ブログ記事118件
ブログ主です。当ブログへのご訪問ありがとうございます。ゴールデンウィークに入る前のXでこんな投稿がありました。JRのみどりの窓口にて、お年寄りの男性。「◯◯までののぞみの自由席を欲しい」JR「GW中はのぞみは全席指定席です。ひかりなら・・」お年寄りの男性「◯◯までののぞみの自由席を・・」JR「お客様、のぞみは全席指定席で・・」この繰り返しいますねぇ、こういう、むちゃを押し通そうとする人。それにしてもGW中は、新幹線のぞみは全席指定席とあれほど前から宣伝していても、ま
今年は様々の事情でいつもより本を読書ができない年でした。そんな中でも特に印象に残った三冊を改めて紹介したいと思います。『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』谷津矢車著幕末維新の時代に活躍した薩摩の軍師であった伊地知正治。鳥羽伏見の戦いからの彼の活躍と一線を退いてからの彼の人生を描いた作品。私はガチガチの佐幕派なので、やはり薩摩の軍師で西郷隆盛の盟友というところもあり、思うこと山盛りで読みましたが、明治維新も思うようにうまくいかなかったことも知っていますので
西郷隆盛や大久保利通と共に薩摩の志士として幕末から戊辰戦争までを闘い新政府軍の勝利に大きく貢献した伊地知正治という人物ですが、これまであまり取り上げられてこなかったのではと思います。私もこの小説を読むまでは、彼のことをあまり知りませんでした。圧倒的な軍事的な才能を持ちながら、ちょっと変わり者で、派閥を作ることをせず、新政府の重職につきながら、職を辞して郷里の薩摩に戻ります。物語は、郷里に帰った後の明治15年の場面と戊
戊辰戦争。鳥羽伏見の戦い。わずか五千の兵で三倍の幕府軍を撃破した軍略家・伊地知正治。ぼっけもん(怖いもの知らず)と呼ばれた彼が、幕末の戦いを経て、たどり着いた境地とは。『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』谷津矢車著私は佐幕派です。なので、薩長が……。さすがに維新の三英傑はわかりますが、それ以外は全くわからない...(==)トオイメ目なので、この伊地知正治という人物については全く知りませんでした💦この物語は西南戦争も終わ
しゃらくせえ鼠小僧伝Amazon(アマゾン)この男、正義の味方か。大悪党か。職も金も許嫁も失った次郎吉は、万事窮して盗賊に。前代未聞の悪漢登場。圧倒的な興奮、一気読み必至の時代小説!両国の回向院に鼠小僧次郎吉のお墓があり、何度か訪ねたことがあります。その墓石を削った欠片を持っていると強運のお守りになると聞いて、私も削らせていただきました。墓石を削る?なんてビックリですが、ちゃんと削っていい石が用意されているんですよ。削った欠片をかき集めるためのブラシも置いてありました。鼠小
さて、本日紹介するのは、谷津矢車先生の「雲州下屋敷の幽霊」です。江戸で起きた事件をモチーフにした、短編集で、どの作品も人間の情念が描かれていて、読み応えがあるのですが、谷津矢車先生の作品の魅力といえば、何と言っても、その空気感にあると思います。現代とは異なる時代を描いていながら、情景はもちろん、空気感まで伝わってくるのです。最初の1ページを読んだ瞬間、強制的にタイムスリップさせられたような感覚に陥ります。それほどまでに、谷津矢車先生の描き方が素晴らしいのです。さらに、私
楽しみにしていた、谷津矢車先生の幕末三部作の最終作『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』を引き取ってきました♪そして、杉山大二郎先生の『大江戸かあるて鍼のち晴れ』もようやく引き取り(^▽^;)谷津先生曰く、『北斗の邦へ翔べ』で敗者(土方さんが主役ですしね)を、続く『ええじゃないか』で中立の立場の人々を、そして今回の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』で勝者を描いたということですね。私はご存じのように新撰組大好きで、新政府はなので、鳥羽伏見の
