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Excelの表データ中の特定セルを参照するなら、そのアドレス(セル番地)を指定して参照します。でも、表データの最終行の行番号やそのデータを知りたいときはどうでしょう。表データのサイズが固定的であればその最終行の行番号もすぐに分かりますが、表データ内のデータ数が増減するものであれば、その最終行の行番号も変化します。今回は、表データの最終行の行番号やそのデータを取得する方法を考えてみたいと思います。(1)COUNT、COUNTA関数を使う下図のような在庫管理表を例にしてみます。この
Excelと同じようにGoogleスプレッドシートにもテーブル機能があることは、「Googleスプレッドシートテーブル機能が追加された」記事でご紹介しました。その記事では、スプレッドシートのテーブル機能について、ざっと概観してみました。今回は、「テーブル参照」にスポットを当ててみます。スプレッドシートのテーブル参照は、Excelの「構造化参照」と同様なものと考えてよいでしょう。テーブル参照は、数式内でテーブルまたはテーブルの一部を参照するのに、テーブル自体の名前や項目名などを使います
「Excel配列数式」記事でご紹介した「配列数式」は、Googleスプレッドシートでも使えます。スプレッドシートで配列数式を扱う「ARRAYFORMULA」関数が用意されていますが、その説明の前に配列の扱いについてお話しておきます。配列とは、複数の値を並べてひとまとめしたもので、Excelやスプレッドシートでは値を含む複数のセルをまとめたものです。例えば、スプレッドシートのA1セルに「={1,2,3,4,5}」と入力すると、A1~E1セルにそれぞれの値が順番に入力されます。(下図)
データ表を作り始めたときは縦の項目と横の項目はそれで良いと考えていたものの、その後データが増えてきたり処理のしやすさなどを考えていくと、縦の項目と横の項目を入れ替えたいという思いも出てきます。例えば、小さいですが下図のような表データがあるとします。この表では1行めの項目行には「1月」~「6月」が、そしてA列には「電気」~「ネット」という費目が入力されています。この表について行と列を入れ替える方法を以下にご紹介します。(1)貼り付けオプション「行/列の入れ替え」を使う上図の表(
表データを入力していくとき、表の左側に「No.」とか「会員番号」とかの列を設けることが多いですね。この番号(連番)を振る方法をいくつかご紹介します。(1)フィルハンドルをドラッグA2セルに「M001」、A3セルに「M002」と入力、A3セルを選択してその右下に表示されたフィルハンドルを下方向にドラッグします。(下図)なお、A2セルに「M001」と入力し、A2セルを選択してフィルハンドルを単に下方向にドラッグしても、[Shift]キーを押しながらドラッグしても、あるいはフィルハンドル
「Googleスプレッドシート関数」記事の中でご紹介した「Googleスプレッドシートの関数リスト」ページに474個の関数が列記されています。そのほとんどは、Excelの関数と同様に使えるものが多いですが、中にはGoogleスプレッドシート独自の関数があります。それらは、「Google」「パーサー」「Web」というカテゴリで見ることができます。今回は、そのうち「Google」関数について見ていきます。現時点で、以下の7つのGoogle関数が提供されています:名前構文説明
先回の「Excelベクトル演算」に続いて、今回は“行列”に対する演算をいくつか見てみましょう。Excelのシートには「行」と「列」で表わされたセルに数値などが格納され、あるセル範囲に入力されたものが「行列」と見做せます。ベクトルは、一行または一列に並んだセル範囲として表わすことができますが、行列は(一般には)m行×n列のセル範囲として表わすことができます。例題として、下図のように3行2列の行列Aと2行3列の行列Bを使ってその積を求めてみます。行列の積をするときは、次のル
“ベクトル”と聞くと「高校の数学以来やったことがない」という方が多いかもしれません。でも“配列”という表現なら、Excelとの関わりがイメージしやすいかもしれません。「Excel配列数式」記事で触れたように、「配列」とは、複数のセルの集まりです。そして「配列数式」は、「配列」に対して1つの数式を作成する式です。新しいバージョンのExcelではそれをさらに拡張した「動的配列数式(スピル)」機能も備え、配列に対する演算、配列を戻り値とする関数などを拡大させています。スピルについては「
2019年にOffice365のExcelに実装された革新的な機能としてスピルがあります。数式を入力したセルから結果があふれて隣接したセルにも出力されるのがスピルです。今までは数式を入れたセルにしか結果を出せませんでしたが、スピルでは隣接するセルにまで結果が表示されます。この革新的なスピルとは何か、その概要について説明します。以下で、「従来」または「旧」と呼んでいるのはスピルしないエクセルを指しています。スピルって?スピルを説明するには、まず配列についての
