ブログ記事29件
6/24(水)@高田馬場早稲田松竹にて東京物語1953年|日本|135分監督:小津安二郎脚本:野田高梧、小津安二郎出演:原節子、笠智衆、東山千栄子、香川京子、杉村春子、山村聰、三宅邦子、大坂志郎、東野英治郎、中村伸郎、十朱久雄、櫻むつ子、高橋豊子、三谷幸子他タイトルは何度も耳に目にしていたのでいい機会かな、と足を運び会場はなかなかの賑わいで世代であろう方たちもいらっしゃれば同年代、それから、10代か20代かくらいの若い
脚本『早春』野田高梧、小津安二郎池部良の本を読み興味を持ったので読んだ。1956年作品。冒頭から、ごく平凡な人々の、大事件に縁の無い、さして楽しいことも無い、つつましい変化の無い暮らしが描かれていく。細かく細かく「リアルな生活感描写」が積み上げられていく(その手数は脚本で読むとしつこく感じられるほど多数。だが映像で見ればしつこくは感じないのかもしれない)。そうやって作者はまず作品世界の雰囲気を完成させ、そこから話は始まる。主人公杉山(33歳、東京の会社員。妻あり子無し・5年前、幼子を病気で
お父さんの秘密の映画。米映画では『エデンの東』がまずうかびます。父は次男に母が亡くなったと伝え、しかしそう遠くない町で母、ケートはいかがわしい酒場を営んでいました。ケートは原作では「良心の欠けた怪物」。15歳で教師を自殺に追いやり、16歳で家族を焼死させ、売春業の男のかこわれ者になったが、ズタズタの傷を負って棄てられていたのを、兄弟の父、アダムに救われ、妻に。アダムもケートから肩を銃で撃ち抜かれています。ケート像が素晴らしい。原作も含めてケートに嫌悪を感じる人が多いそうですが、わたしは
12月12日は、小津安二郎監督の御命日であり、誕生日でもあります。(1963年昭和38年)還暦になられた日に亡くなられました。あまりにも早いです。私の方が、とうに年上になってしまいました。久しぶりに「お早よう」を観ました。昭和34年(1959年)公開作品です。この作品は、小津安二郎監督の50作目であり、カラー作品の2作目でもあります。(キネマ旬報第12位)いつもの、娘がお嫁にいったり、家族の崩壊をテーマとしていなくて、前面に喜劇色ある作品になっています。そういうこともあり、小
(S/N20250922-2/Studio31,TOKYO)一冊の本がある。過去数十年にわたり、シナリオ・ライターのバイブルとして版を重ね、古書としても高騰した経緯があるのが本書、野田高梧著『シナリオ構造論』。気づいたら新版がKindle化されていた。まだまだ『需要』があるようだ。この需要は、シナリオに限らず、創作分野でストーリーを操作する必要のあるライター達が手引き書として使っているのかもしれない。ぼくも学生の頃からことあるごとに必要部分を何度も繰り返し
『京洛の舞』(きょうらくのまい)映画トーキー88分白黒昭和十七年(1942年)十二月十一日封切製作国大日本帝國製作言語日本語製作会社松竹京都撮影所脚本野田高梧撮影斎藤正夫音楽朝比奈昇出演阪東寿三郎(姉小路公知田中新兵衛)高峰三枝子(お千加)坂東好太郎(出雲路源三郎)徳大寺伸日守新一河村黎吉(岡田以蔵)三井秀子河野敏子吉川満子高山徳右衛門(勝海舟)月形龍之介(坂本龍馬)監督野村浩将◎阪東寿三郎
小津安二郎監督脚本・野田高梧小津安二郎撮影・厚田雄春『東京物語』の次に撮られた作品ですが小津作品としては内容が不倫モノでちょっと異色。同じキャストを使うことが多い小津監督の中で池部良さんと岸恵子さんは唯一の小津作品になりました。上映時間2時間24分も最長だそうです。いつものとおりいい台詞がいっぱいでジャスミンの中では好きランキングのかなり上位に位置する小津作品です。東京・鎌田の借家に住んでいる正