本日、谷津矢車先生の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』が入荷したとメールがあったので、本屋さんへ。ですが、対応が新人さんで本が見つからず、レターセットが必要だったので、それだけを買って帰りました(´・ω・`)ショボーン夕方には電話で再度連絡があり、明日、引き取りに行けたら行きたいです;つД`)明日は病院と役所から人が来るので時間が取れるといいなぁと思ってます。ですが、『木挽町のあだ討ち』は粛々と読んでます。篠綾子さんがやはり木挽町を舞台にしたシリーズ
先日、次の直木賞候補に永井沙耶子先生の『木挽町のあだ討ち』がえらばれ、そうしたらば、昨日、谷津矢車先生の『宗歩の角行』が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されたというビッグニュースが二つご両人の作品が選ばれることを願います。(それだけのものを持ってる方々ですし、実は谷津先生は直木賞取るとおもってるんですよね、私)ですが、『木挽町のあだ討ち』は付録の声優の関智一さんの朗読を聞いて、積んである状態でして(-"-;A...アセアセ今
本日は父がショートステイから帰ってくる日だったので、すきな煮物を作ろうと買い物へ。ひじきと大豆、人参とさつま揚げを煮たもの。ピーマンの肉詰め。キュウリのナムルを作りました。(だのに、煮物ばかり食べて)で、帰りに雑誌を買いに本屋さんへ。谷津先生の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』をお店のWeb予約したことを告げると『ロカさんは難しい本をたくさん読んでますものね』と???いろんなジャンルを読んでますが、難しい本は読まんよ。自分にとって楽しい本
本日から父がショートステイにいってます。このところ、夜中に4回から5回は起こされて睡眠不足だったので眠れるのは本当にうれしいです明日と明後日は出かけるのですが、やはり大雨ですかねぇ~。遊びに行くんじゃないよぉいろんな岐路に立ってるんでしょうね、しみじみ(笑)そんな中で駒姫の小説は形になってきたので、少しうれしい♪彼女は勿論なんですが菊理媛神を描くことが出来るのが楽しいんだな、きっとあとは彼女たちを囲む芸人たちがうまく書けたらいいなと思ってます。
ええじゃないか(単行本)Amazon(アマゾン)849〜5,742円${SHOP_LINKS}大政奉還前夜、史上最大の乱痴気騒ぎはなぜ起こったのか。やくざ者に老婆に童、新米御庭番と御用町人。三河国吉田宿に降った数枚の御札が、彼らの命運を、そして天下をも混沌の渦に陥れていく――作家生活10年目に切り拓く新境地。人智を超えた運命の交錯が、歴史を、物語を駆動する!「ええじゃないか」は幕末の近畿・東海地方で実際にあった騒動。金がなくとも、ええじゃないか明日が見えずとも、ええじゃな
曇り時々雨の中散歩方々図書館へ行く検索しても特に読みたい本無くでも本無しは寂し~~いので棚に有ったのを適当に借りて来た、石原さんの本も過去に数冊しか読んでない藍銅ツバメ・谷津矢車初めて借りた暇つぶしだが一冊読むのに数日を要するように成った、
先週の末に発熱して、単なる風邪とわかりましたが、咳が止まらず、背中と肋骨が痛いです(つд⊂)エーンですが、日々の生活をないがしろにすることはできませんので、なんとかやりくりしてます。熱は下がりましたしね。なんとかイベントまでに読み終えたいと思っている天野先生の新刊『猛き朝日』谷津矢車(戯作者/小説家)@yatsuyaguruma2023年3月9日(木)19時より、Twitterスペースにて『小説家の話を聞いてみよう#18【ゲスト:天野純希】』を開催しま
これから読む本です(たぶん)「山火事と地球の進化」アンドルー・G・スコット(河出書房)山火事と地球の進化Amazon(アマゾン)1,980〜7,340円「ええじゃないか」谷津矢車(中央公論社)ええじゃないか(単行本)Amazon(アマゾン)974〜5,742円「国難に立ち向かう新国防論」河野克俊・兼原信克(ビジネス社)国難に立ち向かう新国防論Amazon(アマゾン)950〜5,104円「大都市はどうやってできるのか」山本和博(ちくまプリマー新書)大都市はどうやって
