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誰がどんな推論をしようとも、御所丸と織部の関わりの真相は、歴史の深い霧の向こうにある。それにしても、日本の茶人たちが朝鮮半島に発注した御本茶碗の制作プロセスとは、まさにこのようなものだったのではないか。つまり、祭器由来の純正高麗茶碗は、先にも述べたように、その性質上絶対数が少ないので、茶人たちの旺盛な需要に追いつくことがない。したがって、かれらはまずそれと同じものを半島に発注する。伝世する井戸茶碗が比較的多いのは、その手のものが混ざっているからとの推測も可能だ。そして、利休や織部によって独自に
高麗茶碗を生んだ李氏朝鮮の時代、すでに述べたように、政権が国家運営のイデオロギーとしたのは朱子学だった。孔子の時代から十数世紀を経た宋の時代に生まれたこの新しい儒教は、孔子と同じように同一性に根拠を得た礼を重視したが、その適用面において、『論語』の時代よりはるかに広範で詳細な礼制を主張した。単純化の誹りを恐れずにいえば、その背景には「聖人」観の変化がある。孔子の時代の聖人といえば、とりもなおさず、準拠の同一性の対象となる古の礼制を整備した王たち、すなわち堯や舜や禹などを指した。そこでは、孔子
こんにちは。うう・・寒い一日になりましたね。朝カーテンを開けて、近隣の屋根が白いのを見て思わず目を閉じました笑午後からは少し温んできたかしら。明日からサロンですが💦いらっしゃる皆さま、どうぞ暖かくしてお越しくださいね。私も暖かいお茶をご用意してお待ちしています❣️昨年個展に伺った際に発注した豊増さんのお手塩皿が納品されました✨いや・・私も「どうなったのかなー・・年内とは言ってたけどなー・・」と思っていましたがふいにやってきた💕なんて
こんにちは。予報通り、暑い一日になりましたね。明日も暑いらしい大阪に向かっています😵💫😵💫サロン明けに個展巡り。タイミングが合って良かった〜💦サロンでもご案内を置いていました、中里健太さんの個展に。柿傳ギャラリーに。賑やかな新宿駅からすぐにも関わらず静謐な空間で、大好きなギャラリーです。白磁に粉引きに、焼き締め。健太さんともお久しぶり😊色々お喋りに花が咲く咲く。健太さんは、我がサロンでも多用している、中里太亀さんのご子息。単独個展とは、立派になって、、、😭と、母の
昨年、利休企画を終えて脱力しているとほどなく、本業のほうがにわかに忙しくなった。コロナ騒動の鎮静化とともに、昼の仕事ももちろんだが、何より夜のつきあいが格段に増えた。それまで、コロナが落ち着いたらぜひ、と交わしていた約束を実現しようとすれば、当然、次々と日程が埋まっていく。多忙な年末をじわじわと肝臓の数値を上げながら過ごしているうちに、あっという間に正月を迎えて、やれやれ。ところが、二日目に嫁さんが熱を出してダウン。とうとうコロナに罹ったかと検査したら陰性。ともあれ熱でしんどいのは変わらないの
砂上の楼閣のような虚構、この言葉にはどこか既視感がないか。そう、それは、命がけの闘争に勝利した「主」が自分の「承認」していない「奴」の「承認」しか得られないがゆえに実は虚構の「主」でしかなかったというあの根本的な矛盾と相似形を描く。珠光の毒を喰らった利休は、自分が「絶対的に他なる領域」にいる「師」であることへの強い使命感を背負った。かれの茶の湯の実践は、そのときから、「無限の関係性」を表現することに終始する。ところが、現実には、その手段としての絶対的差異や「崇高」の実現は理論的に整合性を
政治的な交渉事でベストパートナーであった秀吉と利休だが、ふたりともに人一倍の野心家であるからには、互いに負けず嫌いであったことはゆうに想像できる。かれらが野望を抱いて出世街道を歩んでいるあいだは、「主と奴」のスタティックな関係にかなりこだわっていたにちがいないから、「承認」をめぐる闘いにはとくに敏感だったことが推定される。その矛先は通常はかれら以外のところに向けられ、それがために、対外的にはパートナーとして機能したが、闘いの相手はそれだけではなく、現実にはより身近な存在であるお互い同士をそれと
