ブログ記事38件
こんにちは!田舎暮らしを断念した過去があるものの、また半自給自足生活を目指して自然栽培的農業や微生物、DIY(軽トラキャンピングカーや家作り)などの學びを続け奮闘しているニモです!よろしくお願いします麻P222麻第三あさを植ゆる法、先たねをゑらぶ事、白きが雄麻なり。白しといへども、齧みて心みるにかるくうるほいなきは粃(シイナ、くずの事)なり。白く堅きをよしとす。これはいかにも良々田(キワメテヨキタ)を好む物なり。中分以下の畠には作るべか
和本江戸期「農業全書」10冊揃い/宮崎安貞/本草学/絵入古書古文書/木版摺りです。3+7+3+7+6+2+54、1+47、1+37、1+34、1+36、1+46、1+32、1+32、1+45、26+38丁。22cm×15.5cm。木版刷り。元題簽。奥付あり(刊年の記載なし)。【書名】農業全書【巻冊】10冊揃い(巻10と巻11が合冊されている)【著者】宮崎安貞【成立】幕末期
農業全書29山林の総論後半こんにちは!田舎暮らしを断念した過去があるものの、また半自給自足生活を目指して自然栽培的農業やDIY(軽トラキャンピングカーや家作り)などの學びを続け奮闘しているニモです!よろしくお願いします最近石臼に触れる機会がありました。見事な溝と造りです上の石と下の石の間、中央に近い部分は当たらないように隙間がある事がわかりますねこれにより上の穴から落ちてきた実が全体に広がり均一に挽けるようになっています「人間の歴史は石臼の歴史」と言われ
農業全書28山林の總論(前半)第十こんにちは!田舎暮らしを断念した過去があるものの、また半自給自足生活を目指して自然栽培的農業やDIY(軽トラキャンピングカーや家作り)などの學びを続け奮闘しているニモです!よろしくお願いしますこちら本文と全く関係ないですが小水力発電の心臓部で左下から水が入りぐるりと回りながら中心のシルバーの部分を回転させて中心から左手前に水が出てくる構造でフランシス水車と言います。下の方の羽の動きがとてもわかりやすいですhttp:/
農業全書27蓄積2(後半)付儉約(倹約)第九「サチユタカ」と言う品種の大豆です。3kg「のうけんオンラインショップ」で頼むとネットに入って来ましたこんにちは!田舎暮らしを断念した過去があるものの、また半自給自足生活を目指して自然栽培的農業やDIY(軽トラキャンピングカーや家作り)などの學びを続け奮闘しているニモです!よろしくお願いしますーーーーー今回は蓄積(備蓄)の2後半です本文又古はよく儉(倹)約を行はれて、妄り(ミダリ
農業全書26蓄積1(前半)付儉約(けんやく)第九こんにちは!田舎暮らしを断念した過去があるものの、また半自給自足生活を目指して自然栽培的農業やDIY(軽トラキャンピングカーや家作り)などの學びを続け奮闘しているニモです!よろしくお願いしますーーーーー今回は農業全書の意訳の続き26回目「備蓄」に関しての記述、前半です。P79本文夫農家にかぎりて富める者はまれにして、貧しきものはおほし。かねてより財穀を蓄へざれば凶年にあひて飢をまぬかれ難
農業全書025写真は2/24に安芸高田市で友人たちと「協生農法」を始めた圃場での風景です。畝の中心に果樹を植えてその周りに様々な種類の作物の種や苗を植え付けていきます一番下に協生農法のリンクあります。ーーーーー間違い等あればコメントで教えてください🙇「農業全書巻の一農事總(総)論穫収(かりおさむ)第八」P77~79種(ウユル)を稼(カ)と云ひ、斂(オサムル)を穡(ショク)と云ふ。種斂は年中の始終なり。春力め耕し、秋穫り收むる事は暫くも由断なく、
農業全書024農業研修の時の一幕海が近い某所で生きた木にウッドデッキが!!!キラキラ光る海素晴らしい景色でしたーーーーー間違い等あればコメントで教えてください🙇「農業全書巻の一農事總(総)論水利第七」P75〜77田に水をそそぎ引く事は、川より溝洫(コウキュウ、溝堀)などとて段々其田の廣き狹(狭)きにしたがひて、其井手溝の大小、或は八尺、或は四尺二尺、それぞれに應じて旱(ヒデリ)に絶えず水を引き、洪水の時は又わきへ落し去るべし。若し川
