ブログ記事2件
質屋家業は因果な商売。日々色んなお客さんが質屋の扉をくぐってきます。今回のブログはある既婚男性のお客さんのお話しです。30代後半のその男性はちょくちょくと海外ブランド時計を質入れにやってきます。来店する度に彼と軽い世間話をするようになり、当質屋に来るときはいつも疲弊しきった顔をしているので、「いつも疲れてるね、仕事大変なの?しっかり食えよ。」なんて声をかけて、常備してあるユンケルを彼に差し出すと、それを飲み干した途端に涙を流し始めました。「質屋さん、話を聞いてくれますか?」「いい
(この記事は個人が特定されないようにぼやかして書く事を条件でご本人達の了承を得ての投稿です。)N子さん、質の七つ屋をご卒業おめでとうございますm(__)mそして、K男君とのご婚約おめでとうございますm(__)mN子さんが当質屋に初めて来てから28か月。本当に頑張りましたね。最初に当質屋の扉を入って来た時は、化粧っ気ゼロ、顔色は悪く、髪の毛もボサボサ、そしてなにより目が死んでいました。生活に困窮されすがる思いで当質屋に来たそうです。亡くなられたご主人の形見の時計を断