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東名高速道路を西に向かって走っていると、宇利トンネルというトンネルを通過します。正確な県境ではないのですが、静岡県出身の筆者にとってはなんとなく県境を印象付けるトンネルとなっていて、宇利トンネルを通る度に「あー、愛知県に入った」ちか「わー、静岡県に戻った」とかいう気分になります。三河国に属する宇利はまさしくそんな場所で、三遠国境の文字通り「境目の城」として重要視されていたことは想像に難くありません。宇利城を築いたのは熊谷重実と言われています。応仁・文明の乱の最中であった文明5(1473)年
「近藤康用屋敷跡」(こんどうやすもち)。浜松城北西に。(静岡県浜松市中区鹿谷町11)駐車場なし。トイレ・自販機なし。近藤康用とは徳川家康が井伊谷に入る際からその後武田氏に明け渡した井伊谷を奪還するまで徳川家康に仕えた“井伊谷三人衆”のひとり。井伊家の家臣でした。その後近藤家は康用の子「秀用」の代に「井伊谷藩」を成立させます。その時井伊家(井伊直政)の拠点は上野国に移っていました。家康が井伊谷に来た1568年その冬に曳馬城にも攻め込んでいます。戦で
週刊今川氏真詠草&おんな城主直虎の不都合な真実Vol.244月29日号(2020/04/22-04/29)コロナ自粛の連休の今宵も『おんな城主直虎』23話「盗賊は二度仏を盗む」のお話をば。イノシシ鍋パーティーの二日酔いに苦しんでいる直虎のもとに小野政次と共に胸毛の近藤さんがやって来ます。近藤康用は永正十六年(1517)生まれなので、永禄八年(1565)末頃のこの頃四十九歳。当時の平均寿命は五十歳以下だとされるので、老人と言っていい年頃ですが、本編での近藤さんはもっと若く見えます。
週刊今川氏真詠草&おんな城主直虎の不都合な真実Vol.193月29日号(2020/03/23-03/29)コロナウィルスで物騒ですが、今宵も『おんな城主直虎』19話「罪と罰」のお話をば。井伊谷三人衆の近藤康用が直虎のもとにやって来ます。史実の近藤康用は井伊谷の西側にある三河宇利城(愛知県新城市)の城主で、後に家康の遠江侵攻を手引きして、三人衆として井伊谷の支配権を家康から認められます。ちなみに、近藤家は後に出世した直政に付属させられますが、息子の秀用は直政と仲違いして出奔し、直
10/7~9静岡城巡り&浜名湖自転車1周(ハマイチ)続き車中泊2日目寝苦しい夜だったが「道の駅潮見坂」の駐車場は静かで助かった。本来1泊3日で回るはずが自転車浜名湖1周(ハマイチ)と井伊谷周辺の城巡りのダブルメインの行程が井伊谷を回る時間が無く3日目にスライドとなった最終日。午前中で回って家路に着くつもりでしたが山城が多いと中々そう計算通りにはいきませんでした・・💦前日の気賀での大河ドラマ館で小耳に挟んだ龍潭寺が人が多くて車が止めれなかったという事を踏まえ龍潭寺には開園前に
今週は遅くなりました、大河ドラマ感想に入る前に、タイムリーな記事なのでご紹介。9月26日(火曜日)中日新聞岐阜県版18面より。ちょうど明日、一日だけみのかも文化の森で公開されるという光秀の書状。このちょっと前にニュースでも本能寺の真相はここだ!みたいにやってたけど、土橋重治という雑賀衆に宛てた手紙なら室町幕府の再興を謳うのは当然だから本心かどうかは分からないだろう、というのがうちの兄の意見です。天正十年六月十二日…本能寺の変の十日後に書かれた手紙です。※追記:実際見てきました
今日、録画を見ましたが泣いてしまいましたね。ああも自分のことを思ってくれる男なんて生涯出会えるか出会えないかなのに。たまにしか出番がなかったけれど、高瀬好きでした。まさか演じる女優さんが変わるとは思っていませんでした。残念。これからのご活躍願っています。
