ブログ記事107件
『風景スケッチは好きなんだけど、建物があると急に子供の絵(子供に失礼?)になっちゃう…。』という声を、しばしば耳にする。建築関係者のように日頃“建物”を観ている人は別として、パースペクティヴ的な見方や考え方がなくても生活には一切影響はないので、いきなり“目の高さを意識する”といわれてもとまどうばかりだろう。私は、パースが苦手な人が一生懸命勉強して建築物をしっかり描けるようになることは素晴らしいことだと思う。反面、建築にあまり興味がわかない人がわざわざパー
パースの描き方、パースでの約束事などをこれまで解説してきましたが、再度わかりやすく初めての方を対象にわかりやすく初歩の手描きパースを解説します。まずは簡単な壁をモチーフに進めます。では壁一枚描いてみましょう。壁は全く単純な形です。簡単な作図になりますがパースの約束事やコツが色々と見えてきます。侮るなかれ壁一枚です。この壁の作図を何回かに分けて解説していきます。凡そパース画のイメージがつかめると思います。壁を描くその1単純な形なのでその形は簡単に想像ができイメージが浮かぶと思います。
最近、『西画指南後編』の原書を特定することができたので、紹介します。目次『西画指南後編』とはそっくりなフランス語の本が見つかったオランダ語訳が見つかった図の比較オランダ語訳の第2版が原書「特距離點」「頭集點」が主消点「ヲナルト・ヒンシー」人名、ラパヱルスの画学校原書を日本に持ち込んだ人は?まだ分からないこと目次を開く『西画指南後編』とは『西画指南後編』は、1875年に出版された日本で最初の本格的な透視図法の解説書で
先日の講評会で『影の消失点は、光源ではなく、光源直下の目の高さ(地平線/水平線)にある』と説明したところ、皆さん"目が点"だったので、作図してみた。※便宜上、光は太陽光(平行光線)とし、透視図法のルールに従って描いた。※光源が真上の場合は影はなくなる。《直方体の場合》《円柱の場合》影を描く際、毎回こんな面倒なことをする必要はない。ただ、陰を描く時に頭の隅で少しだけ意識するかしないかで結果は大きく違うと思う。『影なんか、最後
こんにちは(*^^*)ご訪問ありがとうございます前回載せた幅を狭めて一部縫い直した浴衣。やはりどうも衿の形自体が微妙なようで、何度着てみようとしても思うようにいかなくて悩んでいました。(;・∀・)着るのが下手過ぎるのかなと落ち込みつつ、一旦保留にしよう、と別の浴衣を購入してみる事にしました。……タイトルでお分かりかと思いますが(笑)安さにつられて「理由あり」となっている物でしたが買ってみたんです。商品説明にはたたみジワや染色飛びなどと書いてありましたが
パースとは、図面上の寸法比率を視覚的に表現する絵です。手描きパースでは、比率を確認しながら慎重に描き進めます。CGパースではソフトウェアが自動的に正確な比率で立体を描画してくれます。そのため、特に複雑な構造では、寸法の正確さをCGソフトに委ねることになります。手法を含めての確認手段はありません。ただし、完成したパースの見た目が自然であるかどうかは、人の目で判断することができます。たとえば「少し大きすぎないか」や「横に長すぎないか」といった印象による判断です。寸法の正確さも、パースのバランス
モノの理解はモノの大きさから物には寸法があります。パースは明確に寸法表記される絵です。今まで私たちは様々な風景スケッチやイラストを描き、色々な物を描いてきました。それら物に対してしっかりと詳細寸法を確認して描いてきたでしょうか。多分感覚的に物の大きさをとらえて描いてきたと思います。大きさなど考えもしないまま描いた場合もあるかもしれません。モノを理解するにはまずは物の寸法であり大きさです。そこから形の理解が始まります。パースはまさしく形の理解を求める絵です。パース描いていてつくづく思います。パ
パース作図切妻の家を描く具体的な簡単なパース例を示しながらパースはどのような約束事や作図手法で描かれているのかを見ていきましょう図1は切妻の家のパース図です。作図の手法がわかるようにメモ図も添えてあります。順を追って解説していきます。今回の作図は前回の六面体を描くの図2と同じイメージです。右と左にそれぞれ平行線の消失点が水平線上にあります。四角い箱に三角形の形がののっている形です。パースは構造も含めて描き進めますのでスケルトンが基本です。各柱の位置は床に描いた平面図の四隅から立
今年も9月に手描きパース基礎の基礎の講座が始まります。この講座は、これからパースを学び始める方を主な対象としています。パースを描く人間にとってパースを描く上で「当たり前」と感じることが、初心者の方にはなかなか理解しにくい場合があります。絵を感覚的に描いてきた方にとっては、特にそうかもしれません。パースは図法に則って、一つ一つ順序立てて描いていくものです。そのルールは実はとてもシンプルで簡単。ですが、そのルールや描き進める過程が感覚的に理解しにくいと感じる方もいらっしゃいます。今回の投稿
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(409)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(408)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(407)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた…ameblo.jpにてシャープペンシルを詰まってみました。ごく一般的なシャープペンシルを使用してな感じで絵の練習をしてみました。のような感じになりますが、絵のサイズは、くらいの大きさになります。絵を描く場合には、トレー
