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10月10日明け方、ベルガモから夜通し駆け続ける馬車、何度か馬を代えながらあと1時間ほどでコモ。揺られながらふと目覚めたレギナルクスは、膝を突き合わせて朝の光に一心に祈っているらしいアリエッタを見る。世俗の祭りの衣装もまだよく似合いそうな若さである。レギナはそのあまりにも一途で生真面目なアリエッタを、出会った頃のカミユから笑顔だけを消してよく似せた人形のようだと思う。それゆえに今、過ぎ去った時の流れを強く感じさせるこの者に、理屈を超えた親しみと反感を同時に覚えるのだった。レギナは目覚めとと
先日「指揮者とオーケストラ」を読みましたが、今回は「ヴァイオリニスト」です。序章日本のヴァイオリン王・鈴木政吉第1章2人のアウトサイダー~幸田延と鈴木鎮一第2章小野アンナ門下の天才少女たち第3章スズキ・メソードと弦の桐朋第4章ソ連を選ぶか、アメリカへ飛ぶか第5章ストラディヴァリウスかグァルネルリ・デル・ジェスか第6章就職先はオーケストラ~弦楽器奏者たちの選択第7章クラシックの枠を超えて~新世代の弦楽器奏者たち諏訪根自子、前橋汀子、千住
田中比左良:マダム探偵帖(1936.03)主婦之友主婦之友(1936.03)表紙雑誌『主婦之友(昭和11年3月号)』を入手。中野実&田中比左良挿絵『マダム探偵帖』の掲載誌で蒐集している。戦前のライトノベルでどーということのない作品なのだが、どーしても揃えたい。こーした戦前の雑誌蒐めは案外に難しく、ピンポイントで欲しい雑誌はなかなか見つからない。高額雑誌は買えない。主婦之友(1936.03)目次表紙絵は松田富喬。目次の挿絵は記名がさないが宮本三郎じゃないかな。主婦之友の
イッカピ戯画ひ。飛翔がうまれるために。に。にげかくれせず。ず。ずっと自分や人を裏切るのもいいだろう。う。生まれてからずっと反抗的でいくじなしだから。ら。裸形の練習をしてきたミッカ。か。かなしむだけでとべる空はない以上。う。うたまねとウソでトリになりきるしかなく。く。苦悶する空のためにまずはぐがっと仁王立ちしてみる。る。瑠璃の闇で月がケガし。し。しじまのなかで出逢った火影のトリは燃えさかってはほどけつつ。つ。罪と罰のつみ木を積み上げてはくずすのがイッカピはやむなく途方もなく好きなんで。で。でそう
菊池亜希子『スープのじかん。』のラジオを聴くまで知らなかった曲。歌詞がエゲツない。人生に失格はないと作詞者は分かってても、ヌルい時代に放り投げた爆竹のような歌。「失格」橘いずみ1993最近やっぱり感じるのは、60年代は実体験としてモノゴコロ付いてないので解らず、70年代、80年代、90年代の凄さ、深さ、広さなど、改めて実感する。振り返り深掘りして実証する意味など無いが、「今」の時代をもう少し実あるものにしたい。お金とか、三毒である貪・瞋・痴(とん・じん・ち)に気をつけたい…「失
天才ヴァイオリニストと呼ばれた諏訪根自子は1943年2月22日、ベルリンでゲッペルス宣伝相からバイオリンの名器ストラディバリウスの贈呈を受ける。日独の友好促進に努めたのがその理由であった。根自子は戦乱の欧州で身を挺してこの名器を守り、日本に持ち帰った。そして迎えた記者に「これだけは命がけで大切にしてきました」と語った。筆者はすでに「諏訪根自子:美貌のヴァイオリニストその劇的生涯:1920-2012」の書評の形で欧州での根自子の活躍の様子を書いた。今回は根自子が戦乱の欧州で、この
諏訪根自子さんの昔の写真この美少女は・・・?と思い調べてみると・・・諏訪根自子(すわねじこ)1920年(大正9年)1月23日生まれ、日本のヴァイオリニスト。可憐な容姿であったことから国民的な人気を得て「美貌の天才少女」と一世を風靡された方だそうです。ヨーロッパに留学してベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演を果たすなど、国際的に活躍されたそうです。わぁ~!凄い方だったのですな!!わたくし音楽にはまったく・・・弾けるといえば小学校の時のピアニカくらいで・・・
ドルドラの亡くなった日9月3日フランティシェク・ドルドラ1868年11月28日~1944年9月3日フランティシェク・ドルドラフランティシェク・アロイス・ドルドラ(FrantišekAloisDrdla,1868年11月28日-1944年9月3日)は、ライト・クラシックの作曲で著名なチェコのヴァイオリニスト。ドイツ語式にフランツ・ドルドラ(FranzDrdla)とも呼ばれる。wikipedia■懐かしいドルドラの「思い出Souvenir」い
「ヴァイオリンの天才少女現る。ジムバリストを驚した目白の根自子ちゃん」という見出しで諏訪根自子が世間の注目を集めたのは1931年(昭和6年)1月24日のことだ。1917年に勃発したロシア革命によりボリシェビキの迫害から逃れた白系ロシア人たちはアメリカ、西欧そして大日本帝国にその安住の地を求めた。その中の一人にペテルブルグ出身のアンナ・ドミトリーエヴナ・ブブノワがいる。彼女は巨匠レオポルド・アウアー下で革命前はヴァイオリンの修練に励んでいた。そこに日本から動物学の若き研究者小野俊一
