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深夜になり爆発音を思わさる雷鳴に変わった築80年になる古民家で布団を並べて寝ていた女たち続く一撃の後に熱気が襲ってきた屋根に落ちた雷が茅を焼いていた赤ん坊の鳴き声が階上から上がり代表の女が仲間の名前を呼んだが返事がない皆を避難させるように言った後で代表の体を突き飛ばし先生と盲目の老女が階段を上がった2階の窓から子供たちや老女が用意した布団の上に落ちたその後に燃え広がり先生は取り残された死亡した先生こと小野尚子や榊原久はココの教派
【2024年読書記録』⑨『鏡の背面』篠田節子著前に図書館で借りて途中まで読んでいたのをやっと残りを読了。内容的に借りたまま読みきることに躊躇があり、貰い物のクオカードを使って購入。これは本棚に入れるべき本。『冬の光』と前後して読むことになりましたが、これも力のこもった、人の業について書かれた物語。胸に傷のある人物が、他人それも聖人のような人になりきって生き続けるということが、どれほど当人にも周囲にも大きな影響を及ぼすのか、恐ろしいほどの世界が描かれていて、読んでいて身体中に力が入りました
絶対にハズレない作家さんの一人、篠田節子さん。この作品も、怖おもしろかったです。信じ慕っていた「先生」とは何者だったのか。オカルト?的な展開も交えつつ、人間を書きこむ。主人公はフリーライターと、シェルター的施設の職員で、2人とも三十代の女子。謎解きの経緯も結論もスリリング。初老の引退したライターとか、施設の入居者たちのディープな過去とか、先生が属していた階級の人々とか、篠田節子、バランス最高!!この感覚、尊敬する……。怖いから次の作品はまた時間を空けて。鏡の背面(集英社
『鏡の背面』面白かったです。分厚い本で、図書館の貸し出し期間2週間で読み終わるか心配でしたが1週間で読めました。↓先日のブログで書いた『ある男』との共通点があります。『最近読んだ本』『かなたの子』短編集。ちょっと怖い感じもする、夢なのか現実なのかこの世ではないどこかなのか…。『ある男』結構人物描写が細かくて、最初「この小説長いな」…ameblo.jpどちらの小説も、ある人物の死後、その人がその名前の人物ではなかった、という事から始まり、謎を追求していく物語です。
社会からはみ出してしまった女性たちの救済施設が火事になり、「日本のマザー・テレサ」とも言われていた「先生」が入居者を守って命を落とす。ところが警察から、遺体は「先生」ではなかったと聞かされる。あの「先生」は一体誰だったのか?施設の代表と、過去に「先生」を取材したライターは真実を調べ始めるが……というお話。周囲から信頼と尊敬を集めて、社会的信用もあり、聖母のように崇められていた「先生」は、代表や入居者にとっても大きな精神的な柱でもあって。それを失っただけでも打撃が大きいのにそ
篠田節子「鏡の背面」コミュニティで薦められていたので読んでみました。何らかの依存症によって生活が成り立たなくなった女性たちが支えあって暮らす施設で火災が発生し、施設のリーダーの女性が死亡した。皆から慕われていた彼女であったが、遺体を調べた警察から別人であると報告される。しかも遺体と一致した人物は過去に殺人事件の容疑者となっていたため、施設の女性たちは困惑し始める。過去に彼女を取材した記者と共に成り代わりの真相を探るというお話。依存症の女性たちを描いたミステリーとなります。本作は
文庫で640ページある長編です。私はこの作家さんの本は初めてなので、新規開拓の一環で割とサクサク行くつもりだったが、結構冗漫になっては飽きて来た頃に急展開を繰り返すのでダラダラ読みになってしまった。苦戦。最後に人物の入れ替わりが分かってからは、最後がどうなるか気になり気が急いて読んだ。えっ?終わりが物足りないよ~ヽ(*。>Д<)o゜レビューを見たら、私と同じ様に「そうはさせない」に引っ掛かりを覚えたというのがあった。ここは、自分で続きを書くか最後の物語を変
篠田節子氏作。DV被害、薬物アルコール依存、元犯罪者等の女性限定セーフティネット施設運営者が焼死。誰もが「先生」と呼んで慕う人の死を巡る物語。施設に取り残された女性とフリーライターが謎に振り回される。薬物やアルコール依存性。リストカットを繰り返す女性。社会的弱者だけれど、対応する施策が行き届かないか、自己責任の名の元家族から放り出された女性達。正直、私は取り込まれそうで近づきたくない。そんな問題行動を起こす女性に寄り添い尊重した「先生」と慕われた存在を尊敬と言うよりも畏敬の念しか
皆さんこんばんは。私にとっての一週間が終わりました。先週月曜日は臨時営業したので二週間ぶっ通しでした。明日のお休みはお客さんと焼津~浜松方面に遠征に行って来ます。さて恒例の夜中の本紹介。「鏡の背面」篠田節子久々の篠田作品、読む前からワクワクでした。さてどうでしょうか?冒頭軽井沢にある問題を抱える女性達が非難するシェルターが火事になるシーンから始まります。施設を立ち上げた小野尚子という代表が火災で亡くなってしまいます。小野尚子という女性は、