農業全書023稲刈りの8割ほどを近所の方にお願いして収穫している途中、稗(ヒエ)が多い事と倒伏(稲が倒れる事)も酷くてコンバインが詰まり、手作業で内部に詰まったワラなどを引っこ抜いているところです。内部のドラム状の「こぎ胴」は足踏み脱穀機とほぼ同じ構造でした。稲穂から籾(もみ)を分離する「脱穀(だっこく)」|クボタのたんぼ[学んで楽しい!たんぼの総合情報サイト]【種まきから155日目頃】根元から刈り取った稲の穂先から、籾(もみ)を分離する作業が「脱穀(だっこく)」です。脱
農業全書022放置農法と光合成細菌でしっかり育ってくれたカブですーーーーー間違い等あればコメントで教えてください🙇「農業全書巻の一農事總(総)論糞(こゑ)第六」(肥え、肥料のこと)P70惣じて作り物に糞しを用ひても時分々々のうるおひなさゞれば、亢腸とて唯陽氣のみにして土地乾き過ぎ、ふとりさかゆべき時しほはづれて、かねての手入も空しくなる物なり。しかれば水糞を多く貯へをき、時をはかりて是を用ひ、陰氣のやしなひとすべし。水糞焼糞の二色は第一陰陽を調る
農業全書021栗、ツヤツヤですなんの肥料もなくしっかり育つ。ーーーーー間違い等あればコメントで教えてください🙇「農業全書巻の一農事總(総)論糞(こゑ)第六」(肥え、肥料)P69田畠に良薄あり、土に肥磽(コウ、痩せた土地)あり、薄くやせたる地に糞を用ゆるは農事の急務なり。薄田を變じて良田となし、瘠地を肥地となす事は、これ糞のちからやしなひにあらざればあたはず。いにしへは人すくなく、田地あまりあるゆへ、年々に地をかへ、或は二三年も地を息めをきて作りし
農業全書020間違い等あればコメントで教えてください🙇田植え後1ヶ月ほど経った6月頭頃、ヒエがボーボーになって手押しの中耕除草機をやってみましたが、全く歯が立たなかった所です田植え後10日頃にはやらないといけなかったですーーーーー「農業全書巻の一農事總(総)論鋤芸(ジョウン、中うちしくさぎる)第五」(中耕除草のこと※)P67又中うちは始の第一遍は深きを好まず。さらさらとかるくうち二遍めは深くすべし。三遍めよりは次第に淺きがよし。いかん
農業全書019間違い等あればコメントで教えてください🙇タマゴタケ自然農法家youtuber高内実さんの影響で始めたこの農業全書の勉強ですが、「芸り耔う」ついに出てきました刈った草を一箇所にまとめ、うっすらと米糠をまき積み重ねる。雨が降ったら切り返し(混ぜる)を繰り返して、タマゴタケができ、その後落ち着いたら畑に撒いて使うそうです。ーーーーー「農業全書巻の一農事總(総)論鋤芸(ジョウン、中うちしくさぎる)第五」(中耕除草のこと※)P65
農業全書018間違い等あればコメントで教えてください🙇写真は「井仁の棚田」です『井仁の棚田』6/4広島県北西部に位置する棚田で有名な井仁で田植え体験イベントに参加しました(また田植えかよって声が聞こえそう)5/3に仲間達と田植えをしまし…ameblo.jpーーーーー「農業全書巻の一農事總(総)論時節を考ふ第四」P63又萬の物其分々々の氣を得て發生する故、それぞれの物の生ずる時分をよくはかりて、已に(スデ二)生ぜんとする時うへ、已にさ
「農業は植物がやっている」本当にその通りと思います。正確には「自然がやっている」でしょうか。その作物を中心に、太陽の光水(雨や川の水)大地(土壌に含まれる様々なもの)肥料も含めた栄養、ミネラル微生物…江戸時代に編纂された「農業全書」には「稲を生ずる物は天也。是を養ふものは地なり。人は中にゐて天の氣により土地の宜きに順ひ、時を以て耕作をつとむ。」とあります。作物を生むのは天育てるのは大地人はその間いて天の氣と土地の状態と時節にしたがって耕作に努める。という意
農業全書017間違い等あればコメントで教えてください🙇写真は唐箕(とうみ)今年初めてのお米作りを仲間とやってなんとか収穫まで来ましたが、収穫後の作業も機械を使わなければなかなかハードです。足踏み脱穀機でモミがざっとは取れましたが、かなりワラや中身の詰まっていないクズ米が混ざっていて籾殻を取る「籾摺り(もみすり)」ができませんでした。そのワラやクズ米と分けるのは江戸時代から使われている優れものがこちら「唐箕」です。農家と消費者が繋がるコミュニティ「羽畑サロン」で知り合った
