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車椅子ツインバスケットボールの東海リーグが、岐阜県福祉友愛アリーナで開催されました。今回はAグループだけのリーグ戦3試合だけ。チームは愛知、岐阜、三重から1チームずつ。審判は愛知、三重、長野、富山からの参加です。富山の審判Iさんから、生々しい地震の体験談を伺いました。「初詣の最中だったけど、石灯籠や電柱が倒れる。駐車中の車はポンポン跳ねる」富山は震度5。「自宅の被害は、落ちてきた小物が壊れる程度に収まった」とのこと。石川県にも何人か審判がいますが、被害の多かった能登地方ではあり
平日は引きこもっています。出かけるのは晩御飯の買い物くらい。それも二日分は買ってくるので、家にこもる日が半分近くあるということです。それでも、何ら不自由はありません。暇を持て余すことがないのです。ブログを書いたり、本を読んだり、映画を見たり、連鶴を折ったり、折り紙万華鏡を作ったり、俳句や短歌を詠んだり、ウクレレを弾いたり、近所を散歩したり、玄関先で太極拳をしたり。呑気に過ごす毎日です。それに引き換え、土曜はミニバスケットボールをします。今のチームは大会も練習試合もしません。楽し
ミニバスケットボールの練習は土曜日の午前です。車椅子ツインバスケットボールの審判は、運良くほとんどが日曜日。遠くの開催で泊まりになる時でも、ミニバスケットを済ませてからの出発で間に合います。程よい塩梅なのです。たまに重なる時は、どちらを優先させるか悩みます。ミニバスケットは毎週ありますが、コーチが一人なので僕がいないと休みになる。車椅子ツインバスケットは年に10回くらい。審判は何人かいますが、僕がいないと他の人の割り当てが増える。二者択一をジレンマといいます。凡人には難しいとこ
ミニバスケットボールの帯同審判をするときは、交通費も出ません。派遣審判をすると交通費と弁当がもらえます。車椅子ツインバスケットでは、交通費、弁当、日当、宿泊代も出ます。同じことをしているのに、こうも違うとは。学園祭の同窓会主催模擬店では700杯のうどんを作ります。材料費に加えて日当がもらえます。ミニバスケットボールのイベントでは100人にうどんを振る舞います。材料費だけ出ます。チームのイベントでは30人前。これは全て自腹。バスケットボールの審判も、模擬店のうどん屋さんも、やるこ
車椅子ツインバスケットボールは、ボランティアの人たちで支えられています。移動や着替えに留まらず、大会運営や審判もボランティアの内です。ゲームの記録や時計管理のテーブルオフィシャルも、ボランティアの重要な役目です。先日の愛知大会では、一宮北高のバスケットボールチームがテーブルオフィシャルを務めてくれました。朝早く一宮総合体育館へ着くと、すでに高校生諸君がコート設営にあたっています。ゴールを倉庫から出したり、テーブルを並べたり。僕は車椅子ツインバスケット特有のラインを引く役目です。
日曜日は車椅子バスケットの愛知大会がありました。この大会は二種類の車椅子バスケットのゲームが組まれます。パラリンピックの正式種目である車椅子バスケットボールと、四肢麻痺の人のための車椅子ツインバスケットボールです。僕は車椅子ツインバスケットの審判です。もともと審判としてのレベルは低いのですが、人材が少ないのでこの歳になってもお呼びが掛かります。この大会も審判が集まりません。僕が三試合も笛を吹く羽目になります。困ったことに、僕はミスジャッジを何度も起こします。ボールがコート外へ出
ミニバスケットボールの練習の合間にフリスビーをしました。ディスクをパスしながらゴールを競う、フリスビーアルティメットです。ルールはバスケットボールとほとんど同じです。もちろん、ドリブルはできませんけど。正式なルールはサッカーコートと同じくらいの広さです。アメリカンフットボールのように、エンドゾーンでディスクをキャッチしたら得点です。ディスクを持ったら2歩しか走れません。ディスクを落としたら相手に渡ります。僕らは体育館でするのでフットサルのような感じです。ローカルルールとして、コ
