作です。二枚目の武田勝頼を門之助が演じ、八重垣姫(魁春)と濡衣(孝太郎)が切腹したと思
仁左さまの熊谷、遠征必至の案件でしょう👍このご時世ゆえ早くに観ておこうと思ったものの、土日はチケ難だろうから7日(月曜)を取ったら、仁左さまが自宅待機となり、なんと、この7日が仁左さま熊谷初日となりました㊗️孝太郎(退院したけど)、秀太郎(体調不良)に続き、この日は竹三郎も体調不良で休演。今回の「熊谷陣屋」はもう何が何やら状態です💦皆さんのご無事を祈りつつ、舞台は堪能いたしました(第二部のみ)。「寿二人猩々」隼人/千之助/亀鶴南座に着いたのが開演ギリギリで、頭の中が「仁
片岡孝太郎丈のコロナ感染に伴い、濃厚接触者の片岡仁左衛門丈が顔見世公演の5日、6日の公演を休演することになった。熊谷陣屋熊谷直実仁左衛門→錦之助源義経錦之助→隼人相模孝太郎→門之助錦之助、門之助にとってはまたとないチャンス。錦之助は、大歌舞伎で富樫を勤めたり、最近の活躍は素晴らしい。今回、2日間とはいえ、大役の熊谷を勤めることによって更なる飛躍を期待したい。錦之助は、梅幸の路線を行く人という風におもっていたが、新しい面を見ることができる
僕の好きなテレビ番組「孤独のグルメ」深夜、小腹が空いた時間帯に主人公の井之頭五郎を演じる松重豊さんがB級グルメ御飯をこれでもかと食べまくる思わず「参った!」と言ってしまうこの番組今日は再放送ながら名古屋の台湾ラーメンこれもまた良いなぁそう言えば一昨年の御園座「ワンピース」公演の時、男女蔵くん、平岳大さんと三人で台湾ラーメンを今池の味仙に食べに行ったっけ辛いけど美味しかったなぁ〜!門之助🍀OneofmyfavoriteTVprograms.Thepopularpr
門之助さんが引用されている、ニュージーランド警察のキャンペーン「TVの前で寝転んで何もしないでいるだけで、戦いに勝てるって、人類史上初めてだぜ」みたいな。たしかに。これ、本来なら、すごくやりたいことじゃなかった?一昨年「プーと大人になった僕」という「クマのプーさん」の続編映画が出ました。『プーと大人になった僕』————「プーさん」の愚直な「キョトン?」に萌える……何もしないことが、実は一番効力が高いんだ!という話です。クリストファー・ロビンはむかし、「DoingNoth
火曜日は歌舞伎の日、歌舞伎座昼の部に行って来ました。演目は「たぬき」「村松風二人汐汲」「壇浦兜軍記」。「壇浦兜軍記」は昨年の十二月興行では夜の部でしたが、今年は昼の部での上演です。玉三郎、梅枝、児太郎が入れ替わりで阿古屋を演じ、楽器を奏じます。去年はチケットを買えず幕見席で観たのでしたが、今年はゴールド会員に昇格してますので、チケットを獲得出来ました。本日は玉三郎の阿古屋です。ほぼ満席でした。最初の「たぬき」は大佛次郎作による新作歌舞伎ですから、新派で俳優香川照之が演じても違和感ありません
僕に、初めて歌舞伎を教えてくださった門之助さんいつもお世話になってます。今回、ご一緒出来て、幸せです!!
過ぎ去って行く夏を追いかけるように大好きな場所に帰って来ましたトンネルを抜けて山⛰を越え辿り着くあの場所門之助HavecomebacktomyfavoriteplaceasifIamchasingthepassingsummer.Goingthroughatinytunnel,crossingamountain,thenit’lltakemetomyfavoriteplace.
