心霊科学研究会は「心霊現象を研究審査すべき真面目な機関が日本国にただの一つも設置されていないのは余りに時代遅れである」(『心霊研究』創刊号、『心霊界』創刊号の記載)として、浅野和三郎は自ら主唱者となって奔走し、大正12年(1923年)3月23日に心霊科学研究会を創立した。そして本部を東京・本郷元町(現在の文京区本郷)1丁目11番地の中野岩太(→夫婦とも大本信者。資料によっては“中野岩太郎”という表記もある)の自宅に置いて、機関誌『心霊研究』を発刊した(この機関誌は関東大震災によって3号で廃刊とな