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もう黙っちゃいられねぇ――。昭和47(1972)年5月6日(土曜)、密命うけた5人のヤング江戸っ子が悪徳与力や岡っ引をむこうにまわし事件捜査に大活躍する時代劇お祭り銀次捕物帳(フジテレビ)の番宣広告。主人公のお祭り銀次(あおい輝彦)をはじめ、みみづくの安五郎(田辺靖雄)、絵かきの藤四郎(渡辺篤史)、蘭学の小次郎(内田喜郎)、くじゃくのおみつ(中山麻里=真理)と、5人の若者たちが、活躍する時代劇のようだ。おやじ太鼓の親子(進藤英太郎&あおい輝彦)がまたも
教会で通子(岸恵子)は平太(森昭治)を見つけて、「坊やのおうち?」。「僕、ハト」と答える平太は鳥の鳴き声を口笛と指笛で再現してみせ、オルガンを弾いてくれと通子に言う。戻ってきた神父の八杉(伊藤雄之助)に自己紹介する通子。平太は息子なのかと八杉に問う彼女。ここは自分の家かと神父に問われて、平太は「僕、ハト」。鳥の鳴きまねをしてくれたと通子が言うと、平太に気に入られたのだと八杉。平太は「『動くハト』を教会に持ってくる」と言い続けており、「自然に対してだけ魂が燃え上がる」「異常児童」で、鳥や獣と
昭和二十九年公開。監督は小林正樹。当時の軽井沢と浅間山の風景が確認できる。話は少々複雑にできていて、神父と平太、平太と両親、郁二郎の母と養父母、通子と信之、神父と町子の関係がからみながら進んでいく。二時間近い長編だが、「愛のよろこび」を語るのが甘ったるく、さらに子どもの不幸を描く映画でたいへん苦手…。ミルノガツライ。*****乗合馬車に乗るふみ(望月優子)が亡夫を思い出して泣き出す。馬の背には横笛を吹く息子の郁二郎(細谷一郎)。口減らしのために預けられるのだ。馬車には里見通子(岸恵子)と恋
Theater𝑹𝒆𝒏𝒅𝒆𝒛𝒗𝒐𝒖𝒔【2026-No.13】𝐎𝐬𝐚𝐤𝐚𝐄𝐥𝐞𝐠𝐲浪華悲歌日本71分1936年©松竹(第一映画社)1936社会の底辺に生きる女性の悲哀を数多く描いた監督・溝口健二と脚本家・依田義賢の初コンビ作。この「浪華悲歌」と先日鑑賞した「祇園の姉妹」は、共に第一映画社が1936年に製作した関西を舞台とする現代劇であり、どちらも勝気な主人公に山田五十鈴、その相手役に梅村蓉子が配されていることから、個人的には二部作と考えて好いようにも感じられる
Theater𝑹𝒆𝒏𝒅𝒆𝒛𝒗𝒐𝒖𝒔【2026-No.10】𝐒𝐢𝐬𝐭𝐞𝐫𝐬𝐨𝐟𝐭𝐡𝐞𝐆𝐢𝐨𝐧祇園の姉妹日本69分1936年©松竹(第一映画社)1936余りに素晴らしい映画過ぎて言葉がない。元々は95分の作品ながら、一部フィルム消失によって短縮されたヴァージョンにもかかわらず、この見事な出来栄え。完全版を目にすることが叶わぬのは、映画芸術界隈において痛恨の極みだ情に厚い昔気質の姉と男本位の旧態依然とした価値観に疑問を呈す現代的な妹を巡る関係性は、新旧芸姑
東京が爆撃にさらされていた頃、武蔵野にある先祖代々の家で暮らす宮地信三郎(進藤英太郎)と妻の民子(平井岐代子)が娘、道子(田中絹代)らを案じているところへ、焼け出された道子と夫の秋山忠雄(森雅之)がやってくる。武士の血を引く道子と、農家出身で大学教授の忠雄。敷地内の別棟に住むのは大野富子(轟夕起子)と夫で道子の従兄、英治(山村聡)。彼らは二人を歓迎する。*****道子が配給品を持ち帰ってくる。自殺用の青酸カリだった。「連合軍はそんな野蛮な連中じゃないよ」と忠雄。信三郎と彼、そして道子が敷地内
清盛(高堂国典)が彼女を探し回っている間は難しいが、それが緩めばすぐに故郷へ帰れと小式部(山田五十鈴)に伝えるように弁慶(岡譲二)が三郎(小高まさる)に言う。おまけに、太刀獲りの邪魔になるから自分の前には現れないこと、そして三郎も用事以外で彼女とは話すなと言うではないか。そう三郎から聞いた小式部は助けられた恩を思って悲しむ。刀を見つめる弁慶だが、小式部の顔が浮かんでくるのだった。六波羅へは戻らないでくれと小式部に懇願する三郎。*****清盛はもはや白拍子の舞も楽しめず、右大将の宗盛(佐山亮)
