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私は今、「小説・エッセイ・ポエム」ジャンルに身を置いている。「本レビュー」ジャンルにも言えることだが、ここにいる人たちの、好きなことを粛々と書いておられる様がいい。記事がいい。なるべくじゃましないよう、私はただそっと後ろから見させてもらう。その時間がお気に入りだ。さて今正月は何を読もうかという話。丸一日読書に没頭できる人は羨ましいと言えば羨ましいけれど、そうでないからと言って引け目を感じる必要はない。お気に入りの場所に出かけて、コーヒー片手に小一時間本を開くだけでも贅沢タイムです。
ノーベル平和賞の発表には少しハラハラしたが、さすがに、あの方には授与されなかった。受賞したのは、ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏(58)。ノーベル賞委員会は声明で、「ベネズエラ国民のために民主的権利を推進するたゆまぬ努力と、独裁から民主主義への公正かつ平和的な移行を実現するための闘争」を理由とした。独裁政権下で、彼女は、大統領選への出馬を禁止されたという。世界中でじわじわと独裁政権が広がる中、貴重な平和賞だ。女性であることが、さらにうれしい。💙
4月23日水曜日〜その7P193〜203の安原顯「不世出の文章家が書き綴った日記」では、金井美恵子さんの「日々雑記」に触れている。(写真)金井美恵子さんの「重箱のすみから5予言について①」(R2年10月号ちくま)は、大阪万博の頃の幅広い雑記。コロナ禍に読んだ懐かしい密な昭和を懐かしく思って切り抜きました。15時より17時まで三度寝。首のストレッチ。四股10回。体重68・9キロ。飲料は、カルシウムの多いミルク、KAGOMEつぶより野菜、FruitFesta果汁100%ORANG
土曜日はほわほわ陽気ということもあり、まずは花見客で大賑わいの須磨浦公園からほど近い、ガーデニングの先生宅のオープンガーデンに出かけてから、芦屋川の風文庫や岡本エリアのカフェにZINEをお届けした。今、移動する電車の中でコツコツと読んでいるのが、金井美恵子『軽いめまい』である。久しぶりに皮肉たっぷりな金井さんの文章を読みたくなったのだ(ただ、文庫本で2,100円はちょっとこたえた……)主婦が細々グチグチ長々と語る文体が好きか嫌いかというと微妙だが、書いているのが金井さんであるところが
今日の写真は2月16日の散歩風景この日は穏やかで気温は12℃それまでの日から見れば暖かく感じた。この通りは車で通り抜けるだけだったのでこの店もじっくり見たことが無かった。取り立て飾ってあるわけではないがオシャレな雰囲気がした。強い寒気の影響で日本海側を中心に積雪が平年を大きく上回っているところもある。東北から中国地方の日本海側を中心に24日にかけて雪が降って大雪となるおそれがある。石川県では22日朝、雪が急激に強まって「顕著な大雪に関する情報」が発表され、輪島市では
ノストラダムス研究室に「重箱の隅から「予言について①」を読んで」をアップした。11年前に朝日新聞から取材を受けたのだが、それに関する批評記事について、取り上げた。私が読んだ記事は金井美恵子氏による重箱の隅からというサイトにあったもので(2020年10月8日更新)、まったく気が付かなかった。この頃は、公私ともにいろいろあって、ノストラダムスに関することは全く手がつかない状況だったからだろう。朝日新聞社の記者からは1999年にユリイカで発表した「日本におけるノストラダムスの受容史」をベー
ノーベル賞2024/10/7日(月)生理学医学賞から発表スタートしました。生理学医学10/7賞物理10/8学化10/9学につづき10/10(木曜)文学賞発表されます。木曜例会当日、会合が行なわれ確定発表されるようです。村上春樹氏何度も予想され、オッズ2位であったりどでしょ?2023アストゥリアス皇太子賞(スペイン)受賞もありますが?「街とその不確かな壁」「騎士団長殺し」「1Q84」「海辺のカフカ」「ノルウェーの森」ねじまき鳥など名作沢山です。多和田葉子さん「献灯使
金井美恵子「軽いめまい」ノーベル文学賞の予想のyoutube観てたら、紹介されてた作家さん。最近、この「軽いめまい」がイギリスでも翻訳されたそうです。この先、受賞する可能性がある作家さんとしては、ダブル「ようこ」(多和田葉子、小川洋子)とダブル「みえこ」(川上未映子、金井美恵子)とハルキさんかなと、言っておられましたこの金井さんの文は、読点が少なく、最初の出だしは4ページが一つの文です。この一つの文が長いというのはフォークナー的であって、ノーベル文学賞を受賞する作品のいくつかに見られるものだ