銀座で打合せが終わって今週のプレゼン資料の準備で自宅に帰ろうかなと思ったけど、気持ちのいい天気なので、新橋まで散歩することに新橋に着いたら着いたでちょいと喉を潤したくていつもの憩いの場へダイヤ菊さんへ!!蓼科唯一の酒蔵、戸田酒造さんの名品!敬愛する小津安二郎監督は脚本家の野田高梧と蓼科の山荘でダイヤ菊を酌み交わしながら脚本の構想を練ったそうだ。3-4カ月の滞在で、ダイヤ菊の一升瓶が100本空いたらしい!!一緒に呑みたい!!!!というわけで、想いを馳せながらダ
バイトは日月にずらして今日は仲間のお琴の発表会へ、で、その前にグランドシネマサンシャイン池袋小早川家の秋伏見の造り酒屋小早川(こはやがわ)家、大旦那は自由気ままだが時代の波に逆らえず、大手との合併話も出て長女の夫で入婿の久男も悩んでいる長男の未亡人秋子には再婚話、末娘の紀子にも見合い話があるがどちらも乗り気ではないそんな折に父親が連日いそいそと出かけるので、不審に思った家族や従業員が調べてみると〜時代は昭和30年代半ばか、明治男の価値観
『花籠の歌』映画トーキー10巻白黒昭和十二年(1937年)一月十四日封切製作国大日本帝国製作言語日本語製作松竹大船脚本野田高梧五所亭原作岩崎文隆撮影斎藤正夫主題歌『花籠の歌』『野菊の歌』作詞西条八十作曲江口夜詩音楽監督久保田公平美術監督脇田世根一録音土橋武男編集渋谷実現像納所歳巳出演田中絹代(森洋子)佐野周二(小野進)徳大寺伸(李)河村黎吉(森敬造)
肉親だから愛情欠ける、他人だからこそ愛情ある。は違うと思う。それぞれに愛情があり気持ちがある。そして子どもなら年齢とともに愛情と関心が違ってきて、それを成長という。小津安二郎は無声映画を撮ってるのではないかと思う。とにかく構図がきれいでセリフは添え物程度。絵でストーリーを語ってると思う。その集大成が笠智衆で、カクカクとした喋り方は一見すると大根役者そのもの。でも、そこにこそ味がある。
きれいな映画。とにかく皆さん棒読み、セリフが棒読み。なんでこんなのでOKでたんだろ?と思えるほど棒読み。笠智衆なんか雰囲気と合ってない、でもそれが味になるから不思議。綺麗な岩下志麻、かわいい岡田茉莉子、軍艦マーチの岸田今日子は不思議な美しさ。中井貴一はやっぱ父ちゃんに似てる。日常にこそドラマがある。韓国映画の「チャンシルさんには福が多いね」で小津安二郎への思いを語るシーンがある。女性監督なんだが影響を大きく受け目指す存在だったらしい。
以前から1度訪れてみたいと思っていた無藝荘。今年は小津安二郎監督の生誕120周年にあたり例年より長い期間、山荘を公開することを知りました。体調不良だったので半分諦めていましたが二人展の開催されている指北庵から近いこともありこの日、訪れることができました。随分、風景は変わってしまいましたが小学校5年生の夏の3ヶ月間を過ごした小斉の湯近くの蓼科保養学園の横を通り過ぎ↓『想い出の蓼科2ー蓼科保養学園の思い出1ー』蓼科での生活の想い出を綴ると言いつつ何か
秋刀魚の味を観た。小津安二郎の遺作は何度目かの再見だが、やはりこの歳で見ると感想はずいぶん違う。初見では岸田今日子と軍艦マーチが好きになれずに、本編に入っていけなかったが、時間が止まったままの東野英治郎と杉村春子親子を見た笠智衆が恐怖し、娘の縁談を慌てて進めていく後半は、やはり見事だ。いつの時代でも歩みを止めてしまった国家や人にはそれ相応のしっぺ返しが来るし、それは決定的だったりする。この哲学的な一点を"日常生活の積み重ね"で観客に染み込ませる傑作。その独特すぎる撮影方法に世界中の映画人が魅了さ
蓼科高原無芸荘セミナーいつも地元の名士から故・小津安二郎監督と画家小堀四郎のことを聞いていた蓼科で農耕生活をしながら絵を描いていた画家小堀四郎は森鴎外の次女杏奴(あんぬ)と結婚しその間に生まれたのが小堀欧一郎先生東大の医学部、森鴎外の孫ということで帯津良一先生もよくご存じだった蓼科日記抄Amazon小津安二郎監督、脚本家の野田高梧は蓼科生活の一番の楽しみとして日に何度となく蓼科の疎林を散歩したそうだ小津の散歩道スタート
