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蒲原有明さんの詩をひとつ薔薇のおもへる黄金の朝明けこそおもしろけれ、さ霧に匂ひて、さらば咲きぬべきか。嘆かじ、ひとり立てども、わが爲め、今、おもふに光ぞ照らす。さにあらずや。嘆かじ。秋に残りて立ちたれども、小路を、(さなり、薔薇のこの通ひ路)手を組みかわし、ささやく二人の影。ああ、今、静かに、さらば咲きぬべきか。少女は熱き涙に聲も顫へ、をのこは遠きわかれを惜しみかこち、あまりに痛きささやき霜はも似つ。記念の、これよ、花かと摘まれむとき音なく色に映るもわりなきかな。
あ〜、しんど(−_−;)昨日はピラティス、今日は筋トレポワントクラスと続くと辛い…ちょっと前までは(コロナ禍前)オープン・バレエクラスを週2回くらい受けて、さらに観劇もしょっちゅう行っていたのに、いまでは考えられない…なんだかとっても体力の衰えを感じる…(−_−;)ま〜、確かに4年は経ってしまったけどそれとも筋トレ系は地味な動きでも、動く(踊れないけど)バレエクラスよりもハードだということでしょうかそれにしても眠いわ〜数日前に公表されて蜂の
本展覧会はエゴン・シーレ展という名称でしたが、同時代にオーストリアで生きた他の画家の作品も一緒に展示されていました。特に風景画を見た時。時代からすると印象派の影響を受けたと考えられますが、その面影はありませんでした。それはなぜなんだろう。別の疑問が湧きました。一つに。シーレは絵画の王道であるウィーン美術アカデミーに入学しましたが退学し、クリムトが中心になって結成した、ウィーン分離派に参加しました。ウィーン分離派は象徴派、表現主義の画家のグループで、そのため、印象派的な風景画ではなか
「ふさぎの虫」第九十六行(近代の幽致)だがよしや汝が世間から棄てられ笑はれ嘲られても汝の肉親の凡ては汝に縦(つ)いてゆく、而して善かれ悪かれ汝の為る事には頭(てん)から信じ切つて居る。当行も、蒲原有明を偲ぶ一行詩。文法は正しいが、言葉の意味が、象徴派なのだろう。主意は、近代の幽致を寓せ易からしめむとする、近代の静かで奥深い趣を託しやすくする。有明の文、『春鳥集』より、革新の一面に急激の流れあるは、この染心を絶たむとする努力の遽に外に逸れて出でたるなり。かの音節、格調、措辭、
オディロン・ルドン(1840ー1916)南仏ボルドー生まれ「笑う蜘蛛」1881年木炭画こわいが現実感にぞっとする。画家前期の代表作。展覧会にこんな風の作品ばかり出品。無視され嘲笑された日々でした。オディロン・ルドン(1840-1916)「花々」プリント(オランダ)額外寸83.5×63.5cm額装価額¥29,700(税込み)オディロン・ルドン「長い首の花瓶の野花」1912茶色の紙にパステルオルセー美術館蔵ショアウッド社プリント(米)額外寸51.5×65.5c
最近購入した象徴派のカタログ幻想的な風景や人物画。どれもこれも夢の中でみた風景のように懐かしくて大好き。シャルル=マリー・デュラックの描く淡い宗教的な風景画、シャルル・ギユーの「秋の森」この風景の中を一人でさまよってみたいな~ジョン・ファウルズの「魔術師」原書も引き続き読んでいます。TheMagus(VintageClassics)(EnglishEdition)Amazon(アマゾン)1,022円昨日は10何頁読めたかな。Conchisの邸宅周辺には女性
展覧会には行ったけれど当時図録は買わなかった2005年開催の「ベルギー象徴派」展。昨年末から象徴派の画家に改めて興味が湧いて画集など探して買ったりしていたので、この展覧会も今さら図録が欲しくなって古書店で注文しました。改めて見てみると忘れていた作品がかなりあった、いや、絵葉書を買った作品以外はほぼ覚えてなかったでもおかげで(?)新鮮に見ることができました。当時はクノップフやデルヴィルが目当てだったのですが、今見るとクノップフの師にあたるグザヴィエ・メルリの絵もいいな。