戦時下に製作された映画であり、「征かぬ身はいくぞ援護へまっしぐら」との画面で始まるのだ。監督は「白蘭の歌」や「熱砂の誓ひ」の渡辺邦男。山田五十鈴、黒川弥太郎、高峰秀子は特別出演の扱いになっている。「たばかった覚えはない」と陰陽師の晴雲が言う。たばかる=だます。*****大勢の白拍子に舞わせて宴に興じる太政大臣、平清盛(高堂国典)はそのうちの一人、小式部(山田五十鈴)が気に入り、盃を取らすと言うが、彼女はそれに従わず、一人で舞い始める。*****武蔵坊弁慶(岡譲二)は世の乱れ、民衆の苦し
Theater𝑹𝒆𝒏𝒅𝒆𝒛𝒗𝒐𝒖𝒔【2025-No.57】𝐒𝐚𝐧𝐬𝐡𝐨𝐭𝐡𝐞𝐁𝐚𝐢𝐥𝐢𝐟𝐟山椒大夫日本124分1954年Photo:viaIMDb自身が決して恵まれてはいない家庭環境で育ち、喰うや喰わずの状態なども体験した溝口健二が、その作品において、芸姑や娼婦を始め謂わば社会の下層部で生きる人々の姿を数多く描いたのは、或る意味必然だったとも云える。由緒正しき家柄に生まれた兄妹が、人さらいの手に落ち、奴隷として虫けらの如き扱いを受け辛酸を嘗める様子を中心に、自由・
ラピュタ阿佐ヶ谷祝瀬川昌治生誕100年乾杯!ご機嫌全員集合!!より製作:東映監督:瀬川昌治脚本:井出雅人瀬川昌治撮影:山沢義一美術:北川弘音楽:木下忠司出演:谷啓伴淳三郎進藤英太郎白川由美三木のり平京塚昌子小川知子山城新伍南利明丹波哲郎1967年9月18日公開アジア電機の新社長に就任した峯岸(進藤英太郎)は、業績不振の会社にテコ入れをすべく徹底的な合理化を図ろうとしていました。そんな彼には、密かに競馬場に通い馬券を
また新緑の季節。慎之助(堀雄二)とお静(乙羽信子)の夫婦とお遊(田中絹代)が行楽にやってくる。散策していて足が疲れたお遊を「あんさん、負うたげなさい」とお静。料亭でお遊と慎之助は他愛ない遊びでてんごするが、女将(小松みどり)は二人を夫婦だと勘違いするほどであった。笑うお遊は、「二人でいちゃついて(女将に)見せたげるとええのや」と言うが、お静は「よろしいがな、間違わしといたら」。なおも言い張るお遊に、「ひつこいな、姉さんも!冗談はやめといてほしい」と怒りだす。しかしお静の気持ちを察せていないお遊
帰宅したおもちゃ(山田五十鈴)は古沢(志賀廼家弁慶)に、酔っぱらった聚楽堂(大倉文男)を送っていくのに苦労したと言い、彼の機嫌を取りながら追い出しにかかる。五十円だけを渡して、故郷へ帰れと。自分が厄介者だとわかっている古沢は、梅吉(梅村蓉子)の帰宅前にそのまま出て行く。そして古沢は番頭だった定吉(林家染之助)と支那そばの屋台の前でばったり出会う。みんなが心配していたと言う定吉。追い出されたが五十円を得た古沢は定吉を飲みに誘う。帰宅した梅吉に妹は、理由はわからないが古沢は急に出ていったとだけ
「浪華悲歌」を見たから、同じ溝口健二監督で、同じ昭和十一年公開のこっちも見んわけにはいかんやろ。山田五十鈴、志賀廼家弁慶、梅村蓉子、進藤英太郎、滝沢静子など、役者さんも重なってるしな。京都が舞台ならなおさらや。ほんまはもっと長い映画やったらしいけど、現存してるのんは自分が見た六十九分ほどのもの。突然終わってしまうような感じは否めず、残念。*****古沢新兵衛(志賀廼家弁慶)が主人の木綿問屋では骨董品の競売が進み、彼と番頭の定吉(林家染之助)は残念がる。夫婦で故郷へ帰ることになっていたが、妻
具合の悪い麻居(志賀廼家弁慶)のために往診に来た横尾(田村邦男)だったが、アヤ子(山田五十鈴)と暮らす別宅ではなく、本宅へ来てしまい、今度こそすみ子に夫とアヤ子との関係が発覚してしまう。*****結婚したい人がいるが、その人に麻居とのことを話すべきかとアヤ子がアパートのおばさん(滝沢静子)に問うと、おばさんは好き同士ならわかってくれるはずだと言う。決心して西村(原健作)に会いにいくアヤ子は駅で妹の幸子(大倉千代子)とばったり会うが、無視しようとする。そして妹から弘(浅香新八郎)が学費のこと