両足の向こう脛をぶつけたところが痛いです。1週間前の車椅子ツインバスケット体験会の準備で、車椅子をハイエースバンに積み込む時です。ステップに両足を乗せて手を伸ばしたら、ずるっと滑って脛をひどく打ちました。その時は忙しくて知らんぷりしていました。ところが、時間が経つうちにズキズキ痛んできます。体験会が終わってから裾を捲り上げて見ると、ぶつけたところが出血して腫れています。達成感が勝るというか、気持ちの良い痛みです。子供の頃からおっちょこちょいで、打ち身や擦り傷は絶えませんでした。
車椅子ツインバスケットボール体験教室を通して、何を伝えたいかが問題です。僕はスポーツとしての楽しさを一番に伝えたいです。今のミニバスケットチームは、バスケット以外のスポーツも体験してもらう方針だからです。小学生にとって、ひとつのスポーツに打ち込むよりも、いろんなスポーツを体験する方が大切だと思います。つまり、ボッチャやフリスビー、スケートや空手の体験教室と同じ並びで、車椅子ツインバスケットを体験して欲しいのです。この考えは、世間では少数意見のようです。他のミニバスケットチームの
僕らのミニバスケットボールチームでは、月に一度イベントを催します。スケート、空手、連鶴、手打ちうどん、俳句などなど。どれも、僕の好きなことばかり。まあ、子供たちに趣味を付き合ってもらっているようなものです。先日は車椅子ツインバスケットボールの体験教室をしました。これは、一番好きなスポーツなので、毎年開きたいと思っていました。しかし、以前は大会や練習試合などが目白押しで、イベントなど入る隙間はありません。3年前から大会や練習試合はやらない方針に変えました。負担の大きい遠征や、お金
念願の車椅子ツインバスケットボール体験教室をしました。こんなおもしろいスポーツを知らないのは、人生の大損です。どうしても、子供たちに経験して欲しかったのです。毎年やりたいくらいですが、なかなか実現しませんでした。その魅力は、バスケット用車椅子に乗れば分かります。スピードは出るし、小回りは効くし、ビュンビュン、クルクル。子供たちはバスケ車に乗るなり、「これ、タッノッシー!」もう手放しで大喜び。走り回ります。横に並んで基本から教えるということはしません。まずは、勝手に動き回るだけで
先日の車椅子ツインバスケットボール塩尻大会の帰り、塩尻駅で30分以上待ち時間がありました。改札横の待合室に入ると、ふわ〜んと良い香りが漂ってきます。奥の方に蕎麦屋のカウンターがあります。立ち食い蕎麦屋です。椅子に座って食べている人もいます。待合室全体が蕎麦屋みたいなものです。行きに審判仲間のKさんが蕎麦を食べたと話してくれました。この店だったようです。出汁の香りに食欲がそそられますが、外食は控えています。直腸ガンで直腸を取っちゃったので、食事をするとトイレが心配なのです。食べる
車椅子ツインバスケットボールの大会会場は、立派な公共施設の体育館が多いです。車椅子でも自由に移動でき、トイレも広々として快適です。いわゆるユニバーサルデザイン。当然ながらエアコンも完備されています。今回は長野塩尻ユメックスアリーナ。その日は暖房が標準稼働の時期ではないので、暖房をつけると別料金で1時間1800円。それも、温度設定を18度から1度上げるごとに割増料金が掛かります。合理的というか、せこいというか。体温調整が難しい選手も多いので、その日の寒さは応えます。代表者会議はコ
車椅子ツインバスケット塩尻大会は、前日の会場準備から参加しました。しなの号が塩尻駅に着くと、審判仲間のKさんが改札口まで出迎えてくれます。そのまま、会場のユメックスアリーナまで乗せてってもらいました。ありがたいです。Kさんは静岡から車で来ました。駅のロータリーで待ち合わせのつもりが、なぜか改札口までお出迎え。まるでVIP待遇です。不思議に思い訳を聞くと、待合室の立ち食いそばが食べたかったとのこと。Kさんは道中も大いに楽しんでいるようです。会場準備が始まるとみんな体を動かしながら
車椅子ツインバスケットボールに出会ったのは50歳の頃です。高校時代からの友人M君に誘われて、大会を見に行きました。先ずはスポーツとしてのおもしろさに魅せられました。車椅子というマシーンを操るゲーム感覚です。障害の度合いによってルールが違うことにも驚かされます。高さ305センチのゴールに届かない選手のために、高さ120センチのゴールを置く。障害の重たい選手のボールはカットできない。このルールなら、誰でもポイントゲッターになれるのです。一般のバスケットボールは、背の低い選手が不利に
