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931ページの大著。「21世紀の資本」の続編。当然熟読は不可能。しかし、全頁間違いなく眺めた。ピケティの思考プロセスを追うことだけはできたと自負している。テーマは「格差」。私の問題意識でもある。ピケティはこの問題を、古今東西の格差の歴史を追いかけながら、分析を深める。格差を正当化するのは「格差レジーム」、格差はイデオロギーだと看破する。1950年から80年はそれ以前と比べ、格差が低い水準だった。それが今日拡大するきっかけになったのはレーガノミクス。このあたりは自分もリアルタイ
政治的に作られた「格差レジーム」、打破は可能か『資本とイデオロギー』など書評4冊政治的に作られた「格差レジーム」、打破は可能か[BookReview今週のラインナップ]・『資本とイデオロギー』・『ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか』・『政治家・石橋湛山研究 リベラル保守政治家の軌跡』・『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』…toyokeizai.net
前回のトマ・ピケティ『資本とイデオロギー』への反論(のようなもの)続きのような記事を紹介します。前回と同じく週刊誌L'Obs2019年10月31日(通巻2869)に掲載された、"Pikettyseraaucœurdesdébatsdelaprimairedémocrate"({ピケティは民主党予備選の論争の中心になるだろう」)という記事です。"Pikettyseraaucœurdesdébatsdelaprimairedémocrate"
前回のピケティの新著は影響力を持つか?でお知らせしたように、ThomasPikettyの新著、『資本とイデオロギー』への反論のような記事を紹介します。1回目(2回目があるかどうかは不明)は、経済学者のPhilippeAghion(フィリップ・アギオン)氏によるものです。どちらかというとリベラル系の方のようです、もちろん、日米の「保守・リベラル」という意味での「リベラル」ではありませんので、相続税廃止に反対など、多少は社会的な面もあるようです。週刊誌L'Obs2019年10月