ヘーゲルの考えを応用すると、「労働」のできる「奴」ほど世界を動かす力をもつ。これを利休のおかれた状況に適用すれば、「主」である信長への貢献度が高い「労働」ほど評価され、より大きな力をもつことができる。宗久のユニットが信長政権で力をもったのは、かれらの「労働」が他ではなし得ない稀少性を備えていたからだ。秀吉たち家臣もまた、戦という「労働」で信長に仕えるが、程度の差はあるにしろ、戦の担い手には互換性がある。信長は、天下統一のための戦で、各方面に家臣を当てたが、もちろんそれぞれの経験や適性に基
その間、利休もまた、宗久の側について堺の身売りに協力し、このかりそめの「主」の誕生に加担した。多くの文献には、宗久の働きかけがあって利休も宗及も信長側についたと説明されるが、それが現実であったにしろ、堺という自治都市の命運と自分たちの将来がかかる一大事である、宗久に味方するかどうかよりも、かれらが自らの判断で信長に与するのが良しと、むしろ積極的に結論を下したと考えるのが妥当だろう。宗久同様、おそらく、かれらもまた信長の勢いに乗るにしくはなしと判断した。そして、そのためには、機をみるに敏感
こんにちは。暖かい一日になりましたね。朝夕は冷えますが、日中は過ごしやすいです。先週から今週、ちょこちょこと器を楽しみにあちこち行ってきました。目の保養になりますね✨✨今、渋谷の東急で骨董の食器展をやっているのでまずそちらへ。ああ・・・蒔絵の美しさに悶絶。古伊万里も素敵なものが多くて、目移りします。会場には、佐藤由美子さんのコーディネートも。素敵ですねえ・・由美子さんが丁度いらしていて、由美子さんと知己のHちゃんがご紹介くださいました。めっちゃ気さくな方
秋の空に溶けていくようなバッハに酔いしれながら、長らくサボっていたこのブログを再開する気になっていると、タイミングよく、三重県の四日市にあるギャラリーから豊増さんの個展のDMが届いた。昨年この方の祥瑞を紹介したが、そのときはグループ展で、個展には長らく伺っていない。DMの写真は作家のトレードマークの染付ではなく白磁ばかりで、今度の個展では、地となる白によほど自信があるものと拝察した。確かに、写真をみただけでも何となくわかる。コロナも少しずつ減っているし、久しぶりに出かけてみるか、と思った
澄みわたった秋の空にはバッハが似合う。灼熱の夏の間は、冷房のために締め切った部屋から音が漏れる心配はないので、抑揚のある大編成のオーケストラ曲でも遠慮なくかけられる。モーツァルトくらいならそれほどでもないが、マーラーくらいになるとある程度迄ヴォリュームを上げないと、迫力が伝わらないし最弱音がはっきり聴こえてこない。ワーグナーやブラームス、ブルックナーもそうだが、録音の良いベートーヴェン以降のオーケストラ曲は、レンジが広いので、総じて大音量で聴くのがいい。その手の音楽を聴くには、だから、部
こんにちは。ひゃーーー、、、夏日になりましたね。朝から暑くて、暖かいカフェオレで汗ばむほどでした😨昨日もまた、暑かったのですが、、💦川越までお出かけ。大好きな作家さん、豊増一雄さんの個展を、うつわノートさんでやっており。ちょっと遠いのですが、気持ちを奮い立たせて行ってまいりました。先日の、銀座ポンドギャラリーさんの個展では、最終日にしか伺えず😢殆ど残っていなかった、、、泣残念な気持ちが残っていたため、満を持して前半日程に。彼の染付、白磁、青磁、
~器と人の縁~作家さんのうつわ展初日の出来事うつわたちが勢ぞろいしている間に拝見したくてデパートの開店時間に売り場へ直行しました。有田焼400周年のときに、生徒たちと有田伊万里に行き・★井上萬二窯にて、すっかり白磁に魅せられた私たちでした。帰京後、暫く海外のブランドものが全く目にとまらなくなる現象が起きました(笑)。ティージョルノのキャビネットの中は、どんどん日本の器が占領しはじめています。有田焼豊増一雄展ひょんなことから、作家さんのことを知
来年1月にギャラリーソラノハコ「中国茶の愉しみ」の会期中にお茶を淹れます。『中国茶の愉しみ』2018.1.11(木)〜17(水)12:00〜19:00(最終日17:00まで)会期中の土日に下記のスケジュールで「縁の茶会」を開催します。【お茶会スケジュール】2018.1.13(土)14(日)12:30〜14:0014:30〜16:0016:30〜18:00各回5名¥4.300「縁の茶会」は、大好きなギャラリーソラノハコのご主人から思いがけずも嬉しい嬉しいお誘いを