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以前、「パット功者の練習の意義①」で距離の制御について筋活動の制御メカニズムを示しました。パット功者は①誤差学習の仕組み(図のC)を何千何万となく経験して、目標値に対する誤差が少なくなること(これが習熟)。②次の段階では、単純な一本調子の筋活動ではなく、体の動き全体が結果を良くするように働くこと。これはパット功者が自分で意識しなくても目標実現に向かって体が自然に動くこと。と言えそうです。②はゴルフの動き全てに関して言えますね。プロは皆さんこの領域にあります。上級アマやショットの当て
「功者と練習の意義①」に続きます。功者は練習によって身体自体が図に示したCのように動きを制御します。これはもう完全に脳に記憶されている(長期記憶)だけでなく、少々の外乱が襲ってきても、目的(距離の実現)が妨げられないような動きの制御が自律的に行われているといえます。この記憶というのが曲者で、はじめは図のCのような動きが出来ても、その記憶というのは海馬に記憶されている(短期記憶と呼ばれます)。それはさっきやったことが今また出来るというだけのことで、概ね2週間程度で消えてしまうそうです(
「パット上達法2」に続きます。本来はストロークについてですがいきなり脱線です、、、。パットの上達過程は「自転車の乗り方」に似てます。乗れる人は乗れない人に乗り方説明するのは難しい(*1)。幼少の頃に試行錯誤して乗れてる人は、その感覚を人に教えるのが難しいように、パット功者(やプロ)が初心者に上達法を教えるのが難しい。なので、世の中にそういう指導法が見当たらない。今は、ストライダーがあって、これでバランス感覚が簡単に身に付くので、自転車に乗るのも簡単に習熟できます。これか
プロ5年目の新海美優は今季11位T(マンシング2018)がベストフィニッシュでしたが、昨年は2位T(ニチレイ2017)でこれがJLPGAツアーでの最上位成績です。平均パット数は1.85でランク61位、今季の賞金ランクは72位に終わりました。昨年の自己ベスト(ニチレイ2017の2位T)の時の記事がありましたので「週刊パーゴルフ」(2017年NO.25)から、省力して引用させていただきます。ーーーー基本に戻って体をスクエアにしたら狙ったところへ打てた師匠の鈴木則夫さんからパッテ
私事で恐縮ですが、最近はミドルパットに自信があります。自信過剰だと言われるかも知れませんが、私としては安心して打てます。勿論、プロも仰るように完璧に打ったとしてもパットは入らない場合もあり(→「永野竜太郎のパット」)、5mを狙って入る確率より入らないそれがずっと大きいです(笑)。PGAtour全選手の全ライでのデータでも5mの入る確率は≒20%ですから、私がごときではその半分くらいですね。ライ次第でもあります(笑)。しかし、大切なのは5mでも入るという考え方。以前は「5mは寄せれ
古いですが「パッティングの教科書」(芝草順二著マサランド刊)という本があります。パットがどうしようもなく下手だった私は、これをバイブルとしていたので、今は綴じ部分がばらばらになるくらい熟読しました。今でも下手でしょうと言う突っ込みはこの際なしでお願いします(笑)。前書きの一部を引用させて頂きます。ーーーーパッティングは、若い人よりお年寄りの方が上手なことが多い。要するに、パッティングは、練習によって技術を習熟することが、いかに大切であるかを証明している。また、プロでもパッテ