そろそろ現実を見ないと、と思ってクレカの明細を確認したら、先月引き落とし分(3月利用分)はカモアルの一括払いが痛かった。完全赤字。4月の利用額は思ったほどではなかったけど、ALFEEグッズの請求がまだ来てないから、実際はもっと額が多いはず。普通に考えて使いすぎでしょうね・・・ALFEEさんと本と。趣味に使いすぎてる。今日は2連休の2日目だったのだけど、私にしては早起きしてレアジョブレッスン受けて、ジッドの原書も読んで良いスタートをきれたはずが、午後になってうとうとしてしまい
本棚の前に並べてみたら、図書館というより、古書店の一画みたいになったかも?お気に入りの画集。左から、クノップフの展覧会図録、フレデリック・レイトンの画集ポール・デルヴォーの画集。ポール・デルヴォーの画集は結構昔から持っているもので、夜の駅にぽつんと立っている少女の絵とか、たまらなく好きだった。こちらもクノップフの画集。ページ数のわりに高い本だったけど、装丁も素敵だし、好きなシリーズなので。その隣は、ヴィクトリア朝のクロモス・カードのイラスト集。その後ろに並んでいるのは
ボードレールの『人工楽園』を読了しました。麻薬の使用に関するいくつかの論考をまとめた書籍です。19世紀の主に西欧におけるドラッグ・カルチャーの実態がわかります。それに関して、ボードレールは現代にも通じる見解を示しています。シャルル・ボードレールは19世紀に活躍した詩人です。1857年に出版した詩集『悪の華』で有名です。親の遺産を相続して裕福な暮らしを満喫し、主にブルジョワ(中産階級)の俗物根性を厳しく批判しました。そのため、生前、その著作はほとんど認められることがありませんでした。
3月に観に行く予定だった「ハマスホイとデンマーク絵画展」が上野の東京都美術館の無期限休館(新型コロナウイルス蔓延による)でダメになったので、ハマスホイの画集を買って眺めていました。「デンマーク(北欧)のフェルメール」と称されるハマスホイの作品群ですが、フェルメールが青や黄色といった鮮やかな原色を効果的に多用したのに比べて、ハマスホイは、ほとんどモノトーンに近い白、黒、グレー、茶色ぐらいしか使いません。フェルメールの絵画には日常生活のドラマがうかがえますが、ハマスホイの室内画では、何も起こり
グスタフ・クリムト「水蛇Ⅰ」こちらは1904年にクリムトが描いた油彩画に金箔を貼った原画を元にコロタイプの上にシルクスクリーンを乗せウィーンで制作された復刻版画です。有名なクリムトの代表作で、水中に漂う美しい女性2人の「水蛇」が描かれています。こちら向きの女性が目を閉じもう一人の女性を抱き寄せる、とても官能的な作品です。作品詳細はこちら→http://www.againc.co.jp/page/109klimt.htmlお問合せは→03-3402-6015
こちらの絵は🖼カーテンを開けて鑑賞するの係の方が微笑みながら教えてくださいました
こんにちは。僕のブログ【アデュー・ロマンティーク】へ、ようこそ。今回、1960年代カルチャーの話は小休止。タイトルを『宝石の如く。煌びやかで流麗な、美しきイラストレーションの世界』(なんだかマツコの知らない世界みたいなタイトルだな)として書き進めていこうと思う。時代は60年代からずっと遡る。19世紀の後期、イギリスのウィリアム・モリスが興した「アーツ&クラフツ」という芸術運動を契機にして。ウィーン分離派などがそうであったように、同じ芸術的哲学や表現を共有するグループの、展覧会などのポ
パナソニック汐留美術館でやっている「ギュスターヴ・モロー展」に行ってきました。私にとっては初めての美術館でした。昔汐留が仕事場の時は知らなかったなぁ〜。こじんまりしてて小規模の美術館でしたが、学芸員さんが細部までこだわって作っているのが伝わるステキな美術館でした。そこでのモロー展!も〜モロー大好きなんです!写実が好みの私ですが、象徴派で唯一大好きな画家さんです。この神話を題材にした幻想的なモローの世界観がたまらなく好きです。美術館は小さかったのですが、モローの自画像から始まり、素
