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国立文楽劇場の文楽公演、「菅原伝授手習鑑」の通し狂言に行ってきました。第一部は、桜丸を中心にした構成です。では、珍しい二段目の「道行詞の甘替」から。斎世親王と苅谷姫に駆け落ちされた桜丸は、二人に追いついて土師の里を目指している。主遣いは玉助。飴売りに身をやつした桜丸が、さくらあめを売るのを、希太夫がはんなりと語る。突然、飴の籠から飛び出る親王と姫。そんなあほな、、、いやいやこれが文楽。びっくりしながら、紋吉と紋臣が遣う二人の睦言に、うきうき。飴を買いに来た母娘から、
第一〇八回=文楽公演爽秋文楽特別公演令和七年(2025年)十月十一日国立文楽劇場CプロWelcometoBUNRAKU曾根崎心中◎鑑賞座席19列25番◎WelcometoBUNRAKUアナウンサーが英語で文楽の歴史や魅力を伝える。外国人観客を対象にした紹介篇映像である。爽秋文楽特別公演は正面に太夫が語る床本の電光字幕が無い。スマートフォンに掲示されるという試みである。昔の国立文楽劇場文楽公演において電光字幕は無かった。本来
国立文楽劇場での、親子向けと外国観光客向けがある、夏の文楽公演に行ってきました。昼の部は、一般向けの「一谷嫩軍記」から、熊谷桜の段と熊谷陣屋の段です。熊谷桜の段では、息子を案じてはるばるやって来た相模、それを迎える軍次。追手から逃れてきた藤の局。そこに、梶原に引き立てられた弥陀六。靖太夫がはきはきと、女二人と弥陀六の状況を語る。テンポよく、熊谷陣屋へ。直実がすっと現れ、悲壮感を感じる間もなく、相模と藤の局に対面するのが文楽。その分、敦盛最期の物語はたっぷりと。大き
国立文楽劇場での初春文楽公演、第三部は「本朝廿四孝」の道行から奥庭狐火までの上演です。おお、これは、コロナ禍の4年前以来。観光客が戻ってきた大阪で、重厚な時代物を観るたのしみ。まずは、「道行」。将軍家暗殺の嫌疑で切腹した勝頼の妻、濡衣。お供は、花作りの蓑作。夫婦の薬売りに身をやつして、甲斐から謙信館を目指す、二人だけの信濃路。睦太夫と希太夫が、切なく語り合う。蓑作に亡き夫を感じる濡衣。それもそのはず、簑作は本当の勝頼。偽の夫婦の距離が縮まり、また蓑作が離れる。勘
国立文楽劇場での初春文楽公演、第二部と第三部に行きました。第二部は、11月公演で始まった通し上演、「仮名手本忠臣蔵」の完結編です。それは、八段目と九段目。まずは、文楽ならではの見どころが多い、「道行旅路の嫁入」です。由良助の息子・力弥と、本蔵の息女・小浪。許婚の仲が、三段目の事件で引き裂かれる。それを承知で、娘の願いを叶えるために、供も連れず駕籠にも乗らず、山科に向かう戸無瀬。戸無瀬は継母との設定。なさぬ仲だからこその、心の触れ合いが泣かせる、大好きな場なんです。
暑さが引かない夕方、国立文楽劇場のサマーレイトショーに行きました。ぞっとして寒くなる怪談ではなく、うーんとうなってじとっと汗が出る地獄です。それは、近松門左衛門歿後300年記念の、「女殺油地獄」。18世紀初頭に初演されて以来途絶えていたのを、歌舞伎から復活した世話物。救いようのない自堕落な男と、それに巻き込まれる周りの悲劇。それを見せる、型の美学。歌舞伎に対して、浄瑠璃の重い感情とあり得ない動きの人形。その冷徹なリアリズムが文楽。もう、始まる前から、心臓がばくばく。
国立文楽劇場での、開場40周年記念の文楽公演。いよいよ、第三部のキリで「増補大江山」です。人気の「酒呑童子」ものをベースにした、常磐津舞踊「戻橋」を、黙阿弥が文楽にうつした作。「去んゆる頃より洛中へ、悪鬼現れ人を取り、夜は行き来の人もなし」災いをなす悪鬼を退治しようと、一条戻り橋にやってたのは、渡辺綱。お供は、右源太と左源太。いかにも怪しげな雰囲気ですが、コンパクトな文楽の劇場では、少し迫力不足かも。そこは、綱を遣う玉助が、存在感たっぷりに見せる。右源太と左源太は、玉誉と