谷津矢車著の曽呂利新左衛門を主人公にした「曽呂利」がある。内容は、「天才的な頓知と人心掌握術で不気味な存在感を増す鮟鱇顔の醜男は、大坂城を混乱に陥れ‥」と紹介されている。秀吉に御伽衆として仕えたといわれる人物でユーモラスな頓知で人を笑わせる数々の逸話を残している。その代表が、よく知る米粒の話。秀吉から褒美を下される際、何を希望するか尋ねられた曽呂利は、今日は米1粒、翌日には倍の2粒、その翌日には更に倍の4粒と倍の量の米を100日間もらう事を希望。そんな程度の褒美でよいのかと思った秀吉
他の方のブログで見かけて気になっていた作品。読んでみたところ、戦国の世の忍びを題材にしたラノベという感じで、気軽に読めて面白い。半蔵とは、徳川家康の忍びで有名な服部半蔵正成のことだけど、忍びの家に生まれながらその在り方が嫌いで、「自分は武士になるんだ!」と家を飛び出した。以降、武家の友人に拾ってもらい、自分では武士のつもりでいるのに、主君の家康からはいつまでたっても忍びの者だと思われている、なんか憎めない人物である。「しょったれ」は未熟者、半端者という意味らしい。忍びにも武士にもなりき
幕末のいっとき、「ええじゃないか」というムーブメントというか、狂乱の一幕が日本のあちらこちらで展開したということは、歴史的知識として知ってはいるものの、幕末維新史が語られる中ではあまりクローズアップされないで来たのではないですかね。キーワードは「世直し」ということで、時代の厭世観といいますか、そんなものが民衆の中にあって、煽り煽られるままに火が付いた一瞬であったのかもしれませんですなあ。そんな話をしますのも、たまたまにもせよ谷津矢車の小説『ええじゃないか』を読んだものですから。「ええじ
都内の地下鉄に「半蔵門線」という変わった名前の路線があって江戸城の門を警固した服部半蔵正成の名前が由来だという説があります。本書はその服部半蔵正成が主人公のお話。主君、徳川家康の家臣で半蔵も私が以前住んでいた家康の出身地、愛知県岡崎市ということと古写真でその門の写真を観たことがあってとても感慨深い思いで読みました。しょったれ半蔵Amazon(アマゾン)1〜5,531円家康の時代は一揆が頻発していたことは以前から知っていましたが忍びとして任務に当たる者たちの厳
幕末から明治の世に変わるまさにその時、日本各地で「ええじゃないか」とはやす踊りが流行しました。男が女の格好をし、女が男の格好をしながら老いも若きも往来に出て踊っていたそうなので、今のハロウィーンを思い出させます。なぜこの踊りがはやったのか、その理由は謎とされていますが、気鋭の時代小説作家、谷津矢車が想像力を働かせてこのテーマに挑みます。裏家業をしながら身を寄せ合って生きている3人組と、それを追う御庭番の若い侍を、それぞれ主軸として
はるか昔の学生時代の日本史の授業の時に「ええじゃないか」という騒動があったことは習った記憶があるけれど人々が踊りながら騒いだことを教科書に載せる程のことなの?と思っていましたが今回読んだこの本で詳しく知ることが出来て確かに教科書に載せる価値はあったんだな~と感じました。ええじゃないかAmazon(アマゾン)1,980円始まりは東海道34番目の宿場「吉田宿」(現、愛知県豊橋)で起こった降札騒ぎだったとのこと。広重が描いた吉田城を描いたこの絵が頭に浮かびました↓こんなにも
服部半蔵保長の子である正成。七歳の時に友の暗殺を父に命じられて、家を出奔。忍びではなく武士としての道を選ぶ。そして渡辺盛綱の元で武士修行をし、初陣を迎える。その初陣で彼の目の前で父・保長は梟の仮面をつけた忍びに殺されてしまう。主君である松平元康は正成に服部家を継ぐことを命じる。こうして忍びの惣領となることになった半蔵。だが、武士としても、忍びとしてもしょったれ(半端者)の彼。だが、浜松衆の一人として、武士として、半蔵は戦場を駆ける!『しょったれ半蔵』