農業全書016間違い等あればコメントで教えてください🙇写真はとある田舎でミニトマトの水耕栽培を水の循環などほぼ自動的に行うシステムを構築されたおじいさんに見せてもらった物です。ハウスのない外、すでに12月なのに立派に育ち、食べると美味しかったです。ーーーーー「農業全書巻の一農事總(総)論土地を見る法第三」の続きP61又木の類には松は峯に宜し。杉は谷に宜し。楮(コウゾ、和紙の原料)は南向の深く肥ゑたる赤土によし。但少しさがしく(険しく)濕(
農業全書015間違い等あればコメントで教えてください🙇お米の収穫時期やその後の脱穀のタイミングを見る為の水分計。娘の手です(本文とはあまり関係ありません)高森コーキ米麦水分測定器米名人KM-1Amazon(アマゾン)-----「農業全書巻の一農事總(総)論土地を見る法第三」P60田畠其外土地の善惡、所の高下、遠近品々あり。能く是をわきまへ、其利分を考へ、勝手のよき相應の物を作らざれば、妄り(ミダリ)に人の力を盡しても利潤を得る
農業全書014間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️コシヒカリです。倒伏した稲を棒で起こして反対側に倒し、穂が土に付かないようにした所です。穂が水に浸かると芽が出てしまうので水を止めています。稲の株の間に大量に稗(ヒエ)が生えていたので起こすのも大変でした。2023年8月頭、ウチの田んぼがほぼ最初に倒伏しましたが(僕が見る限り)、のちに多くの田んぼが倒伏、近隣の県でも多かったと聞いたので肥料の多すぎ以外にも天候、気温など様々な原因が重なったようです。中国地方で
農業全書013間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️田んぼに居た亀さん-----「農業全書巻の一農事總(総)論種子第二」P58五穀にかぎらず萬づ(ヨロヅ)の物たねをゑらぶ事肝要なり。是生物の根源にて、即ち生理其中にある事なれば、慎んで大切にすべきことなり。作り物の過ぎもせず、よき程に出来て蟲氣の痛もなく色よくうるはしきを常のかりしほより猶よく熟して苅取り、雌穂を見分けてゑりとるべし。雌穂といふは其穀しげく莖(茎)も葉もしなやかに節
農業全書012間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️こちらは田植えの後の6月頃にヒエが田んぼに繁茂し始めた頃撮って色々と調べていた時のものです。しゃがみ込んで低い姿勢で見ないと稗か稲は見分け辛いです。手で抜くと稗は割りと簡単に抜け、稲はとても強いです。-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP57又夏草しげりたるをうち返し、靑(青)草をうちおほひたるは、其草則ち糞と成りて濃糞を入れたると同じ心にて、土よく肥ゆるものなり。され
農業全書011間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️こちらは11月収穫できた自然栽培の野菜たちです放置農法なのに人参も大きくなり、キャベツもしっかり結球してくれて感謝しかありません-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP56又海濱、湖の入所、干潟などを開き田地となすには、其所相應よりも後年不慮に高汐、大風などのあらんことをよくはかりて、丈夫に土手をつき、其土手と田との間にも又相應に小土手をつき、其内にも小溝を掘り、溝と田地との
農業全書010間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P7より田んぼの代掻きの回り方と田植え歌-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP55又悪田を美田となさんとならば苗糞を用ゆべし。なゑごへとは穀のたねをあつく蒔き付けをきて、よきほど成長したるをすきかへし、糞とするを云ふなり。其内綠豆(緑豆、もやし)を上とし、或は小豆胡麻をも用ゆ。