今月の歌舞伎座は久しぶりに勘太郎くん長三郎くんと一緒です。二人とも私が狸の顔で楽屋を覗くとニッコリ喜んでくれますが特に勘太郎くんはすっかり落ち着いていたずらを仕掛けてくることはありません。だから今日も安心して化粧を落としていると私が目をつぶっている間にすぐ側に来てわ〜❗️って門ちゃん❗️びっくり‼️えーいいたずらっ子門之助め❗️😅
猿之助のお徳が素晴らしい。もっとでしゃばった感じになるのかと思っていたが、さにあらず。夫をたて、控えめでいながら、きちんとすることはしている。感動したのは、死を決意して、形見に絵を残そうとうくだり。お師匠様の道具を借りて、手水鉢に絵姿を残すのだが、お道具を拝借するところがすごい。丁寧に丁寧に、硯と筆を扱い、ひとつの動作ごとに、感謝と思い入れを表現。そのいじらしさと、夫への思いに涙がでてくる。白鸚の又平もお徳の献身にこたえて、実に良いあんばい。実直で、素直で、誠実。
本日は、歌舞伎座「十二月大歌舞伎」公演の千穐楽。本年の締めくくりの舞台でした。ご来場、ご後援ありがとうございました。明日からは、歌舞伎座「寿初春大歌舞伎」公演のお稽古です。初春の歌舞伎座にて皆様のご来場をお待ちしております!開演前にお染(壱太郎くん)と多三郎(僕)の兄妹2ショット。門之助ThefinaleoftheDecemberGrandKabuki.Thelastproductionofthisyear.Thankyousomuchfo
今日は、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」公演の千穐楽お暑い中、ご来場ご後援の皆様ありがとうございましたこの季節には、やはり怪談と思い幽霊の定番、柳の下で撮ってみたら…全然怖くない…ところでなんだかさっきから雷がドッカンドッカン落ちてるか、神様ひょっとして怒ってるぅご、ごめんなしゃ〜い🙇♂️門之助Finallyit’sover.Thankyousomuchforyourkindpatronage.In
ヤッホ~!帆足由美です。今月の歌舞伎座は毎年恒例の納涼歌舞伎。いつもと違う三部制で、バラエティ豊かな作品が観られます。私は昨日の初日に第二部を観てきました。歌舞伎座百三十年八月納涼歌舞伎第二部一、東海道中膝栗毛第二部一幕目は、一昨年、昨年と納涼歌舞伎で上演された『東海道中膝栗毛』の新作です!まずはこの賑やかな顔ぶれをご覧あれ。喜多八猿之助大岡忠相/獅子堂獄之助獅童女医
歌舞伎座の八月はいつも三部制。そのまんなかの第二部は三年連続して、市川染五郎(今度松本幸四郎を襲名)と市川猿之助の弥次喜多コンビ。めちゃくちゃなパロディとトンデモ仮装で、笑いが劇場をどよもす「膝栗毛」シリーズです。今月のパンフの右の写真の市川中車さん(香川照之さん)は三年連続で「釜桐左衛門」(カマキリさえもん)、衣装は昨年と同じ上の写真のようなものですが、今年はさらにカツラが二色塗り分けの凄いことになっていました。そういう、お芝居の外の個人事情や、話題のニュースの場所(旅館・三日
猿之助さぁ〜んお勧めの山種美術館「琳派俵屋宗達から田中一光へ」の展示を観て来たよなかなかタイミングが合わなかったけれど、最終日に滑り込みセーフ山種美術館はツイッターもインスタグラムもフォローしているほど、大好きな美術館琳派のモチーフのれんのデザインの参考になるなぁ山種美術館で忘れちゃいけないのは、「カフェ椿」妻のはこっちさてこれに遡ること2時間高樹町の「アントニオ」🇮🇹でランチ贅沢な日曜日だったな門之助Ennosukesan,I’vebeen
ゴールデンウイークの中、今夜の名古屋入りを前にお昼は太陽を浴びながら海の近くで海鮮丼夜はなにかなまた、ひと月外食生活だぁ櫃まぶし、味噌カツ、味噌煮込みうどん、手羽先…こっちは平さんエースの手羽先門之助“Goldenweek”hasstartedtoday.AndI’llbeleavingforNagoyatoday.Havehadseafoodbowlforlunchatasmallseasideres
スマートになった右若くんほんの数ヶ月で二桁の減量しかもそれをキープところが、この2、3日で2キロ増えちゃったらしいあぁで、この2キロをたった1日☝️で再び減量驚くほどの頑張りやさんだぁ👏門之助Ujyakusanhadincrediblyslimmeddowntensofkilogramsinjustseveralmonths.Whatisamazingisthathe
「義経千本桜」の銀平「磯異人館」では五代才助「お染の七役」では船頭🛶長吉「鰯賣戀曳網」では六郎左衛門松也くんも全演目出演だぁ〜門之助MatsuyakunasGinpeiin“Yoshitsune.SaisukeGodaiin“IsoIjinkan”.BoatmanChokichiin“OsomenoNanayaku”andalsoRokurozaemonin“IwashiUriKoinoHikiami”.A