昭和十一年に公開された映画。溝口健二の代表作の一つとして知られているらしい。偶然見つけたのだ。山田五十鈴、もう主役である。志賀廼家弁慶の関西弁はちょっと危なっかしい。進藤英太郎のはもっと危ない。人形浄瑠璃の舞台が映る場面で床本に書かれている(桂米朝によると、かなりでかい)文字が見えたりする。劇場(四ツ橋文楽座)と演目(野崎村)を特定している情報もあるが、元の情報がどこにあるのかは知らない。*****使用人にとにかく口やかましい道修町の製薬会社社長、麻居惣之助(志賀廼家弁慶)は帰宅が遅く「
「風と女と旅鴉」(1958)反抗する若者を描いたモノクロ時代劇をU-NEXTで観ました。初見。監督は加藤泰。予告編はありません。ヤクザ者の銀次(中村錦之助)が10年ぶりに故郷に帰る道中で、刈田の仙太郎(三国連太郎)という男と知り合います。一匹狼どうしで一緒に歩いていると、故郷方面から年貢の千両箱を輸送していた岡っ引き(殿山泰司)たちが彼らを野盗と間違えて一目散に逃げていきます。仕方なく、現場に置いていった千両箱を故郷に届けることにした2人。しばらくして、強盗被害の一報を受け
山下(菅井一郎)から呼び出され、仕方なく急いで団栗橋を渡っていく君蝶(京マチ子)。橋の東側に屋台を出していたのは、彼女が捨てた笠間(殿山泰司)だった。彼女はそこでコップ酒を飲み干す。*****伊勢浜(進藤英太郎)とのことに気づいている山下は、自分で店を始めることを考えていて二万円を君蝶に無心する。彼は君蝶のために店のカネを使いこんでいたことがばれて解雇されていた。煙草をふかしながら、「けったいな言いがかりつけんといておくれやすな。ほたら、うちら、まるで悪もんのように聞こえまっしゃん」。そこは
「つくづく嫌になった、こんな世界が」と妙子(藤田泰子)と団栗橋を歩きながら孝次(小林桂樹)が言う。鴨川の河川敷に降りて、妙子が家を出るから同じようにしてほしいと孝次に頼む。しかし養子である孝二にとってそれは簡単なことではなかった。貞操を奪おうとする孝次に結婚を約束してくれと彼女は言うが、彼は「いいじゃないか、そんなこと」。「卑怯者」と妙子。*****ダンスホールでは「祇園ブギ」が歌われ、踊りながら君蝶(京マチ子)が山下(菅井一郎)に二十万円を用立ててほしいと言う。渋る山下に君蝶は「もうよろし
BS松竹東急260chで放送している「おやじ太鼓」。今日ようやく見られたけど、もう16話。😭でも、今日の回を見たおかげで「高円寺のおばちゃん👵」について、長年の謎が解けました。彼女は、おやじの亡くなった兄の妻、つまり義姉だったんですね。未亡人で家族が無く、アパート経営者で気楽な身分。で、しょっちゅうおやじの家を訪ねてくる。👇️うちのテレビが白黒だったので、このドラマも白黒だとばかり思ってましたが、カラーだった!😲←ググったら12話からカラー化されたそうです。👇️田園調布駅?👇️「高円寺
「偽れる盛装」1951年1月13日公開。戦前の大ヒット作『祇園の姉妹』のオマージュ。第25回キネマ旬報ベスト・テン第3位。受賞歴:第5回毎日映画コンクール監督賞、脚本賞、美術賞、女優演技賞(京マチ子)第1回ブルーリボン賞撮影賞第4回日本映画技術賞(水谷浩)脚本:新藤兼人監督:吉村公三郎出演者:京マチ子、藤田泰子、村田知英子、滝花久子、柳恵美子、橘公子、小林桂樹、河津清三郎、菅井一郎、進藤英太郎、殿山泰司、三好栄子あらすじ:靜
タイトル黄門社長漫遊記公開年1962年監督小石栄一脚本大和久守正主演高倉健制作国日本出演者水戸耕苹(進藤英太郎)平和インスタント食品本舗会長佐々助三郎(高倉健)平和インスタント食品本舗九州支社の社員渥見格也(今井俊二)平和インスタント食品本舗社員春日つぼみ(三田佳子)佐々の恋人吉田仙子(筑波久子)豊臣食品のスパイたい子(神楽坂浮子)徳山家道(柳沢真一)平和インスタント食品本舗社長豊臣社長(殿山泰司)豊臣食品の社長毛沢山(桂小金治)中国の社長本作は、
