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大河「べらぼう」で主人公の蔦屋重三郎に次いで重要な役所(やくどころ)なのが浮世絵師の歌麿(喜多川歌麿)。いつも「うたまろ」と「うたまる」で混乱し、落語家さんの方が歌丸(桂歌丸)だったと思い出すことによって、じゃあ絵師は歌麿だと思い出すのである。その歌麿の名を初めて知ったのは小学生の頃、当時の子供が一度ははまった切手収集において。切手趣味週間に発売された浮世絵シリーズの始めの方の「月に雁」「見返り美人」「歌麿」「写楽」あたりが切手キッズにとって手の届かない垂涎の的であった。これらのうち
8月29日(金)、広尾にある山種美術館に行きました。『江戸の人気絵師夢の競演宗達から写楽、広重まで』展会期は、8月9日(土)から9月28日(日)まで。前期⋮8月9日から8月31日。後期⋮9月2日から9月28日。第1章山種美術館の浮世絵No.1が奥村政信(1686~1764)の『踊り一人立』。細判紅絵『紅絵』の説明がありました。No.4が鈴木春信(1725?~1770)の『梅の枝折り』。中判錦絵『錦絵』の説明がありました。No.7が鳥居清長(1752~1815)の
せっかくの外出でもこうも暑いと二の足を踏んでしまう。山種美術館は、渋谷からバスで行けば1番歩かなくてすむけれどランチを食べるのに恵比寿でお店を見つけたので駅から歩いた蔦重ブームもあってか平日でもなかなかの人出でした。「江戸の人気絵師夢の競演」は、浮世絵から始まって広重の東海道五拾三次シリーズ(前期は、掛川まで)で締める。そして山種美術館所蔵の(琳派を中心に)日本画のオンパレード。離れた第二展示室では、太田記念美術館所蔵の浮世絵がご覧になれます。(唯一撮影だった酒井抱一「四季花鳥図」
サントリー美術館で開催中の、『まだまだざわつく日本美術』展示の。8月24日(日)までの開催。第3章は、らぶらぶする―いつの時代も心ざわめく!?思い思われふりふられな複雑♡らぶ模様3-1『鼠草子絵巻』室町~桃山時代。次は、3-4『天稚彦物語絵巻』江戸時代。姫君は、鬼から、千石の米を1粒残らず、別の蔵へ移せと命じられ。すると、蟻が米粒を運び。いよいよ、最後のひと粒。それを運んでいるのが、『腰の折れた蟻』。なぜ、姫君は、それを黙って見ているだけなのか。なぜ、姫君は、それを手
7月23日(水)、サントリー美術館で開催中の『まだまだざわつく日本美術』展に、行きました。2021年に、『ざわつく日本美術』展が開催され、今回は、その第2弾。「思わず『心がざわつく』ような展示方法や作品を通して、目や頭、心をほぐし、『作品を見たい!』という気持ちを高めて。」いくことを目的とした展覧会。スタッフの熱意を感じます。会場は、6つの展示テーマに分けられていて。プロローグとして、心ざわつく、見たくなる。見れば見るほど、ざわざわする。プ-1『袋法師絵巻』。江戸時代。第1章ぎゅ
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今年2023今年2025年の住まいのオーダーメイド館403のコラム「風呂敷で楽しむ和のくらし」は浮世絵についてお伝えしていますが、今回は浮世絵に描かれた風呂敷をご紹介♪こちらは美人画の名手鈴木春信の浮世絵「夏姿母と子」に描かれた風呂敷「夏姿母と子」には、盛夏の母子の様子が描かれています。腹掛けの下の子は母に抱かれ、姉であろう女児は、団扇を持っています、姉の足元にはほおずきと風呂敷包み。風呂敷包みには、折手本が挟ん
今日は江戸の方いつもの貼り付けで失礼致します。鈴木春信の作品は著作権©️切れています(パブリック・ドメイン)それでは、鑑賞致しましょう中納言朝忠からの文が着てるのね🩷(•‿•)知らなかったわ😅(◔‿◔)代表的な江戸の三美人の一人なのね(ʘᴗʘ✿)「近所の梅の木から枝を摘む」昔もお転婆な女性がいたのね❣️😯(≧▽≦)「女性に別れを告げる紳士」海外の訳だから「ベランダで女性に別れを告げる紳士」って書いてあったわ😂ベランダではないけれど
