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本当はもう1冊欲しかったのですが丸善に在庫がなく諦めました。『ゴッホの犬と耳とひまわり』は講談社なのでビニールがかかっています。講談社だけこの取り組みを始めたんですよね。他社は追随せず。なので評判が良くないのかな?良くないと思いたい。立ち読みしてみて自分に合うかどうか考えてから買えるのが実店舗のいいところであって中が見られないならAmazonで済む話です。全部の会社がビニールをかけだしたら町の本屋は全部潰れるでしょうね。そうならないように出版社も協力
長野まゆみ『若葉のころ』凛一、踏んだり蹴ったり。自転車には当て逃げされるし、有沢には殴られるし。でも結局凛一と氷川はお似合いよ。家元でもある祖母の手紙、そして亡くなった母の思い。凛一は周りの人に恵まれているよ。「でも若葉の緑もいい。桜はこの時期にいちばん柔らかい表情をしているんです。見捨てたものぢゃない」
長野まゆみ『彼等』両親はすでに死去、兄弟もいない凛一は頼る人が限られてしまっている。両親や兄がいるが、心無い人のせいで心が壊れてしまった正午。この従兄弟の関係は最悪な場合共依存になってしまいそうでハラハラする。そして線香花火の描写が美しい。氷川!スマホがない時代の待ち合わせ。待ってても来なくて切ない。でも会えた。氷川が凛一の行動を読んでてキュンとした。
人生で3回読んだ『銀河鉄道の夜』は読めば読むほどわからなくなる不思議な作品である。新編銀河鉄道の夜(新潮文庫)Amazon(アマゾン)初めて読んだのは、中学1年の時。国語の教科書に載っていて、授業でも扱った。主要人物であるジョバンニ、カムパネルラ、ザネリの3人の関係性とそれぞれの性格はよくわかった。ジョバンニとカムパネルラが乗った銀河鉄道がどのような乗り物で、どこに向かっているのかも、どうしてザネリが乗っていないのかもわかって、それで全てをわかった気にな
お盆休みに読んだ本。長野まゆみ作品が好きで結構前に購入していたけど夏に読みたいな~と思い温めていた。装丁が美しいので眺めてるだけで嬉しい。カムパネルラ視点で「銀河鉄道の夜」のストーリーをなぞるのかと思っていたが、カムパネルラにインタビューを行い当時を振り返ってもらう形式だった。個人的には結構読むのに労力が必要だったな~。一気に読むのでは無く数日に分けて読んだので続きから読んだときに「今話してるのってカムパネルラだっけ?」と数ページ戻ること多数。いやこれは私の
長野まゆみ『碧空』凛一シリーズ第2弾。大学生の氷川は京都、凛一は高校生で東京在住。凛一は上級生の有沢と出会う。なんでしょ、いきなり現れた有沢の存在感。帰国子女&病弱&カメラ。「視覚より聴覚の方がずっと確実だ」華道家の凛一に粋な贈り物。まだ高校生なのに家元の祖母に許嫁押し付けられそうになってる。かわいそうね。
こんにちは。zebra25-25です🦓「あなたが20代に読んで、感動した本はなんですか?」長野まゆみさんの『あめふらし』です。不思議な世界に連れて行ってくれるその世界観がたまらなく好きですあの世とこの世を行ったり来たりしたりまた、その狭間にいたり自分が一体どこにいるかわからなくなるような感覚に陥る幻想的な内容ですまた湿度も感じる内容になっていて「あめふらし」というタイトルに納得できます7月と8月はお盆という日本の伝統行事があります。折角ですので、あの世とこの世を感じる1
