今回は棘と棘の関東大震災後復興が進んだ頃の話。ある探偵の手伝いという形だけど、その実探偵は飾りで彼ら二人が事件を解決してる。トランク詰めにされた死体、部屋で自殺した男性。いずれも指を欠損してる。さて、犯人はということだけど、まあミステリとしては凝った感はあるけど、少ない登場人物の中で真犯人はちと強引。それよりもこの時代背景がいいなあ。二人が住むホテルの雰囲気がレトロな東京感満載で。エレベーターもまだ極めて珍しい時代。車はきっと国産はまだなかったんだろう。復興の過程で更に広がる貧富の差。この頃の雰