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2月12日比良/武奈ケ岳から稜線を北へ雪稜線を北へ辿るとやがて東斜面が急になり、おおきな雪庇が張り出すようになった。どこまでが地面なのかまったく見当がつかない。比良山中では一度雪庇を踏みぬいた経験がある(※)。なるべく木立のある場所を慎重に進み、釣瓶岳手前のピークから西へ下山した。
9月17日比良/栃生からイクワタ峠へ曇比良分割縦走、6回目。まずは先日の終点、イクワタ峠へ。峠に着く手前で二人連れの男性がすいすいと追い抜いて行った。峠から南へ、釣瓶岳への稜線を彼らが登ってゆくのを見送り(写真上、中)、今日は稜線の続きを北ヘ、彼らと反対方向に進む。この辺りは風の通り道で高い木が少ない(写真下)。今朝も風が強く、そして、重い雲が垂れこめている。
9月14日比良/釣瓶岳からイクワタ峠へ曇広やかな気持ちになるこの稜線は、季節を違えて繁く訪れている(※、※)。東は伸びやかな湖西の田園風景の向こうに琵琶湖。西は安曇川沿いに鯖街道の走る谷間が大きい。北は身をくねらすような稜線が比良北端の蛇谷ケ峰へと誘う。イクワタ峠まで下り、来し方を振り返った(写真下)。次回はここからさらに北へ歩こう。
9月14日比良/武奈ケ岳から釣瓶岳へ曇武奈ケ岳から稜線を北へ進む。この辺り、東斜面は灌木帯で随所に琵琶湖の展望がある。一方西斜面は広葉樹林で、稜線上にブナも見られる。釣瓶岳直下には逢瀬の楽しみなブナの美木がある。周囲に他の樹を寄せ付けず、大きく枝を広げる姿が印象的である(※、写真中)。東に湖西の田園風景が望めるシチュエーションもいい(写真下)。
3月17日江若国境/大谷山西南陵半月前より肺に病を得る。当たり前のように通っていた山が、あっと言う間に遠くなる。自らを映した写真を並べながら、しみじみ思う。身体が健やかであることが、文字通りいかに“有難い”か、ということを‥‥。年が明け、感謝を胸にまた山の中にいる己が姿を夢見つつ。6月16日若狭/大谷山西側の森9月15日比良/獅子ケ谷10月6日比良/釣瓶岳からイクワタ峠へ下る12月8日鈴鹿/大峠からイハイガ岳往復
10月6日比良/釣瓶岳から栃生へ下る曇一時雨釣瓶岳とイクワタ峠の中途にある急斜面は、いつも訪門客を点景にしてカメラに収める場所である。その時々で、山の表情が違う。客の気持ちも違う。行ったことのない山を訪ねるのも楽しいが、馴染みの山の同じ場所に立てばこその感慨もある。2019年1月1日の同地点
10月6日比良/釣瓶岳から栃生へ下る曇釣瓶岳山頂のすぐ北に、再会を楽しみにしていたブナがある。この辺りは雪の季節に訪れることが多いのだが、骨太の黒っぽい幹から悠々と枝を広げるシルエットは、白一色の景色の中で孤高の雰囲気さえ漂わせる(※)。この日はしかし、まだ枝が葉に覆われ、周りのこもごもにも紛れるためだろう、そのブナは意外にさりげなく眼前に現れた(写真上、中)。
まだまだ、もふもふを楽しみたい雨が降るのは嫌だけど雪は降るのも吹雪くのも嫌じゃないお天気崩れるって~降るとしても雪でしょ~❄ということで、登山口ノートレース狙いで来たのに、誰か1人だけが先行トレースをつけていました…。1番ウラヤマシイやつやんここは、滋賀県高島市の釣瓶岳比良山系の主峰、武奈ヶ岳のお隣下の方は九十九折りの道をひたすら…おっちゃん無言樹林帯の九十九折になると無言。30分ほどかな…尾根に乗りますノートレース狙いで来たと言いながら、トレースハンターになっ
12月30日比良/イクワタ峠から稜線を北へ曇目指す釣瓶岳(写真上)方面にはすでにトレースが複数あった。一方、稜線の反対側には、獣の足跡以外に白無垢の斜面を乱すものはない(写真中)。通知してある登山計画を変更するのは万一の場合を考えるとよくないことだが、無理のない範囲で引き返すことにして、釣瓶岳に背を向けた。手つかずの雪にザクッ、ザクッ、とスノーシューを沈ませるのは至福の感触である。振り返れば自分の歩いた跡だけが雪面に刻まれている(写真下)。