読書会の本を読み終わりました!いつもは推薦する本を回覧するスタイルですが、今回は本屋さんに行って読みたい本を選んで、投票で本を決めるスタイルです。なので、全員が読んだ事のない本が回ってくる事になります。自分が買ったのは長野まゆみさんのゴッホの犬と耳とひまわり。読んだ事のある作家さんなので、ふんわりした話をイメージしていたらかなり難解。。。でも、ふんわり感はしっかりあって、終盤は知的なスリルを存分に味わえました!#読書#読書好きな人と繋がりたい#文庫本#文庫#長野まゆみ#講談
長野まゆみ『白昼堂々』華道の次期家元の凛一は従姉のボーイフレンド・氷川と出会い惹かれる。病弱美少年が主人公。耽美。そして切ない。氷川がアメフト選手、凛一が華道次期家元ってことでMMロマンスならjock/nerdじゃん!?と思ったけど、凛一をnerdとするのは少し変か。凛一モテモテじゃん。
長野まゆみ『レモンタルト』姉を亡くした弟と義兄の日常の謎系物語。閉じ括弧の前に句読点!?で違和感を覚えつつなんとなく読み切ってしまった。こういう文を書く人なのね?主人公の義兄への秘めた想いが切ない。義兄も気づいてるんだかいないんだか。そして災難を呼び寄せる体質なのか踏んだり蹴ったりなところに助けに来てくれる義兄。ステキ。謎が多く残ったままなんだけど、全てを語らないところにこの本の良さはあるのかな。
こんにちは、ふで丸雑記帳のふで丸です。今回は、図書館で借りてきた『フランダースの帽子』長野まゆみ(文春文庫)を読み終わりましたので、その感想をお話しします。本書には6つの短編が収められていて、それぞれが独立した物語となっています。図書館の書架の中から初めてこの文庫本を手に取った時、その表題と表紙の西洋画から、昔テレビで見た「フランダースの犬」のような、西洋のお話しだと勘違いしてしまいました。6つの短編のタイトルに使われている地名も、そこで物語が展開していくわけではありません。
昨夜の天気予報では雪だとありましたが雪は降りませんでした朝から晴れていい天気です水がめに氷が張ってました昨夜は冷えました冥途あり長野まゆみ(著)あらすじネットから川の流れる東京の下町で生まれ、実直な文字職人として生きてきた父。しかし亡くなったあと、いままで信じてきた父の人生に知られざる横顔が覗き始めた遠ざかる昭和の原風景のなかに浮かび上がる人の生き様。著者の実体験を元にした、自らと一族の来し方を見つめる旅の物語
単行本『お菓子手帖』長野まゆみ(著)河出書房新社(出版)古本ハッカドロップ、動物ヨーチ、パラソルチョコレート、金花糖。時代を彩る駄菓子、エキゾチックな洋菓子、伝統の和菓子とともにことばの菓子司が贈る自伝風極上スイーツ小説。お菓子の甘く懐かしい物語。子供の頃に食べたお菓子って、時代背景と共に記憶しているものですね。令和も7年、長野まゆみ先生風に時代を追いながらお菓子を食べると数年後には、本当に甘くて、
2024年12月の記録@京橋ギャラリー椿にて開催されていた桑原弘明氏の新作Scope4点と全国から招集された48点のオブジェの展示Scopeをのぞきこんだそのさきに在る密やかに煌めいている空間に触れたのは2023年末以来で変わらずの、繊細な物語の詰まった空間=小さな箱を何度も息を詰めてのぞきこみいまにも動きだしそうな一瞬が永遠の世界に釘づけになりそのワンシーンをきっかけとして脳内では物語が蠢いていき目を
こんばんは!今朝は7時45分起き。はちみつトーストを食べ、コーヒーを飲んで、仕事に行きました。なかなか忙しかったです。14時過ぎ退勤。休憩室でお菓子を食べて、しばらくお喋りしてました。お昼ごはんはパンでした。種類があったので、少しずつ切って食べました。朝のコーヒーの残りを温めて飲みました。久しぶりに『カムカムエヴリバディ』を観ました。今5週分溜まっていて、1週間分観ました。観始めると面白くてイッキ見してしまいます。安子と稔さんが紆余曲折を経て結婚して、娘のるいが産まれたあ