ここしばらく、夕食後はテレビを消して、この本を読んでますが、まだ終わってません。明日(実際には今日3/4)が、返却日ですが無理ですでも途中で返すわけにはいきませんよー。全部で534ページで、あと残り100ページまで来ました。図書館には申し訳ありませんが、1〜2日遅れます。ごめんなさい。ストーリーはこれからが、最後の種明かし的な部分です。明日の夜までお預けですが、どうなるか楽しみです
昨日から読み始めたこの本面白いわーまだ84ページでも風呂入って寝る用意せんと。もう11時過ぎたし‥。でも続き読みたい
篠田節子著背筋の凍るような、ぞ~っとするサスペンス小説面白かった小野先生は、薬物依存や、性被害、DV被害などを受けた女性たちの社会復帰をめざすシェルターで、リーダーをしている女性彼女は、火災でシェルターが焼け落ちた際、入所者を救い、自らは命を落としたしかし、その火災現場から発見された遺体は、小野先生ではなかった半田明美という性悪女が、小野先生になりすましていたのだ半田明美は、小野先生を殺して、聖母のような小野先生になりすまし、20年以上生きていた半田明美の過去の悪事
篠田節子さんの本を初めて読みました。忙中閑あり・・・にしても・・・私にとっては、分厚くて重い本でした。持ってるだけで手が疲れる(^_^;)少しずつ読んでは忘れ、また読み直したり・・・小野尚子になりすます女性は、実際に起こった犯罪(後妻業や保険金殺人など)を想起させる。男性に金銭目的に近づく、あまりの強欲さに気持ちが悪くなるくらい。年齢とともに、男性から見向きもされなくなって、小野尚子の財産を狙うつもりで策をねる。彼女の愛読書や書き物を読み、ビデオ撮影した彼
・鏡の背面篠田節子・狂犬の眼柚木裕子・帰去来大沢在昌・麦本三歩の好きなもの住野よる・82年生まれ、キム・ジヨンチョ・ナムジュ・深い疲れをとる自律神経トリートメント船水隆広・「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりましたなぎまゆ今月は分厚い本が多かったけど、結構読んだな。篠田節子、柚木裕子さんのは安定の読み応えでした。
稀代の天才で稀代の悪でもあった画家カラヴァッジョ。イタリアが誇る大画家カラヴァッジョ。バロック画家の先駆者であるカラヴァッジョは殺人犯でもあった。ルネサンス期の後に登場し、1593年から1610年にかけてローマ、ナポリ、マルタ、シチリアで活動した。あたかも映像のように人間の姿を写実的に描く手法と、光と陰の明暗を明確に分ける表現は、バロック絵画の形成に大きな影響を与えた。(ウィキさんより)今回紹介する作品の表紙に描かれた「ラザロの蘇生」の画家がカラヴァッジョ。篠田節子『鏡の背面
55.鏡の背面篠田節子読み始めて、あれ?どうしてこれ読みたい本にしたんだっけ?と思いつつ読む。薬物やDV被害など心的外傷を負った人々が暮らす家が火事になり、皆に先生と呼ばれ慕われた小野尚子と盲目の女性が亡くなった。しかし警察から亡くなったのは小野尚子ではなく、半田明美だと知らされる。半田明美は小野尚子に成りすましていた。半田明美は何者なのか、本当の小野尚子はどこへ消えたのか?長かったが夢中に読んだ。宗教、オカルト、スラム街での奉仕活動、半田明美の過去など読みごたえあった。
鏡の背面2,160円Amazon誰なのか?( ̄▽ ̄)薬物依存症患者やDV被害者たちが暮らすシェルターで発生した火災『先生』こと小野尚子が入所者を救い、死亡盛大な『お別れ会』が催された後、警察から衝撃の事実が告げられる『小野尚子』としてとして死んだ遺体は、別人のものだった『聖母』が死んだ救いを求める女たちが暮らすシェルターに潜んでいたのは一匹の『羊』か、それとも『狼』か篠田さん読んだ事はあるがどうにもなんだか手が出ない作家さん
クーさんトリミングに行ってきました。サッパリ✨✨これでもう、ちんくしゃーテリアとか、クシャクシャーテリアなんて呼ばせないわっ(´・ω・`)顔周りの毛がいい感じに伸びてきてたので、あえてそこは残してもらいました。目指すはこんな感じ??画像お借りしました。普段洗ってクシャクシャドライヤーで乾かしてるので、うねりと毛玉が出てしまうんだそう。ものぐさでもちゃんとブラシで乾かさなきゃいけないそうです。ちーん。反省。動物病院から、らくおにお悔やみのお花をいただきました。らくおと
長編に、やや疲れました内容は、DVや薬物依存などで行き場をなくした女性達が身を寄せ合うシェルターでの話落雷で火事になり、親子を助けるために、そこの先生と慕われてた施設長が、焼死ところが調べてみると本人ではないことが分かり…先生が奉仕活動してたフィリピンで入れ替わった事や、そのなりすました女について悪女で、何人も人を殺していた事がわかるのですが最後はなんとも言えない感じで終わります。見た目ならずとも心まで本人になってしまう事ってあるのかな…私は少し違う結末を
鏡の背面著者:篠田節子集英社発売日:2018-07-26ブクログでレビューを見る»暴力や薬物により苦しむ女性たちのシェルター「新アグネス寮」で火災が起き、創設者の小野尚子は子供と母親を助けるために死亡してしまう。しかし警察から、小野の遺体はかつて殺人容疑もかけられた別の女性のものだと告げられる。スタッフの中富は、ライターの山崎らとともに真相を調べ始めるが・・・半田のなりすましに賭ける様は、ぞっとする描写でさすが。しかしながら、ここまでやりながら結局どうしたかったのかが分からず