あと2回で『鎌倉殿の13人』が終わりますね。次回はあの有名は政子の御家人に対する演説!とっても楽しみですで、そろそろ書店にも来年の大河の主役である徳川家康の本が並び始めました。アンソロジーも今月でるので、どうしようか思案中です(*´σー`)エヘヘで、一見、家康とは関係なさそうなこちらの作品は家康の家臣であった服部半蔵成正を主役にした作品です。(帯でわかりますけど、帯がないと忍びの小説とおもいますよね。因みに単行本を見たときはそう思ってました)忍びの家の嫡男
師走になった忙しいと言うより、気持ちが急かされるような日々を過ごすことの多い月だ走り書きしたメモをチェックすることが増えた毎日に、急がされるような音が付きまとう。『ええじゃないか』は、遊園地のコースターの名ではなく、アイドルグループの曲でもなく、谷津矢車さんの小説だ年の瀬を迎える一年の総括の時期に、江戸から明治にかわる社会の大きな分岐点をえがいた物語が重なる三河の国で賭場を荒らして銭を稼いでいる老婆と童の二人連れが、やくざ者と出会うところから物語は始まる。懐を考え、
石川宗生、小川一水、斜線堂有紀、伴名錬、宮内悠介著『ifの世界線改変歴史SFアンソロジー』読了谷津矢車著『からくり同心景』読了東川篤哉著『仕掛島』読了『ifの世界線改変歴史SFアンソロジー』『パニック――一九六五年のSNS』の落ち…好き…『からくり同心景』積読発掘本…面白かったので続きを買おうと思ったら…絶版になってた…古本屋回ったら…見つかるかしら(笑)『仕掛島』まぁ…執拗に強調される事は…大体覆るのがお約束だよなぁ
博打のいざこざで人を殺してしまった晋八。彼に助けられた老婆のましらと連れの子どもである乙吉は、こうして三河で出会った。一方、大樹公直下である御庭番衆である和多田市之丞は父の権兵衛と共に浜松旅旅籠宿の増多屋で笠の緒を解いていた。初めての役目に意気込む市之丞。それに反して、宿に勤める御町人(隠密の協力者)に仕事を丸投げする父親に反発し、里という役目を担った少女と同行することに……。さて、ここから始まりまするは、天からありがたいお札が降ってきたということからはじまりまする『ええじゃな
本日も野暮用でパタパタして、ケアマネージャーさんの訪問日でもあったので、午後はこちらの対応。私がこの夏に体調を崩しがちだったので、万が一のためにショートステイの話などもありましたのでそんな中で、読書のペースが落ちているのですが、読みたい本はため込んでいて少し焦ったりもしてますその中でいま読みかけている本があるので、チラ見して読むのを我慢しているこちら。戯作者を名乗る谷津先生の最新作です。幕末のええじゃないかを舞台にした幕末大好きな私には早く読みたい一冊です。
いろいろ予定が狂って、終わりに近づいたところで『皇室、美の玉手箱』を出かけてきます今月初めに行く予定だったんですけどね(;^_^A最後の連休は並びそうなので、明日が最後にゆっくり見られる日なのかなぁと思いまして。帰りには谷津先生の『ええじゃないか』を引き取ってこないといけないですしねそちらも楽しみです♪若冲の栞と図録だけは手にいれたいんですが、あるといいなぁ。(ポーチも欲しい)今月もそこそこに本を読んでますが、なかなか感想がUPできません(-"-;A
将棋ファンなので大抵のことは知っているつもりでしたが、天野宗歩のことは知らないことばかりでした。完璧な在野の人だと思ったのですが、将棋三家ともかかわりがあったようです。そのような歴史的なことがわかるのがこの本の魅力の一つ。それから天野宗歩という天才の解釈です。饐えた臭いをさせながら将棋の天才は何を考えていたのか?加えて、珠玉の言葉。「人生とは理不尽なものです。理路整然としているのは、あるいは、将棋盤の上だけなのかもしれませんね。理不尽の種がないからこそ
谷津矢車「宗歩の角行」光文社を読みました。さて、タイトルの読み方が難しい。宗歩とは、将棋で実力十三段ともいわれた天才天野宗歩です。将棋の駒の「歩」は「ふ」と読みますので、「そうふ」と読むのではないかと思う人が多いようです。ちなみに駒は「歩兵」と書いてあります。これは「ほへい」ではありません。「ふ」なのですから。正解は「ふひょう」です。歩は歩道のように「ほ」と読みます。天野宗歩は「あまのそうほ」です。続いて、「角行」。飛車角の角です。飛車は駒に書い