本放送は見たけれど、ダンスバトル(けんか雀)と終盤が良かったので、また土曜日午後の再放送を観ようかと思ったら大リーグの野球中継。あれ?始まらない、と思ってテレビのリモコンで番組表示から選び直したら「べらぼう」になった。やってたのか!ちょうど「俄(にわか)」の祭り開幕のところでした。大文字屋と若木屋の喧嘩雀踊り☆ダンス・バトルに間に合った。二階から見ていた松の井とうつせみに、「花魁たちも早くおいで」と下に降りようと誘ったお客さん。花笠
今年2023くらしのオーダーメイド館403のコラム「風呂敷で楽しむ和のくらし」今年2025年はNHK大河ドラマ「べらぼう」」に因み、江戸時代に一世を風靡した浮世絵と浮世絵師についてお伝えします。今月は「日本の浮世絵を楽しむ3錦絵の創始者鈴木春信」風呂敷で楽しむ和のくらし/住まいのオーダーメード館403インテリア・建材のオーダーメードができる!リフォームや快適な住まい生活作りに役立つ、住宅関係の製造業者を全国から集めたポータルサイト住まいの
大河ドラマ「べらぼう」第6回「鱗(うろこ)剥がれた『節用集』」の感想です。鱗形屋お抱えの改となった蔦重。このころ、吉原では「イケている」と見せたい男たちは「疫病本多」と言われる細い髷(まげ)を結い長い着物を引きずって歩きました。このようにキンキンにキメた輩が「通」を気取る事態が大発生しておりました。========================女郎たちがキンキンな男たちをあざ笑う中で、蔦重は花の井と話す。花の井が蔦重に読む
“べらぼう”シリーズ第二弾『べらぼう』の英語タイトルUNBOUNDとは「解放された」「とらわれない」という意味さて、『吉原細見』の編集を任された蔦屋重三郎は、序文を当時売れっ子の戯作者、平賀源内に依頼するが…源内は、「けど、マジメな話、俺じゃねえほうがいいと思うんだけどな。あのさ、オレ、男一筋なのよ」重三郎も、はっと気づいて「平賀源内っていえば、有名な男色じゃねえかよ…」と、気付きがっかりするが…安田顕演じる平賀源内平賀源内(1729〜1780)高松藩蔵番(足軽相当)の家(
版元として一代で名を成した蔦屋重三郎。大河ドラマ「べらぼう」では、アイディアマンとして才覚を発揮する様子が描かれます。2週間前に出てきたのは、蔦重が知恵を絞って生み出した「一日千本」というポケットブック。個別の遊女たちを花に置き換えて北尾重政に描かせ製本。そこそこヒットしたようでした。遊女の顔そのものを描くと平板になりがち。花に置き換えることで、その意味合いを想像するという付加価値を生み出します。この本は実存のもの、というのはいいとして、トリカブト(鳥兜)になぞらえた遊女が登場
【西村屋与八(初代)】/西村まさ彦生没年不詳天明・寛政期における江戸三大版元と言えば、蔦重、鶴喜、そしてこの西村屋与八だった。西村屋の屋号は永寿堂。姓は日比野。鈴木春信や鳥居清長の美人画で一世を風靡。特に清長の作品を最も多く出版し浮世絵という錦絵を市場に広めた人物。蔦重が歌麿や写楽を売り出したのは、西村屋の美人画に対抗するためだったとも言われている。それに対抗するかの様に西村屋は歌川豊国などの新鋭を繰り出し、この競争が、この時期の浮世絵を大きく発展させた。巷間、生没年不詳と伝わる与
大河ドラマ「べらぼう」第3回の紀行で、錦絵の北尾重政が出てきましたね。北尾重政の錦絵。北尾重政は鈴木春信と同じ時代に活躍した人物です。絵師のランク付けをした書物にもその名が記されています。(↓一番左)重政は蔦重の初めての出版物、「一目千本」を手がけました。(ドラマ「べらぼう」第3回の中でも女郎を花に見立てることを提案し、描きますね。)======================ドラマの中では、こういう女郎