『一心太助天下の一大事』映画トーキー91分カラー東映スコープ昭和三十三年(1958年)十月二十二日公開製作国日本製作言語日本語製作会社東映京都企画辻野公晴小川貴也脚本鷹沢和善撮影坪井誠音楽鈴木静一美術鈴木孝俊録音野津裕男照明和多田弘編集宮本信太郎助監督山崎大助出演中村錦之助(一心太助徳川家光)中原ひとみ(お仲)櫻町弘子(お
『女優』映画トーキー十巻115分白黒昭和二十二年(1947年)十二月九日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝製作松崎啓次脚本久板栄二郎衣笠貞之助撮影中井朝一美術平川透徹録音安恵重遠音楽早坂文雄演出補佐藤原杉雄照明平田光治音響効果三縄一郎編集坂東良治出演山田五十鈴(松井須磨子こと小林正子)土方与志(島村抱月)河野秋武(小林春吉)伊豆肇(水島哲夫)沼崎勲夫(倉本寿一)志村喬(倉本源四郎)
-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be
「忠臣蔵櫻花の巻・菊花の巻」(1959)当時の東映スター総出演の忠臣蔵をU-NEXTで観ました。初見。監督は松田定次。予告編はコチラ。付届のショボさで不機嫌になった吉良上野介(進藤英太郎)の陰湿なハラスメントに耐えかねた浅野内匠頭(中村錦之助)がブチ切れて、吉良を殿中で斬りつけてしまいました。浅野は即日切腹、領地は没収、お家は断絶という厳しいペナルティを受けた播州赤穂藩。一方の吉良はお咎めなしとなったため、政道の過ちを正すべく、大石内蔵助(片岡千恵蔵)を中心とした元赤穂藩
『仇討』Revenge映画トーキー103分白黒昭和三十九年(1964年)十一月一日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東映京都配給東映製作大川博企画岡田茂小川三喜雄本田延三郎脚本橋本忍撮影中尾駿一郎照明和多田弘録音野津裕男美術鈴木孝俊音楽黛敏郎編集宮本信太郎助監督平山亨記録梅津泰子美粧林政信結髪桜井文子擬斗足立伶二郎進行主任片岡照七出演中村錦之助(江崎新八)丹波哲郎(奥野
小生の少ない語彙で言い表そうとすると「鬼気迫る演技」ということ。中村錦之助の演技を見ながら、「蜘蛛巣城」の三船敏郎を思い出したりした。テレビドラマとわかめラーメンでしか知らない石立鉄男がずいぶん違うのだ(左)。石立鉄男だと気づくのも容易ではない。それは「愛の渇き」でも同じ(右)。*****高札には「討手奥野辰之助」「仇人江崎新八」と書かれている。桔梗ヶ原には足軽差配の西田三郎兵衛(信欣三)が定法通りに入念に準備した仇討ち場が設けられ、大勢の見物人が見込まれている。目付の小川光兵衛(三島雅夫
なんでも、力道山生誕100年ってことらしく、衛星劇場チャンネルで力道山主演の映画を放送しだしました。最初に放送されたのは、「激闘」という映画で、力道山でない役を演じたアクション物。今日録画したのを見たのが「純情部隊」こちらは力道山とリンクした話で、「光田」という役名でスタート。戦時中の話で、関取ながら応召された二等兵役。向かって左は上官役の東千代之介、これはいい上官。二等兵仲間。進藤英太郎、おお!「おやじ太鼓」!!こちらはディックミネ。もうこのへんになると、あっしも名前くらいしか
タイトル二発目は地獄行きだぜ公開年1960年監督小沢茂弘脚本松浦健郎主演片岡千恵蔵制作国日本出演者月の輪熊次(片岡千恵蔵)キッドの謙(高倉健)暴れ牛のツノ吉(進藤英太郎)流れ星の竜三(江原真二郎)篠勝男(山形勲)純子(佐久間良子)マキ(中原ひとみ)本作は、片岡千恵蔵主演の現代劇、「地獄・シリーズ」の第3弾で、片岡御大が演じる二丁拳銃の凄腕流れ者が、悪党相手に大暴れする。このシリーズは最初無頼漢と思っていた片岡御大が、実は潜入捜査官だったというパターンが