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます昨日はこちら紀尾井ホール(5階小ホール)浮世絵で楽しむ邦楽大谷コレクション③幕末・美貌の歌舞伎役者女形三代目澤村田之助「朝顔日記」から「切られお富」まで行ってきました★最初に大谷コレクションの浮世絵を見せてくれながら三代目澤村田之助について渡辺保先生が解説してくれました。田之助の芸を継承した四代目澤村源之助の「切られお富」をレコードに残る音源で聴かせてもくれましたよ。(気持ちよかった)その後、昭和初期に創られ日
丁度1週間後になります。大阪堺市のフェニーチェ堺小ホールで若手を中心とした文楽公演が開催されます。2023年9月28日(木)午前の部11時開演午後の部15時開演公演内容は、〇ワカル文楽―文楽大道具の魅力〇次代の担い手!ワカテ鼎談!〇文楽上演『傾城恋飛脚』新口村の段です。公演に先駆けて出演者のインタビューが発表されています。フリーペーパー『MEGVOL.18』で、人形遣いの吉田簑紫郎さんのインタビューWEB上で読めます。MEGFENIC
『曾根崎心中』作近松門左衛門徳兵衛は望まない縁談の結納金二貫を受け取って借金を頼んで来た友九平次に貸した。返済期日を三日過ぎても油屋の九平次は返さない。生玉社前で恋人の天満屋お初に銀(かね)を返済させると約束し、縁談は断り、お初だけが恋人と確約する。偶然にも九平次が現れ、徳兵衛は証文を見せて二貫目の銀(かね)を返してくれと請求する。「儂の印は落としたものであり、この証文の印は落としたことの届の後に押されたものだ」と語り、徳兵衛は借金証文を
国立文楽劇場での、夏休み文楽特別公演の続きは、「妹背山婦女庭訓」です。4月は、初段から三段目までを、通しで拝見しました。帝位を狙う蝦夷子と入鹿親子、天智帝を護る鎌足と淡海親子の対立。そこに、漁師芝六一家の悲劇。更に、大判事清澄と後室定家の敵対、そこに巻き込まれた久我之助と雛鳥の悲恋。他にも色々な人物が、個性豊かに登場し、人形遣い、太夫と三味線の技で、古代の雄大な物語を堪能しました。今回は四段目。鎌足と淡海が入鹿を誅伐してキリですが、その前にある淡海、橘姫、お三輪の物語が見ど
なんと来年です!お申込みも来年の1月5日(金)からです。2024年1月27日(土)吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」にてこどものための「文楽体験講座」が開催されます。昨日、国立文楽劇場のラックでチラシを見つけました。ご案内は豊竹靖太夫(とよたけやすたゆう)さん、鶴澤清丈'(つるざわせいじょう)さん、吉田一輔(よしだいちすけ)さん、吉田簑悠(よしだみのひさ)さんです。是非、ご予定に入れておいてください。絶対面白い文楽体験ができます。****
本日6月3日(土)10時から2023年9月28日(木)午前の部11:00開演午後の部15:00開演フェニーチェ堺小ホールで開催される「ワカテdeワカルフェニーチェ文楽vol.4」のチケット一般発売が始まります。料金3,000円(全席指定・税込)ワカテdeワカルフェニーチェ文楽vol.4発意・監修/桐竹勘十郎(人間国宝)次代を担う若手が名作に挑戦します【予定プログラム】〇ワカル文楽ー文楽大道具の魅力-〇次代の担い手!ワカテ鼎談!〇上映演
国立文楽劇場の通し狂言、「妹背山婦女庭訓」の続きは、二段目です。乙巳の変を題材に、大和各地の名所を舞台にして、色々な伝説を取り入れているのが特徴の大作。猿沢池の段では、寵愛する采女が自殺したと聞いて、訪れた盲目の天智帝と、鎌足の息子、淡海が和解する。突然に、場面は葛籠山。殺せば死罪となる、爪黒の牝鹿を射止めた、漁師の芝六と息子の三作。あっさりすぎるほど淡々と、二人が獲物を担いで、家に帰ってから、あまりにも濃厚な悲劇が待っています。芝六と女房のお雉が住むあばら家には、天智帝、大
1/20の来阪の時に久しぶりに国立文楽劇場に行った。大好きだった太夫の豊竹嶋太夫が引退してから足が遠のいていたのだ。SNSで能評家や顔見知りでリスペクトしている人が絶賛しており、何故か行こうかと思った。行かなければ文楽から更に縁遠くなると思えたからだ。文楽劇場で第三部の壇浦兜軍記〜阿古屋琴責の段を幕見席で購入。通なら幕見席は劇場左側の席を選ぶのだろう。何故か右側で床に近い方が昔から好みなのだ。文楽から足が遠のいていたので竹本織太夫は咲甫太夫から時間が止まっている。桐竹勘十郎は人間国宝になっ