大河ドラマ「べらぼう」第3回の紀行で、錦絵の鈴木春信が出てきましたね。雨夜の宮詣(見立蟻通図)という絵ですね。華やかな色合いの木版画、錦絵。鈴木春信らによって十代将軍家治の時代にその技法が確立されました。(すばらしいですね)
平賀源内役の安田顕大河ドラマ『べらぼう』平賀源内役の安田顕は、明治時代の写本に掲載されている肖像画に「似ていて」最近の番組はこうした話題づくりが欠かせないのか「制作側もけっこう大変だなぁ」で、平賀源内については、ネット上に大量の情報があって、いまさら付け加えることもないのですが。ただ、江戸中期。18世紀半ばというのは、西洋でも「博物学の時代」でイギリスなどを中心に、プラントハンターなどという職種が登場するほどに、動植物鉱物などの収集分類に狂奔していた。その時を同じくして、これまで博物
ちらりと絵師の補足を。蔦屋重三郎が出版した「吉原細見」(吉原のガイドブック)で有名になっていく。重三郎は吉原の生まれなのでとても詳しくガイドブックを作れて他の追随を許さなかった。タイミングも良くて先に「吉原細見」を出していた版元が出版できないタイミングとも重なって確固たる地位を築いていく。版元として初めて出版した「一目千本」は遊女を生け花に見立てて東西のお相撲の取り組みにする趣向で絵師は北尾重政(きたおしげまさ)北尾重政は鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎などに影
写楽、北斎、広重殺人事件に続く、高橋克彦氏の浮世絵三部作の完結作的なミステリー小説。ちなみに「春信」って、江戸時代の浮世絵作者鈴木春信で御座います。一作目の「写楽殺人事件」読んだのは、随分前だなぁネタバレになるけれど殺人事件って、タイトルだけれど殺害の場面記述が読み進めても、なかなか出て来ない。結局、どうやら有ったらしい…あの方が亡くなったのはって、斬新なんだかなぁ私には、結構モヤモヤだけれども。また、作中浮世絵のアレコレより美術品を扱う業者さんの裏話みたいのが、
川崎市市制100年を記念していろんなイベントが開催されていると思いますが川崎浮世絵ギャラリーでもこれまでの展覧会BestofBestと言える名品展が開催中です葛飾北斎の「冨獄三十六景」からスタートし菱川師宣、鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川広重の「名所江戸百景」、歌川国芳、月岡芳年の「月百姿」、最期に小林清親が描いた大きな3枚続きの錦絵で閉めます。そして今日の本命、そごう美術館での「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に来訪夏休みでしかも中学生以下は、無料とあって親子連れが非常に
永青文庫美術館www.eiseibunko.com日本春画の大家は鈴木春信、月岡雪鼎、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎か。Pretenders-BackOnTheChainGang(LiveAid1985)PretendersperformingatLiveAidinfrontof100,000peopleintheJohnF.KennedyStadium,PhiladelphiaUSAonthe13thJul
清明April町のはずれの電線に友待顔のつばくらめ。燕(文部省唱歌)「世界の歌と音楽」に簡単な説明があります。https://ori-iro.hateblo.jp/entry/tsubakurameyoutu.be美しい★ツバメ(燕、玄鳥、乙鳥、Hirundorustica)は、スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類。古くはツバクラメあるいはツバクロと呼ばれた。そして色は青赤白という三つの色で分けられている。★三遊亭圓生の、「盃の殿様」。盃の殿様三遊亭圓生六代目