今年の夏も様々なイベントがてんこ盛りでした。中でも、孫娘が16日間も滞在してくれたのが何よりうれしいです。それに合わせて、下の孫娘や孫息子も泊まりに来てくれました。孫たちと過ごした日々は、何物にも代え難い喜びです。一番夏らしいイベントといえばプールです。今年は何回行ったでしょうか。ナガシマスパーランド、四日市プール、桑名市民プールには2回、多度峡プールにも出掛けました。おかげでおじいちゃんもこんがり日焼けして小麦色。庭での流しそうめんは久しぶりで盛り上がりました。娘は子ども時代
車椅子ツインバスケットでは、選手一人ずつ持ち点があります。障害の度合いによって0.5から4.5まで。そして、コート上の5人の合計点数が11.5を超えてはいけません。体の丈夫な選手ばかりでは不公平になるからです。多様性を重んじるという、とても知性的なスポーツです。このルールをバスケットW杯に当てはめれば「5人の身長合計が10メートルを超えてはいけない」といったところでしょうか。そういわれてもピンとこないかもしれません。つまり、220センチ以上の選手を出したければ、180センチ以下
車椅子ツインバスケット長野サンアップル杯では、地元の中学生がオフィシャルやコート設営に精を出してくれました。長野北部中学校のバスケット部員16人です。小学生とはミニバスケットで良く遊びますが、中学生と話すのは久しぶりです。ほとんどの子が元気はつらつですが、中にはおとなしく下を向いている子もいます。「ねえ、いじめられていない?」「・・・」「僕は中学生の頃の悩みを覚えているんだ」「どんな悩みですか」「理性と感情の兼ね合いかな」「・・・」会話が続きませんでした。もう少し上手に話せない
長野へ行って来ました。久しぶりの車椅子ツインバスケット長野サンアップル杯です。信州流星倶楽部というチームの主催ですが、選手のSさんが一人で切り盛りしています。どうやら、運営費もSさんの持ち出しが多いようです。当初の予定では、関東選抜と新潟選抜との3試合のはずでした。ところが、関東選抜が不参加になったので2チームだけになりました。コロナ騒ぎは収まったかのようですが、いろんなところに皺寄せがきているようです。それならばと、試合の合間に車椅子バスケット体験教室が組まれました。毎年オフ
車椅子ツインバスケットボールの岐阜エキスプレス杯へ行って来ました。東海リーグの最終日を兼ねます。会場は岐阜県友愛アリーナ。すぐ近くにある岐阜メモリアルセンターのツインドームでは、何度もバスケットをしましたが、ここは初めてです。まだできたばかりで、控え室もトイレもとてもきれいです。審判控室に置かれた大画面モニターには、コートのライブ映像が映し出されています。ここからなら、今流行りのビデオ判定もできるような鮮明な画像です。コートもピカピカです。照明や窓から差し込む日差しが、光を損な
車椅子ツインバスケットの磐田市長杯に行って来ました。お盆の時期なので、さぞかし高速道路も混んでいるかと思えば、予想に反し至って空いています。大会は19回を数えるといいますから立派なものですが、コロナのせいで4年ぶりの開催です。例年なら関東や東海から8チームが参加していましたが、今回は4チームしか集まりませんでした。関東選抜やら東海選抜やら、選手たちは「選ばれたんだ」とうそぶきますが、どうみても寄せ集めの急拵えです。もっとも、大会中止が四年も続いたことをおもんぱかれば、運営に携わ
先日は、ミニバスケットボールと車椅子ツインバスケットボールのダブルヘッダーをしてきました。暑さ指数32を記録しましたが、これは体育館の運動原則禁止を表します。しかも、両会場ともエアコンなしの蒸し風呂状態の中であります。ミニバスケットの練習では、親御さんも交えて3X3のミニゲームで息も絶え絶え。車椅子ツインバスケットでは、第一試合新人審判のシャドウに励み、第二試合は暑さで短縮とはいえクルーチーフをあい勤めました。大谷翔平君はダブルヘッダー第一試合に先発投手で1安打完封、第二試合で
