ブログ記事15件
七月大歌舞伎、夜の部。7月18日(火)に観劇。最初の演目は、『神霊矢口渡』。福内鬼外の作。平賀源内の筆名です。明和7(1770)年正月、江戸の外記座で初演。全5段。「鎌倉幕府滅亡から南北朝時代を描いた軍記物語『太平記』を素材に、新田義貞の一族を扱ったもので、新田義興が矢口の渡しで戦死した後、遺児徳寿丸を守り育てる苦心と、義興の弟義峯を巡る悲劇を中心に描かれています。」(『筋書』の『解説とみどころ』)全5段のうち、『頓兵衛住家』は、4段目の切にあたり、この部分の単独での上演が重なって
歌舞伎座【七月大歌舞伎】千穐楽の舞台が終わりました。舞台以外にも色々と考える事の多い月でもあり肉体的にも精神的にもなかなかハードでした…どうもありがとうございました✨清元一太夫(KIYOMOTOICHITAYUU)#歌舞伎座#七月大歌舞伎#鎌倉八幡宮静の法楽舞#清元一太夫
七月大歌舞伎の夜の部を歌舞伎座で観て来ました❗️夜の部は、三つの出し物です。御出演者の意気込みが会場内で感じられます。成功祈願の絵馬がかけられています。御出演の役者の方々が両側の絵馬に願いを託してました。夜の部1、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)渡し守の親子の話江戸時代平賀源内が書いた義太夫が元に。冷酷で褒美欲しさの父と、父の行為をよく思わぬ娘。褒美の為にまたしても命を狙って。娘は、その侍の気品に一目惚れ。初恋の一途な娘の所作が見事でした‼️中村児太郎さん、
歌舞伎座の七月大歌舞伎、夜の部のキリは「鎌倉八幡宮静の法楽舞」です。九世・團十郎没後120年を飾る、華やかな舞踊。九世選定の新歌舞伎十八番の、「静の法楽舞」が原作。鎌倉の外れの荒れ寺に、魑魅魍魎を退散させるべくやって来た、種之助、廣松、男寅、玉太郎の僧。夜が更けてぬっと出てきたのが、荒れ寺の主の老女。この舞に合わせて、出てくる物の怪たち。姑獲鳥は児太郎、蛇骨婆は九團次、続いて登場の提灯に新之助とは、こりゃ怖くて楽しい。老女の次は、狐の白蔵主。團十郎による七役の踊り分けは、
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座新開場十周年七月大歌舞伎夜の部九世市川團十郎歿後百二十年新歌舞伎十八番の内鎌倉八幡宮静の法楽舞感想です特別ヴィジュアル↓配役静御前、源義経、老女、白蔵主、油坊主、三途川の船頭、化生:市川團十郎白猿三ツ目、町娘、五郎姉二宮姫:市川ぼたん提灯、若船頭、竹抜五郎:市川新之助僧:大谷廣松僧:市川男寅僧:中村玉太郎僧:中村種之助蛇骨婆:市川九團次姑獲鳥:中村児太郎👻【劇聖と謳われた九世團十郎が制定
記念日に合わせて、七月大歌舞伎を観に行きました。演目はコチラ・・・の夜の部です。一、神霊矢口渡平賀源内が”福内鬼外”という筆名で書いた義太夫狂言の傑作。極悪非道な父頓兵衛と愛しい人を命がけで守ろうとする娘お舟の姿が対照的に描かれる。序盤はコミカルな部分もありましたが、ラストに向かうにつれ息をのむようなお舟の様が、勇ましくも悲しくて目を離せませんでした。二、め組の喧嘩”火事と喧嘩は江戸の華”を体現する粋でいなせな江戸風俗を味わえる世話狂言の傑作。め組の鳶と
2023.07.20(木)#歌舞伎座#七月大歌舞伎#夜の部を鑑賞しました。最後の#新歌舞伎十八番の内#鎌倉八幡宮静の法楽舞もう、最高でした🥰途中、#イアホンガイドから聞こえてきた、「#荒事とは、荒ぶる神のこと」という言葉を聞いて、今、目の前にある〜!それ、観ている〜!と感激❣️😋🙏🏻やはり、こういう生き神様が存在するとしたら…神の世界を表現されているものを感じられるとしたら…それを観に行けるのが、私にとって、超大切なんです😊もう一度