農業全書009間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P6より広島の山間部では今も受け継がれる「花田植え」-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP54秋耕の地は草もをのづからすくなく、中うち芸る(なかうちくさぎる、中耕除草)にさのみ(それほどの意)ちから入らず。萬づ(よろず)徳分(取り分の意)多し。されど貧にして牛のちから不
農業全書008間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P12より中国地方山陰と言えば、出雲とたたら製鉄ですね-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP53又冬雪のふりつみたるをば上をかきならし踏付けをくべし。春になりてうるほひをたもち、蟲(虫)も死して稻(稲)よくさかゆる者なり。又水田をば水の干ざるやうに冬よりよく包みをくべし。
農業全書007間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P11より「まぐわ」は「馬鍬、万鍬」牛馬に引かせるものと、「耙」(まぐわ、むまぐわ)レーキのようなものがありますね。-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP52又盛冬の寒き時耕せば陰氣もれ、土かれて土の氣絶ゆるものなり。是甚だきらふことなり。又一說(説)には强(強)き土
農業全書006間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P10より-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP51又曰く、耕の本は時を考へて土を和らぐるを肝要とする事也。其時分をよくしるべし。先(ま)づ春は凍(こほり)とけてより地の氣始めて通じ、土やはらぎ(和らぎ)とくる(解れる)時なり。又夏至は天氣始めて暑し。されども陰気
農業全書005間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️日本農書全集第9巻家業考(安芸)・農作自得集(出雲)神門出雲楯縫郡反田出情仕様書(出雲)P9より-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP50又「秋の耕しは白背を待ちて勞す」とて、畦の高き所白く干たる時かくべし。其ゆへは秋の田は露しげくしてしめるものなり。よく干ざるに其まゝかけば土かたまりて性あしゝ。惣(総)じてつねには耕して、日よりよくば、一日二日も日に合
農業全書004間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️挿絵、右の手前の方はモミをゴザの上で棒などで叩き、籾から玄米を出している所。奥は玄米だけを分けているのでしょうか?左は量や品質をみて俵にしているようですね。60kgあると言われる俵を肩に担いでいます-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP49又古語にもいへるごとく一年の計は春の耕にあり、一日の計は鶏鳴(けいめい)にある事なれば、未明より起きて早朝陽氣につれて田畠に出
農業全書003間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️挿絵右は稲刈りですね。刈る係と縛る係、運ぶのも牛を使ったり人力だったり。左は奥の方にはさかけ(ハゼかけ)でお米を乾燥、手前はこきばし(大きな箸)でお米(もみ)の脱穀をしています。大変な作業であったと思われます-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP48抑(そもそも)耕作には多くの心得あり。先(ま)づ農人(のうにん)たるものは我身上の分限をよくはかりて田畠(田畑)を作るべ