前夜のうちに準備を終えていた大会用の荷物を脇に抱えて(準備しておいて良かったぁ!)、レースよりも速いのではないかと思われる程のスピードで寮の玄関前で待っていたワゴン車へ乗り込んだ。車内の座席は針の筵のようで、大会会場へ着くまでの時間があれ程長く感じたことは無かった。後から聞いた話によると、私が寮に住んでいることはメンバーの誰もが知っていたが部屋番号までは分からなかったので、各部屋の入口に掛けられている名札を懐中電灯で順番に確認しながら私(の部屋)を探し当てたということだった。本当に申し訳ないこと