今月の浮世絵は隅田川、上野、浅草、吉原、飛鳥山、御殿山など桜の名所やお花見の様子を描いた作品、桜を題材とした芝居絵など桜の描かれた様々な版画と肉筆画を展示しています。田村水鴎の縁先美人図庭の枝垂れ桜を眺め、縁先でくつろぐ女主人と戯れる子供ら、お茶を運ぶ侍女、水仙を差し出す若い女が描かれています。水鴎は肉筆画を専門に描き、背景の繊細な表現、人物の描写などに本画、おそらく土佐派を学んだことがうかがわれます。鈴木晴信の三十六歌仙・小野小町在原業平の「世の中にたえてさくらのなかり
『きるろいの古文書入門』今回も文書という程大げさではなく、浮世絵の添え書きです。鈴木春信が描く白梅で『風流四季歌仙』二月水辺梅水遍(=辺の旧字体)梅末む春(す)ぶ人の手さへや匂ふらん梅の下行水のな可連ハ【参照】たぶんクリックorタップで拡大します。「末」はもう、「未」みたいに見えますね「む」の次は何度も出て来ている「春」=「す」です。「手」は「年」とよく間違えるきるろいです^^;「匂」もイマイチはっきりしていないので「白」かな?と思っちゃいました。後ろの「ふ」が
上野のお山から初音の道を歩くその5大円寺(瘡守稲荷)~初音の道へ歌川広重の「名所江戸百景」と斎藤月岑の「江戸名所図会」を小脇に、「上野のお山から初音の道を歩く」のその5です。◈その1:御徒町駅~上野広小路~上野山下(寛永寺黒門跡)~西郷隆盛像前まで歩きました。◈その2:彰義隊のお墓~清水観音堂~五條神社~穴神社(花園神社)~文殊堂跡まで。◈その3:荷担堂(にない堂)跡~五重の塔・上野東照宮~両大師堂、国際子ども図書館へ。◈その4:現寛永寺~養寿院(笠森稲荷)~徳川慶喜墓
大寒winterとても寒い時期に聴きたくなる、松田聖子の「赤いスイートピー」「松田聖子の代表曲!『赤いスイートピー』が奏でる青春の記憶」松田聖子赤いスイートピーシングル8作目【1982年01月21日】アルバム【Pineapple】8曲目「松田聖子の代表曲『赤いスイートピー』は、青春の記憶を彩る名曲。その感動と魅力に包まれて、あの頃の輝かしい時代を蘇らせましょう。心揺さぶるメロディーと歌詞が紡ぐ青春の物語を、心ゆくまでお楽しみください。作詞...youtu.be赤いスイートピー聖
平賀源内という人。名前を知っているという人は、結構、多いのではないかと思います。しかし、平賀源内が、何をした人なのかと聞かれれば、恐らく、多くの人が「エレキテルを作った人」というイメージくらいしか無いのではないでしょうかね。平賀源内(ちくま学芸文庫ハ-59-1)Amazon(アマゾン)平賀源内について、詳しく知りたいと思い、この本を読みました。本の内容としては、平賀源内の人生というよりも、源内の仕事内容、そして、その周辺事情に、多くの分量がさかれ、しかも、かなり饒舌に
今月の展示は東博自体の特別展「やまと絵受け継がれる王朝の美」と関連して伊勢物語、源氏物語などの古典物語になぞらえた江戸時代の風俗を描いた作品を中心に、秋の深まりを感じさせる作品。また古典を題材とした作品を得意とし、抒情性豊かな風俗画を多く描いた鈴木春信の作品です。鈴木春信の初春子の日の遊び。俊成鈴木春信の猩々(水絵)鈴木春信の坐鋪八景・塗桶の暮雪坐鋪八景は、女性の日常を伝統的画題である瀟湘八景に見立てた趣向の8枚揃いシリーズ。錦絵誕生のきっかけとなった絵暦交換会の中心人物、旗本
今月の展示は東博自体の特別展「やまと絵受け継がれる王朝の美」と関連して伊勢物語、源氏物語などの古典物語になぞらえた江戸時代の風俗を描いた作品を中心に、秋の深まりを感じさせる作品。また古典を題材とした作品を得意とし、抒情性豊かな風俗画を多く描いた鈴木春信の作品です。伝歌川豊春の新吉原お酉さま詣の図紫式部が物語を書こうとして石山寺に観音様に祈願をしたところ、琵琶湖の湖面に満月が映り、それを見て想を得て源氏物語が執筆されたと言う故事を描いています。式部は官女姿ですが、侍女は当世風俗で描かれて