★『真夜中のマリア』(野坂昭如/新潮文庫)読了。フランスの詩人アポリネールに『若きドン・ジャンの冒険』というエロ本がある。少年の性の目覚めから、その後の性的体験を楽しく綴った一編だが、本書はその舞台を1970年前後の日本に移して、様々な性の風俗をドタバタ喜劇風に描いたもの。解説に金井美恵子、カバー画に宇野亜喜良を起用した最先端の構えだ。しかし、こうした読み物の悲しさで、半世紀たった今読めばもはやなんの発見もない退屈な代物。後半は飛ばし読みと相成った。★『乱歩とモダン東京通俗長編の戦略
今日はフランスの詩人ボードレールが逝去した日なので、そういえば、ボードレール他の近代抒情詩に始まって、中原中也、萩原朔太郎を経て、現代詩に夢中だったのを思い出しました。現代詩手帳を定期購読し、詩も投稿し、数度、佳作として、採用されたこともありました。当時、読んでいた詩人は(敬称略)田村隆一、清岡卓行、鈴木志郎康、石原吉郎、入沢康夫高良留美子、金井美恵子、谷川俊太郎、天沢退二郎くらいは、何も見ないでも、記憶しています。僕が現代詩に夢中になった理由は、最も単
シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない:たのしい暮しの断片Amazon(アマゾン)1,533〜5,650円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見るシロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない金井美恵子あらすじ金井美恵子さんのエッセイです。グッときたポイント生活を楽しむのはいいことだと思う。こんな人におすすめ作家の日常に興味のある方はぜひ
2023年4月21日早くも4月後半。今日も暑い。。。。先日、読み終えた本。迷い猫あずかってます今思えば、ルルは人馴れしており迷い猫の可能性もあったため、元のお家を探したこともあったな。。。。。見つからないまま時が過ぎ、里親さんも探したけれど不安を覚える方からしか連絡なくうちの子となってくれたのでした。じゅりも里親さん探したけれど。。。。以下同文。1996年に書かれた本のようです。1996年といえば完全室内飼育も不妊去勢も徹底されていなかったころと想像し
金井美恵子さんからご恵贈いただきました。『迷い猫あずかってます』(中公文庫)。増補版ということで、持ち歩いていろんなところで少しずつ拝読します。
続きです。イエスの生涯(新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,701円※一粒で二度美味しい昨年の本日の日めくりから金井美恵子さんでした。『謹製日めくり金井美恵子荒川洋治12/10&11』才媛金井さん。確かに往時小説が王道のメディアだった頃と比べると、小説という形式が世に与えるインパクトは、とても小さくなりましたね。余談ですが、野坂昭如さんが…ameblo.jp
さて、宇宙テーマは終わりまして、今日からまたランダムテーマで。今日のことばは、金井美恵子さんです。才気に溢れていましたね、若い頃から。エオンタ/自然の子供金井美恵子自選短篇集(講談社文芸文庫)Amazon(アマゾン)888〜5,368円※一粒で二度美味しい企画笑昨年の日めくり昨年の昨日は大江健三郎さんでしたが、それに関連して金井美恵子さんの大江評を紹介してました。『謹製日めくり』※被災地のみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。一刻も早い事態の収束をお祈り申し上げます。
在原業平さんに続いて北川悦吏子さん。ラブストーリーの女王脚本家です。難病を抱えて生きる脚本家さんです。恋愛道(角川文庫)Amazon(アマゾン)535円※一粒で二度美味しい企画昨年は筒井さんに続けて金井美恵子さんでした。小説というテーマで展開していたようです。『謹製日めくり』※被災地のみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。一刻も早い事態の収束をお祈り申し上げます。※「日めくり」という性質上、本日もそっとあげさせていただきます…ameblo.jp※※※私事で恐縮ですが
単行本『たのしい暮らしの断片』金井美恵子(文)金井久美子(絵)平凡社(出版)金井美恵子さんのエッセイに姉の久美子さんが、絵を描かれています。姉妹の共作本です。言葉の選び方もステキですし、絵もピッタリと合っています。こんな暮らしをして、ちょっとメモをして、イラスト入りで日記のように記していたら何だか、自分も暮らしがたのしくなりそうです。身の丈に合った生活をしていて、時々、過去を振り返って、今と比べて、変化を感じ
