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NETFLIX元スパイの痛快アクション(C)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズリボルバー・リリー明治時代に影で各国要人を殺害した諜報員小曾根百合(綾瀬はるか)が忽然と姿を消して十数年。時代は大正となり、影の仕事と縁を切った百合は東京でカフェを経営していた。そんな折、秩父で投資家細見一家惨殺事件が発生。百合のかつての同志筒井国松(石橋蓮司)がその犯人と報じられた。国松を知る百合は疑念を抱き一人秩父に向かう。(C)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ大正ロマ
読む。主人公である19歳の新米警官、沖野修也が実にキャラ立ちしていて、読み応え十分。悪意を持つ人の目が赤く光って見えるという特殊能力の持ち主。両親が事故死し、その死に納得がいかないことから、警官を目指した。ともかく、早く真相を究明したいという強い思いから、逸脱した捜査を行うため、疎んじられるようになった。そんな沖野を引っ張ったのが、警察内に設置されたスパイ組織。見習いスパイとして、過酷な任務を押し付けられ、非情な世界に身を投じていく。青臭いスパイなんてあまり見たこと
シスター・レイ[長浦京]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}なんかの続編だったかな?と思いましたが、新しいもののようです。移民問題、田舎ではあまり感じないのですが複雑な利権があるようで…。戦前からこの国にいる人。戦後移住先から戻ってきた日系の人。最近やってきた人。それぞれが自国のつながりなどを利用して、この国に居場所を求めているのは悪いことではないけれど、そこに犯罪が絡むのは…ね。色メガネで見られながらも、正しいことだけをしてこの国に馴染も
読書記録です。「プリンシパル」長浦京新潮社「女に学歴はいらない」と言われながら優秀な娘だった綾女は進学を機に、家を出て教師になった。家業も父も嫌って疎遠になっていたが、父の死に伴い、兄が戦地から帰るまでの代行として綾女は教師を辞めて会長兼社長を務めることになる。家業とは水嶽商事という首都圏を支配するヤクザである。GHQと日本政府とヤクザの戦後史を実録のように記したクライム小説です。◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇衆議院議員の旗山(鳩山)、吉野首相(吉田)、美波ひか
小説「赤刃」長浦京講談社江戸で頻発している辻斬りを摘発するために、幕府に長崎から呼び寄せられた主人公。無頼の仲間たちとともに立ち向かうのだが、敵は太平の世で不要とされる戦国の生き残りたち。このあらすじだけでおもしろい小説なのは間違いなし。ですが、いわゆる「チャンバラ」シーンが多い・長い・くどくて、ちょっと早送りしてしまいましたね。映画化もされた「リボルバー・リリー」のように、映像化向きの著者ではありますが、本作はあまりにも映像すぎて、ちょっと胸やけしました。6
2025年6月の読了本は5作品。一番面白かった作品は「シスター・レイ」長浦京。シスター・レイ著者:長浦京KADOKAWA発売日:2025-03-31ブクログでレビューを見る»オパールの炎(単行本)著者:桐野夏生中央公論新社発売日:2024-06-07ブクログでレビューを見る»リペアラー著者:大沢在昌KADOKAWA発売日:2025-02-28ブクログでレビューを見る»おぼろ迷宮著者:月村了衛K
小説「プリンシパル」長浦京新潮社第2次世界大戦直後の荒廃した日本。そんな時代に、ヤクザの女親分になってしまった女性が、政治家やGHQを向こうにまわし、懸命に生き抜く物語。こういうお話なのに登場人物は意外に少なく、主人公の心情に重きが置かれているためと思いました。なので、主人公の生き方については賛否が分かれるところだと思いますが、応援したくなる気持ちが最後まで続きました。映画化もされた「リボルバー・リリー」もそうですが、強い女性を描くのが得意な作家ですね。80点
「プリンシパル」長浦京新潮社「リボルバー・リリー」の作者、長浦京の2022年発行の本ですリボルバー・リリーを読んで、他の作品も読みたい!と図書館で借りて2023年12月末に読了感想文をまとめる時間が取れないままでしたが新刊「シスター・レイ」を読み終えたこのタイミングがチャンス!と画像フォルダーから📕画像を探し出しました😅↓感想文は後ほど😅舞台は終戦直後の東京、大物の極道の家に生まれた綾女家業を嫌い、教師として生活を送っていたが、父親の死により、跡目を継ぐはずの兄弟は戦地にいる
能條玲は2年前にフランスから帰国し、予備校講師をしていました。そんなある日、母親の在宅介護を引き受けてくれるフィリピン出身のマイラ・サントスから、次男の乃亜がトラブルに巻き込まれたので助けて欲しいと連絡が来ます。玲はマイラの長男礼央から弟の隠れ場所を教えられ、乃亜に会いに行きます。乃亜は玲に、特殊詐欺の受け子や出し子のまとめ役をしていた柴山から無数の家庭のデータを預かり、指示された場所に行き、データを無線で相手にドロップしたことを打ち明けます。柴山の持っていたデータは、元々身延連合傘下