リラックスして眠る方法は?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようこんにちは(;^_^A睡眠まつりの日(≧▽≦)もですがnakokoはヴァイオリンブーム再来(;・∀・)ヴァイオリンの音色で癒やされパワーもらえます。(´艸`)先日ヨガの生徒さんから『チャルダッシュ』をすすめられ古澤巌がいいと言ってました。早速メリカリでCANTATA!Amazon(アマゾン)1,823〜8,714円これを(・∀・)/買いました。メルカリだと安
これまでに走った最高記録は何km?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようこんばんは(*^▽^*)今日は明るい時間に走りたくてお昼に行きました。暑くなくて快適でした。なんとなくの体調不良、走りたいストレス解消しました(*^▽^*)最近読んでる本。昭和前期はまだ流行っていてAmazonから紹介されました。諏訪根自子美貌のヴァイオリニストその劇的生涯1920-2012Amazon(アマゾン)800〜6,230円(・∀・)/
昨年あたりから急激に痩せてきました。定期的にかかりつけ医の検診を受けているし、本人は自分の足腰の強さを自慢していて散歩にも行っているのですが…その痩せ方をみると私はドキドキしてしまいます。食が細いのに食べ過ぎては胃腸をこわして絶食するので食事を4回にしてみました朝6:00梅粥昼10:30雑炊午後1時パンか麺類を少量夕5:00ご飯軽く1膳肉か魚野菜(煮物か炒め物)スープ(味噌汁)ただ食事の量は少ないのですが、お散歩のときにスナック菓子を買っ
今月は我慢の月、試練の月、正念場の月。心を落ち着かせるために晩酌しながら戦前の天才有名ヴァイオリニストのヴァイオリンを聴いて心地よく眠りにつこうと思う。ナチスドイツ宣伝大臣ゲッベルスからストラディバリをもらったのは有名な話ゲッベルスといえば総力戦演説
江戸時代の音楽は新内小唄、三味線に琵琶、お囃子というところから、近代ではいきなり国策で鹿鳴館でワルツを踊らなければいけなくなる。ピエール・ロティに猿まねぶりを笑われようとも、三味線を西洋楽器に持ち替えることにした。ただ鹿鳴館では弦楽器奏者がいなかったため軍楽隊が演奏したらしい。(確か)團伊玖磨「私の日本音楽史」に書いてあったような。明治時代のヴァイオリン演奏の第一世代は(確か)幸田露伴の妹・幸田延(のぶ)と安藤幸(さち)なので明治半ば過ぎですね。三味線からヴァイオリンへ、木に竹を継いだわけ
先日ヴァイオリニスト諏訪根自子さんの演奏家としての歩みが書かれた本を読んだ。まだまだ西洋音楽が盛んではなかった日本でこの様な天才的なヴァイオリニストがいた事に本当に驚いたレコードがCD化されている事を知って図書館から取り寄せてみました。左側は13歳から14歳にかけての録音。右側は58歳から59歳にかけての録音。昭和の初期は今よりもピッチが低かったのですね。現在のピッチの様なキリキリした雰囲気が無いのでおっとりした様な感じですね。無伴奏の方はブラボー私無伴奏の演奏を聞くの大好き
美貌の「諏訪根自子」というヴァイオリニストがいた事を知りませんでした。ただこの人のヴァイオリニストの演奏の中身を詳しく書かれていると思いきや、その生きた時代背景も詳しく書かれてあり本当に為になりました。何か今のコロナとだぶります。諏訪根自子はヨーロッパに渡り研鑽を積みながら演奏活動もする訳ですが戦争にも巻き込まれていくのです。そのヨーロッパの戦争の時も生の演奏を聴きたいと思う人々は大勢いたのですね〜。日本の終戦の次の年にまだまだ荒れ放題の日本に帰国し人々は諏訪根自子のヴァイオリンを聴き
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日本人らしい、律儀で凛とした演奏。そしてたぐいまれなる美貌を持つ諏訪根自子さん。時折強く感じる、持っていき場のないストレスや、日本に帰りたいという気持ちを抑え込むには十分すぎるお薬です。さて、白鳥という動物を、こんなにも身近にみるようになったのはフランスの中規模都市に住むようになったからでしょう。(パリにだってたくさんいますが)白鳥が、とても獰猛な動物であることを知って驚くことがたくさん。たしかに目が笑っていませんね。カモに向かって突っついたり、大きな声を出して脅か
※2020/03/09追加投稿「荒城の月」の楽譜についてブロ友のYさんから、コメントがありました。コメント欄にも書きましたが、楽譜について末尾に追加投稿しました。最近、いつもクラシックのコンサートに一緒に行く友人のMさんから1枚のCDをプレゼントとしていただいた。2003年にキングレコードから滝廉太郎の没後100年にあたり発売されたCDで、なんと滝廉太郎作曲の「荒城の月」ただ1曲だけを20種類の演奏で音源を紹介したものだ・・・尺八での独奏をはじめ、独唱、合唱、ヴァイオリン、チェロ、
