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第一八二回=文楽公演令和八年(2026年)四月七日国立文楽劇場第三部ひらかな盛衰記辻法印の段神崎揚屋の段奥座敷の段作文耕堂三好松洛浅田可啓竹田小出雲千前軒辻法印の段豊竹芳穂太夫野澤錦糸ツレ鶴澤清允神崎揚屋の段切竹本千歳太夫豊澤富助ツレ鶴澤清公奥座敷の段豊竹睦太夫鶴澤清馗≪人形役割≫法印女房桐竹紋秀腰元お筆吉田簑紫郎辻法印吉田玉勢梶原源太景
国立文楽劇場での通し狂言、「義経千本桜」はいよいよ「河連法眼館」でキリです。義経が匿われている法眼館に、やってきた忠信。きりっとした源太に、文哉が遣う若武者ぶり。預けた静がいないと、この場だけはいら立ちを隠せない義経。初段と二段目と違って、簑二郎がぴりぴり。対する文哉は堂々。蓑太郎の六郎と、勘介の次郎も現れて、睦太夫と勝平が少しずつ盛り上げていく。そこに、静と忠信の到着との報せ。でもやって来たのは、静ひとり。一輔が遣う娘は、感情がはっきり出ます。静が周りを見渡
国立文楽劇場での初春文楽公演、第三部は「本朝廿四孝」の道行から奥庭狐火までの上演です。おお、これは、コロナ禍の4年前以来。観光客が戻ってきた大阪で、重厚な時代物を観るたのしみ。まずは、「道行」。将軍家暗殺の嫌疑で切腹した勝頼の妻、濡衣。お供は、花作りの蓑作。夫婦の薬売りに身をやつして、甲斐から謙信館を目指す、二人だけの信濃路。睦太夫と希太夫が、切なく語り合う。蓑作に亡き夫を感じる濡衣。それもそのはず、簑作は本当の勝頼。偽の夫婦の距離が縮まり、また蓑作が離れる。勘
国立文楽劇場での「仮名手本忠臣蔵の通し上演は、今月の「山科閑居」でキリ。雪深い由良助の住居。弾き出しは、富助が重厚に。そこに語り出す千歳太夫が、更に重厚に。そこに乗りつけた駕籠の横で、威儀を正す戸無瀬。決意を秘めた老女方を遣うのは、引き続いての和生。私や恥づかしい、、、と、花嫁衣装で恥じらう小浪。しおらしい娘を、簑紫郎が引き続いて遣う。そう、11月からの通し上演は、ずっと同じ主遣いなので、特徴がよくわかって、感情移入してしまいます。出迎えたのは、一輔のお石。こ
国立文楽劇場の開場40周年記念は、「仮名手本忠臣蔵」の大序から七段目までの通し上演です。人形浄瑠璃の魅力、「戯曲としての面白さ」を堪能してほしいとの趣旨。遣いは和生、勘十郎、玉男、太夫は若太夫、錣太夫、千歳太夫、三味線は清治、清介など。人間国宝を含めたオールスターが、各段ごとに入れ替わり務めるのがうれしい。こりゃもう、全部行かないと。今回強く感じたのは、通しならではの筋の一貫性。普段は省略されがちな段の、おもしろさ。あまりに人間的な、人形の動きと表情。心を揺さぶる
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2024/6912/新国立劇場小劇場で文楽こじんまりとした劇場サイズと傾斜の大きさでかなり観やすい字幕を出せないのが残念字幕はスマホアプリで対応だけれど、スマホと舞台を観るのは難しそうシアター1010は字幕出せてたのになぁ社会人のための文楽鑑賞教室Cプロ学生さんの団体さん、一般の団体さんもいて、解説で初文楽の人と言われて半数弱が手を上げてたので、新規取り込み頑張ってる印象満席とはいかずと
国立文楽劇場での文楽公演は、第一部から間を開けて、夜の第三部です。まずは、「御所桜堀川夜討」。義経が住む堀川館を土佐坊が夜襲した、全五段の時代物。そこから、歌舞伎でも上演される、三段目切の「弁慶上使」です。産声以外では泣いたことがない弁慶が、ついに大泣きするところがクライマックス。なんですが、この狂言の中心は、弁慶と一度だけ契りを結んで娘を生んだ、おわさなんです。義経の妻となったものの、ひっそりと暮らす時忠の娘、卿の君。義経の子を身籠りながら、辛い立場。そこに、屋敷に