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(405)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(404)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(403)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物…ameblo.jpにて透視図法の技法について書きました。中学校の美術では透視図法を学習しますが、この画法は三角形の特性を使ったものになります。透視図法も図形なので幾何学の分野になりますが、相似の三角形の底辺と斜辺を使うことで、奥行きと高さをコントロール刷ることが
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(404)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(403)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(402)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物…ameblo.jpにて質感について書きました。絵を描く場合には、形と色を再現することになりますが、この際にその場所に存在する現象も再現することになります。これが、光による影響になりますが、中学校一年生の物理で学習する光の特性は空間内で常に生じているのでそれに準じ
今日の渋谷は快晴。ベランダのミニ薔薇も昨日の雨ですっかり元気になって6つの花びらと30個ほどの蕾をつけて、暫くは楽しめそう。柿の木も蕾がいっぱいで、これから花が咲き、夏には実を付けるのだろうが、その殆どは強風で吹き飛ばされてしまう。このところ気温も20℃を超えるようになって、伊豆辺りでは海水温もオチャカナサンが活性化する18℃に近くなっている。気象庁|海面水温に関する診断表、データ日別海面水温www.data.jma.go.jp
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(399)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(398)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(397)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(…ameblo.jpにて乗り物などの形の散り方について書きました。先日はグリッドをつかうと形を描きやすくなるということについて書きましたが、車も比率がある程度決まっています。車の場合、タイヤを基準にしますが、■側面:7X2.5■
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(398)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(397)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(396)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(…ameblo.jpにて描い方などについて書きました。人の顔を描く場合、曲線で構成されているので絵の構造には必ず光と影が生じます。例えば、のような感じになりますが、のように顔がある場合、光の差している方向の反対側には上げができます。この
《QUESTION》この坂道の消失点はどこ?《資料写真》《ANSWER》水平な道の消失点は目の高さにあるが、坂道の消失点は目の高さにはない。上り坂は上図のようになる。なので、《QUESTION》の資料写真に消失点を描きこむと下図のようになる。緑の線が平たんな道だとしたら、赤い線(上り坂)の消失点は緑の消失点のはるか上になる。例えば複
『風景スケッチは好きなんだけど、建物があると急に子供の絵(子供に失礼?)になっちゃう…。』という声を、しばしば耳にする。建築関係者のように日頃“建物”を観ている人は別として、パースペクティヴ(透視図法)的な見方や考え方がなくても生活には一切影響はないので、いきなり“目の高さを意識する”といわれてもとまどうばかりだろう。私は、パースが苦手な人が一生懸命勉強して建築物をしっかり描けるようになることは素晴らしいことだと思う。反面、建築にあまり興味がわかない
今日はかねてから練習を重ね、色々調べ、夜な夜な研究をしてきたパース(遠近法)のレッスンでした。難しかったかな?とも思いますが、私程度の脳でもなんとかなるレベルでお伝えしたので、皆さん見事に図を描いていらっしゃいました。3時間の中に、主要な3つの透視図法と、ジグザグの道の描き方と円についての説明、そして後半はそれらを使って描いてみるというレッスン構成です。資料などもズームの画面に出したりすると、よりわかりやすいと思うのですが、そこまでやる時間はなく断念しましたが、とりあえず短時間に知っていると
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前・午後)にそれぞれ1名の空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331今日は、"主役と主題”、"光と影"をテーマにエストニアの生きる博物館と呼ばれるキフヌ島を、光と影、フォーカルポイントなどを意識して描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。この奥に間違いないの