前回「Excelスピル(1)」では「スピル」という機能についてご紹介しました。今回は、「スピル」に関する注意事項を少しご紹介します。まず、前回の途中に書いたことと重複しますが、「動的配列数式(スピル)」で算出された領域(以下、「スピル範囲」)に文字や数値を入力すると「#SPILL!」エラーとなります。(下図)上図は、D4~D9セル範囲がスピル範囲ですが、その中のD5セルに数値を入力してみたときのものです。ただし、スピル範囲全体に値貼り付けすることは可能です。例えば、B4~B9セ
Microsoft365版Excelに実装された「スピル」という機能についてご紹介します。現在では、他にWeb版Excel、モバイル版Excel、Excel2021でも利用できます。普通の数式や関数は、入力したセルに1つの結果を出力しますが、「スピル」は、1以上の値(配列)が入力セルに隣接するセルにまで結果を出力します。英語「spill」は「(容器から)こぼれる」「溢れる」という意味で、複数の結果が入力セルから溢れ出て隣接セルにまで出力することを指しています。先の「Excel
過去に「Excel九九表を作る」記事の中で、少しだけ触れた「配列数式」について改めてご紹介します。「配列」とは、複数のセルの集まりです。「配列数式」は、「配列」(複数のセル)に対して1つの数式を作成する式です。この説明だけではピンと来ないので、例を示しながらご紹介します。下図のような表データがあり、これらの商品の単価×数量の合計を求めてみます。よくやる方法としては、D列にそれぞれの商品の単価×数量を個々に求めておき、それらの合計を求める、というものですね。これを「配列数式」では
先の「ExcelXLOOKUP関数(1)」でご紹介した「XLOOKUP」関数と同様、Excel2019(永続ライセンス版)では使えず、Office365やWeb版Excelで使える関数の中に「FILTER」関数があります。「FILTER」関数は、「Excelフィルター(1)」の回にご紹介したフィルター機能を“関数”にしたような感じです。ある配列(セル範囲)の中でフィルター条件に合致するデータを返してくれるわけですが、それなら「VLOOKUP」や「XLOOKUP」関数でできるのでは?
Excelのセルに数値や文字列を入力して確定するには[Enter]キーを押しますね。[Enter]キーを使った操作が他にもいくつか用意されています。今回は、[Enter]キーを使った操作をまとめてご紹介します。(1)既定では、セルに入力後[Enter]キーを押すと、内容が確定され、すぐ下のセルがアクティブとなります。(オプション設定で右隣のセルに移動するようにもできます。)また、数式バーでは数式の入力の確定にも使われます。なお、セル範囲に次々とデータを入力するなら、そのセル範囲
今回はExcelでのいろいろな機能や関数などを使って「九九表」を作ってみます。下図のような表を用意しました。このB2~J10セル範囲の各セルに縦(A2~A9セル)と横(B1~J1セル)とを掛けた値を表示しようという訳です。これにはいくつか方法が考えられます。思いつくままに4つだけご紹介します。(1)オートフィルを使う「オートフィル」については「Excelオートフィル(1)」「Excelオートフィル(2)」でご紹介しています。①B2セルに「1」、B3に「2」、C2
今日はお仕事お休み。好きな色を選べる方式花柄不織布マスクの在庫管理をするための関数組み合わせ式を家でやってみたのですが一つのセルに「イチゴミカンリンゴリンゴブドウ」と入力されていた場合リンゴが何回出てくるかをカウントしたいわけです。関数の組み合わせでこれを計算するのですが家でやってみてできたので職場のメールに送信。職場で開いてみると、その状態では計算できているのに範囲を実際の注文データに修正するとエラーになってしまう。大カッコが消えちゃう。なぜだー?家でできるとい
先回の「ExcelMATCH関数」でご紹介した「MATCH」関数と組み合わせて使われることが多い「INDEX」関数についてご紹介します。「INDEX」関数は、セル範囲の中で指定した行と列の位置にあるセルを取得します。書式はINDEX(配列,行番号,列番号)です。もし「配列」(対象とするセル範囲)が1行または1列であれば続く「列番号」または「行番号」は省略できます。先回も使った下図の表データを使って試してみましょう。A12セルに「=INDEX(B2:B10,3)」と入
数式で語る椿の花弁の配列に宇宙の規則性
読者の皆様、こんばんは☆゚・+:.。.コバワァヾ(・ω・★)mです昨日のデイケアで、今日はお疲れモードでした。(*´∀`;)でも午前中に、ハロワで打ち合わせを予定していたので、それは無事に行けました午後からはフォロワーさんのブログをサーフィンして、ゆっくり休んでいました゜+.゜.(★´∀`*)゜+.゜昨日はExcelの配列関数を学習していました。明日は配列数式の復習をして、ネットで理解しやすいサイトのページをググって印刷します。MicrosoftOffice
こんにちは、パソコンインストラクターの川上雄大です。今回の記事はエクセルのお話を。例えば、こういった表があって、「氏名1」欄が「田中」さんで、「氏名2」欄が「安田」さんで、「氏名3」欄が「森」さんの行の位置はいくつなのか?といった複数の条件で行の位置(表内の)が知りたい、というケースです。まず相対的に位置を調べるにはmatch関数がいいですね。書式MATCH(検査値,検査範囲,照合の種類)検査値(必須)検索する値またはセル参照を指