国立文楽劇場での、開場40周年記念公演。第一部と第三部に行ってきました。第一部は、秀吉の一代記の読本、「絵本太功記」です。秀吉が主役ながら、武智光秀の謀反を13日に凝縮し、1日1冊に割り当てたのが特徴。今回は、その中から4題。まずは、「二条城配膳」の段から。とーざい、とーう、とーざーい、で動き出したのが、蘭丸、尾田春永、浪花中納言、光秀。勅使饗応役の光秀の逆心を疑い、蘭丸に言いがかりを付けさせる春永。腹に据えかねて蘭丸に詰め寄る光秀を、こっそり見ていた春永が責め立てる
『曾根崎心中』作近松門左衛門徳兵衛は望まない縁談の結納金二貫を受け取って借金を頼んで来た友九平次に貸した。返済期日を三日過ぎても油屋の九平次は返さない。生玉社前で恋人の天満屋お初に銀(かね)を返済させると約束し、縁談は断り、お初だけが恋人と確約する。偶然にも九平次が現れ、徳兵衛は証文を見せて二貫目の銀(かね)を返してくれと請求する。「儂の印は落としたものであり、この証文の印は落としたことの届の後に押されたものだ」と語り、徳兵衛は借金証文を
国立文楽劇場での「妹背山婦女庭訓」、四段目はいよいよクライマックスです。舞台は同じ入鹿御殿で、金殿の段です。求馬の後を追ってきたお三輪、苧環の糸が切れたのが不吉。豆腐買いに、求馬と橘姫の祝言の様子を聞く。ふっくらしたお福が天然、簑二郎が愛嬌たっぷり。御殿に入り込んだところで、出たっ、官女たち。なぶつてやろと目引き、袖引きとは、憎たらしい。この者に酌とらそ、エエマア不調法な。婿様が見たくば早よう謡や。馬子の唄なら面白からう。竹にサ雀はナア、品よくとまるナ。いじめに耐えて
国立文楽劇場の、夏休み文楽特別公演に行ってきました。全く暑さが引かない夕方、6時半始まりの「夏祭浪花鑑」です。ちょっと離れて台詞と情景を語る、太夫と三味線。それにノッて、人形特有の動きを見せる遣い。今回は、そんな文楽の特長と良さを、改めて感じることができました。まずは、住吉鳥居前の段から。お梶と市松を参詣に行かせた後、釣船三婦が早速の達引。今日は、玉也の三婦が目立ちます。やっつけられるのが、駕籠かきのこっぱの権となまの八。ちんぴらながら、主役を引き立てる大事な役。
『通し狂言菅原伝授手習鑑』第二百二十四回文楽公演令和五年(2023年)五月十四日国立劇場小劇場二段目道行詞の甘替(みちゆきことばのあまいかい)桜丸豊竹希太夫斎世親王竹本小住太夫苅屋姫竹本碩太夫ツ竹本聖太夫レ竹本文字栄太夫鶴澤清志郎鶴澤清丈'鶴澤燕二郎鶴澤清允鶴澤清方安井汐待の段豊竹睦太夫野澤勝平《人形役割》桜丸吉田玉佳里の童吉田玉征里の童桐竹勘昇苅屋姫吉
国立文楽劇場での、11月文楽公演に行ってきました。まずは、第二部。「一谷嫩軍記」の三段目通し上演です。去年11月、国立劇場での歌舞伎通し狂言を、思い出します。前半があることで、敦盛身代わりの真相、弥陀六の存在感、相模と藤の局の位置づけなどが、よくわかります。「弥陀六内」の段では、過去を秘めた弥陀六を、玉助が熱く遣います。正体不明の若衆は、清五郎が清楚に。恋心を抱く娘の小雪の元を去る、若衆。これが最後に、意外な姿で帰ってくるのが、うれしい。息が詰まるような重厚さの中に
「知って楽しい、知的文楽体験セミナー文楽に遊ぶPART25」の開催が発表されました。今回は25周年記念公演として、母と子の愛情ものがたり『恋女房染分手綱』重の井子別れの段を上演とのことです。日時2022年1月29日(土)①11時15分開演(10時30分開場)②14時15分開演(13時30分開場)会場西宮市プレラホール全席指定一般2,500円アミティ友の会/学割2,000円恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)重の井子別れの段出演人形浄瑠
国立文楽劇場の錦秋文楽公演、「ひらかな盛衰記」の続きです。三段目から、歌舞伎でお馴染みの、「松右衛門内」と「逆櫓」です。「松右衛門内」の前半の主役は、権四郎。近所の人をもてなしながら、子を取り違えた出来事を語ります。「思ひ出すもナウ恐ろしや、聞いてくだされ」の長台詞。玉也の人形と、芳穂太夫の神妙な語りが、ぴったり。どこの子とも知らずに、3年間乳をあげて育てた、およし。堪彌の遣う老女形に、苦労と愛情が感じられます。そこに帰ってきたのが、入り婿の松右衛門。近所の人に挨拶し、