<序>筆者は書評「諏訪根自子:美貌のヴァイオリニストその劇的生涯:1920-2012」の中で、彼女に関しての考察を行った。そして欧州滞在中の最大イベントともいえる、1943年2月22日、根自子がゲッペルス宣伝相からストラディヴァリウスの贈呈を受けた経緯について、次のように書いた。贈呈を伝える当時の朝日新聞は「昨年12月来独以来ベルリンその他各地の音楽会あるいはラジオ、あるいは慰問音楽会においてその天才的演奏により」と書いており、これが為の贈呈と言われている。それにしても前年の暮れ
書評「諏訪根自子:美貌のヴァイオリニストその劇的生涯:1920-2012」と、おそらく未発表の資料からの考察。<序>戦前、戦中の欧州駐在者の一人であった諏訪根自子さんが亡くなったのは2012年3月6日である。当時子供であった駐在者を除けば、ほぼ最後の欧州証人であった。そしてその1年後、満を持たように、この本は出された。ヴァイオリニスト諏訪根自子(以下根自子と表現)について筆者が最初に知ったのは「美貌なれ昭和」深田祐介著である。そこでは東京―ロンドン間を国産の飛行機「神風号
銘板には「MOKKOSU」と在りますが、どんなブランドかは知りません。5日間、6時間は連続で鳴らしてました。やっぱりコナレて来るものですね~。レンジの狭い感じはそのままなんですが、纏まりは出て来たみたい。薄い松合板製(多分9㎜)のBOX、1メートル程のTQWT音道、古いアルニコユニットの三者が上手く行ってる。TQWT臭く無いし松臭くも無い。高性能ハイファイでは無いが、大人しい上品な鳴りです。ピアノは甘目、室内楽はかなりいける。音楽性は高く感じます
古いレコードを探している最中に諏訪根自子(1920-2012)のSP盤6枚とLP盤(バッハ、ブラームス)2枚が目に留まった。本当に久しぶりに聴いてみた。SP盤は雨降りの雑音が多いのだが、戦前の録音の音質と合い余ってなんともマイルド。LP盤も演奏自体がおっとりしている。総じて安心して聴ける音楽の代表だと思う。オレのじいちゃんは諏訪根自子のファンであったと聞いている。で、ちょっとだけ戦前大人気を誇った美しいヴァイオリニストの紹介をしてみたい。大正9年(1920)東京生まれ。父親は山
バイオリン触ったことある?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようバイオリンに触ったことはありません(゚∀゚;)タラーでもバイオリニストで、真っ先に思いつくのは故・諏訪根自子さん。朝ドラで取り上げて欲しい方の1人。でもドラマ化された場合、交際や結婚シーンでは揉めるんだろうな・・・視聴者から叩かれると思う(脚本や演出が悪ければ、さらに叩かれる・・・)もう1つバイオリンと言えば、オー人事のCM。オーケストラ編。今年2月か
バイオリン触ったことある?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようないですね。バイオリン演奏のレコード、たくさんないけど。昨日は宮澤賢治の誕生日だったそうなので、彼になったつもりで蓄音機聴いてみた。彼も蓄音機、レコードが好きで音楽を愛していたらしい。ニッポノホンユーホン1号という機体を所持していたとか聞きます。拾った動画ですが、明治時代の童謡レコードをユーホン1号で聴いてみよう、みたいな。時代的には宮澤本人が聴いた可能性のある組み合わせかと思います。
コロムビアA491M379061949年(昭和24年)2月あの諏訪根自子だから拾って聴いてみた。レコードの状態から見て、よく聴いていたような印象を受けます。ただ、流行歌や浪花節みたいにすり減った針でさんざんかけ倒されたって感じではないです。やっぱそこはさすがクラシックですね。
金沢で一番楽しかった場所は…ふらりと入った金沢蓄音機館ちょうど蓄音機の聴き比べが始まりました私は館長さんの話に惹きこまれてしまいました音楽を生ではなく録音再生する製品として最初に登場したのがエジソンの蓄音機だそうですエジソンのから日本の蓄音機までの説明が面白い!聴き比べが終わっても長居するする(笑)懐かしのLPも聴き放題ですベト七をじっくり聴きましたLPのノイズが懐かしい感じレコードなんてかけ方忘れていました(>_<)聴き比べで最後に聴いた日本で最初にデビューした女
神秘的な魅力を兼ね備えたヴァイオリニストの諏訪根自子さんは、2012年に亡くなりました。その翌年に出版されたのが、書評として取り上げた表題の本。この興味深い本に触発され、欧州時代の諏訪根自子さんについて、自分で調べたことを書いてみました。彼女がパリからベルリンに出てきた話、ストラディヴァリウスを贈呈されるまでのエピソードなど、紹介しています。以下のリンク先からどうぞ!http://www.saturn.dti.ne.jp/~ohori/sub-suwanejiko.htm