戦後すぐの荒廃した日本が舞台。兄を日本軍に斬首された弟が父親の命を受け、日本へ。GHQ、日本政府、日本やくざ、朝鮮ヤクザ、中国ヤクザ・・・役者が入り乱れる。面白かった。
小説「アキレウスの背中」長浦京文藝春秋国際マラソン大会の公式賭博が解禁され、日本で開催されることになったが、妨害予告が入り、警察庁では特別編成チームを組みことになった、というお話。架空の設定ですが、リアリティもあり、登場人物の描き方もよく、最後までおもしろく読めました。次作にも期待したい著者ですね。80点
ねこままいまだに警察モノは苦手…ん?苦手か?結構読んでない?いやぁ面白かった←苦手?特に葉真中顕「上級国民」深町秋生「クローゼット」が好き(人´3`*)~♪警察モノ苦手&初心者脱出かな
警視庁の下水流悠宇(おりづるゆう)警部補は、警察庁のタスクフォースの班長に抜擢された。悠宇は、三名の有能な部下とともに男子マラソン日本記録保持者の嶺川蒼(みねかわあおい)選手の警護に当たることになった。嶺川とその周りの人々、上司、部下。普段の職場とは異なる環境で人と接するうちに、悠宇は、アスリートとしての己の挫折の経験に思い至る。しかし、見出したのは、挫折の経験そのものではなく、挫折からできるだけ目を背けようとしていた自分自身の姿だった。悠宇は考える。アスリートとして、何を
人の悪意、敵意を感じる異能を持つ19才のスパイ見習い。登場人物がここまでお膳立てされたんだからシリーズ化でしょうと思ってたらオビに「新シリーズ開幕!」とあった。超楽しみ😊
今週は小説が原作の邦画紹介特集週間。「リボルバー・リリー」行定勲監督原作は長浦京の大藪春彦賞受賞作。昨今の小説界では非常に壮大な冒険アクション小説を書く第一人者である長浦さん。故に映像化は少し心配。どうしても脳内の想像を超えるのが難しい分野な気がします。さてどうでしょうか?冒頭謎の男たちが突然屋敷を襲わい、女中含め皆惨殺されるのですが、運よく屋敷の主の息子だけは見つからず脱出できます。気づいた追っ手に取り囲まれてしまうのですが、守ってくれ
読書日記2024-1171947長浦京(著)[光文社2024年1月発行]あらすじ1947年。英国軍人のイアンは、戦場で不当に斬首された兄の仇を討つため来日する。駐日英国連絡公館の協力を得つつ少ない手掛かりを追うが、英経済界の重鎮である父親ゆずりの人種差別主義者でプライドの高いイアンは、各所と軋轢を生む。GHQ、日本人ヤクザ、戦犯将校……さまざまな思惑が入り乱れ、多くの障害が立ちふさがる中、次第に協力者も現れるが日本人もアメリカ人も信用できない。イアンの復讐は果たされるの
マーダーズ[長浦京]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}「死体がなければ犯罪はバレない」そう言って死体を消した犯罪がありましたが、この作品では死体があるのに犯罪がバレていません。自殺か他殺かわからない死体があるだけ。離れた場所で見つかる死体。何年も経過してから見つかる類似の死体。一見完全犯罪が成し遂げられているかのように思えますが、綻びは見つかるもの。一方から見れば正しいことも、反対側から見れば正しくない。どちらの立場に立つかということがあ
『プリンシパル』長浦京作者の名を世に知らしめた「リボルバーリリー」が映画化され、綾瀬はるか主演で大評判になった、長浦京の作品である。昭和20年8月15日~昭和30年12月6日までの、戦後10年間の日本が舞台になっている。主人公は元高校教師の綾女(あやめ)。彼女は日本全国最大のヤクザグループのトップであった父親の死を契機に、跡目を継ぐことになった。終戦の翌日から、綾女たちのグループは、対立していたヤクザグループから、攻撃を受けるようになる。抗争の始まりである。
『リボルバー・リリー』長浦京関東大震災直後の東京、ある国家的機密資金のカギを握る少年がいた。彼を日本陸軍に代表される国家権力やヤクザたちが狙っていた。少年を守ることになるのは元特殊機関の殺し屋として育てられた、「リボルバー・リリー」とあだ名される、若く美しい女性。ありとあらゆる手段と知恵の限りを尽くして、ある時は拳銃を撃ちまくり、またある時はダイナマイトを爆発させ、カーチェイス、船による追跡戦、市街での銃撃戦、さらにナイフと格闘術を駆使して、陸軍
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「プリンシパル」長浦京(リボルバーリリー/大藪春彦賞)(アンダードックス/直木賞候補)と、今や日本のノワール&クライム小説の第一人者となった長浦さん。最新作を要約GET!さてどうでしょう。物語は1945年の東京にある、関東最大級の暴力組織、四代目水嶽本家。親分の死と終戦が重なり、後継者である兄が戦地から帰還するまでの間娘である主人公が代行でトップを務める事となります。亡くなった父親から子供の中で一番才能が