12月30日比良/栃生からイクワタ峠へ曇近畿北部を襲った今回の寒波で、さすがに比良山地にも降雪があり、山道にはいる前からスノーシューの出番となった。すでに、昨日、そして今朝のものと思われるトレースが付いている。お陰でスピードはかせげたが、手(足?)つかずの雪と戯れる愉しみはなかった。峠に出ると、目指す釣瓶岳(写真下)に向けてもしっかりとトレースがあった。
冬期比良全縦。所属する山岳会が伝統的に行ってきた経緯もあり、キツいという噂をかねがね聞いており、真実を確かめるべく実践してきました。無雪期だと7時間ほどで走れるルートだけど、果たしてその実態やいかに。和邇公園の駐車場が無料で駅近ということで利用させて頂きました。全縦で和邇へ下山予定なら便利だと思います。安曇川駅発のバスに乗ったのは私だけ。朽木に近づいた辺りで小学生の登校組が沢山乗ってきました。下界も降雪しております。これは雪が期待できそうだと少しワクワク。蛇谷ヶ峰へはスンゴ谷ルー
1月14日比良/釣瓶岳から細川へ下る曇釣瓶岳の南西のピークからは、尾根伝いに麓へ下ることができる。登山道もないマイナーなルートだが、ここにもトレースが残されていた。登りのトレース(※)と同じ二人かもしれない。彼らはこの数日の間に、決して一般的ではない今日のルートを、そっくり辿ったのである。できれば手つかずの雪と戯れたかったのだが、なにぶんタイミングが悪かった。
1月14日比良/イクワタ峠から釣瓶岳を越えて曇釣瓶岳山頂へとせり上がるザレた斜面は、スキーで颯爽と滑り降りたいような広々とした雪面になる。今日は雲が重くのしかかってしまったが、開放的な景色にはやはり胸のすく思いがする。釣瓶岳を越えると、比良最高峰、武奈ケ岳が正面に現れた。出発が遅かったのでもう正午。山頂まではまだ結構な距離がある(写真下)。鈍色の光を放つ斜面を眺めるだけにして、今日は手前のピークから下山する。
1月14日比良/イクワタ峠から釣瓶岳へ晴後曇峠からは、正面に釣瓶岳を見据えて稜線を南下。しばらくすると、それまで味方につけていた青空が黒い雲に覆われ始めた。辺りは荒涼とした冬野の風景に変わっていった。
1月14日比良/栃生から釣瓶岳へ晴後曇稜線が近づくと、さすがに一面の雪となった。が、積雪は少なく、凍えるような寒さも風もなく、樹氷など影も形もない。春を間近にした残雪の山を歩いているような錯覚に囚われる。これからもうひと寒さ、もうひと雪、あるのか、ないのか。複雑な思いのまま、稜線の一角、イクワタ峠に至った(写真下)。
1月14日比良/栃生から釣瓶岳へ晴後曇この冬は日本海側は例年にない大雪である。近江湖西にもそれなりの積雪があるだろう、と、気を引き締めて鯖街道(国道367号)にはいった。ところが、沿道の雪は例年に比べても少ない。山道も地肌が見えたままで、スノーシューを担いだまま夏道を歩き始めた。中腹まで来てようやく地肌が隠れたところで、スノーシュー装着。くっきりと残されたトレースを追って稜線を目指した。
11月19日比良/釣瓶岳から広谷を下る晴稜線を南へ辿り、鞍部から谷道を下った。柔らかな陽射しが、広々と開けた谷間に満ちた。水面はきらきらと陽を映し、眠りを誘うような瀬音が耳をくすぐる。浅瀬の渡渉を繰り返すうち、登山道は沢を離れ、山腹を巻きながら麓へ下ってゆく。
11月19日比良/ナガオから釣瓶岳へ晴この尾根に登山道はなく、アップダウンも多く枝尾根もあって、単純な行程ではない。が、競合する森林組合の境界になっていて(大津市と高島市の境でもある)、所々にそれを示す看板や杭があり、それを追ってゆけば頂上に導かれる寸法である。ひさしぶりに比良主稜線に立った(写真下)。釣瓶岳頂上は北に開け、稜線の先に蛇谷ケ峰のたおやかな姿が望まれた。
11月19日比良/八池谷山腹道からナガオへ晴沢を徒渉して標高を上げるにつれ、葉を残す木は少なくなっていった。標高950m付近で、釣瓶岳頂上へと続く尾根に乗る。その頃には木々はすっかり葉を落とし、枝越しに広がる青空が眩しかった。そしてこの日は季節外れの暖かさ。上着も要らない穏やかな風に吹かれて落ち葉を踏んだ。