初春文楽公演の第3部の最後の演目は『阿古屋』阿古屋とは遊女(遊君)の名前本当は『壇浦兜軍記』阿古屋琴責の段開演前の床1番右の見台が阿古屋役の呂勢太夫の2番目が重忠役の織太夫の3番目が岩永役の靖太夫の4番目が榛沢役の小住太夫の5番目が水奴役の聖太夫の定式幕の中に隠れてもう一つ見台がある呂勢太夫の見台の右横に藤蔵の三味線『阿古屋琴責の段』は役1人に1人ずつ太夫がつくかけ合いです開演すると織太夫靖太夫小住太夫の並びは11月公演のあの『勧進帳』弁
11月22日(火)、国立文楽劇場、文楽公演第三部を見ました。最初の演目は、『壷坂観音霊験記』。壺阪寺は、そのホームページを見ると、創建は、「大宝3(703)年に、元興寺の僧、弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んでまつったのが始まりといわれている。」と。そして、「明治の初め、盲目の夫沢市とその妻お里の夫婦の物語、人形浄瑠璃『壷坂霊験記』が初演され、歌舞伎、講談、浪曲となり壺阪寺の名は大きく世に広まっていった。」初演は、明治12(
昨夜は8列目の花道横から見ましたラストの弁慶の飛び六方を半分迎えて半分送る席でした7人ずつの太夫さんと三味線さんがよく見える舞台では弁慶と富樫と義経はそれなりの距離を保っているが語っている弁慶役の織太夫の左隣(肩衣が触れそうな距離)に富樫役の靖太夫がいてその左隣に義経役の小住太夫がいる緊迫の山伏問答では2人の間がうまい紅潮した靖太夫と弁慶役の織太夫は昨日はあまり紅潮しなかった冷静でした富樫に色々と追い詰められるが論破していく最後は九字の真言について問われる九
本日2022年11月2日(水)午前11時20分から11時50分まで、NHK-FMにて『邦楽のひととき』義太夫『祇園祭礼信仰記』上燗屋の段の放送があります。ご出演は(浄瑠璃)豊竹靖太夫さん(三味線)鶴澤清公さん(ご案内)佐々木智一アナウンサーです。義太夫『祇園祭礼信仰記』上燗屋の段中邑阿契・豊竹応律・黒蔵主・三津飲子・浅田一鳥による合作:作詞(26分10秒)~NHK大阪局R-1スタジオにて収録~『邦楽のひととき』は、ご都合の合わない方
2022年10月22日(土)大阪・天満天神繫昌亭にて「桂かい枝独演会~古典芸能落楽パック~落語・文楽コラボレーション~」が開催されます。開演:午後6時(午後5時30分開場)(敬称略)桂かい枝「天神山」他/吉田玉翔・豊竹靖太夫・鶴澤清丈'ほか一般:前売3500円当日4000円学生(25歳以下・要証明書)前売2000円当日2500円(全席指定)かい枝さんの独演会に玉翔さんがご出演!絶対に、面白いでしょう!本日からチケット発売開始です。チケット発売の詳細は
次世代を担う若手が大役に挑む、国立文楽劇場での文楽若手会。どろどろしながら、最後は謎がすべて解けて、それでも後味がすっきりしない、「摂州合邦辻」です。幕開けは、合邦道心の庵室。人々を集めての百万遍念仏。陽気なようで、どこか重苦しいのは何故。城主の後妻となった玉手御前が、義理の息子に不義をしかける。逃げる俊徳丸を、玉手が追っていく。今日は、その玉手が処罰されたことにして、合邦が娘の供養をしているのです。これは、暗いはず。そこに、現れた玉手。うろたえながら受け入れる母
国立文楽劇場での文楽公演、「義経千本桜」に行ってきました。人形遣いが見せる、人形ならではの動きと情。それを語る太夫と三味線の呼吸が、好きなんです。今日は、「伏見稲荷」の段から。義経、亀井、駿河が都を落ち延びる途中、静が追いついてきました。この静、感情をあらわにして、義経に泣いて縋り付く。義経は、悲劇性より短気ぶりが強調されます。木に縛り付けられた、静の前に現れたのが、忠信。最初に狐で出て、さっと忠信に変わるのが、文楽ならでは。颯爽とした「源太」のかしらが、きびきび。主
国立文楽劇場での、人形浄瑠璃文楽錦秋公演に、行ってきました。今回は、「ひらかな盛衰記」で、「大津宿屋」から「逆櫓」の段までの、第二部です。「平家物語」の異本、「源平盛衰記」のエピソードの裏側を、分かりやすく書き下した時代物。五段構成のうち、「松右衛門内」と「逆櫓」が、歌舞伎でよく上演されます。松右衛門が主役で目立ちますが、義仲と巴御前、山吹御前と駒若君、平次と源太。千鳥と源太、権四郎とおよし、お筆と千鳥、延寿と梅ヶ枝などの、人間関係が大切な物語なんです。展開が速く、筋が細