CAST:ジョン・チョウ、ヘイリー・ルー・リチャードソン、ミシェル・フォーブス、他「東京物語」などの名匠・小津安二郎作品の脚本などで知られる野田高悟にちなみ、名乗るココナダ監督のデビュー作。講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うためコロンバスにやってきたジンと、薬物依存症である母親の看病もあり、地元の図書館で働くケイシー。ひょんな事から出会った2人は建築について語り合ううち・・・・(2017米)1時間43分モダニズム建築の宝庫といわれる、インディアナ州コロン
1/5(水)@池袋新文芸坐にて秋刀魚の味1962年|日本|113分監督:小津安二郎脚本:野田高梧、小津安二郎出演:笠智衆、岩下志麻他男やもめの初老の男(笠智衆)が娘(岩下志麻)を嫁に出す話小津安二郎作品初鑑賞そしてこの作品が遺作なのだそうズームしたりパン(スライド移動?)したりといった動きはいっさいなく固定されたカメラでローアングル演者たちの台詞まわしも棒読みというわけではない
「歴史秘話ヒストリア小津安二郎」というNHK番組が気になって録画設定した。2020/09/12.NHK総合。以下「こいもうさぎのブログ」から引用日本国内の評価は「退屈な映画」と散々だった小津さんの作品は、映画評論家からの評価は高かったものの、一般的な評価はそれほど高くなく、小津さんが所属されていた「松竹大船撮影所」の若手スタッフでさえ、いつも同じような映画を作る老成した巨匠くらいにしか考えていなかった人も多かったそうです。(戦後は、日本的な伝統美ばかりを撮っていたため、
“小津”監督の遺作である“秋刀魚の味”‥に関するふーにゃんの過去のブログをリプログしたい‥と思います。関する‥と書いたのは、作品そのものについて書いたブログでは無かったからです。でも、それを踏まえてもう1度この作品を観賞して貰えれば、より楽しく観賞出来るでしょう?因みに、映画のタイトルは“秋刀魚の味”‥となっていますが、本編に一切“秋刀魚”‥は登場しません。その事について聞かれた、“小津”監督は、インタビューに、“秋に公開するからそうした‥”‥と素っ気な
今日は雨が降ったり止んだりと、不安定なお天気だった原村。そんな中、原村の友人と蓼科にある『新・雲呼荘』(しん・うんこそう)へ行ってきました。山が雲を呼び、雲が人を呼ぶ脚本家/野田高梧がそんな願いを込めて蓼科に開いた『雲呼荘』。″うんこそう″の呼び方は野田高梧の洒落でもあるのでしょうね。『新・雲呼荘』は、かつての雲呼荘に残された様々な資料を保管・公開しています。野田高梧は『愛染かつら』や小津安次郎の『晩春』、『東京物語』、『東京暮色』などの映画のシナリオを手掛けた脚本家
【予告編:3分15秒】https://youtu.be/kp2S77LARkg【概要:Wikipediaよりの引用(→☆)】これまでに小津安二郎監督が一貫して描いてきた、妻に先立たれた初老の父親と婚期を迎えた娘との関わりを、娘を嫁がせた父親の「老い」と「孤独」というテーマと共に描かれている。また、笠智衆演じる父親と中村伸郎、北竜二演じる友人たちとの応酬が喜劇味を加えている。主演の笠は孤独な父親を見事に演じたほか、娘役の岩下志麻も快活な演技を披露し、これまでの小津作品とは違った味わいを醸し
蓼科日記抄Amazon小津安二郎監督、脚本家の野田高梧のお二人は蓼科生活の一番の楽しみとして日に何度となく蓼科の疎林を散歩したそうです。無藝荘(むげいそう)はもともと、世界遺産に登録された富岡製糸場を作り養蚕、生糸で有名な豪商片倉家のものでした。無藝荘(むげいそう)という点から「小津の散歩道」という線が生まれ、蓼科は”小津映画の聖地”として伝説になろうとしています。”一本桜”は小津監督が仕事に行き詰まった時に訪れた場所で、監督の映画のテーマである