1961年創刊の雑誌「ミセス」が休刊だそうです。私が中学二年生の時に創刊され、母は「家庭画報」をとっていたので、友達の家などでチラッと見る程度だったのが、高校になって何故か図書室にあったので好奇心からパラパラめくったりしたものでした。やがて、短大で、ミセス掲載の型紙で洋裁をするという授業があって、良く見るようになりました。なんというか、私とはまるで違う価値観や生活程度の暮らしがそこにあって、ただただ感心するのみでした。先年、金井美恵子さんの「昔のミセス」を読んで、いやはや、同感!昔のミセス
金井美恵子さんからご恵贈いただきました。『〈3.11〉はどう語られたか』(平凡社ライブラリー)メディアにおいて原発事故がどう語られていったのかを読み解くエッセイ集とのことで、読むのが非常に楽しみ。
・・・しました。アンソロジー「猫は神さまの贈り物小説編」古今の猫が登場する小説・童話・詩が収められています。昭和の作品ですねぇ。
才媛金井さん。確かに往時小説が王道のメディアだった頃と比べると、小説という形式が世に与えるインパクトは、とても小さくなりましたね。余談ですが、野坂昭如さんが昔書いておられましたが、当時は、文庫本三冊出せれば一生食っていけると言われたそうです。隔世の感がありますね。さて、12/11分も小説の話。詩人の荒川さん。いいこと言います。小説論読まれなくなった小説のために(朝日文庫か30-3)Amazon(アマゾン)219〜7,750円小説論―読まれなくなった小説のために(
※被災地のみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。一刻も早い事態の収束をお祈り申し上げます。※「日めくり」という性質上、本日もそっとあげさせていただきます。昨日の大江さんを褒めてるのが、蓮實さんに認められた金井美恵子さんです。小説家が何を大切にして書こうとしているのか、垣間見られるような文章です。
※被災地のみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。一刻も早い事態の収束をお祈り申し上げます。※「日めくり」という性質上、本日もそっとあげさせていただきます才媛金井さんです。昨日に続いて、テーマは「小説」。小説の小説これをメタ小説とも言いますかね。ちょっと難しいですが、例えば映画でいえば、ゴダールさんの映画は、映画の映画ですね。メタ概念は、例えば、原爆づくりの話でいえば、普通のレベルは、「どのようにして、原子爆弾をつくるかを、研究して、一所懸命つくること」ですが、メ
蓮實先生の登場です。この文章も蓮實節全開ですね。当時多くの人がこの文体にやられましたね。小説とは何かに関する画期的書のように思いました。
<短編集、四っつばかり>129.「愛の生活」金井美恵子短編集河野多恵子:解説新潮文庫収録作品1.愛の生活2.エオンタ3.自然の子供弱冠20歳、詩人でもある金井美恵子さんの処女作品集です。「愛の生活」は、わたしとFと言う男性との物語です。まずは私の日常生活の書さが淡々と描かれます。朝起きて詩集を開き、煙草を吸う。顔を洗い、歯を磨く。二本目の煙草に火を点けたマッチでガスレンジに点火する。コーヒーを沸かしながら朝食の用意をする。
三毛猫・光、ホルスタインへの道のり新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な大問題になってから、日本ではカミュの『ペスト』がベストセラー小説になっています。不朽の名作として、もともとロングセラー小説ではありますが。東日本大震災により福島第一原発が爆発して、刻一刻を争う東電や国の対応に、個人的に宮沢賢治の『グスコーブドリの伝記』が浮かび続けたのと似た心理かもしれません。ペスト(新潮文庫)Amazon(アマゾン)825〜7,000円NHKラジオ第1で毎週金曜
昔、30年ぐらい前かな。純文学系雑誌をむさぼり読んでいた頃。高橋源一郎さんのある小説を読んだとき、これはスランプのときの作品だなぁと思った。読み直す気にならなかった。金井美恵子さんの作品のときは、一文がやたらと長くて、それだけの理由で拒絶反応を起こし、読了しなかった。再び読もうという気にならなかった。日野啓三さんの小説は、薄いカルピスのようで、僕には喉越しがよかった。何度も読み返した。小川洋子さんの芥川賞作品は、読んでみて、とても新鮮だった。