2021年10月16日(土)大阪府貝塚市コスモシアター大ホールで開催される文楽始めようin貝塚の鑑賞者募集が始まっています。配役も発表されていました。『傾城阿波の鳴門』お弓が、吉田一輔さん。おつるが、吉田簑悠さん。うわー、8月7日に開催された『文楽夢想~継承伝~』アゲイン!早くも親子共演が実現!文楽を見た事がない人も文楽のリピーターさんも是非、お申込みください。文楽協会ホームページ『文楽はじめようin貝塚』鑑賞応募用入力フォームコスモシア
国立文楽劇場での文楽公演、「生写朝顔話」の続きです。チャリ場の「嶋田宿笑い薬の段」では、人形も太夫も、観客も大笑い。伯父の家督を継いで、駒沢次郎左衛門に改名した阿曾次郎が、主君に従って、嶋田宿に逗留しています。そこに悪臣の岩代が、医者の祐仙と組んで、痺れ薬で駒沢を殺害しようと企みます。ここに、宿屋の主人、徳右衛門。さっき買った笑い薬を、痺れ薬と入れ替えたので、試し飲みした祐仙が大変なことに。こりゃ堪らん、プホホホ、アハハハ、エヘアハ、笑はんと申せば、オホエヘアハ、プルルハ
4月文楽劇場第3部は国立文楽劇場のHPよりコピペしましたお許しを『傾城阿波の鳴門』十郎兵衛住家の段プログラムによるとこの公演は平成10年6月の文楽鑑賞教室で本公演では昭和63年3月公演以来実に33年ぶりとのこと粗筋は阿波徳島の国の殿が傾城に溺れてお家の重宝国次の剣を盗まれてしまう十郎兵衛夫婦は阿波徳島に3歳の幼児を残しその祖母に預けて剣の捜索にあたっている十郎兵衛は借金もあり盗賊となりさがり剣を探している住み家は大阪玉造という設定からスタート十郎兵衛住み
2020年12月16日(水)東京の江東区森下文化センターで野澤錦糸さんと豊竹靖太夫さんの素浄瑠璃の会が開催されます。(チラシの文章より)「義太夫節?難しいな、解りにくいな!」いえいえご心配なく。演奏の途中にわかりやすい解説を交え、楽しく浄瑠璃の浸れます。そのために「帰ってきた」のです。演目奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)袖萩祭文(そではぎさいもん)の段料金2,000円【全席指定】チケット発売は11月10日(火)10:00お見逃しなく!帰って
10月17日土曜日、運良くお友達にお切符回して頂き、術後の文楽鑑賞復帰第一回めはこちらの午後3時開演の部に行くことができました。深川の錦糸師匠の会には行かせて頂いてますが、国立劇場で素浄瑠璃を聴くのは初めてでした。本舞台における太夫とお三味線のみの演奏会。文楽はやはり舞台の人形をみてしまいますが、義太夫節の醍醐味を楽しめる素浄瑠璃も大好きです❣️さすがに豪華❣️昼の部も魅力的でしたが、午後の部❣️素晴らしかったです!心中天網島は昨年9月に通しで観ており、河庄の段は奥は豊竹呂勢太夫と鶴澤
こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます国立劇場YouTube期間限定配信第149回文楽公演平成30(2018)年1月公演国立文楽劇場良弁杉由来から『東大寺の段』『二月堂の段』(今回は配信はありませんがこの前に『志賀の里の段』『桜の宮物狂いの段』がある公演だったようです)観ました☆国立劇場公式インスタグラム期間限定無料配信文楽良弁杉由来紹介ページ↓https://www.instagram.com/p/CCSzRiCgBiu/?igshid
今まで、BS日テレでしか放送がなかった『日本博』が本日NHKの地上波で放送があります。番組名:日本博特別公演~日本の音と声と舞放送日:2020年7月19日(日)13:50~14:58放送局:NHK総合テレビBS日テレで見れなかった人もBS日テレで見た人も、要チェックですね。日本博特別公演「日本の音と声と舞」テレビ放送のお知らせ(追加発表)日本博特別公演「日本の音と声と舞」テレビ放送のお知らせ(追加発表)|News|日本博JapanCultural