”よるのどうぶつえん”を見て市民館の建物に戻る時階段の横にこんなオブジェが置かれているのを見つけました。尖り石遺跡にある縄文のビーナスと仮面の女神のレプリカ。茅野市民館は、JR茅野駅の駅ビルと渡り廊下で繋がっています。車は駅ビルの駐車場に入れるのでこちら側から入ったことがありませんでしたが考えてみればこちらが正面。茅野の顏とも言える土偶達が置かれているのは当然と言えば当然です。駐車場に戻ろうと渡り廊下を通って駅ビルに入ったところでまたまた、こんな物が目に飛
「東京物語」のコンビ、野田高梧と小津安二郎が脚本を書き、同じく小津安二郎が監督、「水郷哀話娘船頭さん」の厚田雄春が撮影を担当した。主なる出演者は「乱菊物語」の池部良、「チャッカリ夫人とウッカリ夫人(夫婦御円満の巻)」の淡島千景、「君美しく」の高橋貞二、「白い橋」の岸恵子、「若き潮」の笠智衆、田浦正巳、「彼奴を逃すな」の宮口精二(文学座)、随筆家の菅原通済など。通勤電車で顔なじみの丸の内勤務の男女が織りなす哀歓に満ちた人間模様。一児を亡くしてから妻との関係に隙間風が吹く杉山とそんな彼を愛する現
「早春」以来、久々に登場する小津安二郎、野田高梧のコンビが執筆した脚本から小津が監督した話題作。父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。撮影は「あなた買います」の厚田雄春。主演は「白磁の人」の有馬稲子、「大番」の原節子、「暴れん坊街道」の山田五十鈴、「顔(1957)」の笠智衆。ほかに「情痴の中の処女天使の時間」の高橋貞二、「近くて遠きは」の杉村春子、「正義派」の田浦正巳、それに山村聡、信欣三、中村伸郎、宮口精二、浦辺粂子、三好栄子、藤原釜足、増田順二、長岡輝子のヴェテラン。菅原通済が特別
「麦秋」に次ぐ小津安二郎作品。脚本は「麦秋」と同じく野田高梧との協力によって書き、撮影は例のように厚田雄春が担当。出演者は、最近「離婚」で共演した佐分利信と木暮実千代に、「華やかな夜景」の津島恵子、「郷愁」の三宅邦子と笠智衆、「東京騎士伝」の鶴田浩二、「お景ちゃんと鞍馬先生」の淡島千景、「母の山脈」の柳永二郎と設楽幸嗣の他に、元松竹の女優小櫻葉子で現上原謙夫人の上原葉子と、随筆家として知られた石川欣一氏が特別出演している。この作品とは、初めて観るのに等しいくらい縁遠くなってしまった。映像的には
【予告編:1分01秒】【あらすじ:MovieWalkerよりの引用(→)】定年も過ぎて今は監査役の地位にある銀行勤務の杉山周吉(笠智衆)は、都内雑司ケ谷の一角に、次女の明子(有馬稲子)と二人静かな生活を送っていた。長女の孝子(原節子)は評論家の沼田康雄に嫁いで一人娘もあり、あとは明子の将来さえ決まれば一安心という心境の周吉だが、最近では心に影が芽生えていた。それは明子の帰宅が近頃ともすれば遅くなりがちで、しかもその矢先長女の孝子までが沼田(信欣三)のところから突然子供を連れて帰ってきた
【あらすじ:Wikipedia(→☆)及びMovieWalker(→★)よりの引用】妙子(木暮実千代)が、会社員の佐竹茂吉(佐分利信)とお見合い結婚してからもう7-8年になる。信州の田舎出身の茂吉の質素さが、上流階級の洗練された雰囲気で育った妙子には野暮にしか見えず、初めから生活態度や趣味の点でぴったりしないまま今日に至り、そうした生活の所在なさがそろそろ耐えられなくなっていた。妙子は、学生時代の友人たちである雨宮アヤ(淡島千景)、黒田高子(上原葉子)、姪っ子の山内節子(津島恵子)らと茂吉
第一回の坂本武のプロデュースで、広津和郎原作の「父と娘」より「女性の勝利」の野田高梧と「風の中の牝鶏」小津安二郎が協同脚色して、小津安二郎が監督に当る。キャメラは「風の中の牝鶏」と同様に厚田雄春が撮影に当る。主演には「森の石松(1949)」の笠智衆「青い山脈(1949)」「お嬢さん乾杯!」の原節子の他に、「朱唇いまだ消えず」の杉村春子、「君待てども」の宇佐美淳、「深夜の告白」の三宅邦子「恋の十三夜」の月丘夢路、「君待てども」の三島雅夫をはじめ、坪内美子、桂木洋子らがそれぞれ助演する。もし自分に