時は慶応4年7月。薩長が天皇のお墨付きをとり官軍として旧幕府軍に戦争をしかけた、日本最大の内戦と言われる「戊辰戦争」の話。幕府を支援する東北諸藩が同盟を結んだ「奥羽越列藩同盟」。しかし新発田藩の内部は揺れていた。藩主は幼く、「様子を見て、勝ち馬に乗るのが得策であろう」と同盟への参加を渋る。阿部サダヲ演じる家老の溝口は、同盟軍からの強い参加要請と藩主の意見の狭間で苦しんでいた。そんな時、同盟軍が参加を促すため新発田藩へ軍を派遣。同時に新政府軍も藩主への面会を申し入れていた。もしも両軍が藩内で鉢合わ