すっかり百姓の出で立ちになった尼小僧さま。…なんか、尼の格好よりこっちの方が似合うね柴咲さん。「どろろ」のヴィジュアルも似合ってたのを思い出した。とはいえ「どろろ」の実写映画版(ちょうど十年前!)も、アニメ版「どろろと百鬼丸」もちゃんと見たことなければ、手塚治虫の原作漫画もきちんと読んだことはありません、あしからず。ただ、調べたらアニメで「いないいない村」っていうサブタイがあったんで今回使わせてもらいました。まぁ、井伊谷もまた(昊天さん言うところの、井伊の百姓の得意の手である)第14回以来
龍雲丸は生き残ったんで、次郎法師と結ばれるんかな。柴咲コウさんの唄うようなお経が象徴的な回になりました。小野政次は碁を通じて、今川氏は蹴鞠を通じて後世に名を残していくんですね。蘇りし者たちというのはそういう事でしょう。堀江城主大沢討伐で鈴木氏は討ち死に。近藤康用も脚に重症を負いました。下ったものが前線に配置されるのはさがですね。鈴木氏はその後、仏坂で井平城攻防戦にて後継ぎも武田氏家臣山縣昌景公に討たれてしまいます。声変わりもしてない少年の死を目の当たりにして、井伊直虎も虎松をあん
磔というのは両脇腹から槍で穿くのですが両脇腹から内蔵が流れ落ち凄惨な状況になるわりには即死するわけではないという、凄まじい刑らしく。もし心臓への一撃で早く楽にさせてやれるならば、私もそうしていたかもと思います。井伊家のために‘千の偽り、万の嘘’を貫いた男を、その覚悟を察して偽りと嘘の会話を交したのが、最高の見送りだったかもです。正次も、この女やるな、と満足したことでしょう。本願成就があの別れとは痛ましすぎますが。久しぶりに大河で鼻ぐすぐすになりました。
えーもうちょっとなんか…パロってる場合じゃないだろっていうくらいの衝撃なんですけど…。随分エグい脚本にするんですね、森下さん…。いや、褒め言葉ではあるんですけど。それだけの覚悟が政次とナオトラから伝わってくる内容でした。今回の大河ドラマ感想は、普通にオフィシャルサブタイをもじって『嫌われてない政次の一生(いっせい)』なんてのにしようかと思ってたのに。因みに以前の29回感想の『おんな大名・寿桂尼三度』は「さんど」じゃなくて「みたび」って読んでね!なんて念のため補足しようとか考えてたのに。で
ずっと見続けています。最近は小野正次に惹かれていますね。私にとって最近の主人公は小野正次つらい最期になるのではないかと思うと、今夜の放映を見たくないくらいですよ。
大河ドラマでは、菩提寺の本尊十一面観音が井伊家が匿っている流れ者に盗まれたと、難癖をつけるシーンの舞台になった御寺です。創建は新城ではかなり古く、静岡県側の摩訶耶寺と並び行基菩薩が開祖とされる飛鳥時代の寺院になります。宗派は真言宗。拝観料を納めれば、立派な日本庭園が拝めます。摩訶耶寺も日本庭園が見事でしたが、こちらは更に手入れがされていて綺麗。龍潭寺庭園にも通じますね。一旦は禅寺の曹洞宗か臨済宗だったんでしょうか。本堂は見事な十一面観音のお前立ちと仁王像が鎮座されてます。豊橋の普
新城・近藤康用菩提寺・富賀寺小学校が見学されたみたいですが、十一面観音というより准艇観音に近いですね。戦国時代に民間で大流行した観音巡礼。聖観音は蓮華を持ち、二面の顔を頭につけています。十一面観音は水瓶を持ち、頭に十面の顔をつけてらっしゃいます。千手観音は42の腕や千本と腕の数は様々ですが、沢山の手で周囲を救われてます。馬頭観音。弥勒菩薩。3つの目を持つ、不空羂索観音と観音信仰の形は様々です。富賀寺の本尊は行基菩薩作とされてましたが、おんな城主直虎では康久仏師の作とされました。康