11月19日比良/ガリバー旅行村から大擂鉢へ晴六甲山に比べ、比良山系の季節の移ろいは早い。今日は、雪に埋もれる前の、冬枯れの明るい陽だまりに憩う計画である。登山口から沢の渡渉地点へと降りてゆく道すがらは、まだ紅葉が鮮やかだった。沢越しには今日訪ねようとしている釣瓶岳の山腹が見える。そこにも、ぼんぼりが灯るように広葉樹の彩りが残っていた。
1月2日比良/栃生からイクワタ峠を経て釣瓶岳へ曇年末年始も近畿圏に寒波は来ない。いったいどれほどの暖冬なのか、去年の正月と同じコースを歩いてみた。一年前は山腹から膝まで埋まる雪だったが、今日は無雪期と変わらない。稜線に出るまでに要した時間は二時間余り。去年より一時間近く早い。周囲を見回し、積雪の少なさに改めて愕然とした(※1、※2)。
歩きながら、雲の切れ間から朝陽^^4月20日(土)~21日(日)奥比良縦走つづきです^^朝ごはん食べてテント撤収して、5:10出発みんな、平日に仕事終わって家で寝るよりテントで寝る方が睡眠時間が長いと思う(笑)寝起きで重い身体に鞭打って歩く^^朝もやで、ご来光とまでは行かなかったけど誰も歩いていない尾根幻想的で、気持ちよくて(#^^#)振り返って。だいぶ日も昇ってきたな。行く先の釣瓶岳には雪が残っている様子^^5
3月14日比良/釣瓶岳から武奈ケ岳へ曇後雪釣瓶岳を越えるとまた雪が舞いだし、ひとときくっきりと見えた琵琶湖の湖面も朧になった。雪庇は半ば崩れ、虚ろな割れ目を見せている。この冬は終始比良の雪と戯れたが、行く手に見え隠れする最高峰に立って歩き納めとしよう。
3月14日比良/イクワタ峠から釣瓶岳を経て武奈ケ岳へ曇後雪釣瓶岳の北斜面は草原状で、北と東に大きく展望が開けて胸のすく思いがする。いつも訪問客を点景にしてここからの眺めをカメラに収める(※1、※2)。同じ場所から見る比良の表情の記録であり、年々老いゆく訪問客の姿の記録でもある。正月は深い雪の中この斜面で打ち止めにしたが、今日はスノーシューも沈まず快調なペース。最高峰(写真下)まで十分足を延ばせそうである。
3月14日比良/イクワタ峠から釣瓶岳へ曇一時陽射し峠から標高を上げてゆくと次第に積雪も増してきた。雪は小止みになったが、視界は開けない。今日はこんなものだろう、と思っていたら、俄かに雲が解けて明るくなった。新しく積もった純白の雪が日光を反射して目に痛いほどだ。気まぐれな山からの、わずか十分ほどの贈り物だった。
3月14日比良/栃生から釣瓶岳へ雪暖かい日が続き、このまま比良の雪も消えてしまうか、と観念していたが、昨日から冷え込んで雨模様。山中は雪だと思うと悪天を突いてでも訪ねたくなった。登り始めはミゾレで気分も湿りがちだったが、だんだん乾いた雪に変わり、周りの木々も雪を纏いだした。正月と同じコースで峠に到着(※)。積雪はひと踏みすると土が見えそうなくらいに危うい。
1月1日比良/釣瓶岳から栃生へ下る晴先日は稜線の南側から釣瓶岳を目指し、山頂南直下の尾根を西へ下った(※)。今日は稜線の北側から同じ頂きを目指し、山頂北直下の尾根を西へ下る。深く積もった新雪の斜面は、スノーシューを着けて下ると身体がふわふわ浮遊するよう。あっと言う間に植林の中に滑り込み、最後は杣道に乗って麓に降り立った。
1月1日比良/イクワタ峠から釣瓶岳へ晴無雪期は滑りやすい砂地の急斜面(※)を喘ぎ登ると、頂上直下である。この山は頂上が杉木立になっていて展望が利かない。木立にはいる手前で荷を降ろし、足元の雪を踏み固めて新年の宴席を設けた。
1月1日比良/イクワタ峠から釣瓶岳へ晴釣瓶岳へと迫り上がる稜線にはもう雪庇が張り出していた。東を見降ろすと、山あいの棚田が美しい(写真下)。その向こうにリトル比良の山塊、湖北の平野と琵琶湖、そして伊吹山がとりわけ白く輝く。風は凪ぎ、凍えるような寒さもなく、青い空に白無垢の稜線。贅沢な歩き初めになった。
1月1日比良/栃生から釣瓶岳へ晴昨年末の寒波で一気に積もった雪は、スノーシューを着けても深く沈んだ。数歩進んでは立ち止まり、息を整えてはまた数歩進む。立ち止まると、耳を圧するほどの静寂が森に満ちた。それにしても、ここを住処とするものの軽やかな足取りはどうだ。