2023年版このミステリーがすごい第5位プリンシパル[長浦京]楽天市場2,310円デビューが遅く、寡作というより、調査に時間を要するため、著作数は少ないが、すべてがハイレベル。1945年、戦後の東京での、社会派で骨太な、”セーラー服と機関銃”!?後半はちょっとやり過ぎ感はあるが。読了日:2022年12月
『リボルバー・リリー』2023年日本《スタッフ&キャスト》監督・脚本行定勲原作長浦京脚本小林達夫撮影今村圭佑音楽半野喜弘出演綾瀬はるか/長谷川博己/羽村仁成/シシド・カフカ/古川琴音/清水尋也/ジェシー/佐藤二朗/吹越満/内田朝陽/板尾創路/橋爪功/石橋蓮司/阿部サダヲ/野村萬斎/豊川悦司/アフロ/鈴木亮平《解説》未来を救う悪になれ綾
2024年4月の読了本は6作品。一番面白かった作品は「1947」長浦京。初読み作家は、太田愛「未明の砦」(大藪晴彦賞)、鈴木涼美「ギフテッド」。1947著者:長浦京光文社発売日:2024-01-24ブクログでレビューを見る»八月の御所グラウンド著者:万城目学文藝春秋発売日:2023-08-03ブクログでレビューを見る»ギフテッド著者:鈴木涼美文藝春秋発売日:2022-07-12ブクログでレビューを見る»
昭和22年10月14日。英国陸軍中尉のイアン・マイケル・アンダーソンは、香港出身の通訳兼秘書の藩美帆(パン・メイファン)と共に日本の地を踏みました。イアンが来日した目的は、兄クリストファーの敵討ちを果たすためでした。クリストファーは戦時中に戦地で捕虜となり斬首されました。イアンはアンダーソン家の当主の地位と財産の半分を継ぐ条件として、兄の命を奪った首謀者の旧日本陸軍少佐・権藤忠興と中佐・五味淵幹雄、及び直接手を下した下井壮介一等兵への復讐を遂げに来たのでした。一方、権藤と五味淵はGHQ
No.0532022.5.8(日)アキレウスの背中/長浦京/文藝春秋/2022.2.10第1刷1800+10%面白い。何がなんだか分からないが。一気に読めるので面白いんだろうという事で消極的な理由なのだが。2023年1月に始まり3月のマラソンレースを頂点に5月まで、警視庁の各部署から集められたタスクフォース・MITの活躍を描くサスペンス&警察小説。堂場瞬一の描く『ボーダーズ』とものすごく被るような設定で思わず「最近の流行か?」とビックリしながら読む。両者の違いはあまり感じられ
小説「マーダーズ」長浦京講談社日本推理作家協会賞受賞作。映画化もされた「リボルバー・リリー」がよかったので、他の作品も買ってみました。タイトル通り、人殺したちのお話なのですが、よく練り込まれた構成で、すごく読みやすかったです。陰惨な話になりがちだと思うのですが、ある意味、大団円のラストで小気味よかったです。80点
リボルバー・リリー『リバーズ・エッジ』などの行定勲監督が『今夜、ロマンス劇場で』などの綾瀬はるかを主演に迎え、長浦京の大藪春彦賞受賞小説を映画化したアクション。大正時代の東京を舞台に、主人公の女性スパイが躍動する。ちょっと前にU-NEXTで鑑賞しました公開中にも試写会にも応募するも見事に撃沈(笑)って事で配信を待ってやっと鑑賞です(゜ー゜)では、さっそく感想です凄腕の元スパイって題材はよく洋画でもありますが国産でこの題材はハードルもちょっと上
綾瀬はるかちゃんのアクション映画です。リボルバーとは回転式拳銃のことで、主にコルトやこの映画ではスミス&ウェッソンになりますね2時間20分の長編でした大正時代末期の東京。小曽根百合(綾瀬はるかちゃん)はかつて“リボルバー・リリー”の異名をとった敏腕スパイであったが、今は東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。しかしある日、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太と共に陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。いきなり最初から残酷なシーン満載ですか慎太はひとり生き延びて、
おはようございます。昨日は午前中ずっと雪でしたねー積りはしなかったけどやぱ寒かったな。今日は天気はいいみたいだけど寒いことには変わりない1日ですね。さて2月読了本8冊目それはこちら『プリンシパル/長浦京』カタギじゃない物語ですね。もちろんながらそういうのは面白いですけど実際世の中はそれで成り立ってるのかなって思えてくる内容でちょっと怖いかな。いや、本気で怖いかな😱なかなか読み応えがある本でしたね。この作家さんはお初でしたけどリボルバーリリーの作家さん
先日、長浦京さんの著書「リボルバー・リリー」を読了しました。解説なしで、序章・終章を除き、全13章650Pの大長編小説。読み終えるまで10日掛かりました。第19回大藪春彦賞受賞作。関東大震災直後の東京を舞台とした、冒険アクション小説。日本領台湾で殺し屋に仕立てられ、かつて「リボルバー・リリー」と呼ばれて、恐れられた、美しき諜報員・小曽根百合と、父親が、帝国陸軍の機密作戦に関わっていたが為に、家族を皆殺しにされ、復讐に燃える細身慎太という少年との2人の逃亡劇。2人は陸軍の精鋭部隊から