【鉱物言葉集】本から見つけた鉱物(石)にまつわる言葉をご紹介します。長野まゆみ著『天体議会』より銅貨はそう云いながら、机の上にあった偏光顕微鏡を覗いた。結晶が万華鏡カレイド・スコープのように紅玉ルビィや黄石英シトリン、緑柱石ヘリオドールなどの色に煌かがやく。それは色硝子を嵌めこんだ薔薇窓のようでもあり、貝殻の中の真珠母しんじゅものようでもある。結晶は様々な像をつくり、大を成し小を成し、凝縮し、ときには散らばって、ひとつの鉱物を形成するのである。それらの結晶が、微生物
『湖畔地図製作社』読みました。以前にも紹介したことがある桑原弘明さんの、スコープという金属の覗き箱オブジェ作品と、それにつながる短編小説を長野まゆみさんが書かれているという、マニア垂涎のアートブックとなっております!ヾ(*´∀`*)ノこの表紙の写真がスコープの中身。箱の穴を覗くと、中にこのような小さな世界が広がっているのです!ヾ(*´∀`*)ノ壁面に聖母子像が描かれた中世の礼拝堂がある“マリア・ステラ”、石造りのアーチと階段の向こうに、イタリアふうの中
11月21日(木)江戸っ子じゃないので、初ガツオは食べなくてよし。なのにフランス人じゃないのに、なんでボジョレーヌーボー飲むのよ。と、毎年喧嘩をしていますが、もちろん今年もやり合ったうえで飲んでます。美味しいならまだしも、まだ熟成が全然足りてないワインを、特にワイン好きでもない日本人のわしらがなぜ飲むのか?と言うと、ワインの味もわからんくせに美味しくないとは何事だ、と10さんは言う。味はわからんけど、青臭い味と熟成した味の違いは分かるよ。コーヒーだったら何を飲んでもコー
11月5日(火)我が家から歩いていける距離には、いくつか図書館がある。図書館と言っても、正式に図書館を名乗っているものだけではなく、区民センターの図書室や地区センターの図書室も含んではいるけれど。でも、どれもオール札幌図書館として、どこの所蔵の本でも借りられるし、どこに返しに行ってもいいから、大変助かる。一番近いのが往復4000歩ほどの距離にある区民センターの図書室。区民センターの2階にあるのと、距離が近すぎるので、現在のお散歩の目的地としてはやや不向き。蔵書が古いのと、読書
10月30日(水)お散歩中、見慣れない花を発見。一見、五弁の花のような形状なのに、花弁が4枚しかない。スマホで「秋の花四弁薄ピンク」で検索したけど出てこない。「10月の花」で出てきたサイトを見ると、あった。『ガウラ』だって。初めて聞いた名前。腰をかがめられないので、わかりにくい写真のままですが、花びらの4枚は十字ではなく、下にあと一枚花びらがありそうな形なのが不思議でした。東京に住んでいた時ポケットサイズの「持ち歩き植物図鑑」を持ってお散歩していました。札幌に帰って
だいぶ前に買ってたのをやっと読みました華道の家元の後継、中学3年の凛一は高校への進級試験の日に体調を壊し、従妹の省子が家族会議で身代わり受験をする。其の交換条件だと凛一は女装して身代わりのボランティアへ。そこで省子のボーイフレンドの氷川に出会うが・・・白昼堂々(凜一シリーズ)(集英社文庫)Amazon(アマゾン)なんというか久々に純愛の青春少年愛に触れた感じです。BLじゃなくて!少年愛!(適当)すでに自分が男性が好きだと言う自覚のある少年がノンケの年上の男性に想いを寄せる
『群像』2024年8月号所収の3篇の小説を読みました。以下に感想(めいたもの)を書いておきます。・くどうれいん「残ること」:“7年付き合った男性タケトと別れた主人公の女性が、料理中に熱々のラザニアを左足の甲に落としてしまって…”と言った内容の小説なのですが、読んでいて失恋した女性の気持ちが良く分かり、この小説の展開では主人公は今後もタケトのことを引きずるのだろうなと思いつつ、読み終えた後は(悲しい内容のはずなのに)少しスッキリした気持ちになりました。そんな風に感じたのは、もしかすると