昨日の朝、ブログやSNSで3月29日(日)人形浄瑠璃初音ミクコラボLIVE生配信を告知させていただいたのですが、昨日の夜、中止が発表されました。確かな発表の時間は分かりませんが、金曜日の遅い時間にツイッターで発表になったようで私は日付が変わった時点でやっと見つけました。皆様、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、日曜日に予定されていた無観客ライブも中止になりました。心待ちにしていた文楽ファンや初音ミクファンの皆様、本当に申し訳ございません。(続)https://t.co/n
昨日主催のSAP担当者さんに電話で聞いてみました。「文楽のブログをしています。天野光と申します。日曜日に予定されている動画配信についてお尋ねしてもよろしいでしょうか?」「はい。前半は初音ミクのコンサートと思っていただいて結構です。初音ミクの曲6曲の後に初音ミクが文楽の立役(男役)の人形と共演します。『義経千本桜』などの演目の上演はありません。」(私、食い気味に)「出演者の変更はありませんか?吉田玉助さん、豊竹睦太夫さん、鶴澤友之助さん、桐竹紋秀さん、吉田玉路さん、豊
12月14日(土)、国立劇場小劇場で、人形浄瑠璃・文楽公演『一谷嫩軍記』を見ました。1751(宝暦元)年11月、大坂の豊竹座で初演。その評判が、高く、翌年まで、ほぼ一年の公演となったと。作者は、並木宗輔(1695~1751)。『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』という、三大名作の作者の一人。この『一谷嫩軍記』は、全5段の大作ですが、並木宗輔は、その3段目を書き終えて、亡くなってしまいます。その後を、浅田一鳥、浪岡鯨児、並木正三、難波三蔵、豊竹甚六が、引き継いで。初段の『堀
*国立劇場小劇場■12月文楽鑑賞教室満席♦️文楽は、ユネスコ世界遺産に指定されてます。日本の誇る伝統芸能です。午前11時開演(終演午後1時22分予定◆団子売(だんごうり)◆解説文楽の魅力◆菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺入りの段寺子屋の段◆出演■団子売豊竹靖太夫豊竹咲寿太夫他人形役割吉田玉翔桐竹紋吉■解説文楽の魅力豊竹希太夫(太夫)鶴澤寛太郎(三味線)吉田玉誉■菅原伝授手習鑑寺入りの段竹本小住太夫鶴
第一二八回文楽公演平成二十四年十一月国立文楽劇場第六十七回文化庁芸術祭主催公演通し狂言仮名手本忠臣蔵作竹田出雲三好松洛並木千柳第一部十時三十分開演三段目下馬先進物の段(げばしんもつのだん)腰元お軽文使いの段(こしもとおかるふみつかいのだん)六段目身売りの段(みうりのだん)早野勘平腹切の段(はやのかんぺいはらきりのだん)三段目下馬先進物の
2018年1月28日(日)西宮市プレラホールで開催された西宮文楽探検PART21~知って楽しい、知的文楽探求セミナー~『文楽に遊ぶ』を鑑賞しました。14:00開演第一部トーク「芸歴50年人間国宝・吉田和生、そして文楽」聞き手広瀬依子さん(元・『上方芸能』編集長)吉田和生師匠登壇中央の赤い毛氈を引いた床几にお座りになる。「人間国宝になられて生活に変化はありましたか?」「人間国宝は、いつどんな手段でお知りになられるのですか?」「師匠・文雀
本日11列目3番席左端ですたがまぁまあよく見えましてしかも今まで字幕盤が左右上部に一個ずつあったのが今回真ん中上部になっていたおおおお日々工夫されておるのですな確かに左右上部ですと席によっては全く見えないしそこを見ることにより肝心な舞台を見逃す真ん中上部ですとそれがかなり緩和されるのではないかしら私はなるべく字幕を見ず太夫さんの語りに耳を預けようと試みているがやはり言い回しも古いし独特な節なので字幕があるとやはり助かるワケで…今回は春長、蘭丸、