演舞場名物のチーズハムカツ↓これ、けっこう好きなんですよ。チーズがトロッととろけてアツアツ。250円なのですが、小腹が空いているときにちょうどいいですよ(^o^)さて、引き続き「口上」。睨んでいただくと一年間無病息災とか。最近、何よりも健康であることって大切だと思います。心身ともに元気で健康であってこそ、こうして好きなことに興じて、楽しく過ごすことできますものね。しっかと睨んでいただきました!「鎌倉八幡宮静の法楽舞」鎌倉の寂れた寺に物怪が現れるとい
海老蔵が9代目團十郎を目標にしていることは、何回も書いたが、この静の法楽舞も、9代目が制定した新歌舞伎十八番を海老蔵が新しく再構成したもの。海老蔵は、静御前源義経老女白蔵主油坊主化生と七役早変わり。海老蔵では、老女がよかった。わたしが、もともと老女好きということもあるけれど。山姥とか茨木の真柴をみたいなあとおもった。静御前のときは、市川ぼたんさんとよく似ていてびっくり。やっぱり、ご兄妹。右團次、九團次、廣松の修験者たちが、しっかり踊って締めていた。廣松が、凛々しい
こんばんは。歌舞伎大好き薬剤師のみゆきです。先日観劇した、初春歌舞伎公演のお話を少しずつしています。今日はその3回目Aプロ午前の部三、新歌舞伎十八番の内鎌倉八幡宮静の法楽舞午前の部の最後の演目は、九世市川團十郎生誕百八十年を記念しての復活上演。なんと前回が明治十八年(1885)ですから、133年ぶりです。今回の復活は原作をふまえながらの、新たな台本になっているそうです。鎌倉の荒れ寺に現れる物の怪。怨霊の憑依した化生を、忍性が祈りによって退散させる物
今月勤めております「鎌倉八幡宮静の法楽舞」の忍性の弟子僧。着ている衣裳には不動明王を表す「梵字」が染められております。また私が言う台詞の中にも「不動経を所持なす」とあります。成田屋さんのお芝居らしく、お不動様の力で変化を退治いたします!!えんし
1月3日、新橋演舞場の初日、Aプロ(昼の部)に行きました。でも、その時は、ルンルン気分でブログを書けませんでした。年末からの風邪が長引いて、薬のせいか眠くて、舞台に集中できなかったこともありますし、やはり初日は、舞台に落ち着きがなくて、とても疲れた印象しかなかったのです。それで、12日に再度行きました。今回は、晴れやかな気分で、「良かった!」と言えます。特に『鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)』。初日の席は、二階の右側27番。そのためか舞台の照明が暗く
松の内が過ぎ、連休明けの昨日9日が私の今年の初芝居見物。もちろん新橋演舞場の初春歌舞伎公演からはじめました。昨日は三階。偶然同じ日の観劇だった成田屋のお友達は一階の前のほうだったので、羨ましかったですが、始まるといや、三階と一階両方とってよかったと思いました。お昼の部【Aプロ】の天竺徳兵衛韓噺の初演は文化元年(1804年)7月3日河原崎座で、勝俵蔵(かつひょうぞう)こと南北が50歳のときの作品で、初代尾上松助(おのえまつすけ:のちの松緑)61歳の奮闘公演として書き下ろされたものだそうで
ええと、新橋演舞場での「初春歌舞伎公演」、見てきました。お正月公演なので輪飾りが。どーん!鏡餅。立派な海老が。。。お正月らしいですね。成田のゆるキャラ。しっぽが飛行機。まずは夜の部、「通し狂言日本むかし話」。ABKAIで「竜宮物語」と「桃太郎鬼ヶ島外伝」、「疾風如白怒涛之花咲翁物語」は見たことあるんですが、「一寸法師」、「かぐや姫」を加えて、これで完成形かな?分かりやすいし、歌舞伎として成立しているところが面白い。宙乗りがあったり、すごい花吹雪が舞ったり、さまざまな趣向あ
正月早々に海老さんに睨んでもらいたくて、初日の昼の部に行ってきました(どうして昼・夜の部をA・Bプロと呼ぶようにしたのかわからないなー)。「天竺徳兵衛韓噺」獅童/右團次/笑也/吉弥/児太郎/弘太郎/九團次/松江/友右衛門/海老蔵ケレンたっぷり、正月に相応しい派手で楽しい演目です。日本に恨みを持つ父親の遺志を受け継ぎ「ガマの妖術で日本転覆を狙う徳兵衛の活躍譚(←チラシ見出し)」という大きな話だったんですが、時間内に収まるように書き直してあるのかな、スピーディーな展開であっという間