頼まれた野菜と米を準備し朝のうちにお届け今日はほとんどハウス南側の畑作業朝、草刈り南端法面を草刈り隣が田んぼなのでヘリ防除の前に刈らなくては刈払機の刃のチップがとんであまり切れないが石が多いし鉄柵もあるので交換しないでそのまま作業勢いで続きの西側も刈り始めた半分いかないうちに暑くてギブアップ昼前にお盆の飾り等を河川敷の畑で焼却昔は川に流していたが燃えるゴミに出すのがルールばあちゃんはそれが嫌なので勝手に燃やしている青竹や生のも
【鉱物言葉集】長野まゆみ『鉱石倶楽部』より石に関する言葉長野まゆみ『鉱石倶楽部』より氷柱糖【つららとう】氷柱花(クリスタ)と呼ばれる植物が、凍って石化したもの。糖分が多いほど結晶は透明で、硝子ガラス質のものから、乳白色のものまで、種類はまちまちである。成分としてはほかに乳脂肪も含んでおり、アイスクリイムや練乳(エバ・ミルク)の原材料ともなる。水柱花が高山植物のため、高地でしか産出されないが、保存性に優れているので、わりあい手に入りやすい。透明のものは硬質で、夜行性種族の眼
昼間の長さが一年で最も長く夜が最も短い日夏至なんだねなんだか不思議なことが起こりそう?月彦と黒蜜糖と銀色どんな物語だったかな…?長野まゆみさんの作品好きなんです彼女は筋肉痛らしい今夜も口が滑らかだそんな夜
今日の読書は長野まゆみさんの″ゴッホの犬と耳とひまわり″先日リボルバーを読んでゴッホに縁を感じて選びました最後にするするとすっきりすることを期待しましたが難しかったです登場人物の関係が理解できずに読み進めたのがいけなかったかな情報を与えてくれるはずの河島の語りが長くて話も飛ぶしでややこしくされて苦手でした
お知らせ放送大学のテキスト表紙写真も著作権に引っ掛かると発表されたので、個人のノート類も含め放送大学の勉強関係の写真をすべて消去、もしくはアフェリエイト画像に変更しています。今年開講の『宮沢賢治と宇宙』8回目。画像は青空文庫より幻想的な情景が目に浮かびますが、理科的な道具の名前も出てきていて、不思議な感覚になりますこうやってじっくり読む機会に恵まれると、宮沢賢治って凄いなと思います実はあまり好みではなく、ちゃんと読んだことはありませんでした宮沢賢治の詩を読んでいると、長野
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いい部屋あります。(角川文庫)Amazon(アマゾン)ある風変わりな男子寮を舞台に描く、艶っぽくて甘酸っぱい極上青春小説!大学進学のために上京した鳥貝一弥17歳。東京でのアパート探しに行き詰まっていたところ、いい部屋があると薦められて訪ねた先は高級住宅街の奥に佇む洋館だった。条件つきだが家賃も破格の男子寮だという。共同生活を営んでいるのは揃ってクセのある男たちばかり。先輩たちに翻弄されながら戸惑いつつも、幼い頃の優しい記憶の断片を甦らせ、自らの生い立ちと向き合ってい
角川℮文庫2009年11月に筑摩書房より刊行された「白いひつじ」を改題のうえ、加筆修正して文庫化したもの海をみたことのない少年の、見知らぬ大人の男性との冒険から始まる物語その後につながるのは、うって変わって、一人の17歳男子が、大学進学をきっかけに上京した春の話部屋探しをしている彼が、これから通うこととなる大学の学食で見知らぬ男子学生に話しかけられ、そこからさらに不思議な流れに巻き込まれていきます現実と夢のあわいを漂うような心地よい文章美しく爽やかなラストはいつまでも