絵を描く上で大切にされるものが透視図法時々使うけどめっちゃ便利「最後の晩餐」もこうやって作られたって言いますけどやっぱり描きやすい。背景がスラスラかけるんですもの漫画はアナログなのですが、タブレットでモデルにした写真に線を引いたあとシャーペンで書く心地が溜まりません床とか棚とかよく描けるしかし物語整理されていないと、机などが描きにくいいつかの落書き
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(364)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(363)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(363)【ラクガキ】』先日は、にて、鉛筆で描く時のことにつ…ameblo.jpにて構図について書きました。構図を考える場合には、のように縦横をそれぞれ三分割したほうほうがありますが、これとは別にのように4分割を行った方法もあります。また、のように上下の比率を変えた描き方もあります。絵を描
たまたま通った地下道が、わかりやすい一点透視図法。あえて斜めになっている構図を放置すると、なんだか酔っ払ったような雰囲気。足下がふらつく老人は、酔っ払いと変わらんわね。(^_^)☆
先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(363)【ラクガキ】』先日は、『■鉛筆でざっと描いた物(363)【ラクガキ】』先日は、にて、鉛筆で描く時のことについて書きました。気軽に入手できる画材に鉛筆がありますが、…ameblo.jpにて鉛筆で描く時の事についてて書きました。絵を描く場合、■形状■色彩で再現を行うことになりますが、鉛筆は単色なのでモノクロでの表現をすることになります。その為、鉛筆の表現は、■形状■濃淡
🐿️どうも〜、リスです。今回はみんな大好き〈透視図法〉についての説明を行います。(長文になりますのでご了承ください)透視図法=遠近法のことですよね?🐿️そうそう。物体の遠近感を線を使って表現するので、〈線遠近法〉とも呼ばれます。図で説明すると下の絵のように、手前が大きく奥を小さく描く表現です。透視図法を使えるようになると、建物などを正確、かつ迫力満点に描くことができるようになります。(この文章は透視図法を解説している動画の内容を、文章と図である程度
左右に奥行きのある通常の見慣れたアングルです。左右の奥行きを足線にて見た目の幅を見つけ出し、それが奥行きの位置となります。理屈が解ればそれにのっとりコツコツと作図を進めるだけです。では模式図で解説していきます。(図1)画面に接している立体は、画面にこれから描こうとする正六面体のイメージです。正式に平面図がそこに置きかわります。一点透視の時は視線と六面体の辺の方向が同じなので視線と水平線がぶつかったところが消失点でしたが、今回は右に伸びる辺と左に伸びる辺、二つの方向線画あります。左右に消失点
引き続き足線法を理解するための解説です画面から対象の大きさを読み取ることについて画面に対象が接しているか離れているかでは状況が全く違います。画面に接している箇所は直接測れます。でも画面から離れているものに対しては画面より奥には入れませんので直接測ることはできません。対象を画面まで直接移動するか、作図的に移動するかどちらかです。通常は作図的に移動して寸法を測ります。作図する場合は画面に接するように平面図をレイアウトします。画面に接していれば直接測れます。直接測る箇所があれば作図も
正六面体をフリーハンドで描き進める作図法を紹介してきましたが、しっかりと図面にのっといてミリ単位までの精度で表現する作図法を紹介します。この作図法は基本的な考えと理解がなければ新たな対象での作図には中々進めないと思います。そこでまずは正六面体を対象としてその作図法(足線法)を解説していきます。しっかりと理解できれば四角い箱に留まらす、戸建てまで描くことが出来ます。コツコツと一つ一つ理解していきましょう。では「作図法(足線法)を使い正六面体を描く」を何回かに分けて解説していきます。独特の見方
実践的な三面図をもとに今回は1~8回まで解説した図法の内容で作図を進めていきたいと思います。図1は陸屋根の家の三面図です。左の三面図は窓やドアがある通常の建物の三面図です。右図はその窓やドアを取った外形図です。今回はまずはこの外形図で作図を進めていきます。図面には細かく寸法が記入されていますが、まずは基本的な外形寸法を読み取りましょう。図2は三面図から正六面体の大きさを考えた図です。外形は正面3750mm、側面4000mm、高さ2500mmです。細かい寸法が並びますが、全体を取り込める
三面図で大きさや形を理解しうえでパース作図に取り掛かります。通常のパースの流れです。全体的な復習も踏まえ対角線を取り入れた作図の流れを解説します。図1は牛乳パックの三面図です。正面の立面図にはイラストと文字がレイアウトしてあります。位置関係を細かく寸法表記はしていません。そこで対角線を使いそのレイアウトをパースに落とし込むことになります。左の三面図に対角線を描き込みました。対角線を描き込むことで概ね画像の位置は把握できると思います。これが作業の一段階です。ではパースが描きあがるまで解説してい
対角線は純粋に分割だけではなく、分割線をグリットとして作図に利用します。パース上でも対角線が引けるからです。イラスト・文字付ボックスの作図を通して解説します。図1はボックスの左右の立面図と対角線を描きく会えた立面図です。対角線を描き加えることで各画像のレイアウト位置関係が対角線と合わせることで明確になります。この位置関係をもとに画像をパースに写し取ります。下記の図2はボックスの作画過程です。順を追って解説します。①正六面体の下絵を描くフリーハンドで消失点を意識しながら各面が正方形に見