茹だるような暑さの中、午前中は地元でミニバスケット、午後からは春日井サンアビリティーズで車椅子ツインバスケットをしてきました。気温に湿度などを加味した暑さ指数は32、「厳重警戒」を超える「危険」を指します。暑さ指数の「危険」は、原則運動禁止を表します。当然ながら欠席者が多く、参加者はたったの4人。それも、体育館に着くなり「多度峡プールへ行きたい」とごねる子もいて、やる気指数は限りなくゼロに近い状態です。先週も多度峡プールへ行ったばかり、「ねえ、たまにはバスケットもしようよ」とな
僕が今だに車椅子ツインバスケットの審判を続けている理由は、ひとえに人材不足といえます。そもそも、審判部長のM君が僕を誘ったのも、単に人手が足りなかったからです。特に腕を買ったわけではないのです。ツインバスケットの審判に足を踏み入れて20年、その頃の顔ぶれとほとんど変わっていません。変化といえば、みんな同じだけ歳を取ったに過ぎないのです。M君も僕も人望が薄いのでしょうか。一人も引き摺り込めません。僕はミニバスケットのコーチ仲間によく声をかけていました。でも、働き盛りの人が多く、そ
最年少タイトルといえば藤井聡太七冠の代名詞となっていますが、車椅子テニスの小田凱人君がやってくれました。最年少グランドスラム優勝、最年少ランキング1位の快挙です。しかも、17歳というから驚きです。それなのに、決勝ですらテレビ中継はありません。中継どころか、ニュースで取り上げられるのもほんのわずかです。サンデーモーニングのスポーツコーナーなら、きっと取り上げるはずです。期待して楽しみにしていました。ところが、テニスの混合ダブルス優勝を散々報じた後、司会の関根弘さんが「次はバレーボ
先日の車椅子ツインバスケットフェニックス杯では、会場のバスケ車を借りて乗っていました。前日から腰を痛めていたので、歩くのが辛かったからです。そんな時は車椅子がとても便利なので、気軽に使うことにしています。友人の中にも、膝や腰を痛めて歩きづらい人がいます。そんな人には車椅子利用を勧めるのですが、聞く耳を持たない人の方が多いです。理由を尋ねると「そこまで酷くない」とか、「歩かないと筋力が衰える」とか。確かに、もっともな話です。だからといって、全く車椅子に乗ろうとしないのは別の理由が
車椅子ツインバスケットフェニックス杯の審判をしてきました。春の東海大会が流れたので半年ぶりの公式戦です。車椅子ツインバスケットは特に障がいの重たい選手が多いです。いろんなスポーツ大会が再開される中、大会中止が長引きました。選手の中には心肺機能に不安な人も多いです。今回もマスク着用が選手側から依頼されました。まだまだ怖がっている人もいるのです。世の中の流れはマスクを外す方向ですが、その人たちの気持ちを軽んじるわけにもいきません。審判連中は中部地方各地からやってきます。「久しぶり〜
車椅子ツインバスケットの練習試合の審判をしてきました。春日井サンアビリティーズの体育館に着くなり、空いているバスケ車に乗って走り回ります。審判も好きですが、やっぱりバスケ車に乗ってプレイする方が楽しいです。バスケ車とは、バスケットボール用の車椅子です。暴走族の改造車のように、タイヤが八の字になっています。激しく動き回っても転倒しないためです。でも、たまに転倒します。僕も後ろ向きにひっくり返ったことがあります。車椅子は歩けない人が使う介護用品だと思っている人がいますが、そうではあ
車椅子テニスの国枝慎吾さんが、惜しまれつつ引退しました。世界ランキング1位のままで引退するのは実に惜しいです。でも、惜しいと思うのは僕らファンだけです。本人が満足しているのなら、誰も引き止めることはできません。並べるのはおこがましいですが、僕も蕎麦屋をやめるとき満足していました。常連さんたちは「今度どこで始めるの?」とか「決まったら教えて」とか、盛んにせっつきます。でも、そんな気は毛頭ありませんでした。髪の毛もないですけど。国枝さんの戦績はずば抜けています。四大大会のシングルス
先日の車椅子バスケット大会では、一宮北高等学校のバスケット部の人たちが、ボランティアで参加してくれました。コート作りや機材の準備など、甲斐甲斐しく働いてもらえました。言うまでもなく、障害者スポーツでは多くのボランティアが必要です。例年この大会ではゲームのオフィシャルを、空いているチームが務めることになっています。それも、今回は高校生諸君がやってくれたので助かりました。なにより、若者と親しく話ができるのが、おじいちゃんとしては一番うれしいです。その日は審判割り当てが3ゲーム入って