来年、開催予定の美術展がすごいことになっている。僕が大好きな画家や作品の展覧会だけでも『世紀末ウィーンのグラフィック展』、『ウィーン・モダン~クリムト、シーレ世紀末の道』、『ギュスターヴ・モロー展』、『ラファエル前派の軌跡展』。さらに東京では上記に加えて『クリムト展~ウィーンと日本1900』が予定されている(それぞれの展覧会が東京、大阪以外、何処へ巡回するのか、までは調べていません。ごめんなさいm(__)m)。もちろん、以前の記事で書いた通り、ギュスターヴ・モローはパリの「モロー美術館」で
皆さまーっ現在、遠方に住まう両親が我が家に滞在しており、息子のほっぺたがぷくぷくの頃の写真を眺めながら、あれやこれやと昔話に花を咲かせておりますですっ…絵や作品に言の葉を添えます楽しい絵画鑑賞のお話、させて頂きます「繪の葉」ヴィオ・優美でございます・・。【ヴィオ・今日の一枚其の97】「見捨てられた街」1904年フェルナン・クノップフ(1858~1921)ベルギー🇧🇪今で
今回でブログを始めて30回目の記事になります。まだ、1ヶ月と少し。まだまだですが。ブログを始めるまでは、周りの人から1ヶ月間、頑張って毎日、投稿すれば何とかなるようなことを聞かされてました。さて。何とかはなっているようです。これも、あれも、すべては僕の、ただ好き勝手書いている記事を読んでくれている方がいるおかげ。フォローしてくれた方がいるおかげです。ほんとうに、ありがとうございます(^O^)/。感謝です。それから。今までの記事を読み返していると、誤字・脱字はもとより、事実関係の間違い、貼り付け
土曜日、花道会のあと、タクシー飛ばして三菱一号館美術館、ルドン〜秘密の花園を観に行きました。土曜日の三菱一号館美術館は6時まで。このくらいならいいかなってくらいの観覧者で、静寂も守られ心地よかったです。床が木だから音に気をつけると息づかいまで静かになるのかな。ヨーロッパの美術館は美術館自体が素敵、永遠の憧れ。三菱一号館美術館も美術館自体が素敵、落ち着く。わたしは、ルドンの「黒」にシュールリアリスムを感じたのだけれど、あったあった。ボードレールの「悪の華」の末章の挿絵はルドンの「黒」に棲まう
美術のお時間。魚彫先生「クノップフはベルギー象徴派の代表的画家で…」ゆきな(右)「ねー、この授業もアプリの教科書に載ってないよ。誰得?」キラりん(左)「そりゃ象徴派といえば…」キラりん「あすかっちに決まってるでしょ」魚彫先生「クノップフの家は男子は代々法律家になっていましたが法学部へ進むも中退し、ブリュッセルの王立アカデミーで絵画を…」ゆきな「あすかっち~、この授業いくらで買ったの?」あすか「池袋の中華料理店で満願全席ごちそうした」ゆきな「…本当に買収したの?
愛読させていただいているブロガーさんの記事で知ったのですが、Bunkamuraザ・ミュージアムで、「ベルギー奇想の系譜展」やっているようですね。ベルギー象徴派から、クノップフ、ジャン・デルヴィル、ウィリアム・ドグーヴ・ド・ヌンクとシュルレアリスムではマグリット、ポール・デルヴォー等の絵も!私は象徴派とシュルレアリスムが好きなので、これは観に行きたいです!9月まで開催されているようなので、コンサートのついでに行ってみようかなあ。。。荷物になるのでカタログだけ先に入手しておこ
10月14日㈮【東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館】損保ジャパン日本興亜美術館に、久し振りに行ってきました。新宿、損保ジャパン日本興亜本社ビル42階にあります。大きな窓から、東京が一望できます。↑窓右側で遠く右に見えるは、東京タワー↑窓左側にはスカイツリーカリエール展~セピア色の、想い(パンセ)~展示は4っつのチャプターに分けられ、カリエールの半生のほぼ年代順でした。1849年フランスで生まれ、1869年にパリ国立美術学校で学
最近ロブ・ゴンサルヴェスという画家が気になっています。絵本が何冊か出ています。アマゾンの紹介文には、「カナダのトロントに生まれる。シュールレアリズムに影響を受け、特にレメディオス・バロ、ルネ・マグリットに感銘を受ける」とあります。私もシュールレアリズム、レメディオス・バロ好きだし、ルネ・マグリット大好きなので彼の絵はかな~り好みかも!とりあえず「終わらない夜」を注文してみました。夢にめざめる世界/ほるぷ出版¥1,728Amazon.co.jp真昼の夢(ほるぷ海外秀作絵